こんにちは、ストロング宮迫です。
この前、ここで書いた中学生にしばらくぶりにたまたま会いました。
夏休みも終わりだし「宿題終わった? 3回やった?」って会ってすぐ聞きはじめたら、ドバっと鼻血が突然出てました・・・
そんな・・・ボクに会って鼻血出すことないじゃないか!
うれしくて興奮したのかな?
ティッシュ渡して、休み明けのテストの準備について聞いたら、止まってた鼻血が再びドバァーって・・・オイオイそんなに責めてないぞ。夏休みのワークをパラパラとチェックしてみたら、ピンときたので、時差と地図の読み取りの問題について少し質問。
答えられない・・・丸がついている問題だったので聞いてみると、答えられない・・・
「キミさあ」って説教をはじめそうになったけれど、「5分で説明するから死ぬ気で聞いてくれる? 時差なんてサルでもわかるし、1回理解すれば永久に忘れないからさ」
「ハ、ハ、ハイ」
で、説明した。5分って言ったんだけど10分かかってしまったけれど、死ぬ気で聞いているからわかるよねえ。
市販の準拠問題集の中から該当問題をコピーしてやらせたらカンペキ!すばらしい。じゃあ、これ宿題とまた別の時差の問題と答えを渡しました。
死ぬ気で聞いたら、どんなヘボな説明でもたいていわかるものです。
ヘボな説明でも「わかりやすい」って思えるから不思議だ。
「わかろうとする者」と「わからせたいと思う者」の組み合わせの相性は抜群です。
「理解する⇒解ける」まで15分でいける。本当は「解ける⇒はやく解ける」までしてやったらいいんだけど、できなかったから宿題とした。
「家に帰ったらすぐに自力で今やったように時間計って絶対やれよ」と目に力を込めて言ったら「ハイッ」って切れのあるイイ返事。
答えを見ずにやるはずです。やったらできるはずです。本人もできるって思うから返事もよくなる。鼻血は止まった。
毎日30分、そばに座ってそうやってやれば、もっとよくなる。絶対よくなる。
「この説明を聞いて絶対できるようにならねばならない」そう子供が思ったときは目の玉の動きが違う。わかる。そういうもんです。
あなたのお子さんがそういう気持ちで今日の授業を聞いていることを祈るばかりです。わかりたいと思えたらわかるからね、必ず。
あとはあなたとの勉強でお子さんが「テストのつもりで頑張る」か、「そうさせることができるか」だけ。
物事はシンプルです。わかりたいと思ったらわかるんだから。
さて、昨日、高校生の息子が夜中の2時になっても、ゴソゴソしていたので部屋を急襲してみたら、本を読んでる。
「お前、もう寝ろよ、2時だぞ」って言ったら、返事はするものの歯切れが悪い。なので「何読んでんだよ?」って聞いたら、ある小説でした。「夏休みの課題図書なんだよ」と息子。見たらそれほど厚くもない本だったので「そんなのをすぐ終わるだろうよ」とボク。
だいたいね、読むのは早い方なんですよ、だからそう言ったんだけど「もう3日かかってる」と言うんですな。
「それはお前かかりすぎだろ」「進まないんだよ、全然。まるでおもしろくなくて、内容が頭に入ってこなくて、その上進まない!!」と怒ったように言うんだなあ。
「ボクは答えを知っています!そういう本は読まないのが得策です!」とストロング。
「だから・・・課題図書なの、学校の。読まなきゃいけなんだよ、課題図書なんだから」
そんなこたーないですよね。課題図書は全部読むべし!なんて誰に教わったんだろ。上の長男坊なんて、その辺は独自に判断して割り切っていたけれど、次男坊は融通が利かないらしい。
「それにしてもおかしいじゃないか、課題図書がおもしろくないなんて」
「見る、父さん、オレの課題図書!見てよ、ほら? どう父さんならおもしろく読めるの?」とボクをなじる息子。
5冊あったんだけど、知っていたのは1冊で、その本を指して「これはおもしろいはずだけど」というと「それはおもしろかったんですぐ読んだよ。問題はそれ以外の4冊なんだよ」
4冊はボクの知らない本だったけれど、なんでも先生が入試でよく出る本とやらを選んで課題図書にしているらしい。とにかくね、題名みただけでオェ-ってなりそうな本なの、4冊とも。
さて、あなただったら、子供になんて言ってやりますか?
