oyawaza382.jpg

こんにちは、ストロング宮迫です。

大きなニュースになったので皆さんも耳にしたと思いますが、夏の高校野球で準々決勝に勝った野球部が準決勝への出場辞退することになったらしい。

部室で喫煙 佐賀の龍谷高校が準決勝辞退
7月22日 NHK

夏の全国高校野球佐賀大会でベスト4に勝ち進んでいた佐賀市の龍谷高校は、野球部員が部室で喫煙しぼやを起こしたとして、24日の準決勝を辞退することを決めました。

龍谷高校の野球部の部室では21日の午前、床や壁などの一部を焼くぼやがあり、焼け跡からたばこ1箱と吸い殻およそ20本が見つかりました。

龍谷高校は22日夜、徳重清隆校長や野球部の部長と監督などが記者会見しました。この中で、学校側は3年生の部員4人が21日の準々決勝の前に、部室でたばこを吸ったことを認めたことを明らかにしました。

龍谷高校はぼやが起きた直後に行われた準々決勝に勝って準決勝進出を決めましたが、24日に行われる佐賀大会の準決勝への出場を辞退することを決めました。

龍谷高校は去年、20年ぶりに夏の甲子園に佐賀代表として出場していました。

※この毎日親技は2016年7月25日に配信したものです

スポニチによれば、

・・・関係者によると、当時、部室には8人の部員がおり、午後0時30分開始予定の佐賀大会の準々決勝に向かうため、午前10時30分前後に部室を出た。

佐賀署の事情聴取に対し、複数の部員が喫煙の事実を認めた上で「部室で喫煙し、たばこの煙の臭いを消すために、蚊取り線香をたいたまま部屋を出た」と話しており、蚊取り線香の火の不始末が出火原因の可能性もあるとみて調べている。

他山の石、以て玉を攻むべしという言葉もあります。よそさまの出来事をいかに自分たちの土俵に上げて考えられるか、と思いますのでこの問題について少し考えてみましょうか。

今回は無関係の部員も巻き込んで甲子園まであと2歩まで迫る優勝候補だった上に辞退となったので大きく報じられていますが、規模の大小を問わず、不祥事っていうのは誰にでも起こりうる

本人たちはしょーもない小さなことって思ってても、結果が思わぬ大きなものを招くことだってあるし。

ボクたちの子供らだって夏休みは「不祥事」を起こしやすい季節。なにがどう転んでいくかはわからない。

そして、それらいかなる不祥事も、結果から見れば、「気づかない」が、最初のミスになる。

いくつもの目をすり抜けてスルーされると問題がでかくなる。1回の見逃しならセーフになることが多いけれど、数回それが続くと・・というわけです。

今回の件はどうかはわからないけれど、たとえばタバコは臭いで気づけるもののうちの1つですよね。

吸わない人はすれ違っても「クサイ」っていうくらいだから。塾にタバコ臭い中学生がくることだってあります。

image11.jpg

でも、塾じゃ、指摘されないってこともあるでしょう。これは最近の傾向だけれど、学校でも塾でも、また子供たちの周囲でも、「気づいて」も指摘はしないって風潮がある。スルーするんだな。

昔は近所にどこのガキでも悪いことしてたら叱るカミナリおやじがいたとか、ザワザワしてたら近所の人が出てきて「どうしたの?」って聞いてくる人が地域にいたけど、今はいなくなったって話があるじゃないですか。

子供たちもこの夏休み、知らない人に声をかけられても、付いて行かないって指導されてる。

「どうしたの?」って声をかけたら警察に通報された・・・そんな面もあって、関わり合いも昔に比べて薄くなって、だから周囲もスルーする、もしくはスルーせざるを得ないところがあって、特に面倒になりやすい話には口を挟まないってことになってきてる。

だから塾なんかではスルーされても全然不思議じゃない。

monkey-557586_640.jpg

まあ、だいたいガム食ってたり、妙な臭いの香水を振りかけていることが多いけれど、吸っている本人は気づかないが、周りが気付きやすい、気づける可能性が高いのがタバコでしょう。

