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こんにちは、ストロング宮迫です。

9月に入り、受験までさあいよいよという時期がきました。

親は受験生の我が子をいろんな形でサポートしようと考えているでしょう。

ある方は料理やお弁当でそれを表現し、ある方にとっては体調管理に気を遣うことかもしれない、ポジティブな言葉掛けをすることで子供たちの背中を押せたらと考える人もいる。

とは思ってもいても、小言を常に言ってしまったり、ダラダラしている子供に腹を立ててしまったりもする。

ここまでやらせないといけないのかと少し後ろめたい気持ちもあったりする。

そんな中で親技ではいかに子供に勉強を頑張らせるかに力を注いであの手この手で子供たちに関わる方法を考え続けています。

愛情を子供に表現しつつ、キツイことも課すことを難しいと考える親の方もいるでしょう。

もうずいぶん前に連載された元・巨人の監督、藤田元司さんと「ほぼ日」糸井重里さんの対談

体温のある指導者。藤田元司。
悪ガキから、慕われるリーダーに。
(「これでも教育の話」より)

というのがあります。

その連載のうち「12アイデアに裏づけられた愛情」というのが皆さんにも参考になるかと思い、以下に紹介します。

「愛情を子供に表現しつつ、キツイことも課す」を前提にわが身に置き換えて読み進めてみて下さい。

糸井 藤田さんからぼくが伺いたいのは、
「どうしてそんなに
愛情をこめていられるんですか」
ということなんですよ。

どうしたら、そんなに細部まで
思いやれるのかということを、
今まで、ちゃんと話す機会はなかったですから、
あらためて、伺いたいんですけれども。

藤田 愛情というのは、むずかしいです。

糸井 「愛情はむずかしい」。
ひょっとしたら、「愛情」という
言葉で呼ぶものではないかもしれないですか?

藤田 「愛情」だけじゃいけないですね。

もちろん、愛情も
ある面で必要ですけども、やっぱり、
具体的な思いやりが、ないといけないですね。

「どうすれば、この人がいちばん
イイ方向や幸せな方向へ行けるかな?」
ということを、
まず最初に考えていかなきゃいけない。

「じゃあ、この方向でどうだろう?」
「こっちの方法ではどうだろう?」
ということを、その都度つけ加えていくという。

糸井 つまり、思いやりを実現しようと思うと、
「この方法」だとか、「あの方法」だとか、
実現のためのアイデアが、要るわけですね。

藤田 ええ。
アイデアがものすごく大事だと思います。

だから、コーチ連中も、
アイデアのないコーチはいいコーチになれません。
「あれでダメなら、この手でいこう!」
「コレをやってみよう!」
というような発想が、どんどんできる人でないと、
人を育てることは、できません。

糸井 そういうアイデアというのは、
別の言い方をすると、
「いたずら心」でもありますよね。



藤田 大事ですよ、アイデアというのは。

糸井 そうなんですね。
愛情だけは強くて、
「おまえのことを思ってるよ」
といくら言っていても、選手と一緒になって
悩みあっていたら、答えは出ないですものね。

藤田 そうなんです。
だから、1人の選手を教えていくのに、
10通りくらいの方法を持ってなきゃいけない。




藤田 ぼくはピッチャーが専門ですから、
ピッチャーには、ずいぶんありましたよね。
「上から投げてダメなら
下から放ってみな」ということです。

いかがですか?

イイ話ですねえ。

「いやあ、勉強のことはわからなくて、口出しできません」という方もいます。

「私は勉強のプロじゃありません!」これはストロングの嫁の口癖。

(小さい声で)「なに言ってやがるんでー!!」

本当にそうなんでしょうか?

