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こんにちは、ストロング宮迫です。

年度末で忙しくされている方も多いんでしょうかね。

シャープは台湾の鴻海精密工業に買収され、東芝は白物家電事業を中国の家電大手「美的集団」に売却するとか。日本の大手企業に入った思って一生懸命働いていたら中国や台湾の企業になっちゃったというのがどういう感覚なのかわかりませんが「そういう時代になった」という象徴的な出来事なのかもしれませんね。

※この毎日親技は2016年3月31日に配信したものです

今の子供たちが働く頃はもっと流動化する時代に突入すると予想され、親の常識がまるで通用しないようなことになってしまうのかも・・・

夢みたいに思われていた自動車の自動運転がすでに高度な実験もされ、近い将来に自動化されるかもなんていう話を聞くと自分の仕事もいずれコンピューターやロボットに取って代わられるのかも・・・と心配せずにはいられませんな。

あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」

タイヘンなのは表の企業だけじゃないですぞ。裏の世界である暴力団の最大手山口組も分裂して二手に分かれて小競り合いが続発し陣取り合戦でせめぎあってる。

「白いものでも親分が黒と言ったら黒」つまり親分が絶対視されるといわれていた暴力団でも「いくら親分が黒って言おうが白は白だからさ」なんて親分を蹴っ飛ばす人が最大手の中から現れた。前代未聞の出来事です。なんだか表の世界も裏の世界も1つの時代の終わりを告げようとしているみたいじゃないですか!

まあ、日本における絶対的な権威の崩壊は先の大戦で、もう少し前には明治維新で経験しています。その経験からすれば、しばらくは無慈悲と混沌が世間をおおい、乗り遅れたり、変わりきれなかった人は無残な退場を迫られ、過去の価値観から脱却できた人やそもそも価値観をまだ有していなかった若者が登場するってところでしょうか。

今はまだしばしの無慈悲と混沌の段階で、今の子供たちが社会に出る頃がちょうど「湯加減」もよくなっている頃合いかもしれません。

であるならば、過去の価値観ですでにマヒしている私たち親が昔から持っている価値観を子供に教え諭して、それをよく吸収した「イイ子」は、実はこれからやってくるであろう新しい時代では対応できず活躍できないってことにもなるのかも。

勉強において、親技では子供が変わる前に親が変わらなければならない!と言っているわけですが、時代の空気や行く末についても親の認識を改め、常識を更新していかないと子供に過ったメッセージを日々たくさん送ることになるのでしょう。

無慈悲と混沌の段階では希望と絶望が交差する。時代の空気や行く末が見えにくいとき、藁をもつかむ心境から過去の価値観にがっちりしがみつきたくなる。

あなたが子供に指し示し話していることは過去の価値観、あなたが若かった頃に獲得してきた古くなってしまった価値観になっていないか。もう1回考えてみる必要があるのかもしれませんね。

なにが古くて、なにが新しいかについての判断も間違えやすいのも無慈悲と混沌の段階では起きやすい。

街の本屋さんはどんどんなくなっているけれどアマゾンは栄えているし、活字離れとか本を読まなくなったといわれながらも現代人の文字を読む量は昔より増えているともいわれます。街の喫茶店はなくなったけれど、スターバックスはいつも満員だし、コンビニの挽きたてコーヒーはよく売れてる。

「なにを売るか」より「どう売るか」って問題でもあるらしいし、「なにになるか」より「どうなるか」が課題でもあるらしい。

子供たちでいえば「どの学校に入るか?」よりは「その学校でどうしたか?」が問われる。

「どの塾に入るか?」ではなく「入った塾でどうしたか?」です。

世間で評判の学校や塾に行っても、そこでイケてなければ腐ってしまう。日本の企業に入社したのに10数年経ったら外国資本になってるなんてことがこれから頻繁に起こりうる。

そのときキミはぜひ残ってほしいとなるのか、これを機会に去ってほしいとなるのか、どこかからぜひ来てくれと声がかけられるのか。「今どうしてる?」「そこでなにをしたか?」の真価がそこで問われる