今回の件では先生は気づかなくても、周りの生徒は気づいていたかもしれないですね。まあ、同級生の誰かに聞けば、だいたい裏付けはとれるからさ。

加えて、タバコは学校なんかの副流煙教育なんかもうまくいっていて、「良くない」って思っている子供が大多数だし、現在では「良くない」から一歩進んで嫌悪感を抱く子供が多くなってる。

親の喫煙者の方なんかは子供たちから「その煙ってボクたちのほうが悪影響を受けるんでしょ」とかなんとか言われたことがあるはずだ。それくらい浸透してきて常識にまでなりつつあるのがタバコ。

数字、成人喫煙率を見てもそれは明らかに効果を表してる。

厚生労働省の成人喫煙率(JT全国喫煙者率調査)

ciga011.jpg

たばこ産業の「平成26年全国たばこ喫煙者率調査」によると、成人男性の平均喫煙率は30.3%でした。

これは、昭和40年以降のピーク時(昭和41年)の 83.7%と比較すると、48年間で53ポイント減少したことになります。

なにが言いたいのか・・・タバコのよし悪しを言いたいんじゃないんです。

そうではなくて、時代の大きな流れを考えても、喫煙者の尋常じゃない肩身の狭さを考えても、今の時代は「タバコを吸う」ってこと自体がまるで流行らなくなってる。

ciga212522365.jpg

タバコ事情の教育も子供たちにされている中、それでも「子供がタバコを吸う」っていうのは、日々行われている先生や親からの投げかけを含む周囲の声が子供に届いていない可能性が非常に高いって考えられる。

子供たちはいろいろな悪さをする。するけれど、そのする悪さの中で、ある種の症状が相当進行していると判断できるのがタバコといえるんじゃないか。

特に今の時代から初めてタバコを吸い始めるってことは、親や先生の声も、教育現場や周囲の投げかけも、時代や流行からも隔離された子供になってるといえまいか。

なにかそういう大人の世界に触れてみたいっていう感覚は否定はしない。ボクも人並みに高校生になってからは、やらかしてしまったからさ。

image00.jpg

そんなやらかしてしまった経験があるボクでさえ、今の時代の環境で「タバコを吸う」ってことは大人の声がほとんど届いていないことを意味する。

だから、ボクはある種の子供たちに「タバコってどう思う?」と聞くことがある。そのときの反応は子供が言葉にしなくてもある形を示しているとも考えています。

タバコに示す反応が、子供が今の時代のどのあたりに位置しているかのナビゲーションの働き、ランドマークの役割を果たしてる。

あれだけ学校で副流煙なんかに関する話を聞かされているのに、それでもタバコを吸うってことは、よっぽど信念があるか、それか周囲の話なんて全然聞いていないかの2つに1つなんじゃないのかあ。

image07.jpg

昔ならタバコも一度くらいはって感覚があったかもしれないけれど、今の時代はね、一度くらいはって手を出してしまうほどタバコは世の中で軽い扱いにものになっていない。

成人男性の平均喫煙率は、ピーク時の昭和41年の83.7%から現在は30.3%だから。時代が違うのよ。

そういう意味でね、タバコを吸うっていうのは、周囲の話が届かない症状が結構進んでしまっているともみなせる。

これらのことについて、まだ喫煙に触れていない小中学生の親の方は一度考えてみてもらいたい。

もう1つ、今回の事件で考えさせられる記事があるのでこれも一部読んでいただきましょう。

夏幕切れ、部員ぼうぜん自失
佐賀新聞 7月23日

・・・大会の登録メンバー2人を含む3年生4人が出火前に部室で喫煙していたことを確認し、出場辞退を決めた。

同校によると、他の3年生の登録選手1人を含む計5人が6月中旬ごろから部室で喫煙。部長らが部室の見回りをやめた時期に喫煙するようになっていた。

6月のNHK杯を制して自信や手応えを得た選手たち。

甲子園へのプレッシャーが募ることに配慮し、原田淳部長は2日に1回の部室の見回りをやめた。

皮肉にも、部員はそれから喫煙をするようになった。原田部長は「選手とは信頼関係がないといけないが、安易だったかもしれない」と悔やんだ。

「6月のNHK杯」って何だろうって思って検索してみると、これは夏の大会を前にした前哨戦となるものらしく、第63回NHK杯佐賀県高校野球大会が今年は6月初旬に開催されていて、そこで同校は激戦を制して優勝したらしい。

