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こんにちは、ストロング宮迫です。

この前、中学1年生の子供がある女性の先生と話しているのを少し横で聞いていたんですが、歴史が39点だったとその子が言っているんですな。

その女性の先生が見ている勉強の科目は英語と数学だそうで、それらは85点以上を取って、まずはOKと。

そこから他の教科のことを聞いているところでした。

「お母さんに怒られたんじゃない?」と先生が問うと「あんたが真面目にやらないから、そうなるのよ」って怒られたと中1生が答えていました。

「それで?」と先生が問うと「それで終わり。あっ、それにそんな点数じゃあ高校に行けないわよ」って言われたらしい。

舌をペロリンチョって出しながら言ってたから「ヤバかったわ」って感じでしょうか。

これは対話でしょうか?

「子どもとの対決」をしているのか?

答えはノーですよね。

対話も対決もしてなくて、親がクソにもならんお小言をいっただけです。だから、次も同じような勉強で臨んで同じような点数を取るでしょう。

ハイ、そこでストロングおじさん登場です。

「なになに、このおじさん」って感じで中1生は見ていましたが、テストを見せてもらったら「寝殿造」は書けてないし、「空海―真言宗―高野山金剛峰寺」「最澄―天台宗―比叡山延暦寺」は全滅でした。

つまり、難しいのができていないとかおしかったわけではなく、いわゆる一問一答的な基礎事項さえ押さえずにテストを受けているわけですよね。

まあ、ボクから言わせれば勉強「0」でテストを受けた言わざるをえません。

「キミさあ、中1だけど行きたい高校とかもうあるの?」って聞いたら「○○高校か△△高校かなあ」と地域の1番手と2番手の高校を言ったのでした。

「ああそうなんだ。あのさあ、2年半後に○○高校か△△高校に行く子供でいま寝殿造や空海の真言宗や最澄の天台宗を間違っている子は誰もいないよ。キミが行くとしたらキミだけってことになるね」

「でも、キミは行きたいというし、行くつもりになってる。でも、キミは行けないよ、このクソ答案じゃあ。だって小学生でも知っていることを間違ってるわけだしね。わかるかなあ、おじさんの言っている意味」

「親も言わないし、先生も歴史を教えているわけじゃないから言わないかもしれないけれど、キミは間違っても行けないんだよ、今のままじゃあ志望校にはね。1000%無理なの。わかる?」

突然おじさんに絡まれてさっきまで舌ペロリンチョだった顔が泣きそうな顔になってました。

「キミさあ、九九言えるよね?」「あっ、は、はい」

「寝殿造や空海の真言宗や最澄の天台宗も九九みたいな誰でも知っていることなのよ。でも、キミは書けなかった。じゃあ、学校で先生は言わなかったか? ノーだよね。絶対に言ってる。ノートにだって書いてあるはずだ」

「授業は聞いていないし、家でも九九を覚えない。なんでそういう子が○○高校に行けるのよ。行けるわけないじゃん」

「いじめてるんじゃないよ、事実だからね」目には流れていないけれど大粒の涙がたまる。

「じゃあ、寝殿造や空海の真言宗や最澄の天台宗をキミだけがどうしても覚えられないのか? ノーだよね。誰だって、そうサルだって覚えられるさ。今この場で5分もあれば覚えられるさ。しかし、キミは覚えなかった」

「重大な問題よ、これは。キミはサル以下かよ。チョームズい問題をこの場で解けって言ってるんじゃないよ。誰でもできることをやればいいだけなのに・・・」

あふれる涙。ヒックヒック・・・

「キミさあ、ヒックヒックじゃないんだよ。やろうよ、九九程度くらいなんだから。英語で90点取れるなら歴史だって取れるよ。やってないだけなんだからさあ。真面目にやれよ、このクソ野郎」

号泣、洪水。我慢してたのに、ついに女の子の言ってしまった、クソ野郎って・・・・

夏休みの英語と数学を見ている先生にテストをしてもらうことにしました。

この子はやるだろうか、やらないだろうか。どう思います?

