いろんなアンケートが毎日のように発表される昨今、出るアンケート結果に右往左往されている親も多いようです。
お茶の水女子大とベネッセ教育研究開発センターが共同で行った調査で
「成績上位の子どもの保護者は本をよく読む」
「成績下位の子の親が好むのはテレビのワイドショー」
という結果が出たとのこと。
国語の成績をみると、
上位4分の1の最上位層の保護者の70.6%が「本(漫画や雑誌を除く)を読む」と答え、
下から4分の1の最下位層は56.9%。
最上位層では「家には本(漫画や雑誌を除く)がたくさんある」という回答が72.6%もあったとか。
一方、最下位層の親に多いのは
「テレビのワイドショーやバラエティー番組をよく見る」
「カラオケに行く」など。
しかし、成績下位の子の親が子どもの学習に無関心というわけではなく、「ほとんど毎日、子どもに『勉強しなさい』という」という答えは56.9%と、最上位層より5.7ポイント高かった。
アンケートの結果を良く考えてみることは重要ながら、成績がイイ子の親というものの共通項はそんなに多くはないものです。
そりゃあ、成績が良くなるために、環境が整っていたほうがいいし、親も教養があったほうがいいだろうし、お金をたくさん投資できるほうが有利でしょう。
でも環境が良くてもグレるのもいて、親に教養があっても、無教養な子供がおり、お金のありがたみを知らない小僧もいる。
環境の良い家庭にイイ数字が出るのは当然なのです。世間に踊らされることなく、「成績がイイ子の親の精神」を学んでもらいたいものです。
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