これから首都圏の中学入試、高校入試も本格化していきます。受験生のみなさんが、イイ体調でしっかり実力を発揮されることを願っています。

さて、この時期、学年末テストのようなまとめテスト対策、またいよいよ受験生になるという方も含めてノリ勉に多くの方が参加される時期でもあります。

新年明けてよーし!と思う季節なんでしょう。

ノリ勉数学を終えられた方からのコメントを紹介しながら、もう1回親技の親の立ち位置について考えていきましょう。

中2 ののかーちゃん

こんばんわ、いつもありがとうございます。

先週 数学ノリ勉やりはじめて悪戦苦闘してます。

中2で、今丁度証明問題で、絶対いやがってたのですが、なんとかノリ勉1ラウンドをクリアして、さて「これからどうしたものか?」と思ってたら、学校で「明日、証明の発表テストがある、今まで一回も発表なんてしてなくて、0回だと、点数に響くから、教えて!」と、すがりついてきました!

今までなら、どーせ出来ないや、と、やっていかなかったのに驚きです。

すぐに類題を探したら、ノリ勉用に買った教科書準拠の中に同じのがあり!ラッキー!

まずは、穴埋めを何回もやり、流れをつかんだあと、かーちゃんに説明してごらんと言って発表したあと、今度は穴埋め見ずに、証明の流れを整理しながら、書いていきました、

二度、三度、やって完璧に時間も縮めて、さて、今日は、手をあげて壇上で発表できたそうです!

完璧だったと、先生にほめられたとのこと。

やりたくない問題をやる、説明する、あの過程がなかったら、できてなかったです。子供は不安感や劣等感から上向きになったようです。

まぁ、これで安心してると?すぐ元に戻るので手綱はしっかり!誉めながら、次の証明の問題をやらせたら、抵抗せずに やりとげてました。(簡単な穴埋めでしたけど)

このやり方で流れにのってほしいです、期末まであと五週間、英語と数学 追い上げていきたいです。

どうですか?

「この問題できないな」と思えば、当然やっていかないし、発表なんかしようとは思わないでしょうが、親子で数学を勉強してきた流れからお子さんから「やりたい」との声がかかった。

助けてほしいことがあるとき、子供は信頼関係がある人に助けてと言う。

それを言える誰かがあなたのお子さんにいるかってことと、それに付き合ってやれる人がいるのかってことですよね。

いなければ当然子供はスルーしていきます。やらないから当然克服はできないですよね。

ののかーちゃんのことでいえば、学年末テストに証明問題が出れば、やらなければ撃沈となっていく。

じゃあ、学年末テストで出る証明問題は激ムズなのか? 

そんなことはない。

むろん激ムズの問題も出るかもしれないけれど、それはできなくてもよろしい。それよりも前段階ですからね。

イヤだけど、やって、発表して「完璧だった」と褒められたら、そりゃうれしいでしょ?

もうちょっとやっておこうかな!?なんて思うものです。

で、みんなそこで手を離す。これでやればできることがわかっただろう、うん安心だ!なんてね。「じゃあやっておきなさい!」って言って終わる。

でも、これが意外とやらないんですな、子供は。「あれ~やらなかったの?」ってなる。

やるもんですか!

だから子供が「もうちょっとやっておこうかな」ってその気になったら、「じゃあ、今すぐ、チャチャッとやろう!」って言わなければならない。

せっかく火がついたわけだから、もう少し燃料を投入してボーボー燃える形にまでは持っていかなくちゃ。小さい火でまかせて置いたらすぐ消えちゃうからね。

これが親技で推奨している過程です。

1回褒められたからって、それが永遠に何年も続くモチベーションになると思うなんて、どうかしてますぜ? 

そんなことを信じているんですか?というのが親技の立ち位置です。

「そこまで親がしなくてもいいんじゃないか? もう中学生だろ?」と思う人は、しなけりゃいい。それについて文句も反論もありません。

ただ親技ではそれをやるっていうだけですから。

ののかーちゃんさんはノリ勉で言っていることのキモを理解し始めているから、やることも細かいですよね。

すぐに類題を探したら、ノリ勉用に買った教科書準拠の中に同じのがあり!ラッキー!

まずは、穴埋めを何回もやり、流れをつかんだあと、かーちゃんに説明してごらんと言って発表したあと、今度は穴埋め見ずに、証明の流れを整理しながら、書いていきました、

二度、三度、やって完璧に時間も縮めて・・・

たいていは子供が助けの声を上げても、「やってみなさい」「よく読んで」「わかるでしょ」なんて声を荒げるだけの人が多いんだけど、類題を選択して、まずは穴埋めでカンタンに見せてやらせて、理解を深めるために説明させて、穴埋めなしでやって、あとは繰り返す。

「すごいよ!時間もだいぶん短縮してるじゃん!!」なんて言うと、子供は照れたりしてね。

これはいつも言っている

「理解する」 ⇒ 「解ける」 ⇒ 「はやく解ける」

を流れよくやっているのがよくわかるでしょう。

不安に思っていたり、自信がない子供には、ここまでやる必要があるとボクは思います。中学生だからとか小学校高学年だからとか下らないことを言わないでやってあげたらいいのにって思う。

最近じゃあ、高校生でもこの段階の子供がいますよ。ここまで手取り足取りやって「はやく解ける」まで行くことが大事なんだよと教えてあげないといけない子供がいる。

それは誰にもそれを教えてもらってないからでしょう。

教えてもらわないで、また自分でそれに気づかなければ、そういう過程も知らずにいっちゃうわけですよね。それで不安に思ったり、自信がなかったり。だから、教えるなら早いほうがいいよねと思う。