こんにちは、ストロング宮迫です。
中学受験が峠を越え高校入試一色になってきました。これから胃液過剰分泌の最終第3期を迎えることになります(ToT)
そんな中でボクの唯一の楽しみはプロ野球のキャンプのニュースをテレビ見ることです。最近はあまり見られていないけど(+_+)
ちょうど今の時期は南国でプロ野球のキャンプがやっている時期ですが、残念ながら実際に一度も見に行ったことがありません。だって入試シーズンだからねえ・・・
スポーツでなにがおもしろいってキャンプでしょ!これはプロ野球に限らず、本番やシーズンを迎える前段階でどんな練習をしているか、どう練習しているのかを見るのがボクには一番おもしろい。
子供たちも好きなスポーツや習い事の試合は見に行くけれど、キャンプを見に行く子供って少ないんですよね。
でも、子供たちが見て参考にしたり、タメになるのは結果として見せられる試合じゃなくて過程である練習なんじゃないでしょうかね。あそこにすべてとは言わないけれど半分以上の答えがあるように思うんだけれど。
そのキャンプ情報の1つに我らが権藤さんが怒り狂っている。
※この毎日親技は2015年2月16日に配信したものです。
コーチの仕事はまず、選手を「見る」ことだ。ジッと観察し、選手の長所、短所を理解する。
併せて、投手でいえば、良い状態のときの投球フォームと悪い状態のときのフォームを把握する。そして、選手が何か壁や障害にぶち当たって困っているときに、そっと手を差し伸べる。
コーチの本質は添え木であり、黒子。そのためにまず、選手を「見る」のだ。
あくまでシーズンに向けた準備段階の春季キャンプは、特にそうでなくてはいけない。
選手がどういうオフを過ごし、どういう鍛錬を積んできたか、その状態を把握するのが先決で、教え魔のコーチが少なくない日本ですら、最近は新人選手にだっていきなり手取り足取りの指導をする監督、コーチは減ってきた。
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松坂はここ6年間で23勝と精彩を欠き、11年には右肘の手術を受けた。米国では投球フォームに試行錯誤したこともあって、苦しんだことは確かだ。修正しなくてはいけないポイントがないとは言わないが、まだ始まったばかりである。松坂が佐藤投手コーチに「気が付いたことがあれば言ってください」と言ったのだとしても、私なら投球後に部屋へ呼び、1対1で意見を交換するというやり方をとる。
ほかの選手も報道陣もファンも見ている前で、手取り足取りなんてことは絶対にしない。それをやったら、選手はさらし者だ。・・・・
日本では親切で情熱的で派手な「教え魔」に人気が集まります。
塾や学校の先生だってそうじゃない?
でも「教え魔」がたくさんの芽を摘んでいる可能性についてはあまり論じられません。
指摘が正しくても強制されれば反発したくなるのが心情ですし、だからといって放っておかれるのは我慢ならない。
とかく子供も選手も扱いが難しいんですな。
オードリー・ヘップバーンが言ったという
I don’t want to be alone, I want to be left alone.
一人ぼっちになるのはいやだけど、そっとしておいて欲しいの。
これと一緒ですなあ・・・
周りからすれば、どっちやねん!?と。
でも、コーチも親も「見る」ことが仕事なんだと、役割なんだとボクは思います。
「ジッと観察し、長所、短所を理解する」「良い状態のときと悪い状態のときを把握する」そして「何か壁や障害にぶち当たって困っているときに、そっと手を差し伸べる」
親も同じなんじゃないでしょうか。親の「本質は添え木であり、黒子」、そのためにまず、親は「子供を見る」のだ!
