こんにちは、ストロング宮迫です。
今日からですか、開幕するテニスの4大大会ウィンブルドンでの錦織圭選手の活躍の期待が高まっているのが報道などで感じられます。
※この毎日親技は2015年06月30日に配信したものです
昨日放送されたNHKスペシャル「錦織圭 頂点への戦い」はおもしろかったです。
ご覧になりました?
知力と体力を尽くした戦いに終わりはない。昨日より今日、今日より明日。昨日の負けは今日の戦いに生かす。そうできる者だけが、努力をし続けられる者だけが残れる世界なのはテニスも世の中の仕事も一緒ですなあ。
世界ランク1位のジョコビッチが言ってました「トップの戦いは別次元だ。錦織はまだその戦いに入ったばかりだ」とね。
勉強も同じです。トップの戦いは別次元。考えていることが違います。そこに割り込むのも、割り込んでそのまま残るのも熾烈な争いがあります。
また、番組では錦織選手の過去から現在までのランキングの推移を映しだしていましたが、あの上がり方も勉強と一緒ですなあ。
テニスはさておき、勉強でも成績はこんなふうに↓↓↓単純な右肩上がりにはなりません。
これはネットで拾ってきた日本の空き家・空き家率の推移。
こんなふうに成績も順調に右肩上がりになったら、どれだけラクか。
子供だって、こうなれば、ちょび背中を押しただけで、ずーーと頑張れますわね。だって、やればやるほど上がるんだから。
でも、成績はそうはイカの○○タマなんです。
成績はちょび上がったら、たとえれば、しばらく大陸棚に乗っかって、努力と工夫をしたら、またちょび上がって・・・となるのが一般的です。
こんな感じです。
スコーンと上がる場合ももちろんあるけれど、上がったら大陸棚に乗っかる、そして壁を越えたらもう一段階上がる。成績もそんな推移をする。
繰り返しここで書いてきたように、中学入試ではこれから夏以降に小5の壁があり、中学・高校入試では入試演習の壁などがある。中高一貫中3生と高校入試組の高1生には高校の壁がある。
いずれの壁も学年の後半、これから夏を越えて秋に本格化する壁です。だから今順調だからといって油断はできない。
各段階で必ず壁があって、それを乗り越えられるやり方をしていたら、大陸棚に乗っからずに突き抜けていけるけど、対応できていないと必ず大陸棚に乗っかる。
1つ壁を越えたら、親はすぐにもう大丈夫!自分でできるはずとかどうして自分でやらないのと嘆くけれど、出現する壁は結構高い。
だから、スポーツ選手でも子供でもコーチがそばにるんですな。
ダメになったんじゃないよ、壁に当たったんだよ。その壁を乗り越えるには・・・
そんなアドバイスや励ましや叱咤をしてくれるコーチが客観的に見てアドバイスをしてやらないと、運がいい子供しか壁を突破できないから。
ああ、成績の推移表で、成績が乱高下をする子供は勉強にムラがあるんです。継続して努力ができていないか、単元の大きな穴があるわけですね。これもコーチがいります。
錦織選手は今、最終のトップ集団のグループに入った最高峰の戦いに挑んでいるというわけです。当事者ではないボクがテレビで見てても、心が締め付けられるほどシビアな戦いだなあと感じたので、錦織選手がこの激烈な戦場で何年戦えるのか、もし何年も今の位置にいられるなら、なにがそうさせたのかは聞いてみたいところですね。
この錦織選手の出現によって、にわかテニスブームが起こっていると聞いていますが、テレビでもテニスを取り上げる番組が多くなったように感じるのは気のせいか。
この前、これもNHKで「趣味どきっ!現代テニスで再デビュー」という番組をやっていました。
番組では、かつての常識と、現代テニスを比較し、進化を伝えるということで、コーチは元プロ選手で、現在は、解説者・指導者として現代テニスを分かりやすく伝える神尾米さん。
ボクが見たのは「第4回ボレー」の回でした。ここにも勉強に通じる話がそのまま出ていました。この回でやった練習の1つに「ボレーボレー」というのがありました。
まあ、こんな練習なんですが、ボールを落とさずにボレーで10回をクリアしようと番組では提案され、ゲストがチャレンジしていました。
何度か失敗したのかな。そのとき、コーチの神尾米さんが「10回クリアしようとするあまりゲストに息をしてませんよ」って言ったんです。
試験では息を止めないですることはできないので、息はするんですが、呼吸が浅いっていうのかなあ、イイ姿勢でしっかり呼吸してテストには取り組まないといけません。
でも、意外と「よし!」とか「頑張るぞ!」ってとき、息を止めちゃう。この番組のボレーボレーの練習でも、それが起こってたんですね。
だから、神尾米さんは「息を止めないでリズムを取ってやってみましょう」ってすぐに提案した。
呼吸をしながらリズムを取ってやったら、すぐボレーボレー10回が達成できました。