途中でチェックしてやれば、必ずやります。同じテストでいいんです。自信がなければ本番の前に仮のテストをしてやって、本番をすればいい。

未だかつて基礎事項を覚えられなかった子供は一人もいませんでした。だから絶対できる。

泣いたらできるんですよね、これが。まあ、あの泣き方は次はできる泣き方であったということなんですが。

「もしテストができなかったら、おじさんとやろうか、楽しい歴史教室。ね?」少女の顔には「おじさんに会うくらいなら絶対覚えてくる」と顔に書いてありました。すばらしい。

みんな本気を出さないからねえ、出し惜しみしちゃって。

だから、本気出すようにしたらいいだけ。本気で話をしましょうよ、子供と。

いつやるの? 今でしょ!

・・・で、この子はその後どうなった? その後の経緯はこちらでご覧ください。

最後にあまり聞きたくない種類の話であるらしいですが、河合隼雄先生の本から2つほど新たにピックアップしておきました。題名に興味があったら読んでみてください。

河合隼雄著作集『流動する家族関係』より

チック症の少年
子どもが表面に何もあらわさないときに、子どもは何も感じていないと決めつけることは危険なことである。

きょうだいは他人のはじまり
子どもの経験する悲しみや苦しみを、自らも共にする苦痛を逃れようとする気持が、潜在しているようである。

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うれしい報告

『10の鉄則』感想、続々と・・・・

小6 ぷりんさん

心の中では、前から思っていたことを、書面にしてズバリ目の前に提示された!!という気持ちでした。

本当にそのとおり!頭の中で、わかっているだけじゃだめ!

でも、今までは、いざ問題に直面すると感情が先になって、言わなくていいことを言って・・・

子どもとの人間関係も悪化すれば、時間もとられていいことは何もなしということを、だめだと思いながらも、続けていました。

が、それを断ち切る、爆発しそうになったとき、いや待て、鉄則にも書いてあったじゃないか~と心のよりどころにすることができました。

特に、子どもが通っている塾は、宿題量がとても多く、また難問が多いので、いつでもアップアップの状態でしたが、子どもに変な圧力をかけなくてすむようになってきたと思います。

その成果か、前に比べ宿題の達成率も上がり、また塾での小テストも国語、社会、理科では大体いつも満点を取って帰ってくるように、この1ヶ月で変化してきました。

気を抜くと、私がついつい欲を出して、これもやってくれれば~と思ってしまうので要注意だ自分で思っています(特に夏休みは一緒に過ごす時間がいつもより長くなるので本当に気をつけよう!!)。

算数は、他の3教科に比べ、苦手度も実際の成績も落ち込んでいますが、この1ヶ月で10点から15点くらいは多くとれるようになってきているので、気を抜かずに、でも、気は(見栄は?)張らずにやっていきたいと思います。

私が頑張りすぎない、子どもがやることを増やさないで、整理することができるようになること~

まず、私自身が受験と受験勉強に対して柔軟にあたることができるよう、深呼吸してたまには立ち止まって~余裕をもって、子どもと接するようにします。

『10の鉄則』を非常に正しく使っていただいていると思います。ありがとうございます。

『10の鉄則』を一度か二度サラサラと読んで終わりにする方はいないと思います。

ぜひ鉄則は、必ず10コ覚えておいて、

なにかの行動をするたびに、
メルマガを読むたびに、
誰かの話を聞くたびに、

「これは鉄則の7」「これは鉄則の5と6のダブルね」と瞬時に仕分けして日常生活を送っていただきたい。そうするのが本当の使い方だとストロングは思っています。

それができるようになれば、ぷりんさんの家庭でさらに付け加える鉄則も出てくるだろうし、「鉄則6はもうできているので、6と新しいモノを入れ替えよう!」ということも出てくる。

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