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こんにちは、ストロング宮迫です。

オリンピックも終わってしまうと、各種競技の結果によって、これまでの4年間のやってきたことが厳しく問われます。

柔道は前回より躍進したから持ち上げられ、マラソンは「強化の失敗を露呈」とか言われる。前回一躍取り上げられたアーチェリーやフェンシングは、テレビでやってた?っていうくらい、取り上げられない。バトミントンと卓球は各協会の取り組みが成果を出したとみていいのでしょう。

※この毎日親技は2016年8月25日に配信したものです

受験と一緒ですな。まともな学校や塾ならば、入試結果を見て自らのやってきたことを問うからね。その際は今年1年がどうだったか?だけを見るんじゃなく、入学時または入塾時からの3年とかで見る

何年か前、ある塾の校舎の合格実績がガタ落ちになったことがあって、いろいろと分析してみたら「やっぱ算数だな」って話になって、算数の先生を更迭して、先生を入れ替えたら2年後の今春には過去最高の合格実績が出た!なんてことがあったけれど、指導者によって校舎も生徒も変わる!

いつもここで書くように2年間じっと待って「とうとう花が開いた」とか「1年11ヶ月はどん底だったけれど、最後の1か月に花が開いた」なんてことは起こらない。

指導者である先生や親が今までとなにかを変えたら、生徒や子供のリアクションとしてなにかが違う芽が必ず出てくる。すごい結果はすぐには出ないけれど、やる気になったり、前向きになったり、表情が明るくなったリ、言葉遣いがよくなったり、コミュニケーション量が増えたり…etc

手ごたえですな。前兆とも兆候ともいう。

そのまま右肩上がりにずっといくなんてことはなく、一進一退を繰り返したり、停滞を経験したりもするけれど、指導者側も生徒側も「なにかが手に入りそうだ」という感じは必ず出てくる。
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そして、それらがオリンピックでいえば、大会前の世界ランキングとか各大会での成績に出始めるし、受験でいえば各種模試の偏差値が上がったり志望校判定テストでの判定が過去よりも上がるってことでしょう。

ある日突然花開くのではなく、「開きそうだぞ」「いけそうだぞ」「今回こそは」という前兆や兆候からの本番ということになる。

惨敗したら、変わらなきゃいけない。変えなきゃいけない。惨敗の延長線上にはさらなる惨敗しかないから。

すでにいろいろなところで報道されているから、もう詳しくは書かないけれど、柔道は前回のロンドンオリンピックで惨敗した。ただ怠けてオリンピックに臨んで惨敗したのではなく、世界一練習して臨んだのに惨敗した。世界一練習しても惨敗するなら、どうする?ってところからこの4年間を過ごして成果を出した。

一定の競技人口がいる競技は競争も激しいし各々が日々進化しているから、惨敗の延長線上にはさらなる惨敗しかないけれど、勝利の延長線上にも勝利は約束されないということになるのでしょう。

才能のある人だけに頼り、それに胡坐をかけば、メダルは一大会だけのものになり、あとが続かない。常に好成績を残すには「育てなければならない」、育成ですな。

今回のオリンピックはそれほど多くの競技も特集番組も見られなかったけれど、この親技の読者にとって最も参考にしてほしいのはシンクロの井村雅代コーチですね。

井村コーチを一言で表せば「過酷な練習を課し、結果の責任は取る!」となるのではないでしょうかね。また、人には才能というどうしようもないものもあるけれど、それでも「必ず人は育つ」と井村コーチを見ていて思います。

過去にここでは井村雅代コーチについてのインタビューを取り上げてホント考えさせられる話ばかり」だと書いた。
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今回はあまり皆さんが見る機会もないであろう「井村雅代コーチのできないから逃げるな!」という社員研修用の販売DVDの目次を見ていただいて、あなたの家庭でのお子さんへの対応のヒントにしていただきたいと思います。

目次を見るだけでもヒントになりますから!

親技の読者に気をつけてもらいたいのは、井村雅代コーチの「できないから逃げるな!」は「できそうにないことをガンガンやらせて、自分でできるようにしろと叱咤するってことじゃないですからね。
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「やってごらん。ほらできたよね。もっとできるよ。逃がさないよ。やっぱりできた。もっとやろう」というような流れで「できないから逃げるな!」ですから誤解なきようにお願いしますね。

井村雅代コーチの「できない」から逃げるな! PHP研究所
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【新入社員・若手社員編】

◆どんな世界でも序列がついて当然
だからこそ、自分がとれる一番をとりにいかなければならない。みんなと一緒ではいけない。

◆結果にこだわろう
スポーツの世界でも社会人になっても結果がすべて。結果が輝いて、はじめてがんばった日々も輝く。

◆心の才能が一番大事
心の才能のない人は、「向いていない、適性がない」と簡単に言う。心の才能がある人は、「自分の努力の仕方、がんばり方が足りなかった。もっと努力しよう、もっとがんばろう」と考える。