ただ真価が問われた時から頑張るのは周回遅れになる。そのことは認識をしておいてほしい。

みんなが「受験生だ、さあやるぞ!」って言ったときにまだ準備体操なんかしてたら、そりゃ周回遅れになる。

準備が遅れたのは仕方がない。知らなかったんだから。でも準備体操を終えて走り始めるときに自分たちはスタート地点に立ったと思ったら大間違い。

先行逃げ切りが鉄則の種目、加えてフライングも認められている受験においては「ヨーイドン!」の競争じゃない。

先行組はすでにグランドを30周して汗もかき、筋肉もほぐれて再加速しているときに「ヨーイドン!」って鉄砲が打ち鳴らされるんだ。知らなかったのなら仕方がない。けど周回遅れであるという認識のもと走り始めてほしい。

春休みにイイ勉強をできるのは春休みの前に決まってる!

夏休みに追い上げる勉強ができるのは夏休み前に決まってる!

新学年で良いスタートが切れるのは新学年前の準備体操とフライイングで決まってる!

受験生で良いスタートが切れるかどうかは前学年までの体制で決まってる!

今頑張るのは、この先猛追したり、巻き返しをするための準備だ。その認識が受験生の過程には必要だ。その認識を新たにしたところでの注意点はいきなりダッシュしないこと。矛盾しているようだけれど、受験は長いマラソンだ。

ダラダラ走る、時に歩くようなマラソンじゃないよ。スピードと距離をきっちり計算してやる一定速度のマラソンです。最初にダッシュするとトップを走れる!でも続かない。

ずっと継続して走れるペースがあるでしょ。それで最初から走るべきだ。

ダッシュしてすぐ休んでたら距離が稼げないからね。すぐ追いつかれるし。

加えて最初にダッシュして走ってトップを走ってるって思っているけれど、すでに触れたようにそれは周回遅れでのトップだということ。ライバルの連中はすでに30周してるんだから。

子供には子供のペースがあるからずっと継続して走れるペースは速い子供もいれば、遅い子供もいます。でもそれは問題じゃない。

「どうなるか」「入ってどうしたか?」かが問題なんだから。

ずっと走れるペースで継続して走っていれば、絶対に苦しくも楽しいって感覚になる。息が切れるから苦しいのよ。でも充実感もあって、成果があるとイケてる感じが出るから楽しく思える。

ランナーズハイだって出てきて途中で苦しさを忘れることだってあるんだから。時間の感覚がなくなるほど没頭する「ゾーンに入る」ことだってある。

極限の集中状態「ゾーン」に入るための12個の方法

そのためには同じペースで走り続けるしかない。ペースが遅い子は早く始めればイイだけ。だってフライイングが認められているんだから。人より早くスタートを切れば、無理せず余裕をもって走れるじゃない。ダッシュしてみたり、ズルして自転車に乗ったりしなくてイイ。

受験でも勉強でも早く始める効用っていうのは人より先先行くためじゃないですよ。やるべきことを余裕をもって継続して走りながらやるためなんだから。

人より早く始めて、ダッシュする人がいるんですよ。で、息が切れて、もうダメだ、走れないなんてせっかく早くスタート切ったのに言ってる人がいる。フライイングする意味を取り違えているんですな。

親は子供を観察してペースが遅い子供には早く始める。ペースが速い子供はみんなと同じスタートでもいいんです。誰もがみんなと一緒ってわけにはいかない。

受験は、たとえてみれば「校庭100周する」とかやるべきことは決まってるんです。100周しなければダメってね。志望校の偏差値が少し低ければ「校庭70周」とか。目標が100周で結構タイヘンそうだってわかったら早めにスタートしておく。無理せずに、できれば楽しみながら行けるように早くスタートを切る。

