冷静に考えてほしい。 pic.twitter.com/LD2OAIdusL
— 全日本もう帰りたい協会 (@mou_kaeru) 2017年9月3日
こんにちは、ストロング宮迫です。
この前、旅先で歯が欠けて、痛くなるのはイヤだったので、近くにあった知らない歯医者さんに飛び込んで診てもらいました。
治療は予約と予約の間に入れてもらって、無事に事なきを得たんですが、今まで見たことがないような機器がいっぱいありました。これはボクが歯医者に、ものすごいしばらくぶりに行ったから感じたことなのかもしれないけれど。
でね、治療も物珍しい機器も問題はないんだけれど、トイレに行ったらね、「流すボタン」または「流すレバー」が見つからないんですよ”(-“”-)”
こういうの↓↓↓だったら、アホなボクでももちろんわかる。
「渦巻いてる」ボタンを押せる!だけど、こういうのじゃなかったんだ。
これ↓↓↓とは少し違う気もあるけれど、こういう感じだった。
どこなんだよ、「オレの粗相」を速やかに流せるボタンは・・・
ボタンはいろいろあったから、申し訳なかったけれど、全部「とりあえず」押してみた。流れない。まあ、「ムーブ」とか押しても、冷静に考えれば、そりゃダメですわね。
治療の機器も最新なんだから、トイレも最新なんだろうけれど、あれは困った。
こういう↓↓↓ボタンもあった、これは違うってわかってたけど、やっぱりとりあえず「大」も「小」も念のため押してはみた。もちろん違う。流れる音だけが出る。
もし、「雲古」だったらもっと焦ったと思うけど、幸い「小」のほうだったから、汗かきながら、とうとう断念して出てきちゃった。
どうぞ「ボクのオシッコ」が時間の経過とともに薄まっていますように!って祈りながらね。
「あのトイレの流すボタンはいったいどこにあったんだろうか?」
後日、これまた旅先でトイレの展示をしているショールームがあったので、「買う気はゼロ」だけど、見て回った。あの歯医者のトイレの「流すボタン」はどこかはもう確かめようがないけれど、確認はしておきたいじゃない。
いろいろと見てみたけれど、どうも「流すボタン」はこんな感じ↓↓↓で上部についていたんじゃなかろうか。
実際の歯医者のトイレでも上部は見たけれど、↑↑↑こんなふうな文字表示はなかったし、操作パネルはもっと極薄だったけれど、構造上、トイレを終えて、流すときに人は立つからね。
あるべき場所は「上から見て見える場所」しかなかろう・・・というのがボクの結論。真偽は不明だが・・・
あのね、別にトイレについてやボクの粗相について書きたいんじゃないですよ。
「知らない」「わからない」ってときに示す反応は、あなたの子供もボクも一緒って話なんです。
そういう場合、みんなするのが「とりあえずボタンを押してみる」だ。
「とりあえず」って行為はムダで、解決につながらない場合がほとんどです。オシッコを流したいのに、「おしり」とか「ビデ」とか「ムーブ」とか「マッサージ」とか押してもダメなのは小学生でもわかる。
けどね、時間制限があったり、早く終えないとって思ってる場合は、とりあえず押しちゃう。ボクは誰にもヤイヤイ言われなかったけれど、トイレに長く籠ってるっていう状況がイヤだから、「早く早く・・・」って自分で自分をせかしちゃう。子供は親にせかされる。
せかされたときに、過程を見ずに結果を求められたときに、子供やボクがやるのが「とりあえずやってみる」だ。「やってますよアピール」でもいいですな。
でも、そのとき、「待てよ、流すってことは立ち上がった時にするよな?」って思えば、しゃがんで便器に顔を近づけて、操作パネルを覗き込みながら「流すボタン」を押すなんてことは構造上あり得ないんですよ。
トイレもテストも問題集も、ちゃんと研究して作られてるんだからね。ありえないことはほとんどないんですよ。
