こんにちは、ストロング宮迫です。

ここでは何度か書いていますが、親技ではそれぞれの時期で書く内容やテーマは例年変わりません。

過去に書いたものを調べると不思議とそうなってる(*_*)

春休みには春休みの時期の相談やテーマの話が続く。なんで各月によって取り上げるテーマが似通うのかっていえば、受験を題材にした場合、だいたい各月でみんなが悩む問題が重なっているからだと想像します。

ゆえに各月ごとにまとめて「毎日親技」としてバックナンバーも含めて更新しています。もし来月に悩む問題は何か? 近い将来に出そうな問題ってなんだろうって思うなら、これから先の4月5月の毎日親技のまとめを見ていただければと思います。

時事ネタを取り扱っていて、少し古いと思えるものもあるけれど、問題の本質は昔も今も変わらないですから。まあ、これがいわゆる親の「先取り学習」です。ここに少しずつ新しいものが加わっていきます。

今月3月の毎日親技で、どうしても読んでほしい1本を選べと言われたら、

これや↓↓↓

これ↓↓↓もあるけれど、

やっぱりどうしても親技者に必ず3回は繰り返し読んでおいてほしいのはこれ↓↓↓ですなあ。

「成績がイイ子」は、たくさんいるけれど、受験が終わってもずっと伸び続ける「真の成績がイイ子」の姿というものを読んで感じてほしい。

どう感じるかはあなた次第なので、解釈はお任せしますけどね(#^.^#)

その親技者の方にはどうしても読んでおいてほしい回に登場した「努力の天才のキミ」のお母さんからメールが先日届きましたので、ここに紹介しておきます。

こんにちは。大変ご無沙汰しております。めがね君です。

メルマガは今でも時折読んで、いろんなことを思い出したり、自分を振り返ったりしながら、刺激をもらっています。

去る3月24日、無事に大学を卒業しました。大学入学時、ストロングさんのお宅にお泊まりさせていただいたこと、とても懐かしく思います。

あっという間に4年間が過ぎ、4月から大学院に進学し、レーザーの研究をします。

大学時代は、自転車部の活動に夢中になって、日本縦断したり、4年間で、47都道府県を全て制覇しました。

勉強に、趣味に、やりたいことは何でもやって、充実した4年間だったようです。

自称勉強のプロは、下の子たちにも時折アドバイスをしています。

『やることをやる』こと!

これがコツなんだそうですがσ^_^;ざっくりすぎて私にはわかりませんσ^_^;

すぐ下の子は一浪の末、●●大学の法学部(ストロング注:難関大学です)に入学し、今年行政書士の資格取得を目指して、また勉強を始めました。

現役時代偏差値43から何とか●●に合格できたのも、お兄さんの『やることをやる』というアドバイスのお陰かしら?という感じです。

一番下の子は今年高校3年生になります。

私立高校に通っているので、大学は指定校推薦を目指しています。勉強と部活に明け暮れていますが、推薦入学に必要な点を確実に取りながら毎日楽しく学校に通っています。

我が家の3人の子供達は、こんな感じに充実した生活を送っています。

春といっても、まだまだ寒い日が続いています。お身体ご自愛下さい。

兄弟に影響を与え、ここの読者にも刺激を与え、お兄ちゃんは今日も多くの人に勇気を与えてくれています。ありがとぅー!

そして、とうとう大学院ですか。ご卒業とご入学、心よりお祝い申し上げます。

兄弟みんな元気に頑張っていてなによりですなあ。

メールの文面にあった「充実」「貪欲」「楽しい」などは、子供たちが自ら前に進もうとするとき、必ず出てくる傾向であり、習性ですよね。

その逆の「不満タラタラ」「もういいです」「楽しくない」が出ているとき、子供の吸収力はものすごく下がる。非効率になる。

当然ですよね?

親が登場することで、子供たちにイイ傾向が出せれば、親技ではイイって考えています。

「親が勉強を見る」ことでそれができるなら、そうしたらイイし、手助けや協力が必要なら手を貸してやってほしい。

最初の第一波に乗るところが一番タイヘンなんだから、そこは背中を押してやってほしいというのが親技の願いです。

ずーーーと監視する!のが親技ではありませんからね。それは親技ではよくある勘違いです。

子供の味方になって、子供の目線でお助けマンになって登場するのが親技の親ですから。めがね君の文面からそういう親の役割を全うして、見守っている姿も想像してほしい。

たとえば、昨年12月に中1の母さんから、こんな相談↓↓↓が来ました。

親技では、最終的には子供たち自らが自分で考えて勉強することを目指しているという点をわかっていただきたいので、ボクの返信と合わせてここに紹介しましょう。どうぞ!

