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こんにちは、ストロング宮迫です。

中学入試は残りわずかに、そして高校入試が本格化してきた今日この頃です。ボクもだいぶんくたびれてきました。

たくさんの受験報告をいただいております。ありがとうございます。うれしい報告もあれば慟哭の報告もあり。いずれにしても子供にも親にも貴重な経験です。

どうであれ結果を受け止め、新しい歩みを始めなければなりません。

今日はアメリカで注目の節目となる第50回スーパーボウルが開催されます。


その1つのチーム・デンバー・ブロンコスのヘッドコーチの話が記事で出ていました。

ブロンコスHC、試合中に倒れて以来「やり方変えた」
2016年02月03日

第50回スーパーボウルという晴れ舞台を目前に迎える今、デンバー・ブロンコスのゲイリー・キュービアックHCがこの数年間過ごしてきた苦難は見過ごされがちだ。

2013年シーズンのキュービアックは、コーチとしての評判を落としただけではなく、健康面でも不安を抱えていた。

当時ヒューストン・テキサンズのHCだったキュービアックは、第9週のインディアナポリス・コルツ戦、ハーフタイム直前に意識を失い倒れてしまい、そのまま病院へ搬送された。医者の診断は一過性脳虚血発作。その一か月後、テキサンズに解雇された。
キュービアックは当時を振り返り、それ以来仕事のやり方を変えたことを明かした。

「あれで僕が人として変わったとは思わない。ただ、いろんな医者と話していくうちに、コーチとして、仕事のやり方は少し変えた。今振り返れば、なぜああいうことが起きたのかははっきりわかる。自分で自分を追いつめて、無理をしていた。だからやり方を変えたんだ。それでも仕事は大好きだから朝早く起きて働くけど、全てひとりで背負わないで、自分の周りにいる素晴らしい人たちを頼るようにしたんだ」

キュービアックを支えるのは、リーグでも有数のDCであるウェイド・フィリップスや、長年チームを組んでいるリック・デニソンOCだ。

フィリップスはキュービアックのテキサンズHC時代にもDCを務めており、キュービアックがシーズン途中に解雇されたあとに暫定HCを務めている。彼らが歩んできた道のりに、スーパーボウル勝利という最高の栄誉を飾ることはできるだろうか。

1回失敗しても人生は終わりにはならないことをきちんとしてしてくれているのではないでしょうかね。

ただ「人が変わる」わけじゃない。人は変わらないけれど「やり方は少し変え」る。うまくいってもうまくいかなくても、次への歩みを始めるときにはここまでを振り返って「なぜああいうことが起きたのか」をハッキリさせる。

親技ではそれは仮説でもイイといってる。「なにがいけなかったのか」「何を変えるべきか」ただ多くは変えない。1つだけやり方を変える。

変える時には、起こった現象をどう捉えるか、どう解釈するかで変わってくるから、話し合う必要があるでしょう。受験でいえば親子で話し合う。

失敗したやり方を努力してやり続けても同じ結果が出る。努力しても、間違った努力、目標や現状に対して誤った設定で進むと目的地からは離れてしまう。

確認テストみたいにこの前のことが聞かれるテストだったら「なにが悪かったのか」の原因の特定は比較的カンタンです。週間テストや定期テストでも原因はわかりやすい。

それがだんだん範囲が広くなって実力公開テストくらいになると「なにが悪かったのか」の原因の特定が難しくなる。考えなければならない要素が多くなるから。

入試は数年に一度の入試は一大イベントで、今までの総決算だ。数年のことを分析したり考えたりするのは骨が折れる。でも「なぜああいうことが起きたのか」を考えなければその現象は繰り返される。

人の行動には癖があるから。意識しなければ同じようなことを行ってしまう。

原因を特定して対策を施すのは範囲の狭い週間テストや定期テストがやりやすいけれど、取り組みやすいがゆえに軽く考えて放置し、今までの癖のまま行動して繰り返し間違った結果を招く。

しかし、入試はその結果を受け止めざるを得ないし、考えざるを得ない。特に敗れた人は。でも大変だけど「やり方を変える」チャンスではある。変えるためには「なぜああいうことが起きたのか」を知らなければならないし、認めなければならない。

勝った人はたいてい「なぜああいうことが起きたのか」は考えない。だから今回勝ったやり方をほとんどの人が続ける。しかし、そのやり方で次の闘いは戦えるのか? 壁は乗り越えられるのか? 量が2倍になったときに今の形でこなせるのか?

