こんにちは、ストロング宮迫です。
受験生の親の方へ、これは親技の基本技になりますが、入試に行く前にはきちんとお子さんに入試に至るまでの過程に「合格!」を出してあげて下さいね。
結果は気になるけれど、結果いかんで親の子供への評価が変わるわけじゃないんだから。
ここまで頑張ってきたことをきっちり評価してやって下さい。
受験生でない子供たちにとってもこれから中学生なら学年末テストがあり、小学生なら組み分けテスト、公立中学に進学を控えている子供たちは中学の準備がある。
「まとめの季節」ですからね。
だから、この時期は、日々の学習をしつつ、過去に習った単元を復習すればよろしい。カンタンなことです。
えっ、カンタンじゃないって!?
準備ができていない家庭ではタイヘンでしょうなあ・・・
テストの範囲が広くなればなるほど、準備と蓄積が問われます。ゆえに1年でもっとも点数が取りにくくなる時期とも言えますね。
ちょうど新年明けでしょ?
目標なんか立てちゃったりしてね。この時期だけ子供たちにうるさく言う親もいます。夏くらいにはその目標もすっかり忘れているんですが、今はまだ覚えてる。
「4月からは受験生よ」とか「正月遊んだんだから頑張らないと」とか。でも、これからのテストは範囲が広くなって一番難しいテストになる。
一時期だけうるさく言う親はもうちょっと待って4月くらいにワーワー言ったらいいですよ。春はテストもカンタンで頑張ったらテストの点数が伸びやすいですから。
しかし、繰り返しますが、今の時期はこれまでの準備と蓄積が問われるテスト。ワーワー言っても、準備と蓄積がなければ、なかなかうまくきません。
いま「チェッ」って言いました?
せっかくやる気になってたのにって!?
そんな方には、100冊の教育関連の書を読む前に、ストロングのメルマガを読む前に、ぜひ見てほしいと以前紹介した競馬調教師の藤澤和雄さんの言葉を贈ります。
プロフェッショナル 仕事の流儀
競馬調教師 藤澤和雄の仕事「未来を見すえる者が勝つ」G1馬(能力の高い馬)は調教師の腕の見せ所はない、調教がどんなに失敗しても馬は勝っちゃうから。
あなたの子供がG1馬じゃないなら、そんなときこそあなたの腕の見せどころなんですよ。
才能のない馬でも調教次第で勝てるようになるんでしょうか?
才能があるんです、みんな。
せかしちゃうと能力を出さないで終わっちゃうんです。
個性の活かし方で心がけていることってありますか?
どれだけそばにいてやれるか、馬にしたら迷惑だと思うんですけど、良い調教をしたり、良い馬を作ろう、育てようと思うと、その子をよく知らなけりゃ無理ですよね。
長く付き合わないといけない・・・
この子はこんなところがあったのかという性格の子が結構いますからね。
そばにいて、いろんなことを試してみて気づくことが多いですよね。
藤澤調教師はそんなふうに言われています。
この方の話は何回聞いても忘れていることを思い出させてくれます。
親技なんて子供にしたら迷惑だと思うんですよ。でも、我が子を知らなけりゃあ、導いてなんかやれない。
なのに、せかしてばっかり・・・
そばでその子供たちの息遣いを見てやってほしい。本当はどうなりたいかを聞いてやってほしい。いろんなことを試してみてほしい。
その上で、もう1つ大切なものがあると藤澤氏は言います。これも紹介したことがありますが改めて紹介しましょう。
藤澤和雄著「競走馬私論」 祥伝社黄金文庫
私は自分の性格を暗いとか陰気だとか思ったことはない。仲間たちとクリケットやサッカーをし、釣りやバーベキューにも出かけていた。しかし、私の4年間のイギリス生活が明るいものだったかというと、そんなことはなかった。仲間はいたけれど、言葉の問題もあるし、日本人に対する偏見もあった。
1日1日、馬の世話に一生懸命だったものの、それでいったいどうなるのかという思いもあった。将来が不安で満たされぬ日々だった。
「からっぽやみの仕事をするな」という父の言葉に従がって、私は真面目に黙々と馬の世話をしていた。それは決して間違ってはいないと今でも思っている。
しかし、それだけでは足りないのである。
ハッピーピープル・メイク・ハッピーホース
「いつもおおらかに笑っていられる人間が幸せな馬を作れる」
アイルランド人のション・マギーの言葉に、私はある種のカルチャー・ショックを受けた。
受験生だけでなく、このメルマガの読者の方は、不安を抱きながらも、悩みながらも、それはもう一生懸命黙々と子供たちに接し、あの手この手で日夜勉強を見てやっていることでしょう。
みんな真面目ですから。それは決して間違っていないのです。
でも、それだけじゃあ足りない・・・・・・
ハッピーペアレンツ・メイク・ハッピーチルドレン!
いつもおおらかに笑っていられる親が幸せな子供を創れる
受験を前にして目がつり上がり、一杯一杯になっている方もいると思います。でも、まだまだ続く子供との旅です。
どうぞ鏡を見て自分の顔を見てみてください。
ハッピーペアレンツ・メイク・ハッピーチルドレンですからね!!
親は、一生懸命だけではいけません!花のように笑え!ファイト!
入試に臨む受験生を見ているとこんな気分です。
ノリ勉終わったよ!報告
中2 匿名さん◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:
自分だけで勉強するときにはやり始めるまでに時間がかかるが、ノリ勉をすることを伝えると、いつもより早く取りかかれた。
◆親にとって学ぶべき点はありましたか?:
自分たちだけでしているときには「やった」「できてる」の言葉だけでどのくらいできているのか確認していなかった。子どもが教えてと言ってくる時には、一緒に座ってしていたが、それで勉強を見ている気になっていた。
◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:
あれこれ文句を言いながらも私の言うとおりに学習し、30分でも成果が見れたので楽しかったです。
子ども本人がもっと成果を感じられるようにこのノリ勉をもっと確実にしていきたいです。ありがとうございました。
次は数学でもがんばりますので、よろしくお願いします。
「できた」も、どのくらいできたかを知ると褒めてやれます。「やった」も、なにをやったのかを知ると、アドバイスをしてやれます。
「知る」といろいろとアイデアも浮かんでくる。あとは知ろうとすることだけ。
子供は知れば知るほどおもしろいし、楽しくなる。