2016072501.jpg

部長先生がおっしゃってるのはそのことで、「6月のNHK杯を制して自信や手応えを得た選手たち。甲子園へのプレッシャーが募ることに配慮し、原田淳部長は2日に1回の部室の見回りをやめた」というわけです。

野球部のことはここでは置いておくとして、受験期にもこれとよく似た心理現象は親にも起こる。

「あれだけ頑張って勉強して結果も出してきているんだから、ここはひとまずそっとしておいてやろう」というような感じのものです。

まあ、チームとして機能する野球と個人戦の様相が濃い受験では少し受け止め方は変えないといけないんだろうけれど、家庭で勉強させればさせるほど、勉強以外のことが緩くなっていく家庭はたくさん見てきた。

特に結果を出し続けている場合は、親が口を噤むことも多い。

c02-002.jpg

結果として、極端な言い方をすると「勉強で結果を出し続ければ、なにをしても許される」という流れに行き着き、「最悪の駅」に到着することもある。

親はさ、そんなことは露とも思ってないし、そんなことを言ったつもりも全然ないんだけれど、結果としてそっち側に押しやってしまっているというのが本当のところでしょう。

上記の新聞記事ももう1回読んで、よく考えてみて下さい。

親技では子供に勉強の負荷を少しずつかけ続けたらイイですよ!いや、かけ続けるべきだ!って言ってる。

言ってるんだけれど、勘違いしてほしくないのは、親がなんか罪悪感を感じるような、なにかあっても思わず口を噤んでしまわねばならなく思うような負荷はかけるべきじゃないって思っています。

負荷ってさ、「自分が自身にかける10」と「親や誰かがかける10」は「同じ負荷10」でも背中に食い込み感じる重みは全然違う。

image7.jpg

「自発的」と「強制的」じゃあ、「同じ負荷10」でも同じ量とは感じられない。「やる」のと「やらされる」のが違うように。

「自分でやる」はスタートラインからもう自分でスタートしてる感じ。誰かが背中を押したらもっと進む。

「やらされる」は、スタートラインから自らバックしてる感じで、それを手を引っ張ってなんとかスタートラインを越えさせようと誰かがするイメージ。

ここでも勘違いしてほしくないのは、だから「やる」もしくは「自発」を待て!と親技では言っていないという点です。

待ってても、スタートラインを越えないから。

いや、待てば待つほど、勉強においては習うことが進んで、より高度になっていって、スタートラインを越えないどころか、ますますバックしてスタートラインから遠ざかっていくのが現実です。

ゆえに、勉強は自発を待たずに、できそうなことをやらせて始めちゃいましょうよ!って言ってる。

できることやらせて、「できるじゃん!すごーい」って褒めてやって、背中を押して手っ取り早く始めちゃいましょうよって親技では言ってる。

image03.png

また、欲張っちゃダメよ!これくらいとか、ちょっとやっただけじゃん!とか親の感覚で子供を測っちゃダメですよとも言ってます。

親が手を引っ張ってスタートラインを越えさせようってするのは、あくまでも子供のなかでは「やらされる」感覚だから。「やる」って自分で思ったときの負荷よりははるかに少ない負荷で重く感じるから。

