こんにちは、ストロング宮迫です。
中学入試も終盤に入り、これから高校入試がメインとなります。
そして、新学年の塾での新年度もスタートで、新旧受験生が入り乱れての混戦期真っ只中です。
季節柄、多くの受験報告をいただいておりますが、少し返信に時間がかかっております。順次返信してますのでもうしばらく待ってくださいな。
多くの受験報告に中にメルマガ読者からのメールがありました。同じような相談もいくつかいただいていますのでここで取り挙げてお答えとさせていただきます。
こんにちは。初めてメールをさせていただきます。
こちらのブログは先月より読ませて頂いております。
子供が今年中学受験をしました。結果はおさえ校のみの合格でした。
こちらのブログを読ませていただき、親としてもっと子どもにしてあげられる事があったと後悔ばかりの毎日です。私立の中高一貫校に通う事になりますが、親技を子供の為、自分の為に勉強していきたいと思っております。
親用としては『10の鉄則』からでしょうか。
子ども用には中学受験用、高校受験用とコースがあるようですが、中高一貫校に通う者にとってはどのようなテキストから始めたら良いのでしょうか。アドバイスよろしくお願い致します。
なにはともあれ、おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。長い間、ご苦労さまでした。
ただボクが心からそう申し上げても、「おさえ校のみ」ってあるし、「してあげられる事があったと後悔ばかりの毎日」ともあるので、「おめでとうございます」と言われても、たぶん素直には受け入れられず、うれしくないというのが本音なんだと想像します。
そのお気持ち、心中はお察しはするけれど、それでもあえていつも書いていることを言えば「お子さんを入れてくれた学校、受け入れてくれた学校がイイ学校」なんであって、お子さんを蹴飛ばした第1志望校や第2志望校は「お子さんにとってイイ学校じゃなかった」んです。
本当はそうなはずなんだけど、実際は、蹴飛ばされた学校が「イイ学校」で、受け入れてくれた学校が「なんだかなあ学校」ってことになってる。ボクはそれは逆だと思うんですけどね。
制服の採寸に行ったら「この制服じゃないのがよかったんだ」って気持ちになるのはよくわかるし、泣きたくなるのも理解できる。そこには少しの後悔もあるでしょう。
でも、現実問題として、第1志望校に入って「どうしてそうなっちゃった?」ってなる子供は多いし、「おさえ校」に入った後で「お前、すげぇーなあ」ってなった子供もたくさん見てきた。
要は、これから6年間で、どうとでもできる!ってことだし、あとは自分次第、家庭次第だから!
エラっそうにこう言ってるボクだって、最初からそう思ってたわけじゃないんですよ・・・
そう心から思えるようにしてくれたのは、自信をもってあなたにそういえるのは、ボクが数多くの受験生や子供たちから学んだことです。子供たちが「センセー、違いまっせ!」って身をもって教えてくれた。
受験生だけでなく、我が子からも教わりました。
理屈で、頭でわかっていても、なかなかできないけれど、子供たちが自分で色を塗り替えていっているのを見て、学んだんです。
親が子供よりも、すごいとはいえない。
子供たちは「躓くこともあるけれど、ボクの可能性は無限です」なんて言わないけれど、日々の生活でそれを示して、ボクに教えてくれました。ああ、それができるんだなあ・・・すごいなあって思う。
これもいつも書くけれど、「おさえ校」に入っても「1番」は、なかなか獲れない。難しいの「1番」はさ!
「こんな学校」って思ってても、1番はさ、なかなかね。でも、1番を獲ったら、子供は変わる!劇的に変わる。
そうやって目の前のチャンスや機会をものにしていくんですよね。1番じゃなきゃダメっていう意味じゃないですよ。
どういう学校でさえ、1番っていうのは難しいってことだから。その意味を考える。
受験を終えて、この方や似たような思いを持っている方がこれからすぐすべきなのは、『10の鉄則』や親技の教材を買うことじゃない。
これまでの受験生活を振り返って、何が足りなかったのか、なにができたのか、どうできたのか、どうすべきだったのかを振り返りること。それを書き出すことです。
可能ならば、その書きだしたことをお子さんにもぶつけて、話し合って、じゃあ、どうするかを親子で納得できるものを決めること。
3年後の目標なんて決めなくてもイイから、すぐ近くの目標を定めて、振り返って反省した点を1つか2つ変えて、すぐ実行してみること。4月からやろうね!じゃなく、すぐすること。
過去にここで紹介したこの方の振り返りや、しばらく先の結果を読むと、あなたの参考になるでしょう。
続;どんな花を咲かせるかの種類も色も自分で決めることができる
振り返ってね、たぶん学校からも課題が出るだろうから、それをやって自分たちの課題がわかると、親技の教材のどれからやろうかも、おのずとわかります。
英語、頑張ってくださいよ!