中一母さん

いつも、心の支えとなっています。どうすればよいかわからないときに音声セミナーを聞くと道が開けます。気もちも落ち着きます。ありがとうございます。

我が家の中一の子供は、地元の進学校をめざしています。

目指す高校に入るには、学年で1割に入りたく、内申もあと8くらい足りません。

まだ、中一だし、子供の勉強の量とやり方をみていると、まだ伸びると思います。

目標設定をして、勉強の仕方や、量と内容を母が子に伝えるようになり、それで、定期テスト等も毎回少しずつ順位を上げ学年で2割に入れるようになりました。

勉強の仕方や要領も覚えてくれたらと思ってやっていたことでしたが、だんだん子供が、やらされてる、、と感じてきてしまい、「このままだと母さんがいないとなんにもできなくなる」「自分でやってみたい」と、いいました。

その後、塾も「プリントやって説明読んでるだけで意味がない。」(個別指導塾に週一で通っています。)と、言い出しました。

塾は、授業の内容に関してはわかりませんが、テスト週間にやる気になるし、夏休みの宿題の取り組みかたも声かけしてくれ、自習室に行けば勉強ははかどるし、私としては大変助かっていました。

私に言われてから何かするのが嫌らしく、毎日、この話を持ち出し、

言われるとやる気がなくなる → 母さんが言うとなにもできない大人になる → 自分で考えてやりたい、、さらに塾は意味がない、、、という口論になります。

この口論に疲れ、自分でやる気もちがあるのなら、一回やってみたらいいか、試行錯誤しながら自分でやるのもありか?という気持ちと、せっかく上がってきた成績なのに、失敗したら下がるのが怖い。彼のやり方では雑すぎる、彼は言わないとやらないぞという気持ちと、いったり来たり。

反抗期と母の口うるささの要素が大きいのですが、このままでは、いけない。なにか打開策を、、、アドバイスがあればお願いしたいです。

長々とすみません、ちなみに旦那さんも、子供の前では言いませんが、子供と同じ意見なんです。みんな、成績をあげたい気もちは同じなのに、、意見が合わない。

これに対するボクの返信がこちら↓↓↓です。

これからまだ中学で2年間、高校で3年間、少なくとも勉強を続けていかなくてはなりません。

その5年間の間に気持ちの面でも、勉強方法においても変化があり、山もあり谷もあり、スランプも絶好調もあるでしょう。

少なくとも中学の2年間は高校入試があるとはいえ、勉強における「最大の山場」である高校生活での勉強に向けての準備期間ともいえます。

「やらせてみたらどうかな?」と思ったことを一度も試すことなく、この2年間をやり通すことは不可能です。

子供の意思を無視して親の意向だけを通すことも不可能です。仮に親の意向が100%正しくても不可能なのです。

もしそれが可能であるとするなら、子供自身の成長はないし、子供は親のロボットということになります。

みんな内申があるから「試すのが怖い」というけれど、1回も試すことはできないのか?