すぐに自発的になんか転換しない。だから辛抱強くやるしかない。

受験期に初めてそれらをやり始めようとすると、実際は入試日が決まっての逆算での勉強になり、やることが決まってしまっているから、それができにくくなる。

c02-003.jpg

欲張ってもっとあれもこれもってしなくちゃいけないって親がなるから、だから早めに始めちゃった方が余裕をもって、勉強も進められるますよってことです。

親技の中学受験コースなんかでは、『10の鉄則』からノリ勉、復テ対策、公開実力テスト対策って順番に進める半年コースで、だから「小学4年・5年生が主な対象」って謳ってるんだけれど、小6からの2月から始める方もいるんです。

cjmap_takara.jpg

でも、小6の2月にスタートしたら一応コースが終了するのが半年コースだから7月になる。7月っていえば、中学受験では受験までのクラスが固定されたり、志望校判定テストもジャンジャン出てくる。だから小6の初めとかでやり始めると、親の方も半年コースなんて待ってられなくなるんです。

早く公開実力テスト対策までやってしまいたい!って思う。スケジュール通りでは遅いからすぐ送ってくれってなる。それが人情ってもんだ。

だって入試日はもう決まってて、クリアしなければならないものもわかってるんだから。

ただそこに落とし穴があるというか、理想に現実を無理やり合わせようとすると、そこに無理が生じ、「やらされる」負荷が増え、かつ、無理が生じるがゆえに、やってもスケジュール通りにいかないから、途中で投げ出したくもなる。親子の隙間風が吹くのもそのあたりから。

中学受験でも高校受験でも受験学年からなにかを構築していくのは骨が折れるんです。だからお早めにということになる。

「やらせる」負荷感は大きいから、親のほうがもう少しって思う前にやめないと、子供は地獄の特訓をやってる感覚になる。

o4441111111.jpg

受験学年になった時、のろいけど自分でも少しは走りだせるようになっていれば、負荷をかけても「やる負荷」と「やらされる負荷」に分散されるから受験まで持つって場合もある。

もうひとつ言えるのは、ボクたちがかける負荷っていうのは受験がゴールじゃないってことです。

image3.jpg

中学受験をしてどこかの中高一貫校に行く、高校受験をして志望校に行く、ここがゴールにはなりえない。

中学受験をしてどこかの中高一貫校に行けば、そこから6年間受験以上のハードな日々が待ってる。

高校受験をして志望校に行けば、公立中学でやっていた負荷感の3倍は肩にのしかかってくる。

受験期の勉強量もそれほどではなく、ある程度のセンスで乗り切った子供たちは受験のゴールテープを切った後で苦労する。

日々やるべきことをちゃんとやる!という当たり前の習慣がなければ、次のステージに行って負荷が増えれば苦しくなるのは当たり前。

要領やセンスでは乗り越えられない量が課せられるから。

a55525255521111.png

次のステージに行けば、毎日やることが決まっていて、それができなければ、翌日には借金はもう倍になってるんだから。1ヶ月しなければ、もう借金なんて多重債務者になっていて返せなくなる世界。

ゆえに逆転が起こりうるし、「コツコツ死ぬまで押すクン」がやっぱり先へ行っちゃう。最後は小手先では勝負にならない。勉強の量と質が勝負を分ける。

今の「中高一貫校の中3」と「高校受験で今年高1」になった諸君は、今そのことを実感してるハズなんです。

そうした世界に身を投じるわけだから、長く、末永く継続できることをしなければならない。

今日10やって、明日は0なんて、やってたら、先では潰える。

今日も1、明日も1、明後日も1、明々後日1・・・・ずっとずっと続いて行くから、ずっとできる量を設定して、理想に現実を無理やり引っ付けようとせずに、コツコツコツコツ死ぬまで押すんです。

継続して習慣になって「1」が当たり前になったら、「1.5」できるようになるのが人間だ。日々の習慣に「0.5」増やしただけって感覚でできるから。

ずっとずっと続いて行く中で「1」が「1.5」になり、「2」になる。

毎日「1」の子供が「2」になったら、2倍ですからね。2倍ですよ!!