まあ、それがなかなかうまく対処できないから、困るんだけど、こうした状況で「せかす」のはさらなる無駄な行動を招くってことを親はよく覚えておかないといけない。
親技の上級者なら、テストでも「とりあえず解答を埋める」って行為は絶対にしない。「とりあえず書く」ことに意味がないから。考えもしていない問題の答えを書くってことはプライドが許さないから。親もたとえそれで正解になったとしても、良しとはしないし。
人は言う「それってもったいないよ。1点でも上積みできるかも。とりあえず書いておけば、もしかしたら〇がくるかもしれないし、お得じゃん。それがあきらめないってことじゃないかしら」とかね。
親技ではそうは考えない。まあ、それは人の価値観だから、是非はご自身で決めていただくとして、「とりあえず書く」ときの正答率は「0」に近いことも事実。記号なら最大でも20%正解できる可能性があるけれど、たいていはことごとく、やっぱり間違うのが普通です。
だから「とりあえず書く時間」を使って、これって何をボクに問おうとしているのって考えるべきなんだ、理想としては。たとえ時間切れになって答えが出なくてもね。
とりえず記号を書いて、何問かラッキーで正解して、それに意味はありますか?とボクは問う。
テストで「とりあえず答えを書く」のもそうだけれど、普段の勉強でも「とりあえず勉強する」ってのは、無駄になることが多い。いや、ムダだ、ハッキリ言って。
それについてはこの前、ボクの娘の悪い事例を出して書いた。
「トイレの操作パネルがわかりにくい」と嘆く人に春は来ない。
特に勉強においては、「うまくいかないのはその前提が間違っているのかも」ってぜひ考えるべきだし、
テーマをもって勉強したり、テストに向けて狙って勉強して取り組んでいる家庭では「さらに焦点を絞って勉強できる」から、もっと成果が上がる。
「イイ点を獲りなさい」というのはテーマにならない。テーマにならないというよりはテーマが大きすぎる。もっと具体的に細かくテーマ設定しないと。
テーマ設定が小さくなれば、達成したかどうかがわかりやすくなる。テストの素点は別にして、「狙ったことができたね」って家庭内での親子の評価すべき項目が増える。
「志望校がC判定」これじゃ厳しい
「偏差値が56」これじゃ足りない
って話が巷にあふれている。塾や学校の先生はそれでいいんですよ。それが仕事だから。
でも親の仕事は客観的なものさし以外に、親子で今回のテストでは「こうやってみよう」「これは落とさないでやろう」「時間はこうかけてみよう」って客観的なものさし以外のものを設定しなければなりません。
まあ、別に設定しなくてもいいけれど、勉強を通して子供を成長させるという目的があるなら、是が非でもやらねばなりません。それをしようとするのは世の中で親しかいないから。
でも、そういえば、「勉強を見るくらいなら仕事のほうがラク」って思う人も多いでしょう。それはそれでイイ。
ただね、仕事してもね、客観的な指標以外に、自分でテーマ設定したり、部下にテーマ設定してやらなければ、人は育たない。「イイ点獲ってこい」「売上上げてこい」「お客さん呼んで来い」ってどでかいテーマをぶち投げても、「とりあえずそこにあるボタン」を押すのがオチだから。
具体的なテーマがない家庭が、結果だけを求めれば求めるほど、子供は「とりあえず勉強」に励み、そしてそれは成果を露も生まないという悪循環に必ず陥る。ここにハマると、親も仕事どころじゃなくなるからね。
ラグビーに興味がない人にも是非読んでほしい記事があった。
【ラグビーコラム】吉田 宏
慶大・金沢HCの言葉にコーチに求められるものは何かを考えさせられた
