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こんにちは、ストロング宮迫です。

この前、テレビをつけたら先日ここで触れたシンクロの井村雅代コーチが画面に出てて、小学生を対象にした3日間の合宿をしたと報じられていました。

ネットで検索してみると、【ミキプルーンはじめてシンクロ】の模様だったようです。ちょっとなんの番組での放送だったのかわからなかったのでスポーツ新聞で取り上げられたもので紹介します。

日刊スポーツ「ブレない井村HC 小学生に無理、嫌、できない禁止令」

リオデジャネイロ五輪のシンクロナイズドスイミングでデュエットと団体を銅メダルに導いた日本代表井村雅代ヘッドコーチが29日、神戸ポートピアホテルで「ミキプルーンはじめてシンクロ2016」に特別講師として臨んだ。

10回目を迎える2泊3日のイベントには保護者34人、小学生36人が参加。初日の開会式で早速、井村節が飛び出した。

「使ってはいけない言葉があります。<1>無理 <2>嫌 <3>できない。この3つは、今から絶対に使ってはいけません」・・・

この場面はボクもテレビでも見たんですが、読者の皆さんも家でお子さんにぜひ取り入れたらイイですね。

メダル獲得という結果を出した井村雅代コーチのことは、これからもさまざまなところで取り上げられて、たぶんスパルタ指導という厳しい練習の面が強調されて報じられることでしょう。

地獄の練習を経て、本番では絶対的な自信をもって臨む!これに異議はないし、それが一番まっとうな考え方でしょう。井村コーチでいえば、これに加えて「こうすれば成果が必ず出る!」という確信まであるから、それをすることにたぶん躊躇もないと想像します。

そのスタートになる「無理・嫌・できない・この3つは、今から絶対に使ってはいけません」を皆さんが家庭で試みてみるのもおもしろい。

ただし、もうここで何度も行っているように「負荷をかける」ってことは、できもしないことを無理してさせるってことじゃないこと、また負荷をかける人は負荷をかける相手をよくよく見ていなくちゃならないってことです。
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極限まで負荷をかけて限界を越えさせるためには、負荷をかける相手が姿かたちだけでなく、心の中も見えてなくちゃならない。心の中は誰にもわからないという人もいるけれど、「まだいけるのか、いけないのか」は、ずっと、じっと観察していれば、わかる。コミュニケーションをとっていれば、わかる。ヘタレたら、すぐわかる。
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それが観察している人の特権なんです。逆に観察していない人には、まるでわからない。

だから、選手を地獄まで追い込める井村コーチは自分のすべての時間を使って選手を見ていると想像します。

つまりね、本当の意味でのスパルタ指導っていうのは、子供や選手によってメニューが違うってことなんですよ。子供や選手によって限界も耐性も違うからね。厳しさは一緒だとしても、「この子は3まで」で「あの子は7まで」というようにみんな段階が違うから、追い込み方も一様にはならない。

これまで事件や事故が起こったスパルタ指導のものっていうのは、多くは厳しさも負荷もみんな一律でかけることで起こる。負荷を一律でかけて、できなかったら殴るとかさ。

「みんなこの訓練に耐えて成果を出してきたんだー!」なんてさ。でもね、子供も選手も一律じゃないんですよ。

公立小中学校の宿題って、みんな一律で出されますよね?

一律で出される代わりに、負荷度は低く出される。まあ、それほど頑張らなくてもおおむねできる量が出されるんです。

私立小中学校になれば、それが少し変わる。負荷度が公立小中学校よりも上がるんですよね。同じ一律でも求められるレベルが上がる。

競争して入るところ、競争が激しいところは一律の負荷度が高くなる。それを求めて競争して入るんだから。

塾なんかだって長い年月をかけてノウハウを蓄積して自塾のカリキュラムをこしらえてる。塾にもいろいろあるけれど、高い合格実績を出すところの一律の負荷度は高い。一律の負荷度が高くなればなるほど、事件や事故は出やすくなる。

大きな事件や事故にならなくても、「わからん」「できない」「やってられない」などからやる気の賞味期限が切れはじめ、まるで勉強をやらなくなる、やれなくなることもしばしばだ。
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「無理・嫌・できない・この3つは、今から絶対に使ってはいけません」という負荷を子供に課すとき、

結末は

「最後まで無理・嫌・できない・この3つとも言わなかったね?」

「うん」

にならなくちゃならない。

たぶん井村コーチは【ミキプルーンはじめてシンクロ】で、子供たちにそうしたと想像します。

「できたね?」「うん」
「やれたね?」「うん」

で、

「またやってみる?」「うん」

につながっていく。

ボクら多くの親は、金メダルや銀メダル、つまり世界一や世界2位までは望んでいない。だから、井村コーチほど命懸けで子供を見なくてもイイ。求めるレベルはもっと低くていいけれど、

やることは一緒だ!

