こんにちは、ストロング宮迫です。
春の入試が終盤に向かい梅が咲く頃、親技では、誰言うともなく「ノリ勉祭り」がひそかに始まります。
別に「さあ祭りだよ」なんて囃し立てたりはしてないんだけど、学年の総括をしたり、新学年に向けての親の思いがそういううねりを自然と作るんでしょうね。
親の気分は・・・
こんな感じでしょうかね、祭りのはじまりは・・・
まあ、あちこちで開催されているFestivalみたく、歌もダンスもなく、たいてい最初は、親が子供の現状を憂い、打破するためにたった一人で歌い、踊る祭りになる。
ボクは一言「チャチャッと一緒にやるだけでしょ」と宣うだけだけど、親技の「ノリ勉祭り」は、太鼓や笛の祭り囃子も親が全部ひとりでやるから、「祭り」なのに孤独だ。
たった一人の親の決意から始まる「孤独なノリ勉祭り」で、担いだ神輿に子供が乗ってくれて舞でも披露してくれたら万々歳だが、すぐに舞う子供もいれば、いつまでもグズグズ言って舞おうとしない子供もいる。
このとき、親技では「現状の親子の出発点が現れる」と考える。みんな出発点が違い、プラスから出発する親子もいれば、「0」からの出発や「マイナス」から出発する親もいると。
「子供と勉強しよう!」と決意するまでに相当な時間と決意と覚悟がいるのに、出発しようとすれば「出発地点はみんな違う」と、過去も問われるわけだから、親の孤独はひとしきりでしょう。
この気持ちもよくわかりますよ・・・
そのうえ、自分ひとりでお囃子と踊りもし、山車も曳き、神輿もかつがなければならならい。
それでもあえていえば、親が変わらなければ、現状は固定されたままだ!なにかを、少しだけでいいから変えなければならない!
そんな親のひとりぼっちの「ノリ勉祭り」で、神輿の上で舞ったお子さんの報告からまずは読んでいただきましょうか。
[算・数] 7日間を終えての感想
お子さんの学年:中1(新中2) くるりんママさん
◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?
ズバリ、難しい問題への取り組み方です。
既に30点上げよう会をしていまして、基本問題の定着には良く活用できていますが、難しい問題になると親子で煮詰まるという状況でした。それがノリノリででき、今まで遅々として進まなかった問題集が驚くべきスピードで進んでおりビックリです!
今後いけドンとノリ勉をうまく組み合わせて家庭学習をしていこうと思います。
◆親にとって学ぶべき点はありましたか?
はい。先に述べたように難しい問題の取り組み方です。今後簡単な問題、難しい問題とメリハリつけてやれそうです。
◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?
はい。ここ半年一緒に勉強していましたが、難しい問題になるとため息ばかりで暗くなっていました。今回、久々のハイタッチも出たりと楽しく取り組む事ができました。
先生になっておバカ母さんに、教えるのも楽しいようです。ありがとうございました。次は英語のノリ勉がんばります!
どんなお祭りでもクライマックスはあるけれど、「ノリ勉祭り」は終わらない。それがFestivalと違うところですな。1年に1回とかじゃない、毎日だから。これが永遠に続くとは言わないけれど、数年続くのが親技の祭り。
1年に1回だけの祭りだったら、激しくやってね、すべてをぶつけてやってもいいですよ。
でも、親技の祭りは、ずーーと続く、数年は続くって前提だから、はじめっから力こぶ作って、やらなくても、いや、やってたら親のほうが持たないんですよ。気持ちはね、最後のチャンスってくらいに熱くなくちゃできないんだけど、子供にぶつけるのは抑制したものでなければならない。その加減が難しい。
で、この親技の祭りの本質は、向かってくる波をどうさばくかってことです。
小さい波も大きい波もあるし、シケや波がない時もあるけれど、いつでも波にノッてなきゃいけない。そのため、親技で勉強をさばく際にまずは最小単位の「できる問題」と「できない問題」は分けて処理するんですな。もう少し進化すると、「できる問題」「できない問題」「やらない問題」なんて、より細かく分けていく。
全部、いっぺんに処理しようとする、これが力こぶ作って処理するってことです。
そうではなくて、分けて処理する。大きな問題や課題が出た時ほど、細かく分ける、分けて手前から撃破していく。これはみなさんにぜひやってほしいことです。
子供の勉強を見るときには、ミソもクソも一緒に処理しないのが鉄則。
くるりんママさんの場合でいえば、「できる問題」の処理はうまくできてたんだけど、「できない問題」の処理で煮詰まってた。それが今回のノリ勉ではうまく処理できて、「久々のハイタッチも出たりと楽しく取り組む事ができ」たんですな。
ここで重要なのは「できる問題」は今までもちゃんと処理できていたって点です。
一緒に勉強もしてたし、基本もサクサクできるまでうまく回ってた。つまり「プラス」からの出発です。で、さらにそこからプラス貯金をするために「できない問題」の処理を課題に持ってた。それが今回はしっくりきたってわけです。
前回ここで、「ホワイトボードを買って盛り上げ」た上に、子供が親に説明するプログラムがある日には「パー子で~す!とか言ってたら、【キャラ作りすぎ、気持ち悪い】と言われた」という報告を紹介しましたよね。
そういう反応が子供から出るってことは、その時点でうまくいってると判定できる。親の覚悟と決意が力こぶを作る方面にではなく、道化にうまく変換されているから、だから強いし、うまくいくわけです。