子供の意思と親の意向を押し合い引き合いしながら、試すことで「内心もあと8くらい足り」ない分が成長で見込めないのかとも思います。

「彼のやり方では雑すぎる、彼は言わないとやらないぞ」については、その通りです。それは100%正しいと思います。

ただそれも実際に失敗しないでみないと人は理解できないのではないでしょうか。

成績が上がり調子になった今こそ、試すチャンスではないのか。今まで親とやってきたことが自分でもできるのかを試すチャンスではないのか。

成績が不振の時は「うるさい」と思うばかりだったものが、一定の成績を獲り始めてからは「うるさいけど正しい」と子供には思える時もあるのではないか。

中1で怖くて試せなければ、中2ではほぼ難しいし、ましてや中3の受験生になってからは無理になります。

中1なら失敗しても試験後にすぐ挽回もできる。試してみるべきだし、試さなければ今後の成長は見込めないのではないでしょうか。

幸い成績は上り調子とのことで、これまでどうしてきたかをお子さんが理解しているならば、自分一人でやってみて、どこまでできるかを見てやったらイイでしょう。

自分一人でやらせるのは放置するって意味ではありません。

たとえば何をしたのかは口頭で確認するのもいいでしょう。一人でやるのはイイから任せるけれど、なにをやったのかは教えてねって言えばイイ。

もし可能ならばその勉強で、そして勉強の様子から「今の感じだとこれくらいの点数になりそうね」って予言してやればイイ。

予言が当たれば、子供の親への態度も今とは少し違ってくるでしょう。

また、「塾もプリントやって説明読んでるだけで意味がない」という発言は、今、親とやっている勉強で「なんとかなりそうだ」という感じを子供がつかんでいると予想されます。そういう意味でも試すチャンスが到来しているといえるでしょう。

一段階子供の意識が上がってきた証拠でもあるので、塾をやめるかどうかは別にして、さらなる向上を目指すにはいい機会になるでしょう。

大いにチャレンジして大いに失敗して成長すればイイ。失敗してはならないなんてことはない。失敗したらすぐ挽回すればイイだけですから。

加えて「私に言われてから何かするのが嫌らしく」については親側の対応も考えなくてはなりません。

子供が一段階、上に上がってきたら、親も一段階上がった大人の対応が求められます。

それは親もどう口を出すか、どうやらせるかを考えなければならないと同時に親が成長しなければならないということです。成績が上り調子になってきた今、1年前と子供に言うことが同じじゃ、子供も嫌がるのは当たり前で、その部分は親が変わったかを検証する必要があるでしょう。

親は誰にも責められないので、自分で自己検証しなくてはならず、厳しく自己の対応を見つめる機会にもあるでしょう。

> 母さんが言うとなにもできない大人になる→自分で考えてやりたい

これなんかは、子供が成長してるってことです。反抗期でも何でもない。それに親も追いついて対応しなければなりません。

放置するって意味ではなく、大人の対応をしてチェックだけはするとか、確認テストだけはするとか、口頭で確認するとかして、テストが返ってきたらその結果を親子で検証する。

その際「だから言ったでしょ?」という言葉は親が子供の成長に対応していない証拠になりますので気をつけて、淡々と冷静に「何が悪かったのか」「何が良かったのか」「今後どうしていくべきか」「親が協力して勉強時間が短縮できることはないか」など子供の成長を助ける味方として登場すればイイですね。

塾だって仮にやめたっていくらでもあるでしょう。家庭学習で効果が出始めると、塾での勉強に意味を感じなく子供はたくさんいます。そのあたりも考えて塾の選択、退塾、転塾も考えてみたらイイと思いますよ。

ストロング宮迫@親技.com

これが昨年の12月のやり取りです。で、この3月に「その後」と報告がきてました。

「その後」、親がどういう対応をし、成績がどうなったか、気になりますよね?

なので、長くなるけれど、ここに掲載します。

こんにちは。昨年末、中一の息子が、母さんと勉強してると僕がダメな人間になる。自分で勉強したい。塾も意味がないから辞める、といっていた者です。

ストロング先生から、今やらないと、このあとはもっとできなくなると、彼の自立もあり!ではないかとアドバイスをいただきました。

結果は、成績はキープし、下がることはなく、彼自身で気分よく勉強したと思います。

特に、理科は、年明けからの三回あるテストですべて90点超え。数学も85点超え。

社会は、歴史は好きなのですが地理が今一歩細かく覚えられず75~85点くらい。

英語と国語は苦手意識もあり、65~80と、ばらつきがあります。

勉強の仕方は、課題があればひたすらやれるのですが、定期テストのとき、課題が終わると「なにしていいかわからない」と怒っていたので、私が足らないところの、問題を作ってやったりもしました。

あと、塾も、やる気のなくなった気持ちを盛り上げてくれ、成績キープの手助けになりました。

テスト後は、やり直しをなかなかやらず、私がやらせた感はあります。テスト後の反省を、毎回塾でもやってくれていて、今後の勉強の強化すべきところを、彼自身に意識させてくれます。

まとめると、

◆私は、気持ちも物理的にも楽になりました。

◆息子は、前より自分でやった感があるので、勉強を気持ちよくやれます(勉強する教科に、片寄りはありますが)。さらに、自立が目的なので、お手伝いをよくしてくれるようになりました。料理、洗濯、、。

