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こんにちは、ストロング宮迫です。

あっという間に1年が終わりを迎えようとしています。受験生は寝ている間も歯ぎしりして問題を考えている時期ですね。

10時間以上勉強をやっている受験生1時間しか勉強していない受験生も気持ちが高ぶって緊張するのが入試ってもんです。

だって受験生にとっては数年に一度のオリンピックと一緒だからね。

とはいっても大丈夫です、命を取られるわけじゃないし、この受験で一生が決まるわけでもないんだから。

白黒はキッチリつくけれど、これから生きていくうえですばらしい経験にきっとなる。だからあがってくる胃液の味をしっかり覚えておくんですよ。

ボクの長男坊の中学受験の合格発表は小6の息子と小3の次男が2人で行かせました。
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ボクが車で待ってたら、

「父さん、なかったわ」

「そうか。そりゃあ残念だった。悪かったな」

「なーんも。大丈夫」

淡々と交わされる会話。

そしたら小3の次男坊が泣き始めましてねえ、

「クッソー、オレ、もう1回見てくるわ。ちょっと待ってて」

と言ってもう1回見に行こうとするんですな。本人よりも次男坊のほうが悔しがるというちょっとおかしな感じでした。

あの不合格は長男にとっても、そして次男にとってもイイ経験であったと確信しています。決して無駄なものではなかったとね。

2年前、我が娘の第一志望校の合格発表に娘に乞われて付いていきました。

まずは自分だけで見に行くといって笑顔で一人で行ったけれど・・・

「私の番号ない・・・みたい」

昔、自分の大学受験の合格発表で自分の受験番号がなくて、でも載っている受験番号はどれも自分の番号とはそもそもケタが違ってておかしいなあと思ってたら、見ている学部が違ってた

「ほら、やっぱりおかしいと思った。絶対あるはずだからな」って正しく自分の学部の掲示板見たら、見事なかった・・・

1回の入試で二度も不合格を味わうなんて。そんな経験があったから娘には言ったんです。

「そんなわけねぇーだろ。オレが見てみようか」

「うん」

あのときの返事は娘の人生の中でもっともずばやい返事でしたね。

大学の合格発表と違って掲示板は見間違えしようもないたった1つ。

受験番号を覚えている娘が見てない番号はボクが見てもないもんです。

どんなに探しても娘の番号はありませんでした。すぐ隣では「あったー」って抱き合って喜んでいる。

掲示板をじっと見つめている娘に

「帰ろうか」

「うん」

学校から急な坂道を下りながら、「おい、この坂道を毎日通うのはしんどいぜ。毎日ここ登ってたら足が太くなるからかえって良かったんじゃねーか?」なんて今から考えてもあんまり気の利かない戯言を娘に言ったら「うん」って笑いました。

車に乗って「しんどいだろうが応援してくれた人みんなにちゃんと報告・・・」と振り返ったら娘が泣いてましてねえ。

「ぐゃじ~いぃぃぃ…….」って。

我慢してたんでしょうねえ、帰り道の道中は。娘が悔し泣きするのを初めて見ました。携帯電話渡してまずは母親へ。

「なんて言ってた?」

「あの学校はあんたに向いてないから不合格でよかったって。あの学校を受験するのは最初から反対だったって」

これまた強引すぎるというか、無茶苦茶というか、デタラメというか、でも、あの時、非論理的な結論をキッパリ即答できたのはすばらしかったと思う。

その後も、じいちゃんは「制服が気に入らん」とか、ばあちゃんは「家から遠すぎる」とか、ハチャメチャで感情的な意見は娘の心には響かなかったと思うけれど、心には残ったと思います。

こうやって何人もの「超人的で非論理的な理屈」でそれぞれがなんとか小さな穴を探して通り抜けて「いま、サイコー!」って言えてるのは奇跡的だけど、現実です。

すべてを飲みこんだあとで口からきれいな飴玉を出す芸当はみんなできる。やろうと思うかどうかだけです。

経験にはクソみたいなものも苦しいものもあるけれど、いかなる経験もそのあとでどんな飴玉を口から出すかによって体験した事実の色は決まります。

グレーの体験や真っ黒な経験でさえ、そのあとで桃色の体験や真っ赤な経験に彩ることさえ可能なんだと思います。そうしないとクソみたいな経験したら、その後の人生も「クソ色」になっちゃうでしょ!

だからイイ経験しよう!は間違っていないけれど、イイ経験ばかりとは限らないのが人生。クソみたいな経験もバラ色に!これができたら、実際できるんだけれど、受験なんてたいしたことがないって思える。

「未来はいかようにも変えられる」は本当か?

だからといって受験がカンタンなものであるとか、軽いものであるとか思わない。数年に一度のオリンピックであることは間違いない。重圧で押しつぶされそうになるのが普通。

ゆえに親技では、親の方に入試では白黒がガッチリつくから、その前に我が子のこれまでの受験生活を振り返って入試に行く前に「合否」を明確にしてやってくださいとお願いしています。

親技の恒例行事ですな。

入試に行く前に「お前はこれまでよく頑張った!合格だぞ!」って言ってやって送り出してやる。

そうは言ってやれないなあ・・・と思えたらこの受験は親の負けです。

だからそう言えるまでやって、やらせて送り出す。そのあとのことはいかなることがあっても「バラ色」にできるからね。
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うれしい報告

『10の鉄則』の感想、続々と・・・

小6 みにらさん

これまで漠然と考えていたことがすっきりと整理されたように感じました。しかし、実践となるとこれが親としても大変だと痛感しています。

過去の良かった本人(の状態)を子供自身、すっかり忘れてしまっているため、全く比較が出来ないように見えます。

でも、一番困っているのは、家内と私とのコミュニケーションが不十分で、両親で方向性がズレているのではないかと感じるところです。

家内は全く鉄則に目を向けず、旧態依然のように感じます。しかし、私は夜遅くの帰宅が続き、週末しか子供の勉強を見てやれていません。これが一番の悩みかもしれません。

残された時間が少ないため、何とか家内を説得し、鉄則を実践できるように努力したいと思います。

「合格を目指す!」皆そうだと思います。

それが最大で最高の目標。これまでやってきた子供の努力に報いてやれるのは「合格」そう思えることでしょう。

でも合否はあくまでも結果です。

成績がイイ子の親が大事にするのは過程。結果は気にしないのではなく、結果から逃げるのでもなく、過程に力を注ぎ、過程を評価するから、結果的に良い結果が出やすくなる。こういうことだと思います。

仕事も大事です。週末の見てやれるときだけでもしっかり見てやる。また、夫婦で話し合う。徹底的に話し合う。話し合いを突き詰めていくと、受験の話も結局は我が子のこれから先の人生の歩みについての話になります。
 
子供が受験を通じて夫婦で話し合う機会を作ってくれた、そう考えるのが妥当な考え方です。子供に逃げずに頑張れ!というよに妻から逃げずに話しあえ!です。

変わるのは妻ではなく、あなたです!

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