コーチも給料もらっているお仕事だからアピールしなきゃいけない。情熱的で派手に教えまくっていれば、なにかを頑張っているように見える。
しかし、役割が違うんです。それはあなたの仕事じゃない。
親は給料をもらいはしないけれど、親の仕事は「子供をじっと見る」ことです。そしてそっと手を差し伸べる。
「オラオラこの手をつかめよ。つかんだほうがお前の将来のためだぞ。早くつかめよ!」
イヤじゃない、こんなの言われたら・・・
でも多くの親が言ってます。一生懸命頑張っているのはわかるし、給料ももらわずにやっているんだから大変だと思うし、子供のためを思ってのことでしょう。
でもそんなだから伝わらなくて、伝わらないことにイライラして怒る。
「もう知らないわよ」とか「勝手にしなさい」なんてね。
でも、ホントは「知らないわよ」も「勝手にしなさい」もできなくて、またすぐ戻ってきて今までと同じやり方で手を差し伸べる「この手をつかめよ。つかんだほうがお前の将来のためだぞ」ってする。
手を差し伸べてもらったら感謝すべきだと思う。
でも、もうウンザリなんですよ、子供はあなたが主役になって手を差し伸べられるのは。
親子の関係で、子供の勉強を見るとき、親は脇役なの。主役は未熟だけれど子供なの。力があるほうの脇役が自覚してその力量を駆使して主役を育てるの。
「成績がイイ子の親でございます!」なんて自分がスポットライトをガンガン浴びてどうするのよ。
主役だからって子供に直すところがないわけない。でも、いろんな人が見ている前で「手取り足取りなんてことは絶対にしない。それをやったら、さらし者」だから。
力のある、主役よりもよくわかっている脇役だとしても、子供はちゃんと扱ってやる。足りないところだらけだけど1つの人格としてちゃんと子供を認めて向き合ってやる。
本当の意味で向き合うと「話し合い」ができる。それができているならば親が子供をちゃんと扱っている証。
指示したり、指摘したりという一方的なものだけじゃ、それは話し合いとはいえない。指示指摘だけの関係は主役が親になっていることの証。
話し合う、それはみんなできているように思っているけれど、意外とできていない。あなたがしているのは話し合いじゃなくて、指示なんじゃないですか?
「話し合い」のことに触れたので1つ、中学入試の報告で「ちゃんと向き合って話し合った」家庭の報告を紹介しましょうか。
小6 kazさん
こんばんは。kazです。怒涛の1ヶ月が終わりました。
この報告なしには、次の目標に繋げる事が出来ないと思い、一つの区切りとしたく報告させて頂きます。
まずは、模試の子供成績推移から、
4科偏差値
1回目4月 :56
2回目7月 :54
3回目9月 :514回目10月:60
5回目11月:60
6回目12月:62親カツ講座「夏までコース」が終わった時に、夏休みに算数を克服すると子供共々確認し、ストロング先生にアドバイスも頂き、塾においても共有認識のもと頑張りましたが、9月時点では結果が出ませんでした。
また、私ごとですが、9月に人事異動で単身赴任となってしまいました。
塾にはその旨を伝え、家庭でのフォローがおろそかになることを伝えました。毎週末に帰省し、進捗状況を確認することしか出来なくなりました。
しかし、子供は奮起してくれたと思います。
10月から塾でも、学校別対策が始まり、週末を中心に私とテスト時間配分や解く順番などを確認する作業をしました。塾でも、色々と指導があったみたいですが、子供なりに入試演習スキルを獲得したように思います。
会話においても、「この問題は落としたら難しい」「社会科はこの学校は地理分野が難しいので最後にする」など、なかなか鋭いなあと思っていました。
その後の模試も、各科目の若干の上下がありましたが、4科目トータルでは安定してきました。
そんなおり、最後は他流試合で実力を確認しようと思い、12月に他塾の合格判定テストを受けることにしました。
塾の先生は、必要ないと言いましたが、試験会場が第一志望校ということもあり挑戦しました。これまで受けてきた模試においても、受験する可能性のある学校を受験会場に選びました。
結果は、
他流試合12月:4科偏差値45
今まで受けてきた模試と違って、受験者層が変わるのでそれほど高い偏差値は取れないと思っていましたし、子供にも言い聞かせていましたが予想外に低い結果となりました。