◆塾は、テスト講座を辞めて、通常授業のみにしましたが、先生が親身になってくれていて、子供もそれを感じています。助かっている部分もたくさんあります。

親技とは、それていっているのかもしれませんが、私が必死になっているときより、全体的に状況がいいような気がしています。少しくらいいいやと思えるようになったというか、、。

しかし、実技科目は、変わらずボロボロで、50~60点です。そこは改善しないとやばいです。まずは、ご報告。そして、このままではいけないところがなにかあれば、教えてください。長々とありがとうございました。

志望校があって、そこに入るためには「学年で1割に入」らねばならず、中1の12月の時点では「内申もあと8くらい足りません」状態だったわけですが、親の強力なテコ入れによって「毎回少しずつ順位を上げ学年で2割に入れるよう」になった。

しかし、子供からは苦情が入り、少し距離を置いてほしいと申し入れがあったわけですよね。

だから、ボクは「自分でやらせたら?」って返信した。やらせてみて初めてわかる親のありがたみも実感できると思ったから。上位2割に入れる勉強のやり方を親はわかってたみたいだし。下がれば、また作戦考えて元に戻してもイイんだし。

上位2割は勉強面において、学校が楽しく感じられ、「オレ、イケてるで~」って思える1つのラインだとここでは繰り返し書いてきました。

結果として、「私が必死になっているときより、全体的に状況がいいような気がして」いるそうだし、「成績はキープし、下がることはなく、彼自身で気分よく勉強」しているようだから、まずはOKですよね。

なにより成績はキープできたうえに「私は、気持ちも物理的にも楽になりました」ですから。

ただ、当初の「上位1割に入り、内申を8プラスにする」は今回のメールには書かれておらず、今は「自立が目的なので」に変わってる(変わってないのかもしれないけれど)。

変わることは問題じゃないんですよ。目標設定なんてどんどん変わっていいわけだから。

でも、まだ「この子が勉強面において自立できた」というふうにはボクには思えない。もし自立がある程度できたとするには、「変わらずボロボロで、50~60点」の実技科目に変化が出たときでしょう。

ここにね、「普通の成績がイイ子」と「真に成績がイイ子」の分かれ目がある。

「普通の成績がイイ子」になるのだってタイヘンなんだけど、なってね、上位2割に入りましたと。

そこで満足ならそれでいいんだけれど、じゃあ、そこからさらに上を目指して上位1割に入りたいってなったとき、上位1割に入れるかどうかは、そのあとどうするかという問題ではなく、どういう状態で上位2割に入ったのかが問われるとボクは考えています。

実技科目なんてね、一般的な言い方でいえば、授業を「きちんと聞いていれば」さ、「ボロボロ」にも「50~60点」にもならないんですよ。

「ボロボロ」になり「50~60点」になるのは、「きちんと授業を聞いていない」ってことです(断定口調)。

実際、このお子さんが実技科目をどういう授業で聞いているのかは定かではないけれど、まあ、聞いちゃいないんだな。テキトーにあしらってるというか。(ボクの想像が間違ってたらゴメンナサイ( 一一))

なぜなら、実技科目だから!

なぜなら入試には出ない科目だから!

違いますかね? どうでしょう?

実技科目なんていかにテスト勉強をするかっていうより「いかに授業を聞いて頑張るか?」にかかってる。絵がヘタだとか、スポーツがまるでダメとか、音痴であるとか笛が吹けないとか人にはそれぞれ得意不得意があるから、それはイイ。必死にやってもできないものもある。それで点数が下がることもね。

でも、実技科目のテストが「50~60点」というのは、「授業をきちんと聞いていれば」ありえないとボクは考えています。

で、実はそこに「上位1割に入る」ための素地が含まれているんじゃなかろうか?

好きでも嫌いでも、得意でも不得意でも、「きちんと聞こう、聞くぞ!」って態度、その態度を維持できるから、上位1割にラクして入れる

まあ、実際はそれほどラクってわけじゃないんだけれど、「時間対成果」に換算すれば、効率的であるというくらいの意味です。

苦労して上位1割に入る場合には、非効率的で我武者羅で非効率な努力が求められ、時間はかかり、本人は頑張っている感はすごいあるけれど、次のステップ、たとえば高校に入ってからは間違いなく苦労する。

同じ上位1割の連中なら、だいたい同じ点数や偏差値が出るもんだけど、次のステップにおける勉強の質量が大きく増えたときに対応できるとできない、そうした面に現れる。

うん、メールに「このままではいけないところがなにかあれば、教えてください」と書いてあったので、それについて書いてるんですよ、想像を交えたあくまでもボクの見解をね。ボクの想像が間違っていれば、このお子さんは大丈夫って判断することができるってわけです。

