これがホントのドミノピザ pic.twitter.com/5xPu70Ahz3
— ふぃぎゅは10,11東京@超ドー研⌒(□-□)⌒つ◎ (@figyuuuuuu) 2018年9月4日
こんにちは、ストロング宮迫です。
大坂なおみ選手の全米OP制覇の話で持ち切りな今日この頃です。
早速、大坂選手とともに2017年12月に専属コーチに就任したコーチのバイン氏にも注目が集まっているとか。
サーシャ・バイン氏曰く
「すべては心から始まり、身体は後からついてくる」
ここで度々力説してきた「プレーは人格を越えない」に通ずる言葉ですね。
また、バイン氏は、「テニスで大事な4つのC」として以下を挙げているとか。これはウチの嫁から聞いた情報ですから間違ってたらゴメンナサイね。
condition(体調)
control(自己抑制できる)
concentration(集中力)
confidence(自信)
納得できるものばかりですよね。もちろん勉強にも通ずる話です。
特にこの言葉が気に入った方なんかは、「4つのC」を紙に書いて貼る場合もあるでしょ。
ただ紙に書いて貼っても、できない・・・って問題にぶち当たるはずです。
せっかく目の前にイイ言葉があって、それがどういうことかをも示してくれているのに、いざ自分のこととなったら、馬の耳に念仏になる。そのうち、言葉を書いて貼った紙が陽に当たって色が変わり朽ち、セロテープがはがれて、机の裏にいつの間にか落ちていってしまっても気づかない・・・アルアルですよね。
どうしてそういうことになるのか? せっかくステキな言葉に出会っても、すぐに忘れ去られ、自己の実践に活かされないのはなぜか?
ボクはこれは「4つのC」をまとめて考えるからだと思っています。逆に言えば、「4つをかたまり」としてのイイ言葉と捉えていては実践はおぼつかないともいえる。
4つはね、いっぺんには達成できないんですよ。順番がある。
だからボクはすぐに順番を考えてしまうんです。
「体調」「自己抑制できる」「集中力」「自信」の4つがあったとして、勉強で考えたときに最もカンタンですぐできるのは、「体調」でしょう。だからまずは「体調を整える」が最優先となる。もしかしたらあなたにとっては「体調」は一番最優先ではなく、一番難しい4番目になるかもしれない。それはひとそれぞれですから。
ここではあくまでも一般論として書きますよ。まずは「体調を整える」、規則正しい生活をしたり、好き嫌いなくめしを食ったり、睡眠はしっかりとるなどがすぐに考え付きます。
すでにこれができている人は、そのまま次に進めばイイ。次の課題をこなしていくときに「体調を整える」が崩れないように気を付けてね。
規則正しい生活ができていない子供は、ようやくここから進めていくことになる。早寝早起き、食事、歯磨き…etc 生活習慣をまずは形にして型にすることから入ることになる。もしかしたらここがうまくできない子供も出てくるでしょう。そしたら、残り3つには進めないし、達成できないとボクは考える。先に進みたいなら、やらねばならぬ。これをクリアせねばならぬ。
でも、多くの人はそうじゃない。「体調」はムリでも、「自己抑制はできる」を目指したり、「集中力」に進んだりする。4つの同時並行で事を為そうと躍起になるんですな。
ボクは、やるからにはやった分の実りがほしいと切に願うタイプだから、仮に「体調」しか達成せず、残り3つを達成できなくても、体調はイイ、生活習慣は整ったという成果があるなら、残り3つは捨てててもイイってさえ思ってる。その代り、「体調」だけは必ず手に入れる。
受験生にも常にそう指導してきた。4つを全部獲ろうとして、なに1つ獲れなくくらいなら、最初の1番だけは獲れ!ってね。全部を獲ろうとした時よりも、そっちのほうが総得点がくなるのは証明済みだ。
あとはあなたの考え次第だけれど、以下、ボクの獲り方を書いてみることにします。
何か事を為そうとするとき、それは勉強であれ、スポーツであれ、体調を含む「生活習慣」は必ず確立されていなければならないとボクは思っています。それはあってもなくてもイイものではなくて、土台であり、基礎だから、それなしにいかなる構築物をその上に建てても、いずれ崩れてしまうからです。
生活習慣の確立ができている子供は自己肯定感も強いともいえる。自己肯定感が強いから生活習慣が確立するともいえますね。
バイン氏の言葉を借りれば、「すべては生活習慣から始まり、身体は後からついてくる」となります。子供たちを見ると、小学校低学年でそれができている子供もいれば、中学生でもまるでできていない子がいます。
ボクがそこにこだわるのは、勉強でいえば「吸収の度合」に大きな違いが出るからです。同じことを教えても、スッと入る子供と100回言っても入らない子供が出てきます。最初は「頭のよし悪し」と考えていましたが、そうじゃなかったというのが今の結論です。生活態度がイイかどうか、生活習慣があるかないか、その違いは勉強の吸収度合いに経験上影響する。
荒廃したマクドナルドでジッとしてます。理由は長くなるのでまたいつか。分別するゴミ箱の近くに座ってるんですが、分別した人間は今のところゼロです。トイレにさっき行ったら、そんなに的を外すか逆に!と声が出ました。スマホをなぜかスピーカー機能にして丸聞こえでゲラゲラ話してるギャルがいます
— 燃え殻 (@Pirate_Radio_) 2018年9月10日
話を戻します。「体調」「自己抑制できる」「集中力」「自信」の4つの順番の話でした。
まずは「体調」でした。じゃあその次は? あなただったらどれですか?