ちなみに、割り切って独自に判断して「読まない選択」をすることが平気だった長男坊は題名なんかを見ただけで課題図書さえ買わない可能性すらある。
しかし、この独自に勝手に自分の浅知恵で判断するがゆえに授業を聞いても、聞き逃していることが多々あった。想像するに授業を聞いていても、自分で勝手に判断して「必要」とか「必要でない」とか判断して、耳に入れたり遮断してたりしてたと思うんです。
一方の次男坊はそういう融通は利かない。先生が言うことにはきっと意味があると考えて、聞き逃してはならないと考え、聞き逃さないように頑張る。がゆえにこういう実際にやって「おもしろくなくて内容が全然頭に入ってこない本」でも、何とか読もうと取り組み、結果ウンウン唸って夜更かしをしている。
長男坊の傾向を見て、次男にはより強く「授業がすべて。聞き漏らしてはならぬ」と口を酸っぱくして言ってきた。それを守ってる。
兄貴よりはちゃんと守ってるんです。
「宿題なのだからちゃんとやらねばならぬ」と思っている子供と「この宿題は出てはいるけれど、やらなくてもいい宿題でしょ」と勝手に判断している子供で比較すれば、次男のほうの姿勢がそりゃ正しいですわな。
で、その次男坊になんて言うか?なんです。
ボクは言いました。「お前さ、本はおもしろいから読むんであって、入試によく出るとかクソみたいなこと考えてると、おもしろくない人になるよ。チャレンジして読めなかったんだからもう読むのはやめて、まえがきとあとがきだけ読んで終わりにしろよ。でさあ、そっちの課題図書なんかやめちまって、オレがお前に与えたこの夏休みの課題図書の鬼平犯科帳を読みたまえ」
こう言ったのでした。でも、どう考えてもボクは間違っているんじゃないかと思えてくる。
せっかく次男坊が実践しようとしている「授業がすべて。聞き漏らしてはならぬ」や今まで構築してきた先生に対する気持ちをボクはうっかりぶち壊してたんじゃないだろうかとも思う。
長男坊だったら、ボクがそう言う前に自分でそうしたとは思うんだけれど、それが果たしてよかったのかどうか。
出会う先生や親によって、子供が歩む道はずいぶんと変わるものです。
タイガー山中からは「ストロングが余計なことさえ言わなければうまくいくよ」と言われているだけに悩むなあ・・・span class=”red b”>ボクが言った通りにしたら、ボクみたいになってしまうからね。それは困る。
でも、言っていることは「ボクみたいになる」ことばっかり言ってる。やっぱり口をつぐむべきだったか。こうしたいくつかの分岐点を経て、「あなたの子供」は「あなた」になっていく。
やっぱり口をつぐむべきだったか。答えは数年後にキッチリ出ます。後悔しても、もう遅い。
分岐点を3つか4つ、あなたが通った分岐点を通れば、「あなたの子供」は「あなた」になるのだから。
さて、あなただったら、子供になんて言ってやりますか?
「ノリ勉 算数・数学」を終えての感想
小5 PONちゃんママさん
◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:
この方法は気分的に楽に取り組めて、尚達成感が明確に出て本人がそれに気が付いていること。
◆子供のそばで勉強を見るってやっぱり非常識でしょうか?あと、親にとって学ぶべき点はありましたか?:
以前から子供のそばで勉強を見ておおよそ分析まではしていたが、応援、励ましではなかった。やる気にさせるためには、思いやりの言葉がなければいけない。
◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:
成果もあり、できるようになろ我が子を見ていられることが、嬉しくもあり、楽しかった。◆先輩たちの記録は読みましたか? それは参考になりました?:
参考になりました。似たようなところでのつまづきは、共感できともに克服できたりと励みになりました。私は、複テ対策を共に購入し、織り交ぜてチャレンジしています。
ノリノリでトライ!!B→Aへすぐにアップするし、タイムも上がっています。
⇒4月→5月→6月→7月→8月
国61→55→61→67→59
算67→66→57→58→66
理62→58→64→55→57
社59→61→57→63→60複テ対策の成果で、今回は算数に重点を置きましたので、その結果、算数 偏差値66まで持ち直しました。(省略)
算数の挽回はお見事!総合でキッチリ偏差値60が次回越えられたらいいですね。
今回の経験を踏まえ考えてほしいのです。難しい問題を頑張って解いたから偏差値が66になったのか?と。
そうじゃないはずです。であれば、他教科も同じように考えられるはずです。
基本はできているか。その説明はできるか。その原理は理解できているか・・・etc