お子さんには一言でいえばムラがある。

たとえばここだ。

特に、理科は、年明けからの三回あるテストですべて90点超え。数学も85点超え。

社会は、歴史は好きなのですが地理が今一歩細かく覚えられず75~85点くらい。

英語と国語は苦手意識もあり、65~80と、ばらつきがあります。

繰り返し書きますが、好き嫌いや得意不得意はだれだってあるんですよ。それはあってもイイ。

でも、それが授業を聞く態度に出てるんじゃないですか?と問いたいんです。

「勉強する教科に、片寄りはあります」は子供の習性としてみんな持ち合わせている課題だけれど、もし親が手助けするとすれば、そのあたりなんじゃなかろうか。

親技では得意科目よりも苦手科目から取り組むことをおススメしてる。なぜなら「時間対効果」が大きいから。苦手科目はちょび手伝ってやれば、すぐ点数に出るしね。成果を実感しやすいから。

上位2割から上位1割の壁を乗り越えたいとするなら、また次のステップで勉強の質力が大きく増えたときにもスムーズに対応するには、それをクリアしないと、永遠に上位2割にとどまることになる。高校入試を経て、同レベルの密度が濃くなると、上位2割からは必ず転落してより下位の層に属することになる。

数学は勉強で、家庭科は入試科目じゃない、そんな意識がお子さんにはないだろうか?

もっといえば、家庭で「まずは5教科!」という面が強調されていないか? もしくは強調されすぎていないか?

ボクはこの方の気持ちを察していえば、実技科目よりもまずは5教科を上げないといけなかったので、となってた可能性もある。

親技ではまずは1教科からといっているので、スタートはそれでいいんだけれど、そこでの臨む態度や温度差がのちの壁を越えられない足枷になることもあるってことです。

このあたりが「伸び続ける真の成績がイイ子」と「普通の成績がイイ子」の境目になるとボクは考えています。

よって、苦手とする科目にどう取り組むか。それに親がどういうサジェスチョンをしてやれるかがこれから重要になるでしょう。

苦手な「地理」や「英語と国語」にどういう態度で臨めるか。
どういう態度で臨むべきかを親が示せるか。
こうやればカンタンに、ラクチンになるんじゃないって提案できるか。

暗記なんてできない子供は一人もいないとボクは思ってる。やればできる!必ずね。ただ面倒で「これ覚えてなんの意味あんの?」って感じになってる。それほどやってないんだ。

キライな勉強ですからね、苦を伴うのは致し方ないとして、どうやって苦手をラクにこなせるかをこの方は中2の半年かけて取り組むことです。

一言でいえば「授業を頑張る」ってことになる。暗記を頑張るってこと。まさに「やることをやる」ってわけです。

実技科目がそれをすぐに試せるチャンスでしょ? 国語よりも取り組みやすいとボクには思えるけど。

また、「覚える」という点において、頑張っていないと想像もされ、「覚える作業」を親が手伝ってやる。

「こうしたらどう?」という提案も早い段階で親からしてやったらイイ。

塾の先生には信頼を置いているようだから、塾から「これを覚えてこい!」なんて宿題を出してもらって、家で親子で「短時間で頑張って覚えて」塾でテストしてもらって褒めてもらえばイイですね。親とやりたくないなら、自分でやって塾でテストをしてもらえばイイ。

覚えねばならないものを淡々とルーティンで「楽しんで」覚えるという作業は、高校生になったらすぐに問われる壁ですし。中学でこれを越えられていないと、イイ学校に入っても、高1の夏で撃沈するのは目に見えてるから。

ノリ勉の英語では提案してやってもらっていますが、弁当箱に単語1個紙に書いて入れておく、とか飯を食う前に単語3個ちゃんと書けたら、一品増えるとかさ。LINEは英語でやり取りするとかをやってる家庭もあります。

基本の「キ」の教科書基本重要英文【中1編】

どうやって苦に感じる暗記を「楽しく」こなしていけるかもお子さんの中2の大きな課題となるでしょう。

「こうやって覚えようとすれば意外と覚えられるな」そんな方法は100通り、1000通り、いくらでも考え付く。語呂合わせなんて一番手っ取り早いし、それを親子で楽しみながら考えることで子供の手助けをしてやったらどうですかね。

