こんにちは、ストロング宮迫です。
受験生はこれから入試演習がいよいよ始まっていきます。
入試演習とは入試問題を扱っての演習のことですが、今までやったどの問題よりも入試問題を解くのはやっかいです。公開・実力テストが獲れていた子供でもそれなりに骨が折れる大仕事になります。
それを期に先日入試実践テクニックを習得すべく親カツ講座の後期「入試実践コース」が開講しましたが、この受験生にとっての大仕事「入試演習」に突入するまでに、つまり今の時期にシャカリキになってやっておくことがある。
かつてゴルフを題材にして、「入試に臨むには3つのステップを踏む必要がある」を書いたけれど、3つのステップとはこうです。
<step1>テキストを中心に知識を頭に叩きこむ
↓ ↓ ↓
<step2>頭に叩きこんだ知識が出し入れできるように問題を解く
↓ ↓ ↓
<step3>テストで<step2>のパフォーマンスが出せるよう無意識レベルまで定着させる
この<step2>までが今の時期にシャカリキになってやっておくべきことになるでしょう。
入試演習をやり始めたらわかると思うけれど、「無意識レベルまで定着したものだけ」が獲れる。そうでないものはボコボコ落とす。見直しをすれば「ああーできる」となる問題も落とすんですな。その傾向がいまよりもより顕著に出てくる。
それくらい入試問題の難度や入試問題の制限時間というモノは受験生にプレッシャーを与えるってことでもあります。序盤で躓いたら、できる問題もさらにボコボコ落とすなんて日常茶飯事です。
だから、入試演習に取り掛かるなら事前に準備して取り掛からないと、モチベーションがグンと下がる。とりあえずやってみるかで試すにはリスクが高すぎるのが入試演習ってわけです。
いつも書くことですが、今の時期でいえば、夏期講習の成果は「夏期講習を受ける前に、その成否の半分以上はわかっている」となる。
夏期講習を頑張る!そう本気で思っている連中は「今頑張っている」連中です。少なくとも夏期講習でやることになる単元は、受験生にとってはたいていは復習になるのだから、だからこそ今まで習ったことの基礎知識だけでもササッと復習してから夏期講習に臨むくらいの準備と覚悟が必要です。
夏休みに入るまでに全部それらができれば万全だけど、時間がないのが当たり前の受験生は今からと、そして夏休みに入ってからも、夏期講習でやる単元の復習はやりながらでも夏期講習を受けないといけない。
時間がなくてできないって人は致し方ないけれど、少し苦しくても準備して夏期講習を受けると、授業を受けて持って帰るお土産が増えるし、夏期講習の復習時間も短縮できるかもしれない。特にこれから逆転を目指す子供たちはそれくらいの気持ちで臨まないとね。
この【<step2>頭に叩きこんだ知識が出し入れできるように問題を解く】の作業はたいていは9月まで続いていくことになります。9月で終わらなければ10月、11月でもやらなきゃいけない。やらなきゃ、入試問題に挑めないから。
そんなことをする気もないのに、大逆転を狙ってると夏休みが終わる前に破綻が始まる。入試が近づいても、受験生のやる気は湧いてはきません。逆転するには、逆転できるような状況を自ら創っていかないと。
ある日突然、なにかに目覚めて逆襲が始まるわけじゃないですからね。

同じ失敗は毎年繰り返される。だから、勝つために受験生の親がすべきことを実践する講座です。
対象:中学受験生、高校受験生の親
・受験生としての自覚がない
・受験の経験がない
・志望校合格への道すじが見えていない