「校庭5周」くらいだったらダッシュでも走り切れるかもしれないけれど、ゴールしたらまた入ったところで「校庭30周」とかになるから、結局ダッシュしたら後が続かない。

「どの学校に入るか?」よりは「その学校でどうしたか?」が問われる。「どの塾に入るか?」ではなく「入った塾でどうしたか?」とはそのことです。

すでに受験生であるならば、これから頑張るぞ!って思っている方は周回遅れであることを認識する。もう1年ある人は早めにスタートしてゆっくりジワジワ今からフライイングして進んでおく。

ランナーズハイも「ゾーンに入る」のも一時のダッシュでは、ならない。一気に突破しないでジワジワやる、その過程があって「ゾーンに入る」。

「今から頑張ればなんとかなりますか?」今日頑張ることができない子供の「今から・・」なんて質問には答えようがない。

今日出る答えは決まってる!祈っても拝んでも、昨日までにやったことが出る!

早めのスタートを切に希望します!

繰り返しますがそれは先先やるためじゃなく、自分のペースで走り続けるため。その自分のペースが走り続けられるかどうかを試行錯誤して試すためにも早くスタートする。5年10年とずっと同じペースで走り続けためにね。

自分のペースであっても走り続けてたら疲れるし壊れませんかって!?

走り続けられるのは喜びがあるから。苦しさの中に成果があるから壊れない。普通は成果がなければ壊れる前に走り続けられなくなる。我慢して走り続ける我慢強い子供は壊れる。

水も与えず、帽子もかぶらず炎天下でアスファルトの上を裸足では誰も走り続けられない。それでも我慢して走り続ける子供は足にやけどの跡があったりの症状が必ず出る。その症状を無視すれば壊れる。

走り続けられる格好や姿勢やスピードや距離や時間がわかっているか?

受験生になる前にそれはわかっていないといけない。受験生なのにわかっていないならば周回遅れと認識し、周回遅れだけれど慌てずにゆっくりスタートしてジワジワ走り続ける。

周回遅れになっている分、遅れが気になり、もしかしたら入試までに「校庭100周」は無理かもしれないけれど、最後に無理させて「100周」の帳尻を合わせようとすると、そのあとは走れなくなる。

ずっと走る。走られるペースで走る。苦しさの中でも楽しさを見つけて走れるペースで走る。勉強は社会に出てそれが自分でできるようにするための最高の訓練種目です。

受験なんてクソって思うか、イイ経験だったと思えるようにできるかは、あなた次第です!

本屋はなくなっているけど、アマゾンは栄えてる。本がダメなんじゃないし、受験がダメなんじゃない。ダメにする、ペース配分を無視して走り続けられなくする親がいるだけです。

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受験勉強を始めて10ヶ月なのですが、偏差値が55からじりじりと下がって52くらいになっています。

ただ、親子で必死にやっており、親としては当初より力がついてきている気はしてしまうので、結果がついてこない事に絶望的になります。

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うれしい報告

中3 アメさん

ご報告遅くなってすみません。本当にいろいろありがとうございました。

親カツ講座ももう、次の子達がスタートしているのですね。不安な気持ちを抱えて申し込みをしたのが、ついこの前のように感じます。

大学受験を終えた上の子の『10の鉄則』からのおつきあいでした。上の子も高校も大学も大変な受験でしたが、高校受験の財産を生かして無事に現役で合格しました。ありがとうございます。

中3の下の子はもう、問題がてんこ盛りで(泣

何度も相談してカツをいれていただきました。直前に相談して「家で模試と同じように時間を測って過去問をやらせてみて、その結果で最終的に決めればいい」とアドバイスいただきました。

結果的にやっぱり20点足りなくて、チャレンジ失敗で私立に行くことになった場合のデメリット、我が家の経済状況も話して本人が「第2希望に出願する」ことを決めました。

その後にやっぱりだらけましたが、直前にもう一度カツをいれて、出来ることはしっかりやって公立の試験に臨むことができました。

開示を見ると国語、数学は目標よりいい点数でしたがやっぱり社会でマイナス20点でしたね。

ただ、周りができなかったという理科、英語で健闘できたのは褒めることができました。それだけでも成功したと私は思っています。

思えば上の子の受験も大変な思いで勝ち取って、「下の子は中3からでは遅すぎる。でも私には鉄則がある」とのんきに構えておりました。

塾にもいれたのになんでこんなに成績が上らないのだろうと中学2年の夏休みまで来てしまいました。

その間にノリ勉30点あげよう会と購入していき、ストロングさんに怒られてようやく「上の子の時の成功体験ではなく、下の子自身をしっかりみなくちゃだめなんだ」というところに気が付きます。