正直、作戦を過ってしまったと思いました。
しかし、子供は違いました。そこからの冬季講習はスイッチが入ったように頑張ってくれました。
特に弱点である算数は、確実にレベルアップしていると実感出来ました。
志望校の過去問も、8割とは言えませんが、開始当初の2~3割程度しか解けなかった問題を合格最低点や合格平均点まで解けるようになっていました。
大変長くなりましたが、受験結果は下記の通りです。
1月A:◎特待生合格
1月B:×
1月C:×
1月D:×
1月E:○
1月B:×2月F1回目:×
2月F2回目:×結果は2勝6敗でした。
当初、1月A校は受験する予定ではなかったのですが、入試演習と同様にいきなり実力相応中を受験することが不安があり受験しました。
1月に入って早々の受験ということで、元旦に受験日と同じ時間帯で演習をしました。特待生合格の8割には届きませんでしたが、7割を取ることは出来ました。
で、8割取るにはどうするか子供と話合い配点が国語と算数が高い為、この2科目を頑張るしかないと確認しました。結果、本番で見事やってくれました。手応えもあったようでした。これでノリノリで行けると確信しました。
しかし、その後実力相応の1月B校とご存知の通り最難関中を受験する首都圏の受験生が受ける1月C校と1月校D校が不合格となってしまいました。
1月C校は、散々演習してきた時間配分で過ってしまい、社会など全問解くことが出来なかったようです。また、不合格の要因は、やはり算数で軒並み取らなくてはいけない問題を落としていました。
親子共々かなり焦りましたが、親が動揺してはいけないと思い、常にまだまだ後半戦があることを伝えました。
1月E校の受験前に「塾の先生から学校を休んで来ることが出来ますか?」と言われ大変悩みました。
私的に学校生活が一番であると思っていましたし、子供自身も休むことを始め拒んでました。しかし、今の状況を充分吟味して、子供ととことん話合い2日間休んで塾に行くことになりました。
その結果、当日の受験が終わった後、とてもやりきった表情で校舎から出て来ました。結果発表は、子供は塾に行っていましたので、私一人で確認へ行きました。
受験番号を見た時は、涙が出そうになり思わず声を出して「ヨシ!!」と叫んでいました。子供は塾で先生とネットで確認したようです。
そして、いよいよ天王山の2月のF校入試です。
親子共々、大変気に入っている学校でした。1月E校同様に、子供的には清々しい顔で終えてきました。次の日、結果発表を夫婦(子供は学校)で行きましたが、残念な結果となってしまいました。
横で喜ぶ親子や、合格番号をカメラでおさめている人など様々でした。一瞬呆然となり我を忘れてしまいました。
帰宅する際、不合格の子供が泣いている光景などを見ても、中学受験はとても残酷だと改めて感じました。
しかしながら、心のそこでまだ終わってないぞと思い帰宅しました。
2月2回目の試験は、F校2回目かB校3回目を受験するか、またまた親子で悩みました。
塾の先生は、B校3回目の方が良いと助言してくれましたが、親子で話し合い悔いが残る方はどちらか家族で相談しました。
F校2回目は、難関中学を不合格になった受験生が受けることは分かっていましたが結論としてF校2回目を受験しました。案の定、不合格となりました。
今、振り返っても、まったく親子共々悔いはありません。
結局、1月E校にお世話になることになりましたが、この学校はたまたま子供が4年生の時に文化祭へ連れて行き、受験するきっかけを作ってくれた学校(少し意図的に誘導しましたが…)です。
何か縁があったかもしれません。子供には、まったく恥じることなく、胸を張っていこうと伝えました。
これで、一つの通過点が過ぎました。
受験のご褒美として先週末にささやかですが、温泉とスキー旅行へ行ってきました。今週から、子供は中学準備講座を先取りで学習する予定です。子供も、中学ではトップになれるよう頑張ると嬉しいことを言ってくれています。
長々と纏まりがない文章で申し訳ありません。まだまだ、親技を極めていませんが、もうしばらくストロング先生から学ばさせて頂きたい考えています。
親技を卒業しますと、早く報告出来るように精進しようと思います。今後ともよろしくお願いします。
PS:やっと、自分でたっていた美味しいお酒を飲むことが出来ます(笑)とても良い経験だったと思っております
いかがでしょうか?