考えなければ、勝った人も半分の人は次の壁で敗れる。何も考えず、やり方も変えない人は敗れ続ける。それは誰のせいでもなく、常に自分たちの責任だ。

とてつもなく大きな、特に負と考えられる現象が起こるのは不愉快だけれど、思い切ってやり方を変えるチャンス、意識を変えるチャンスでもある。災い転じて福をなすとはそういうことでしょう。

ここでも何度も書いてきたし、敗れた人には常に言ってきたけれど「あなたのお子さんを入れてくれた学校はイイ学校」です!

そこでガンバル!頑張れれば先の道が見える。「私はこんな学校に来るべき人間じゃなかった!」なんて思うのは時間の無駄です。

「私はこんな学校に来るべき人間じゃなかった!」と在学中も卒業してからも思い続けてきたボクが言うから間違いない。その時間は無駄であり浪費です。時間を浪費したり、無駄にするな。

「なぜああいうことが起きたのか」をしっかり親子で考え「私を入れてくれた学校」がイイ学校なんだから、そこで頑張れ!そこから道は開かれる。それはもう誰が何と言おうがボクには確信できている数少ないうちの1つのことです。

一番ダメなのは「私を入れてくれた学校」の文句ばっかり言って「頑張らない」言い訳をすることです。そうなっている場合は人生を10年は無駄に過ごすことになります。

連日ニュースでは清原番長のクスリ事件を報じています。

スポーツ新聞で読んだんですが、フジテレビ系「とくダネ!」の小倉智昭キャスターという人

清原容疑者は96年にFAで西武から巨人に移籍。「巨人に行って、生え抜きの選手がいてきつかったんだと思う。だから体作りをして、それが負担になってケガしたりとか…そういう人生の転機で歯車が狂っちゃったのかな」と推測。

「FAじゃなくて、PL学園出てすぐに(巨人に)行っていたら、いい野球選手、実生活を送れていたかも」と語った。

そうです。

これは「自分が行きたい所に行けていたらうまくいったはず」という考え方の1つでしょう。ボクはこの方とは真逆の考え方です。

行きたいところに行けようがいけまいが、入れてくれたところがイイ学校であり、イイ球団であり、あなたにとってイイ場所なんだ!そこがふさわしい!

認められないかもしれないけれど「そこがふさわしい場所だったんだ」と切り替えてやっていくべきだと私は考えます。

子供一人じゃ、なかなかそう考えられないから親が手伝ってやってもらいたい。ただ親が「こんなはずじゃなかった」と嘆き続けていたら、子供そうなる。

ずーーと「私はこんなところに来るべき人間じゃなかった!」と思って生きていると人は歪むから。ボクは原形をとどめないくらいに歪んで壊れた。だから浪費であり無駄と言いました。

原形をとどめないくらいに歪んで壊れるのは誰かのせいではない。自分で自分を歪め、壊したんです。自傷行為は刃物だけで行われるんじゃない。考え方でも自傷行為はできる。だから、考え方が大事だっていうことです。

入れてくれたところで輝くんです!小さな光でもイイから「オレ、イケてるで~」とか「よっしゃー!」となるようにそこでガンバル。必ず道が開ける。世の中に絶対はないけれど、これは絶対だ(キッパリ)。

出発点の小さな歪みは数年後には大きな代償となって自分に降りかかる。

一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス代表理事の木下斉さんがツイッターでこうつぶやいておられました。