大学ラグビーの開幕が近づく中で、3日には慶大-関東学院大の練習試合が横浜・関東学院大釜利谷グラウンドで行われた。この日印象的だった“出来事”は、慶大が72-14と大勝した1軍戦ではなく、2試合目に行われた2軍戦の、しかもハーフタイムに起きた。前半を終えて、すでに40-24(最終スコアは慶大の78-24)とリードしていた慶大の一部選手が、ゴールラインを背負うような位置で、ラインアウトからのモールを防御する“特訓”を繰り返したのだ。高校のラグビー部などでは珍しくないかもしれない。だが、大学の、しかも1部で戦うチームでは異例の光景だった。
試合後に、慶大の金沢篤ヘッドコーチ(HC、39)に理由を聞くと、「前半何度も(関東学院大に)やられたプレー。口でいうより、実際にやらせたほうがいい」と平然と語った。コーチに求められるものは何かを考えさせられた。
極論になるが、日本のラグビー界、特に育成レベルのステージは勝利至上主義に満ちている。
高校生は、花園で優勝する1校を目指し一年間を過ごす。花園で勝ち上がるような強豪は、高いレベルの真剣勝負を何試合も経験するが、弱小チームは花園予選1試合で一年が終わる。だが、目先の勝ち負けよりも重要なものがある。
2015年W杯で日本代表を3勝に導いたエディー・ジョーンズ氏(57)から、ヘッドコーチ在任時代に聞いたことだ。
「日本のコーチは、まるでいい選手を獲得することが仕事のようにみえる。だが、コーチの仕事は選手の能力を引き出すことだ」
多くの指導者やスポーツに興味を持つ方々ならご存じなことだが、「コーチ」の語源は、馬車の客車だ。選手という“乗客”を勝利、そして成功という“目的地”に運ぶのが使命だ。もちろん、有望選手の獲得はチームの重要課題だが、選手という素材をどう育成するかを、これからの日本のコーチに求めたい。
ボクらはもうすでに目の前に「選手」を授かった。素材はもう与えられてる。あとはそれをどう育成し、「目的地」に運ぶか。
合格したいし、イイ点数は獲りたいけれど、あなたにはあなたの道があるはずだ。なぜなら、みんな素材も個性も能力も違うのだから。通過駅も違うよ。
特急の子もいれば、準特急の子もいるし、各駅停車の子だっている。問題は速さじゃない。次の駅に向かって発車してるってことだし、進んでるってことです。
だからこそ、「とりあえず勉強」したり、「とりあえず書いて」みたりなんてムダなことはさせられない。時間がないのに「とりあえず」という意味のないことをしてる暇はないもの。
子供の勉強をさせるなら、親は答えられなきゃいけない「今日させた勉強のテーマはなに?」という問いに。
そして、どうしてさせたのか?
それをして何を狙うのか?
したことの成果は出るのか、出そうなのか?…etc
についても答えられなきゃいけない。
『10の鉄則』の感想、続々と・・・
小5 本気でがんばるさん
軽い気持ちで購入しましたが、買ってよかったです。
一番悩んでいたのは、親が管理しすぎると子供の自主性を摘むのではないかということ。
私の考えは、間違っていました。
目をかけ声を掛けチェックする、褒める。
それが大事だったなんて驚くとともに、私は親としていかに中途半端だったのかと自己嫌悪。反省するばかりです。
届いてすぐ実践したいところでしたが、まずは10個の鉄則を頭に入れて自分のものにするところから始めました。
本音で話すのに、鉄則本みながらでは説得力がないので。
親技で考える「管理」とはあくまで子供をサポートするためです。親の一方的な考えを押しつけても子供は言うことは聞きませんし、成果も出ません。
親が何かを手伝うときは、子供にはその分勉強に集中させる。
目をかけ声を掛けチェックすれば、問題点も見えてきます。子供に指摘すれば「痛いとこついてくるな」と最初は反発するかもしれません。
でも、親の指摘を聞き入れ成果がでると親には褒められるし、何より自分だって気分がいい。
この流れをつくっていくのです。
10個の鉄則を頭に入れたら、さっそくトライしていきましょう!