◆人は生きているかぎり努力をして当然
壁を乗り越えることが人生であり醍醐味。だから、人よりも努力をして、苦手なことを克服しようとしなければならない。

◆1ミリの努力
大きな目標も大切だが、小さな目標を積み重ねることも大切。1ミリ前に進んで次の日に1ミリ前に進んだら10日で1センチ進む。そういう努力をしなければならない。努力するにあたって絶対にしてはいけないことは、明日からしようとすること。

【上司・先輩編】

◆心のスイッチを入れてあげる
今の若者は、自分で自分を奮起させるのが下手。そういう若者たちを戦うモードにするのが上司の仕事。

◆部下の人生を預かっている
この部下に良い人生を歩んでほしい、より良い人間になってほしい。そのお手伝いをしたいという気持ちがあるか。そういう気持ちがあれば、「あの上司のもとでやっていてよかった」と思ってもらえる。

◆部下の観察・把握は上司の大切な仕事
観察して、一人ひとりを把握することが大事。把握しているから何かが起こった時に適切な言葉がかけられる。観察するから部下の導き方が見えてくる。

いかがでしょうかね?

もちろん親は【上司・先輩編】を頭に叩き込んでやるわけですが、親技では、いきなり子供に【新入社員・若手社員編】の心構えも求めないとなるでしょう。

親子でともに進んで、勉強という種目を通じてあらゆる経験をする中で子供に【新入社員・若手社員編】で書かれていることがいつか心にスッと入ってくるような状態に持っていって社会に出していくってことだとボクは理解しています。

頭ではわかっていても、できないってことも山ほどある。

そうすればイイとわかっていても、できないことも山ほどある。

だから「なにもしない」のではなく、「1ミリの努力」をする。「1ミリの努力」に価値を見出す。

たった1ミリ、されど1ミリ。

1日1ミリでも1年なら365ミリで、30センチ以上進むことになる。30センチなんてたいしたことがないように思うけれど、1ミリしか進めなかった子供が30センチも進んだら相当な自己肯定感を味わえる。また、1日1ミリキッチリ進んでたら、ある時から1日2ミリとかも進めるようになるから不思議だ。

最初のたった1日1ミリが1日3ミリにも1センチにもなりうる。これを加速という。自己肯定感を伴う成長は必ず加速するから。

志望校まであと偏差値10足りないという前に「先月よりも偏差値は1上がったのか?」「昨日より1問でもできる問題が積み上がったのか」をしつこくここで皆さんに問うのもそのためです。

厳しい練習や訓練を課す、負荷を子供に掛ける場合は観察して、その時に合った言葉をかけてやらなくちゃいけないし、気持ちもわかってやらないといけない。

こうすべきだという正解があるわけじゃなく、あなたの子供の現状に合った言葉掛けや叱咤があるのみです。それらはすべて子供への観察から始まる。

観察していれば、「心のスイッチを入れてあげる」ことができる。自分の子供のスイッチがまずどこにあるのか観察することから始まる。観察しないで魔法の薬を探しても永遠に見つからない。

人は必ず育つ、子供は必ず育つ。そのためには子供を知らなきゃ始まらない。まだ親子の物語が始まっていない家庭がたくさんある。物語はいかようにも紡いでいける。紡ぐ意志さえあれば・・・
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うれしい報告

小5 二十面相さん

いつもありがとうございます。二十面相の母です。

(省略)5年生になって下降してきたテストに危機感を覚え、復テ対策講座を実践したところ、評価が2つ、算数と社会でアップしました。

開始したのが7月に入ってからでまだ期間は短いですが、もう少し早く知っておけばよかったと1学期の数か月を後悔しています。

夏休みは前半で取りこぼした分野を懸命にやっていますが、量が多いため、予定の半分くらいしか進んでいません。

夏休みの最後にテストがあるので頑張りたいですが、あまり自信はありません。頑張っているのですが。

それでも収穫は勉強量が足りなかったということがわかったこと。勉強する内容が絞り切れていなかったことです。

勉強する内容を絞ってやっても、勉強量が足りないとやはりだめなんですね。

9月からはカリテと公開、どっちも頑張ります。(省略)

復テ対策講座をやってすぐに2段階アップなんてやりますなあ。お見事です。

でも、1回きりじゃあ、心もとない。2回連続してこそ本物ですぞ!

家庭学習で勉強する際には、

「どれをやるか」
「どれだけやるか」

が主に親には問われます。

塾から出た宿題を「とりあえずやる」が家庭学習ではないことは自明のこと。「どれをやるか」「どれだけやるか」はお子さんのテスト結果からわかります。

「どれ」も「どれだけ」も一律には決められない。実施してきた家庭学習とテスト結果から考える。

毎週か隔週で結果は出るのです。それ見て変えなくちゃ、結果は変わりませんぞ!

  • 復テ対策講座
  • 10の鉄則
  • ノリ勉
  • 中学受験コース
  • 30点上げよう会
  • 公開テスト対策講座
  • 親カツ講座(夏まで
コース)
  • 親カツ講座(入
試実践コース)