小4 けんたママさん

いつもメルマガ楽しみにしてます!今日はどうしてもストロングに相談があります。

息子(小4)の勉強をそばで見ているのですが、いつもバトルになってしまいます。

姿勢を良くするように、字をていねいに書くようにと指摘すると、反抗してくるといったパターンです。

私がうるさく言うのがいけないのか、それとも言うことを聞かない息子が悪いのでしょうか?

勉強につきあうのにはほとほと疲れます。何か解決方法はないでしょうか?

相談者は小4ですが、こういう指摘をする親の方は学年に関わらず多いでしょう。

しかし、なぜか子供には聞き入れられない・・・

至極まっとうな指摘です。言う親が悪い!!なんてことは断じてないと皆さんも思うことでしょう。

小4ともなれば反抗期かもしれませんが、親の指摘になにかと反抗する息子さん。

けんたママさんが指摘するのは、この2点。

「姿勢を良くすること」

「字をていねいに書くこと」

いずれも勉強するときに、とても大切なことですよね。

その反面、この指摘は、子供たちがもっとも反発して言うことを聞こうとしない指摘でもあります。

その結果、バトルに発展!勉強は、中断!険悪な雰囲気のまま終了!チーン!

この繰り返し(>_<)

けんたママさんだって、この2点については随分以前から注意をしてきたハズです。

にもかかわらず、未だ徹底できていない。

なぜだと、思います?

言うのが悪いのか、聞かないのが悪いのか?

この場合、大事なのは、どちらが良い悪いの問題ではなく、指摘が「子供に届いていない」という事実が問題なんですね。

せっかく、良い指摘なんですから!

低学年のころは、「親の言うことは聞け!」なんて言ったら全部ちゃんと聞く場合がほとんどですからいいとしても、高学年にもなれば通用しなくなりますから要注意です(^_^)

今、言うことを聞いている低学年の方もそこは頭に入れておかなくてはなりません。

それでは改めてお聞きしますが

なぜ姿勢を良くしないといけないのでしょう?

さて、あなたなら何と答えますか?答えられますか?

あっ、そうだ!!格好の題材になる人物が近くにいます!

ストロングの「美しい」奥様に聞いてみましょう!


ス)ねえ、キミ!勉強するときの姿勢って大切だと思うかい?(優しいご主人風に・・)

鬼)そりゃ、そうよ!(ぶ然)

ス)じゃあ、なんで大切なのかな?(あくまでも優しい夫として・・)

鬼)えっ、だって姿勢が悪いとすぐに疲れるでしょ!それに目にも悪いし、集中できないし。実際、メガネを最近ついに買ったからね。(あくまでもぶ然として返答)

ス)いつも注意してるかい?

鬼)注意するけど、全然言うことを聞かないから頭くるのよね!(さらに機嫌が悪くなって・・・)

ス)・・・(笑顔だが無言で・・・)

どうやら、我が家でも同じことが起きておりました(>_<)

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実は、お恥ずかしい限りですが、このストロングの「美しい」奥様の回答こそ悪い回答例なのです。トホホ・・・(≧◇≦)

体に悪い。目に悪い。これは、子を思う親にとっては最重要なことです。

し、し、しかーーし、それは子供には届かない言葉だということを知らねばなりません。

子供たちは、自分の身体のことを考えて行動するなんてことはしません。

ストロングだって、子供時代には「目が悪くなるから姿勢を正そう」なんてまったく考えませんでしたから。

それより、そう言われることに、「うるさく」感じ、「うざい」と思ってしまう。

けんたママさんのお子さんも、そんな感じではないでしょうか?

となると、けんたママさんは、

もっと子供も納得する「理由」を考える必要があるワケです。

親からの視点で納得すればいいのですが、そうでなければ、子供にとってメリットのある「理由」を考えなければなりません。

親が子供に注意することっていうのは、確かに正しいことなんです。

これはほとんどの場合、そうでしょう。

つまり、指摘そのものは正しい。でも、子供には納得できない。

タイガー山中は、「子供が納得できないことを言い続けても無駄」とよく言います。

だから、子供に注意するなら、

なぜ大切なの?と親自身が自分に問いかけながら、

子供も納得できる答えを探す必要があるのです。

以前、タイガーに「姿勢が良い方が、どうしていいの?」と聞いたことがあります。

するとタイガーは、こんなことを言うのです(◎_◎)

目の移動が、少なくてすむから

???でしょう?

ストロングも最初は???でした。

タイガー曰く「姿勢が悪い状態で問題を解くと、机と目の距離が近くなる」。

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至近距離から見ていると、問題を見るために体は左に揺れ、解答を記入するのに体は右に揺れます。

これが、ロスだと言うのです。軸がブレるというわけです。

姿勢を良くすることで、机と目の距離が最大になれば、体をいちいち左右に移動させる必要はありません。

顔を少し左右にするだけで、問題を見て、解答を記入することができます。つまり、姿勢を良くすることで「時間短縮できる」と言うのです。

それだけではありません。

タイガーが言う「目の移動が、少なくてすむ」という状態は、同時にテキストとノートの距離近づけて置くことも含まれるのです。

想像してみてください!

姿勢を正して、目だけを左右に移動させながら、黙々と問題を解く姿を。あっ、そういえばと気づいた方は鋭い方ですね。

そうです、まさに「KUMONのCMの子供たち」の様子です。

いいですか!!

処理力を極めていくと、姿勢を正して問題を解くスタイルに辿り着きます。
※処理力とは問題を解くスピードのことです

事実、「姿勢を良くしたら、速く解けるようになるぞ!」と言えば、子供たちも耳を傾けたりします。

そして、実際にやらせて速くなるのを体感できれば、定着するというワケです。

中には「速く解けたからって、なんだと言うんだ!」なんて反抗がかなり進んでいて全然聞いてくれない場合もあるでしょうが・・・

子供が納得する「理由」は決して1つではありません。ぜひ今回を機会に我が子を納得させる理由を考えてほしいのです。

えっ、タイガーのようなこと思いつかないって!?

あっ、それは大丈夫です!

答えは、子供自身に見つけさせればいいのですから(^_^)

例えば、先に挙げた例でいけば、子供に「姿勢が悪い状態」と「姿勢が良い状態」で問題を解かせるのです。

そして、どちらが良いかを比べさせる。比べさせて選択させる。そのほうが子供も納得感が増します。

そのとき、「もっと、こうしたらどうかな?」と提案するのが親の役目なんですね。

子供が納得する理由は必ずあります。

あとは、それをどうやって探すかですが、これは、トライ&エラーを積むしかないですよ。

なぜ、ていねいな字を書くと良いのか?

ぜひみなさん考えて、そして、試してみてください。

あくまでも子供の視点でですよ!!