まさにこれぞコーチの醍醐味というか、指導の旨みというか、ささいなことなんです。でも、クリアできる。クリアできたら、次へ。次へのモチベーションも保てる。
大陸棚に乗ったとき、つまり、停滞期に入ったとき、ささいなアドバイスが突破の糸口になる。
親も子供にすごいことしてやろう!なんて思わなくてイイから、観察して「こうれはどう?」って言ってやってほしい。言うためには親子の信頼関係はいるけれど、誰かから聞いてきたすばらしいことなんて言わなくてイイから、子供を観察して気づいたことをささやいてやってほしい。
親が子供を観察して、なにかに気づくために、たとえばこのメルマガもあるんであって、観察もしないで、そばで見ることもしないで「ああしたら、こうしたら」って言われても、子供は聞きゃしないでしょう。
あなたが錦織選手にとってのマイケル・チャンや神尾米さんのようなコーチになれれば、子供が大陸棚に乗っかった停滞期を突破できる、壁を乗り越えるキッカケをつかむのです。
やる価値はあると思いますけどね。
受験生はこれから入試演習がいよいよ始まっていきます。入試演習とは入試問題を扱っての演習のことですが、今までやったどの問題よりも入試問題を解くのは骨が折れる。公開・実力テストが取れていた子供でもそれなりに骨が折れる大仕事になります。
だから、ちゃんとステップを踏んで入試演習をする!これが基本になります。易しいものから難しいものへとね。
それについて、毎年あの話この話を用いて皆さんにはお話しています。例えばこちら「入試演習をする意味」、もう1つ重要なのは、テストは時間との闘いなので、時間内に自分のパフォーマンスをキッチリ発揮できる訓練がいる。
持っている力をテストで、特に入試演習になると最大限発揮できない子供が出てくる。
これについてはこちら「やべぇー、テストしくじった!」で昨年我が息子の失敗談を書きました。
テストの序盤も序盤の大問1番の(4)の実に基本的な問題で「あれれ?」となっってしまったことで焦って、それ以降の問題文は読んでも読んでも頭に入らなかった・・・
これが入試ではよく起こる…(;_;)
我が息子のことはさておき、時間制限と極度の緊張の環境の中では、入試前の模試や実力テストでの判定と入試結果がつながらなかったり、持っている実力を受験会場で出し切れなかったりが起こる。誰にでも起こりうる。
そうならないように訓練がいる。入試問題には、やり方があります。これを知らないで受験に行くのは、素っ裸でジャングルに分け入るようなもの。
それを伝授するのが本日より正式に募集を開始する親カツ講座後期「入試実践コース」です。
受験までの後半、半年を親カツ講座で乗り切っていきましょう!
後期親カツ講座第一弾8・9月合併号では、
「子供の学力はそのままで点数を上げる!」受験テクニック
と題して
■ 入試演習の意味と活かし方
■ 過去問の意味と活かし方
■ やってはいけない入試演習とは
これからバンバン始まる入試演習を前にぜひ知っておいてほしい、身に付けておいてほしい内容をお伝えします。
ぜひこの
「子供の学力はそのままで点数を上げる!」受験テクニックは、親子で見て(または聞いて)いただきたい。
そして、これからのテストで、早速取り入れてやってほしい。訓練に勝るものはないからね。
入試実践テクニックは小手先ではできません。入試前にチョロっとやってできるものではない。
これからのテストで本当に使えるかを実践しながら試していく。この期間が必要です。
詳しくは、親カツ講座「入試実践コース」をご覧ください。
なお、親カツ前期からの継続生の方は、お得な特典がありますので、すでにご案内した継続生専用ページからお申し込みください。
必ずや、親のガンバリで受験に勝つぞー!!オリャーーーーー!
中2 にゃんこさん
教科 = 英語・数学・国語
テスト名 = 6月大手進学塾の月例テスト点数報告 = 偏差値
英語 5月 56 → 6月 57
数学 5月 48 → 6月 54
国語 5月 44 → 6月 54
3科 5月 50 → 6月 56報告 = 鉄則3・8・9を実践しました。
鉄則3で、褒めることで、子どもが劇的に変化することがはっきりわかりました。
鉄則8・9で、まず、塾や学校の小テストで結果が出るように導きました。良い結果が出ると、子どもが親の言うことを信じてついてきてくれることがわかりました。
時間の使い方が親子で下手なので、集中にもこだわりました。
親も子も、気分が良くて、結果も良いって最高です!
今回の結果が、一時的なものとならいないように、今のハッピーな気持ちをエネルギー源にして、更に上を目指して頑張ります!
娘とこんなかかわりができるのも、あと少しだということを肝に銘 じて、日々を大切に過ごします。
喜びがメールを通して伝わってくるようでストロングも、うれぢぃーー!
「小テストから結果が出るようにしていく」なんてすばらしい!
さあ、次が大変です。でもそれは1つの壁を乗り越えたから。 頑張れ!