勉強は教えられなくても、

「どうすれば、この子がいちばん イイ方向や幸せな方向へ行けるかな?」

「じゃあ、この方向でどうだろう?」

「こっちの方法ではどうだろう?」

というアイデアは出るし、出せるんじゃないでしょうか。

たった一人しか育てないとしても、親は「親のプロ」にならざるを得ないのですから。

悩んでいる子供に

「上から投げてダメなら下から放ってみな」

と思い切って言えるのは親しかいないでしょう。

だって、上から下に変えてうまくいくかどうかの責任は持てないですから、そういう意味では塾の先生はそんなこと言えません。

だったら、誰が?ということなんです。

一方で、子供の勉強に積極的に口出しをする方もいます。しかし、たとえば、上の子供でうまくいったやり方を下の子供に、そのままやらせたりしていないでしょうか?

お兄ちゃん、お姉ちゃんはこれでうまくこなしてたし、点数も取っていた!

だから、あなたも・・・って。

もし、兄弟姉妹同じやり方でバッチリ成果が出ているなら、同じやり方を変えずにやったらイイ。

でも、成果が出ていないのに、うまくいった上の子はこうだった、こうしたと下の子供にそのやり方を変えもせず、工夫もせずに、そのまま使っていないか?

問題は、そもそもうまくいったと思っていた上の子供に対するやり方が根本的に間違っていた可能性もある。

しかし、上の子供はその親の根本的な間違いはものともせず、自分でうまく消化していった。

子が親をリカバーしていた可能性もある。

そういうことを考えもせず、「うまくいったやり方なのに、この子は・・・・」なんて。

だとすれば、下の子供がうまくこなせないのは当然でもあるでしょう。

同じ家、同じ親に育てられたとしても、兄弟姉妹はまったく別物です。

今までやってきたやり方は本当に良かったのか?

勉強にはテストがある。テストには小テストがあり、確認テストがあり、定期テストがあり、実力テストがある。

すぐにやった成果が確認できるわけです、数値で。

その数値がうまく出ないということは、今までとは違う「アイデア」がどうしたっている。

なけりゃあ、頭を絞っちまえ!

そこを「子供がこなしきれない」と捉えるか、「与え方を変えようかと考えるかはエライ違いです。

望もうと望むまいと親は子供に対して指導者になる。その責任は「うまくやれ!」の責任ではなく、「この方向でどうだろう?」「こっちの方法ではどうだろう?」っていうアイデアを出す責任でしょう。

失敗して賢くなり、挫折して強くなる。

そうですよね?

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うれしい報告

小5 アルママさん

◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:

子供の成績は親の関わり方で変わると身をもって知ったことです。

私が褒めるとやる気を出す、解けなかったり間違えたりしたときに私がイライラすると子供はやる気を失う、当たり前のことに気づいていなかったことを反省しています。

◆親にとって学ぶべき点はありましたか?:

ノリ勉の後、ストロングにメールすることで自分の頭が整理されて良いクールダウンになりました。

日々、意図をもって勉強し子供に接することの大切さに気付かされました。勉強が遅れている焦りから、基礎をおろそかにして応用に取り組もうとする無謀な勉強はもうやめます。

◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:

4日目辺りまでは、褒めることが苦痛でした。焦りとイライラが最高潮なのに子供を褒めなければならない。修行でした。

親も成果がないと一緒に勉強するのはしんどいです。後半戦、子供が解けるようになってくると楽しかったです。

テストは100点満点で3分。わからない問題は、自分の知識をどうにかして使おうとしていました。私が選んだ「解らないだろうと思った問題」は塾で何度も質問したのにできなかった問題です。

今も家庭学習はノリ勉方式で5本セットくらいやっています。私のダメさに喝を入れてくれてありがとうございました。

3つの約束を守り、30分全力疾走させ、30分ごとに成果を出し確認する。

1日に家庭学習で「ノリ勉方式で5本セット」やると、その日のうちに、または翌日にはもうテストができますねえ。

テストで満点の嵐が吹き荒れればさらに褒めることが増えるかも!?

ときどき3週間前にやったものなんかをやって忘れていないかも確認しましょう。

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