日々の勉強は複利でまわる」からさ。

でも、無理して一気に「2」にしたら3週間で潰えるじゃない。続かない。潰えて、そのあとまた「1」に戻るならいいんですよ。でも無理して「2」や「3」にギアを上げてやったら、潰えたときに「0」になる。

歩む歩数が少ないのが怖いんじゃない。歩けなくなることが怖いんです!

yatta1191111.png

過剰なことへの代償については、ここではいろいろな側面から触れてきた。

子供になにを見せるのか

得意科目で不得意科目はカバーできない

ずっとダッシュはできないんです。ダッシュしたら、どこかで歩きたくなる。またダッシュする。そして歩く。ずっとそれができるなら「ダッシュ⇒歩く」を繰り返せばイイ。

でもね、行く道は坂道なんですよ。学年が上がると、傾斜もきつくなる。それはもうわかってるんだ。

坂道での「ダッシュ⇒歩く」は人を極端に疲労させる。心を折れさせる。そして歩みを止めたくなる。

ゆっくりでもイイから小走りでハアハア息しないで、スースーくらいで、ずっとずっと走る、走り続けるほうが歩みを止めないでいられる。

g8585858588111111.jpg

みんな「ウサギと亀」の話では、亀のほうがイイっていうんだけど、ときにウサギに子供をしたくなるんだな。せざるを得なくなるってことかもしれないけれど。

まあ、それが入試日が決まってる、やらねばならないことが決まってる受験っていうもんだし、だからドラマもあるし、逆転もあるからおもしろいんだけれど。

子供をダッシュさせたら、次は「歩く」になる。ダッシュさせすぎたら受験期だって「止まる」になる場合もある。

なんでこんな話になったか、まだ覚えてる?

ここから話が始まったんだからね。
↓ ↓ ↓ ↓ 

同校によると、他の3年生の登録選手1人を含む計5人が6月中旬ごろから部室で喫煙。部長らが部室の見回りをやめた時期に喫煙するようになっていた。

6月のNHK杯を制して自信や手応えを得た選手たち。

甲子園へのプレッシャーが募ることに配慮し、原田淳部長は2日に1回の部室の見回りをやめた。

皮肉にも、部員はそれから喫煙をするようになった。原田部長は「選手とは信頼関係がないといけないが、安易だったかもしれない」と悔やんだ。

負荷やプレッシャーがかかればかかるほど、配慮して「見回り」を増やさないといけない、とボクは思う。

配慮したくなるほど頑張っている時こそ、「見回り」を増やさないといけない。

「自信や手応えを得た」時こそ、目を離しちゃいけない。

個人的には、この部長先生を責める気にはなれない。「自信や手応えを得」て頑張ってるし、自覚も自発性も出ていい雰囲気だって思えたんだと考えられるからさ。

しかし、上手の手から水は漏れた。

あなたはどうか知らないけれど、ボクの手からも水が漏れまくりだ・・・・

これで大丈夫、これなら行くだろうって思って、何度も裏切られたもの。

でも、なんか「裏切られた」って言ったらさ、ボクが「裏切られた」被害者みたいになっちゃうでしょ。

n999652659711.jpg

被害者だって思いたいよ、ボクだって。そのほうがラクだもん。

でもね、やっぱり詰めが、ボクが甘かったんだと思うんです。もう一歩詰めてはじめて「大丈夫」ってしないと。そう言い聞かせてる。

この前、王貞治さんと荒川コーチの話をここで書いたじゃない。

oyawaza372.jpg

中学生になったからもう一人で勉強は大丈夫!中高一貫校でイイ成績を取ったから、ひと安心、大丈夫!

勉強ではそんな気分になってもイイくらいの天井の成績を取った。

しかし、荒川コーチの付きっきりの指導は、指導から3年後にホームランの日本記録を打ち立てたあとも、実に「6年間も」続いた。

もっともっと気を配って「見回り」をしなくちゃらない。臭いにも気をつけてさ。

指導から3年して日本記録を打ち立てたからと「見回り」をやめちゃ、「世界の王」にはならなかったかもしれないじゃない。

ちょっとイイくらいじゃ、ダメだ!貪欲にもっと良くなるを目指しましょうや。

貪欲に上を目指すのはいいけれど、欲張ってやらせちゃダメよ。ずっと走らなきゃいけないんだからさ。ずっと走れるペースでやる。先は長い。ずーーと続く戦い。

王さんは言ってた。

選手の気持ちが大事ではなくて、コーチの思いや情熱があれば、イイ選手が何人も出てくる。

親だってフッと息を抜きたいときや息を抜くときはある。

あるよ、みんなさ。でも、「見回り」はやめちゃ、まだまだダメってことなんです。

県大会ベスト4くらいじゃ、「見回り」はやめられない。いや、全国制覇したら、もっと気を配らなくちゃいけないのかもしれない。

だって、上手の手から水は漏れるからさ。じゃあ、どこまでやるのって!?