そこでようやく集団授業の塾から個別に移り、そこでもだめで、家庭教師をお願いしたのが、中2の春休み、中3になる直前でした。

「親カツ」にどれだけ助けられたか。

下の子が公立受験に勝つためには戦略が必要でした。

ただ、家庭教師の先生はとてもいい先生でしたが、大穴だらけの子供の学力では「内申を取る」というのができませんでした。もう少し早く、先生にお願いしていたらとそこだけが悔しいです。

最も子供が「ノートを取るのと授業を聞くのと両立できなくて、ノートに集中すると授業は三分の一程度しか理解できない」という恐ろしい事実に気が付いたのが中3の夏休みでした。

ただ提出物の点数が高かったので、ひどい点数のわりには3をキープできました。さんざん悩んで、学校にもスクールカウンセラーにも市の相談室にも相談したのに未だに有効な解決策がありません。

高校以降はノートに固執することはないので、私もすこしそういう子の勉強の仕方を今、勉強中です。

親カツでの課題をすすめ、穴を探り、先生にお願いして、埋めていく、もう、中1の単語からやり直しましたからね。

先生も何度も何度も根気よく同じことを丁寧に説明してくれました。

模試で平気で20点、30点取ってくる子供でしたが次第に点数も伸び始め、国語、英語、数学、理科では人並みの点数になりました。

ただ、社会がねえ。やっぱり当日もどぼんでした。

どうしてもどの教科も中3の内容は手が回らなくなる、そこで確実にものになるものだけにしぼらなくてはいけないけど、公民や戦後史も重要になってくるとなると絶対的に足りなかったですね。

そこだけが心残りです。

10の鉄則、ノリ勉、30点あげよう会、親カツ。どれも我が家には必要でした。

10の鉄則、30点上げよう会は特に親カツを理解するのは手助けになりました。

ただ、30点上げよう会の、「ABC判定」が我が家はうまくいきませんでした。なにせ、A問題を早く確実にってところで時間を食いまして、BからA、CからBへの移行が出来ていなかったです。

ここいら辺をもっと早く相談すればよかったと思います。

勉強はしていないわけではない、でもそのわりには成績が悪い、そんな子がこの世に存在するなんてしかもわが子なんて想像できませんでした。

塾でも学校でも「がんばってますよ」の一言で片付けられていたのに、中3になってから中1の単語からやり直しするという残酷さ。

でも気が付いてあげられるのは、手を差し伸べてあげられるのは身近でみている「親」でしかない、ストロングさんのおっしゃるとおりでした。

本人はがんばっている、なのに授業のお土産がほとんどなくて「零れ落ちていた」現実に気が付くのに我が家はほぼまる2年費やしました。

だからどうか、私と同じように悩んでいる方がいれば、塾や学校での評価を疑ってみる、まさか、ここから?というところまで戻ることをお勧めします。早い方がいいです。

我が家の「ビリサン」の逆襲はまだまだこれからです。バカ垂れはもう、羽を伸ばし過ぎているのでまたターゲット1900からやらせようと思います。

「高1の壁」を乗り越えるためにもまだメルマガではお世話になります。

ストロングさんもタイガーさんもお体ご自愛ください。

また今年1年、どんな戦いが繰り広げられるのか私も楽しみにしております。

  • 10の鉄則
  • ノリ勉
  • 中学受験コース
  • 復テ対策講座
  • 30点上げよう会
  • 公開テスト対策講座
  • 親カツ講座(夏まで
コース)
  • 親カツ講座(入
試実践コース)