とにかく話し合ってますよね。とことん話し合ってる。
2月の2回目の試験では塾の先生の意見もあった(ボクが相談を受けても塾の先生と同じ答えをしたでしょう)そうですが、「悔いが残る方はどちらか家族」で話し合って自分たちの道を決めています。
「塾の先生から学校を休んで来ることが出来ますか?」と言われたときも「今の状況を充分吟味して、子供ととことん話合い2日間休んで塾に行く」を選択しています。
そこがすばらしい。いずれもどっちを選択してもいいんです。正解はない。しかし正解がないからトコトン話し合う。
世の中にいろいろな意見があります。参考にしたらいい。しかし、その上で話し合って己の道を選択する。これができれば言うことはないのではないでしょうか。
結果としての2勝6敗を皆さんがどうみるのかはわかりませんが、報告を読んで「満点の受験だったなあ」とボクは思います。
それはお子さんがすでに「中学準備講座を先取りで学習」に向かい、「中学ではトップになれるよう頑張ると嬉しいことを言って」いることで証明されていると言えるでしょう。
もちろんあの試験の時こうだああだという反省はあったとしても、単身赴任でなかなか思うに任せない状況の中ですばらしいお父さんぶりを発揮されたと思いますし、心からお祝いを申し上げたい。
この受験で絶っていたお酒はさぞおいしかったことでしょう。
受験が終われば子供は「ご苦労さん」と言ってもらえます。しかし、親は誰からも言ってもらえない。
なのでボクが言います!
「kazさん、イイ受験をされましたねえ。とてもとてもすばらしかったですよ。まだまだ旅は続きますが、これからもお子さんと話し合いながら信ずべき道を進んでくださいね。長い間ご苦労さまでした。あっぱれ!」
P.S
ああ、kazさんが最後に書いていらっしゃったように毎日の当たり前のなにかを「絶って」みると、当たり前の価値が飛躍的に上がるっていうのはここでも何度も書いていますが本当の話です。
よく感謝しろ!って言うけれど、感謝する気持ちになれるのは「なにかがなくてそれが手に入ったとき」でもあるんです。これは日常生活で子供たちに取り入れるヒントになりますよね。
「なんでも持っている」は本当はあまりうれしくない状態なんです。
いつでもどこでもゲームを買ってもらえてなんでも持っている子供がいつも欲求不満な顔をしているのはそのせいです。
でも本当にレベルが高い人は、そこにあるのにあえて「絶って」区切りがついたら手をつける。そうすると仮にそれが安いお酒だって「うまいなぁ~」って心から思える。
こういうことを意識して行うってことが豊かな人生につながるのではないでしょうかね。目の前にあるものを自分自身で価値を高めていけるわけですからね。
成績上がったよ(^_^)の報告
小5 教育ママさん
■実践したこと: A問題が60枚 B問題が63枚 C問題が82枚
我が子は日曜特訓コースに入っていますので、もともと算数の難問が多くありました。
ストロング先生のアドバイスどおり、まずは、A問題からきちんと完璧にしました。
すると今度はB問題も一度は解けなくっても解説を見たらなんとなくわかるようになり、冬休みを利用して、一気にC問題まで行きました。
冬休みは算数という一教科だけを徹底的に責めて、見事C問題もすべてクリアしました。ただ、C問題はやや難しいできないところは、なかなかクリアするということが難しく9回も解いた問題もありました。
時には子供が泣いたこともありましたが、「やれば、必ずできるから、とにかく、頑張ってみよう」と励まし続け、毎日毎日子供に成果を見せて、「今日はこれだけクリアできたよ」と正解した枚数を見せると、本当に嬉しそうな顔をしていました。
■成果の報告:
やりましたよ!!!我が子!!!!なんとなんと、とうとう1位を取りました!!! 偏差値68,7です!!!
もともとわが子の偏差値はどんなに勉強をしても57前後でした。きちんと実行すれば、元なんてあっという間に取れます。必ず必ず成績は上がります!!! ストロング先生に感謝感謝!!!!
枚数からいっても非常に頑張ったことがわかります。決してストロングがすごかったのではなく、きっちりやらせた教育ママさんがすばらしかったということ。
ここでは省略しましたが、お子さんのモチベーションを維持するために教育ママさんなりの工夫もありました。
勉強のやり方が理にかなっており、その上、で時間をかけて勉強したのですから、それは上がって当然。
さあ、プライドも出てくるでしょう。しかし、ライバル達も虎視眈々と奪回を目指してくるでしょう。1位は守るものではないですぞ!
2度目3度目と獲りに行くものです。ファイト!