決意と覚悟は強く、しかしオモテに表すのは変換してる、まさに親技ですな。
じゃあ、今度は神輿の上の子供がなかなか舞わなかったという方からの報告を読んでいただきましょうか。
[算・数] 7日間を終えての感想
初めてノリ勉数学に取り組み始めてから、一カ月ほどたってしまいました。
ノリ勉は子供がなるべく低年齢のうちに始めた方がいいよな・・というのを実感することがたびたびでした。
もともと私自身子供の勉強はみてきましたし、中1の子供はできるようになりたいとやる気はあるのですが、何しろ反抗期のおそらくピーク、母親の私も、繰り返し間違うこと、口答え、生活態度が原因になることもあり、ついヒートアップしてしまい、ぶつかることがたびたびでした。
私も辛抱が足りないのを何度も反省。そのたび、言い訳せず親が変わるのだーと自分自身に言い聞かせましたが、今までのパターンを変えるのは苦しかったです。
子供を叱りながら自分自身も叱られている気持ちでした。
それでも、もうだめ、やだーという気持ち・・たぶん子供も同じ・・を、少しの冷却期間を置くことでリセットし、元を取らねば!とまた仕切り直しを繰り返し、ようやく満足できるゴールを迎えました。
やり直しがきくのは救いでした。この間に少し親子関係も良い意味で変化してきたように感じます。
現実は厳しく、ノリ勉チャレンジ中に学年末テスト、修了式には成績表もでて、結果は下降の一方向、やはりこのままではいけないというものでした。
数学のノリ勉の方法は、手順はほぼマスターしたので、これからも続けていきます。子供もそう望んでいることはここ一カ月余りでの大きな収穫です。
このやり方、他の教科でも使えそうと子供が言ったときは少し肩の力が抜けました。バトルのような無駄な時間を過ごし、後悔することが減るように、次、英語のノリ勉始めます!!
配信されるメールは、タイミング良すぎ!?というものが多く驚きです。
途中、終わらないから感想も送れない・・・と諦めモードになったこともありましたが、こうして感想を送ることができました。読んでくださりありがとうございました。
多くの方に参考になる報告ではないでしょうかね。
親は相当な決意と覚悟をして、時間を費やすつもりなのに、子供の態度ときたら・・・
気分も気持ちもわかりますよ、こんなでしょ?
基本1周が7日間のプログラムであるノリ勉を1カ月。すぐダメだって諦めずに「やだーという気持ち・・たぶん子供も同じ」と考え「少しの冷却期間を置くことでリセット、仕切り直しを繰り返し」てゴール、それも「満足できるゴールを迎えました」なんて、すばらしい。
学年末テストも成績表も惨敗だったにもかかわらず、「これからも続けていく」ことを「子供もそう望んでいる」と「大きな収穫」も得て、「このやり方、他の教科でも使えそうと子供が言った」と。
これを成績が上がる前兆といわずしてなんという?
親技でいう成果って「点数や偏差値だけ」じゃないですからね。過程における成果も当然ある。
学年末テストは学年中の定期テストでは最も手ごわいテストとボクは思っていて、できれば最初に「頑張っていこうよ!」と親子で臨むテストは最も難易度が高い「学年末テスト」ではなく、たとえば新学年の5月とかの中間テストや前期テストがイイって言ってる。
でも、頑張ろうと思う時期は今だった!じゃあ、やるしかない。でも、そこで収穫も成果も何もなければ、それでジ・エンドになっちゃう。
最も難しいテストに挑戦して敗れて、やっぱダメだったなんて思ってほしくはないからね。この方でいえば、休まずに数英を頑張っていくと、必ず新学年の最初のテストでは成果が、今度は過程の成果ではなく「数字」で表れる。これがちょうど親技はじめて3カ月目くらいになる。
これからの1か月、2カ月は、最初のバトル&リセット三昧の1カ月とは違うでしょう。「バトルのような無駄な時間」を減らして、できるはずだ。
ボクにはこの1カ月が、この方にとっては「マイナス」から「0」もしくは「プラス」に持っていくために必要な時間だったんじゃないかとも思える。でも、もう「プラス」になってる。だからね、ぜひ続けて頑張ってほしい。
できれば、5月くらいにあるであろうテストの結果報告を教えてほしいですな。「あの子はどうなった?」っていうね。
この方のすばらしさは、自分できちんと自分の課題を認識できてる点であることはもうお気づきでしょう。
そう、「今までのパターンを変えるのは苦しかったです」ここです。そして「子供を叱りながら自分自身も叱られている気持ちでした」
だいたいみんなこうは思えないんですよ。
すぐ親は
こう思うからね。
そう思ったら、もうこうなるしかないんですな。
親子はさ、仲良くならなくてもいいんじゃないか、そうボクには思えるんです。仲がイイにこしたことはないけれど、そうでなくても問題はない。特に勉強においてはね。
ただし、仲が良くなくても「お互いに信頼感はある」状態でなくてはならない。親が子供に提案をしたら「面倒だけど取り合えずやってみるか」ってなったり、バトルをしても「もう1回リセットして仕切り直し」ができる。
そのとき「子供を叱りながら自分自身も叱られている気持ち」に親がなれたらサイコーだし、そう思えるためには「今までのパターンを変える」の決意と覚悟がいる。そして親の、その熱量はそのまま子供にぶつけずに抑制して変換して子供にぶつけていく。それが「親が変わる」ってことじゃないでしょうかね。
さあ、春休みも前半が終わる!