これは勉強にも受験にもそっくり当てはまることではないでしょうかね。

ご承知のとおり、複利計算とは、元金によって生じた利子を次期の元金に組み入れ、元金だけでなく利子にも次期の利子がついていくという雪だるま式に増えていく計算のこと。

日々の勉強は複利でまわる。そもそもの子供に勉強して利子をつけて回すと、「元金」であるそもそもの子供も大きくなってそこに利子がつく。

だから、子供の勉強を見る手間が入試を経ていくとかからなくなる。一般的には高校生になったら、子供は自分一人で勉強をやっていけるようになる。

しかし複利計算じゃない勉強を親子でやっていたら、元金である子供が膨らまないからずっと手間がかかる。ずっと同じことを親が子供に対してしていかなきゃならない。親が先に音を上げる。勉強が複利で回っていないから。

複利で回すにはノリノリでなければならない。ノリノリでなければ複利にならないんです。勉強したら成果がすぐに出なきゃノリノリになれない。成果のない長時間勉強が拷問だというのはそういう意味です。だって全然増えないんだもん!

木下斉さんのつぶやきを親技で言い換えればこうだ。

「勉強は全て複利で回る。」日々の勉強は、足し算引き算ではない、複利で回っている。勉強において大切なのは、プラスの複利構造を作り上げるところにある。

複利構造を作り上げるためには考え方とやり方をしっかり考える。複利構造を作る際に最も大変なのは最初である。

「全然できません~」
「全然終わりません~」
「やってもやってもできません~」
「親技っていつまでやるんでしょうか?」

これらの嘆きが出てくるのは日々の勉強の構造が複利で回っていく構造になっていないから。成績がイイ子の親は最初は大変だけど、だんだんラクになる。それは複利で回っているから。

子育てがラクにならないのは子育てが複利で回っていく構造になっていないから。

子供も大きくなっていくけれど、親も年齢を重ねる。親は年をとりくたびれてくる。そのとき子供が赤ん坊と同じじゃ、デンバー・ブロンコスのキュービアックHCと同じように「自分で自分を追いつめて、無理をして」倒れてしまうことになる。

キュービアックHCは自分で背負わずに「自分の周りにいる素晴らしい人たちを頼るようにした」わけですが、親は子供が自分でできるようにするからラクになる。

しなきゃ、複利で回せなきゃ、ずーーと苦しくて子供のことを重荷と考えるようになります。

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算数にいたっては、どうしようもなく、テストに向けての時間がないんです。算数は2週分の内容が範囲です。1週目はまだ、土日がはいりますが、2週目授業の後は、2日挟んで3日目にテストです。

しっかりと演習する時間がない状態でテストを受けることになります。

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うれしい報告

ノリ勉報告[算・数] 7日間を終えての感想

小5 ルンルンさん

◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:

途中式、ひっ算を書くようになりました。塾で今日算数の基礎問題の小テストがあり、92点を取った~(クラスで一番)と喜んで帰ってきました。いつもはケアレスミスの連発でポポロポロ間違えるのですが、明らかにミスが減っていました。

◆親にとって学ぶべき点はありましたか?:

色々なことを学ばせていただいたと思います。

毎日塾の宿題をこなすこと、わからない問題、間違えた問題ばかりをやらせることで成績が上がると思ってやらせてきましたが、それは逆に子供のヤル気をなくさせてしまうことが分かりました。

いえ、以前から分かっていたのですが、簡単な問題ばかりをやらせることが、遅れをとってしまうと思い怖かったのです。

できる問題を確実に自分のものにして自信を持ち、難しいと思う問題にチャレンジする気持ちを引き出してまた定着させていく。どんどん進む塾の勉強を目の前にしてペースをつかむのは難しいですが、今回結果がでたことにより、親がブレないようにしていかなければと思いました。

◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:

ヤル気を見せて、子供が楽しくやっている時は楽しかったです。ただ、ノリ勉中いつもノリノリだったかというとそうではなく、親が子供の気持ちを上手くコントロールしきれず、イラッとすることもありました。

複利で回していく。複利で回すと増えていくけれど、だからといって100万円が1週間で1000万円にはならない。

100万円は110万円に、今度は110万円が120万円に。元金が増えていくことが大事です。昨日より今日ですから。

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