ボクなら「体調」→「自信」となります。「自信」の次が「集中力」、そのだいぶん先に「自己抑制できる」となります。
もっといえば、「体調」→「自信」→「集中力」のサイクルをまずはグルグル回して、戦うステージを上げながら、サイクルを回しまくってそのあとに「自己抑制できる」がボクの考える順番になります。
割り箸が軟弱すぎてひさしぶりにイライラした。 pic.twitter.com/Hu08pqI2n0
— ヨシムラ マリ (@coromegane) 2018年9月5日
親技ではいつも言うように、最初に頑張るのは範囲が最小限の小テストや確認テストです。やったらすぐ成果が確認できるもの、すぐ成果が出るものですね。
「自信」なんてすぐに満々になるものじゃないし、ある意味では「自信は1つじゃない」んです。「自信がない」と「自信がある」が交互に繰り返され蓄積されて、ようやく「オレ、イケるで!」という「大きな自信」が生まれるのであって、その過程では「小さな自信」「自信喪失」「中くらいの自信」「自信喪失」があってようやく手に入れられるわけです。
範囲の狭いものから撃破していって、最初は小さな自信から、その実績を積み上げながら徐々に大きな自信を培っていくものなんですよね。
そして、集中力はその「自信をつける=小さな成果を出す」過程の中で、「集中しなさい」と言ったり強制したりして「集中させる」ものではなく、自然と集中してた・・・という状態になるような宿題や問題をやらせることがポイントです。
夏休み中にも多くの方が「ノリ勉祭り」に参加してくれたけれど、ほとんどの方は「子供のやる気のある顔を久しぶりにみました」とか「間違えると悔しがるようになった」とか、なかには「暗記ものは苦手という息子が【なんか、コレ、たのしいね♪】と言いました!」なんてコメントしてる。
これは親技のノリ勉がなんか凄いことをやらせているのか? ノリ勉で秘密の魔法でも伝授しているのか?
もちろん答えはノーです。
ノリ勉では「できる問題からやらせる」だけです。子供が「できる」っていう問題をやらせたら、できますよね?
それは大きな自信にはならないけれど、小さな自信になるってことです。できることをやらせれば、集中も自然とする。あとはそのサイクルを繰り返せっていってるだけです。
自信が少しずつ出てくるとプライドも育っていきます。「このテストでこの点数では自分を許せない」ってやつです。テストの範囲が広くなって実力テストや模試とかになってくると、いくら時間があっても足りなくなってくる。それで夜ふかしして勉強して、次の日に居眠りしたりして効率が落ちたりも経験する。
「体調」→「自信」→「集中力」のサイクルをまずはグルグル回して、戦うステージを上げながら、サイクルを回しまくって・・・というのはそういう事です。
もっと点数を獲りたい、獲らせたいという欲望が高まる中で、いかに規則正しく「体調」→「自信」→「集中力」のサイクルを回せるか、そのために「やらないものを選択する」必要が出てきます。これが最後の「自己抑制できる」になるでしょう。これは子供だけの話じゃない。親にとっても「自己抑制できる」は大事なポイントです。
「やらないものを選択する」では家庭学習での問題選択もあるし、実際のテストでの問題選択もある。イイ点数を獲りたいなら、全部を獲りに行かないのは鉄則です。
公立小学校のテストのように時間が余りまくって、かつスイスイ満点取れるテストならいざ知らず、入試演習や入試問題ではいかに問題を取捨選択して自己の最高のパフォーマンスを表現するかが勝負となる。
家でうんうん唸って問題を解いても、自信にはつながらないことは、すでに前回書いた。
「4つのC」も大雑把に考えても、これくらいのボリュームになる。細かく考えれば、もっとです。でも、小分けにして順番を考えないと「犬に論語」か「猫に小判」か「豚に真珠」になるのがオチです。
いちばんカンタンな「体調」と一番難しい「自己抑制できる」を同時に達成しようというのは難易度が上がる。達成の可能性が低くなる。だからね、小分けにして考えてほしい。
どんなに入試が迫っていても、順番は順番だ。「自信」もなく「集中力」もないのに「自己抑制はできない」のが普通。
間に合うか間に合わないか、今までの状況及びあなた次第です!間に合う人もいれば、間に合わない人もいる(* ̄ノ ̄)/Ω
大事なのは・・・
年内4カ月弱。気張りましょう!
小6 エコ太陽さん
入試実践テクニックDVDは娘と一緒に見ました。なんとなくわかったという感じで、これから塾のテストで試してみます。
家で入試問題をやるときにはテクニックをやらせようとしますが、時計を見ない。時間を書かない。序盤の難問にじっくり取り組む。などストロングさんからすると、とんでもない問題点がいっぱいです。
受験校は時間配分でミスしたら時間が足りなくなる学校なので少しずつ身につけていきたいと思います。4教科あって本番までにみにつくかしらと少し心配です。
親子で頑張りますので、まだまだいろいろとご相談して迷惑をおかけしますが、宜しくお願い申し上げます。
塾のテストもだんだんと入試仕様となりつつあり、実力やこれまでの勉強の蓄積を問われるとともに、入試問題への処し方も大きな要素になってきています。
入試問題への処し方とは「時間配分」「問題の取捨選択」などです。
これからの模試、難しくはなりますが、塾内の偏差値でいえば今までと多少の上下はあっても、ガクンと点数や偏差値が下がることはないはず。
だって受験者層は大きくは変わっていないわけですから。
しかし、我が子はガクンと下がった・・・となれば、単元で大きな抜けがあるか、入試問題への処し方がわかっていないかのどちらかでしょう。
「取れる問題を確実に取る」が受験生には求められています。取れない問題は取れません!
取れる問題を見分けて、そこに時間をかけて確実に点数を上積みする。それには訓練がいります。
実力をつける勉強と共に、入試問題への処し方の訓練。早いうちに始めましょう!