大きな問題や課題が出た時ほど、細かく分ける、分けて手前から撃破していくですからね。
くれぐれも最初から全部を、いっぺんに思い重量の負荷をかけて「できないなあ」なんていわないようにね。
『10の鉄則』の感想、続々と・・・
小5ちぃさん
届いて、一気に読みました。
悩んでいた事、誰も教えてくれなかった事でした。後日、読み返してみると、さらに、深く心に響きました。
何度も読み返して、自分の身となるよう頑張ります。
鉄則を読んで1ヶ月、今月の成果はどうだったでしょうか? 「マスターテストで合格点を取る」は達成されたか?
勉強の鉄則は、まず「わからない問題をやる」ことではなく、わかる問題、できる問題をきっちりやることがスタートでした。
それらの落とし込みはできているか?
そして、それができれば、今度はいよいよ「わからない問題」をやっつけにかかる。
先生に質問するときに、漫然と「これがわかりません」と子供に聞かせていないでしょうか?
「ここまでやりましたが、この先がわかりません」と具体的に質問しているか?
先生に聞いた問題は確実に「できる問題」に落とし込めているか?
その成果はもう出ていることでしょう。手をつけた問題は絶対に落とさない!成績がイイ子の鉄則です。
小3びっけさん
教科 = 算数
テスト名 = 1月新学年組分けテスト
点数報告 = 算数の偏差値昨年3月の組分け57.8
↓
6月の組分け61.5
↓
1月新学年組分けテスト67.3いつもメルマガですべきことを確認しながら毎日を送っております。前回6月にご報告して以来のご報告です。
仕事を辞めたおかげで、夏休み以降大変有意義に過ごせています。
おかげさまで、算数は順調に伸びています。100点をとれるお子さんもいるわけですから、まだまだ目標を持ってがんばらせたいと思います。
鉄則1は、息子といる時間が増えた分、いろんなことを話す機会が増えました。一緒に何かを観察したり、調べ物をしたり、ニュースを見て話をしたり。
そうする中でどんな人間になっていくべきか、どんな考え方があるのかなど、自然環境や政治や歴史の一コマからいろんな情報を与えるように心がけています。
ちゃんとやろうと心がけていた鉄則3、鉄則8、鉄則9は、日々チャレンジでしたが、先日ノリ勉を購入して目から鱗…。(ノリ勉のご報告はまた別途。)
算数は順調ですが、国語がイマイチ…というか、作った決まりである「字を丁寧に書く」ができていない(><)。
ストロング先生からも、「普段から字は丁寧に書く、丁寧でなければ書きなおさせる」とアドバイスをいただいていたにも関わらず…。
学校の連絡ノートもあまりの字の汚さに、何度も書き直しをさせていましたが、とうとう先日の組分けでは、いい加減な字で漢字が2問も×。おかげで国語の偏差値は↓。
これには本人もやっちゃったと思ったらしいです。これから厳しく指摘していこうと思います。
算数の成果、すばらしい!
新学年の4年生では、少し勉強時間を減らせてもこの成績が維持できないか、3回やっていたけど、2回でこの成績を維持できないかなども、ぜひチャレンジしてください。
それは5年生の壁をスムーズに突破する準備です。
今よりも勉強時間を減らすために集中力を高めたり、1回ごとを大事にしたりする。その結果、勉強時間が減り、自由な時間が増えるならもっとすばらしい。
その増えた自由時間が今やっているさまざまなことをさらにやる。勉強じゃないけど、勉強になっている時間の増加。
あとは「プライド」ですね。汚い字は「プライド」のない証拠。
数値にふさわしい字を書く。「読んでいただく」という自分の立ち位置の理解。点数がよくても、字が汚ければ褒めちゃダメですぞ!