うん、それはあなたが決められる!

一応、今回のテーマとして、県大会ベスト4くらいじゃ、「見回り」はやめられないし、全国制覇したら、もっと気を配らなくちゃいけないのかもしれないって書いたけれど、あなたが「ベスト32」で「見回り」は終わり!って思うなら、そこで試合終了でかまわない。

試合終了はあなた自身が期限を決めるなり、到達点を決めるなりすればイイ。

でも、あなたが思っている到達点よりも、もう少し先までが本当に「見回り」終了地点になるのかもしれないですね。

逆の言い方でいえば、延々と「見回り」続けて、80歳になっても我が子の「見回り」をしてるようじゃ、それはもう「見回り」でもなんでもなくて、執着になっちゃうからさ。子供のためじゃなく、自分のためにしてることになるから。それはもう「育てる」とも「見回り」ともいえない。

80歳になっても我が子の「見回り」をして、子供が嫌がらないっていうのも、また問題だしね。気持ち悪いもん!

まあ、王選手と荒川コーチの指導9年、日本記録打ち立ててから6年を参考に、決めてください。

sb_ld_soudan.gif

うれしい報告

小5 とんぼさん

毎回メルマガ「新・勉強の常識」をプリントアウトして繰り返し読んでいます。

さきに「公開・実力対策DVD」を購入しましたが、単元テストが取れていない現状からさかのぼって5月に「復テ対策DVD]を購入させていただきました。

2月から始まった塾では、約1ヶ月に1度単元が習得テストの確認が行われています。

その確認テスト、息子が2教科では塾内で2番をとりました。4教科では6番でした。いつもは60番くらいですから、手応えが違っていました。

DVDを見てメルマガでおっしゃっていることの意味がはじめてわかったのだと思います。勉強をみる視点も変わったと思います。

テストに対してなにをすべきかが明確になった分、息子への指示も具体的になったように思います。

本当にありがとうございました。

息子もノリノリになりつつあり、連続してこの成績を取らしてあげて自信を持ってもらいたいと思います。

以前の私からは考えられません。本当に出会えて良かったです。

メルマガを読んだり、DVDを見たりだけでなく、何十冊、何百冊の本を読んでも、自分の子供に対する対応を全然変えない人がいます。

評論家以上に「教育」に詳しくなって、どうするんですかって思うけど、「変えない」んではなく、「変えたつもり」なんですよね。

でも、「変えたかどうか」は、成績を見ればすぐにわかるんです。

3か月前と成績に変化がなければ、「変われなかった」ということ。親がですよ!

もちろん同じ点数でも、テストの点の取り方や答案の書き方に変化が、つまり前兆が表れることはあるけれど、まずは3か月前と比べて成績が微動だにしないということは、親がなにもしていなかったと言って差し支えありません。

ストロングがキッカケでなくてイイ。誰でも、何でもイイ。

ただ今の子供の成績に悩んでいるなら、親であるあなたに変わってほしい。子供のために。

過去3カ月変わらないで、このあと3カ月変化なく、6か月経過すれば、それが「子供の力」という断定になる。

それでいいのか?

とんぼさんは自分が変わった!ストロングのお陰じゃないですぞ!

  • 復テ対策講座
  • 10の鉄則
  • ノリ勉
  • 中学受験コース
  • 30点上げよう会
  • 公開テスト対策講座
  • 親カツ講座(夏まで
コース)
  • 親カツ講座(入
試実践コース)