成績が上位2割に入っているという前提なので、もう1つ2つハードルを高くして、厳しめに書いてみたけれど、いかなる授業もきちんと聞いて帰って、家に帰って復習の勉強時間を減らす!そのために必死で聞く、というのがお子さんのこの1年間の大きなテーマになるんじゃないかとボクには思えました。

もし上位2割の成績が変わらなくても、暗記は以前よりも頑張っていて自分であれこれ考えて工夫して覚えています、実技科目もあまりテスト勉強は増えていませんが、70点を下回ることはなくなりましたっていう兆候が出てくると、良い傾向といえ、勉強時間は変化しなくても、上位1割にスコンと入る可能性があります。

ご主人ともよく話をして、もうあまりあれこれ言わないようにしたいんだけど、暗記と授業を聞くというテーマについて、あなたからも子供に話してみてくれない?って頼んでみたらイイ。

どうやって手を放そうかって話だから、ご主人も乗ってくれるんじゃないかしら。

めがね君の話はね、「めがね君になるってことは、そういうことができる」ってことなんですよ。親がそうしたんですよ。兄弟のうち一人だけがなってるんじゃないんですよ。みんあそうなっているから、ボクは親がそうしたって判断する。日々の生活の中の会話にここまでウダウダ書いてきたことがめがね君の家庭ではすっかり組み込まれてるんですよ。

だから、めがね君のお母さんは、なんでもないように書いてあるけれど、ボクからすれば、すごいことをコツコツ長い間してきた結果、当然のごとく「自立しちゃった」っていう風に見える。それがうまくここで伝えられていないとすれば、それはボクの問題なんですよ。

中1の母さんは今、重大な岐路に立っているといえます。3年後に通用するかしないかは、この1年で何をするかにかかっている、とボクは思いますよ。

入試を見据えるのは当然としても、そのあとの3年のことも考えて、いろんなことを試しておけるのは中2のこの1年しかない。中3で受験生になれば、どうしても目先の偏差値や合格判定が気になるから。

1年なんてあっという間だ。本当の意味で勝負の年なのは今年なんじゃないでしょうかね。
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うれしい報告

『10の鉄則』の感想、続々と・・・

小5 まどぴょんさん

メルマガを読んで想像していた内容よりもっと深いものでした。

耳が痛い話ばかりで私自身の覚悟のなさを思い知りました。

子供が原因ではなく親である私自身の中に原因があると気づかされてしまった以上、その責任の重さと自分自身が見ない様にしていた部分を見つめた後でなければ解決策が見えてこないことを痛感しています。

鉄則が届いてから1ヶ月、仕事の忙しさを理由に避けていた自分の内面を見つめる作業を今月中に行いたいと思います。
その結果をまたご報告します。

思い当ってじっくり考えてみるのも手ですが、たった1つだけ決めてすぐに実行してみるのがおススメです。

もしかしたら、できるのはそれ1つになるかもしれない。

でも、以前よりは1つは積み増したということ。前進とはその積み重ねだと思うんです。拙速を尊ぶべし!

小4 ゆっぴぃさん

メルマガは半年程前から拝読させて頂いておりましたが、娘がこの2月から日能研に通うことになり、通塾との相乗効果が狙えればと思い、10の鉄則の購入にふみきりました。

今までは少しでも成績があがればと願い、本を読んでは知識としてインプットしその知識が薄らいで・・・

また新しい本を手に取るのの繰り返しでした。

メルマガバックナンバーの重要部分がギュッと凝縮されている感じですね!

今まで自分がよかれと思っていたやり方では、非常にツメがあまかったと実感いたしました。うまく続かない理由もわかる気がします。

もっと早くゲットして実践していればと少々悔やみます。娘の第一志望合格を目標に実践していきたいと思います。

これから「小5の壁」がやってきます。

テストに追われて時間がないという現象にも見舞われるでしょう。

勉強のやり方、この確立が問われます。「親の本気」が問われる1年になります。

毎回のテストから何を学ぶか。

親が学んで、変わらなければ、子供に「どうして、できないの!?」を連呼し、責めるようになります。

「どうしてできないの?」の問いは親に、自分自身に向かって問わなければなりません。

受験学年が「勝負の年」ではありません。小5こそ、中学受験の「勝負の年」です。

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