どこまでやるかのレベルが違うだけで、子供を観察して、話して、様子を見て、負荷をかけて、クリアさせていく、その過程はそのまんま一緒だ。

その過程を作動させていく第一歩は「できることをきっちりやらせる」こと。たったそれだけです。

皆にかけられている一律の負荷だけれど、右往左往している子供には手を差し伸べて親が司令塔になって仕分けてやる。

甘やかさせて仕分けるわけじゃない。さらなる負荷をかけてやらせるために今は子供に手を貸してやるだけなのだから。

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うれしい報告

中3 sakuraさん

いつも大変ためになるメルマガありがとうございます。読むたびに考えさせられます。

待ちに待った昨日(8月28日)親カツDVDを真剣に拝見致しました。前期講座から購入しておけば良かったなと思いましたが今からが踏ん張りどころと気を引き締め頑張るつもりです。

夏休みも毎日かかさず勉強をし自分磨きに専念した息子。

以前、ストロング先生に指摘されました時間と勉強内容のバランスを、その後親子で試行錯誤し改善してまいりました。

全教科をバランスよくと思っていましたが、毎月3回のテスト。授業毎の小テスト。この点数により夏休みに課題としたのが社会。

夏は1つに絞り歴史と地理を徹底的にマスターすることにしました。

塾では夏期講習があり、自習も含め午前9時~午後8時までほぼ毎日過ごしていました。授業は午後1時~5時半ですが、午前中は前日の復習や家庭学習(社会)・授業後は本日の復習と質問だったようです。

また塾の合宿にも参加し、色々な刺激を受け最終日の成果テストでは社会で結果を残したようです。

コツコツ積み上げることは根気がいります。どこから手を付けるのか指示しながら頑張りました。

親の指示が適切なのか、そうでないかを親自身がドキドキしまた真剣に過去の息子のデータを分析して勉強しました。

少しでも点数につながると子供だけではなく親の方が平常を保ちながらも心でガッツポーズ。

気分を変えるためと、ど忘れ防止で数学の苦手ノートからピックアップして毎日2問といてもらい、やはり頭の回路が間違えたままになっていた問題も発覚しています。

過去問についても、一度志望校の過去問を挑戦させましたが、案の定な結果でした。息子は、まだまだ足りないんだなって気合が入り直したようでした。

お盆休み明けのテストでは、偏差値が2上がって地味ですが二人で「よっしゃ~!!」と来月へ向け今回の反省点・改善点を話し合ったところです。

自己採点と結果に8点~12点の差が出ます。ありえない事なのですが、字が読めない・・・そのため、当然×です。

本人は、答えは合っているのにと言いますが字にすごくクセがあります。息子の課題です。小学1年生になりなさいと。

テストになると、日々言われていることなのですが緊張と時間の焦りで元に戻るでしょうか。ですが、合格に向かって得点を上げるための課題です。

子供と共に苦しみを共有し乗り越える。先日の24時間テレビでの登山のようです。まだまだ頂上はみえません。

私も、朝は5時半起床。家事をしながら2人の子供達の塾のお弁当作り。8時に2人を連れ塾へ片道40分の送迎、9時25分出社。営業の途中で午後3時、下の娘を塾に迎えに行き6時半まで仕事。

7時自宅に戻り、夕食の準備をしながら娘の家庭学習。主人と息子が帰宅後食事をし、10時~11時半まで息子と家庭学習。12時半就寝。

仕事の月の休みは取れても1日~2日ですので、気合がいります。本当に気力ですね。

でも、母親の背中を見ながら子供は成長してくれると信じ頑張れます。

ストロング先生のDVDを拝見し、早速他校の過去問を購入いたしました。9月からは塾でも入試演習に入りますと言われています。8月9月号の成果ではなかったのですが、近況報告いたしました。乱文で申し訳ございません。

なかなかできないことをやっていらっしゃいますねえ。ホント大変でしょう。

もちろん「偏差値が2上がって地味」でもそれは問題ない。しっかり成果を出して「よっしゃ~!!」としてほしい。

ただですね、これだけの精力を傾けての日々ですから、ぜひ成果がない部分というか、成果として計れない部分も大いに楽しんで「よっしゃ~!!」とやってほしいと思います。

「定量評価」と「定性評価」と言ったらいいのでしょうか。偏差値や得点や順位など数字できっちり把握できる部分は、もちろんこれまで通り。

それにプラスして感性の部分というか目に見えない部分というか、親子関係のところ、お子さんの大人への成長の証などこれだけ見ていれば、「成果」にプラスして見たり、感じたりできることが多々あると思います。

そのことによって入試に突入する前に「お前は合格だ!」と言ってやれることもできる。

励ます意味で入試前に「お前は合格だ!」と言うんじゃない。日々の生活を見て、共に過ごして、今までやってきてもう言うことはない「お前は合格だ!」と言ってやれる。とても幸せなことです。

「自己採点と結果に8点~12点の差」が出るのは普通です。そうならないようにいくつかやるべきことはありますが、それを「0」に近づける努力よりも、もう1つ上のランクの勉強をすることです。

それは解決の1つの手段。ただし、字が汚いのはいけません。

受験生は選んでいただく立場です。「どうぞ読んで下さい」その気持ちを忘れてはいけません。

自分のやっている勉強内容以外にも、試験に臨む姿勢や謙虚さなどを受験は教えてくれています。ファイト!

◆公立高校入試対策数学の問題集「マッハ50」は親カツ講座後期コースの中で提供していきます。

この問題集が必要かどうかの目安となるチャレンジ問題をやってご判断下さい。

  • 親カツ講座(入
試実践コース)
  • 10の鉄則
  • ノリ勉
  • 中学受験コース
  • 復テ対策講座
  • 30点上げよう会
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  • 親カツ講座(夏まで
コース)