朝日新聞に出てたけど、都立日比谷高校の「大学入試センター試験自己採点の結果、本校の英語の平均は180点」だそうです。
すごいねえ~平均点だからね。
でもね、獲れるの、個人でさ。
学校でやっていることをきちんと習って復習したらね。センター試験っていうのは難しいのは出ないからさ。学校で習ったことが出るから。あとは処理力、スピードが問われるだけ。
楽しく中学生活を過ごしてくださいね。
受験を終えた方のメールを紹介したので、今年の受験生の方のメールも紹介しておきます。
[親カツ(前)] メンバーさんからの報告
新小6 haruさん
新5年から通信教育で受験勉強を始めましたが、週間テストは良い時もあればものすごく悪い時もある、組み分けテスト・志望校判定テストは30~40くらいの偏差値という状況で、でも、親が何をしていいのか全く分からず悩んでおりました。
そして9月、たまたま見つけた親技。メルマガを少し読んで、さっそく復テ対策を購入。
最初の4回くらいは成果も上がらず、これでいいのか確信も持てず、ぐるぐる考えながら、苦しい日々でした。
しかし回数を重ねるごとに、A問題は安定して取れるようになり、ようやく11月終わりごろから週間テスト(Aクラス)の偏差値が60前後で安定してきました!
安定、というのがうれしいです。
まずは算数を!と必死で算数をやってきましたが、算数の勉強法が確立し、またA問題の処理力が上がり、少ない時間で対策できるように。
ほかの教科や組み分け対策に回せる時間も増え、5年生終わりの組み分けテストで、初めてBクラスに!
志望校判定テストも、9月D判定から1月B判定にアップです。
返ってきたテストを見て、私が、これは落としちゃいけない問題だから復習だ、これは今は難易度が高すぎるからおいておこうなど、結果を見て今後に向けての対策を立てられるようになったのが、本当に変わったことだなぁと思います。
夏休みまでの私は、あたふたすることしかできませんでした。
そして、ついに受験学年に突入です!
親カツ夏までコース2月号の通り、1年の流れを説明。5月は中だるみの時期だからがんばりどころだけど、うちの学校は運動会があるから疲れちゃうよね、ちょっと早めにエンジンかけとこうか、などという話もできました。
本人は「ふーん」と聞いていましたが、あとから「意外と時間ないんだね」と言っていて、やっぱり説明しておくのとしておかないのでは違うんだなと思いました。
先週今週は、第一希望第二希望の中学の入試があるので、早起きして夫と様子を見に行っています。
あと1年、精いっぱいやった!悔いはない!と言えるように頑張っていこうと思います。
すごいねえ。頑張ってるなあ~
トライ&エラーをすると、おのずと次にやることが見えてくる。
ただトライ&エラーも、自分たちの器を越えて、できもしないことをやろうとしたり、取り組んでたら、おのずと見えてくる問題が見えてこず、隠れてしまうんですよね。
週間テストが獲れないのに、公開実力テストや志望校判定テストを獲りに行こうとすると、点数や偏差値も獲れないけれど、もっと問題なのは、自分たちの何が問題かもみえてこないってことです。
Aクラスで安定して獲れるようになれば、Bクラスへ。でも、Bクラスの問題はAクラスの問題より、少し難しいものが混じってる。
そのとき、つい親子はその難しい問題のほうに目が行きがちだけど、今までやったAクラスの勉強をきっちりやって、少し難しめの問題にも取り掛かるようにしないと、せっかく積み上げてきたものが台無しになっちゃう。
そこを日々のトライ&エラーで1週間ごとに試していく。バランスは人それぞれだから。
悪い点数や偏差値がが出るのが問題じゃない。その悪い点数や偏差値が出ても、自分たちが取り組むべき問題や回数が変わらないのが問題ってわけです。
ジワジワ、お行きなさい!
安定するってことは、ムラがないってことだし、勉強が「点」ではなく、「面」で押さえられてるってことでもあります。
クラスが上がれば、必ず壁は出てきます。それは必然。その壁を軽く乗り切れるか、乗り切れないかは、一言でいえば「基本問題をいかに処理できるか」で決まる。
優先順位を決めて、基本から撃破すること。撃破した問題は鮮度を保つこと。
「たぶんできる」という感覚と「実際に解いてもできる」の感覚に差があることを意識すること。テストでそれは確認すること。
週間テストでミスは起こりえない。週間テストで間違えるのは「ミス」ではなく、「わかってない」場合がほとんどです。
受験生は7月までが勝負!頑張るのは後半ではなく、前半です!頑張ってください。
『10の鉄則』の感想、続々と・・・
小5 ふうママさん
私は小学5年生の母親です。
ストロング先生のメルマガ、雑誌などに触れて1年程になります。
逆に言いますと、10の鉄則へ踏み込む勇気にこれだけの時間がかかったのです。怖かったのかも知れません。
自分が出来ていなかった事を採点する、踏み入れてしまったら、子どもに勉強!勉強!と言い過ぎてしまわないか?等、無駄な考えをしていました。
実際「10の鉄則」にはこうしろあーしろ!と書いてなく、具体的にどんな教科をすればよいか、短時間で効果をあげる方法などが書いてあり、とにかく今は1教科に長時間の勉強よりも各教科何分でどれだけ解けるか。
塾での確認テストにおいても合格すれば自信につながり次も頑張るぞーと思わす勉強方法に切り替えました。
受験まであと1年、私自身まだまだ意識改革が必要だと感じました。
塾の確認テスト、大事です!!
もうこれに合格できなきゃ、テスト勉強も中身がスカスカになること請け合いです。
一番範囲の狭いテストから順番に撃破していくのが王道。
タマタマ点が取れたは受験では無意味です。勉強したことの成果をテストで問う。点数が問題なのではなく、勉強した成果がテストで出ているかが問題。
人は、偏差値や順位や素点で評価する。
親は、勉強した内容がテストでできているかを評価する。
しばらく確認テストで合格し続けたら、次のステップです。
次は確認テストよりももう少し範囲が広いテストへ。ファイト!