こんにちは、ストロング宮迫です。

GWは終わりましたが、ボクはGW中に1日「だけ」休みをもらって、引き続き、仕事の旅が続いております。


今年はプロ野球の試合もまだ1試合も見ることができていないので、出先でスポーツ新聞を買ったり、ホテルでところの地方紙を隅から隅まで読みます。

いまや新聞はスマホで読むもので、駅の売店やコンビニで新聞を買うとか、紙で読むなんてことが絶滅危惧種に指定されかねないことは知っています。

ボクもここ数年は実際にそうしてきたからね。

ただそうしたみんなの行為の結果、この4年間で大手新聞社は発行部数がそれぞれ100万部近く減ったらしい。「読売・朝日・毎日の3大紙だけでも、この2年間に東京新聞の規模の地方紙がほぼ5社分消えたことになる」とか。

ただねえ、スマホで読むと「自分が読みたい記事」しかクリックしませんよね?

どうもそれが良くないんじゃないかって、この頃思うことがあるんですよ。新聞のイイところは読みたくはないけれど、新聞社が掲載したいって思う記事が載ってるんですよね。

見たけど、やっぱり読みはしないってことは多々あるけれど、見出しは見るからね。その見る見出しで、格好よくいえば、ボクたちは時代の風を感じてたんじゃないか。

仕事に行く人が朝の支度をしているときに、テレビをつけているのも、時刻を確認するってことだけじゃなく、世間の風を感じる時間帯なんじゃないか。

まあ、「その風」を感じる方法が新聞からヤフーニュースや各種のネット上の記事に変わっただけなんだろうけれど、忙しいとネットサーフィンもしないし、ヤフーニュースも見ないからね。で、テレビも見ないってなると、ボクはどこで「時代の風」を感じるんだろうと。

なので、この頃はあえて「時代遅れ」と思われている新聞や紙の雑誌なんかも、目についたら時々手に取って買うようにしています。

前置きが長くなっちゃったけれど、そんなことでこの前、旅先でスポーツ新聞を買ったら、なんでも阪神タイガースが広島カープに歴史的な勝利をしたって書いてあり、

9点差をひっくり返したんだって。漫画みたいだ($・・)/~~~

※この毎日親技は2017年5月8日に配信したものです

ボクがその時買ったのは、デイリースポーツだったんだけれど、1面から5面まで(全32ページ中の5ページ)使って報じてた。

32ページのうちの5ページって聞くと、たいしたことがないように思うでしょうが、32ページのうち、実際に記事としてあるのは12ページです。あとは競馬や競輪やボートの出馬表が延々と掲載されてるんで、読まないからさ。

だから、実際に読む実質記事の半分がタイガースの勝利に費やされてたってわけです。

広島が歴史的な大逆転負けを喫し、首位から滑り落ちた。中盤までに大量9点をリードしながら、投手陣が総崩れで敵地に散った。

9点差をひっくり返されたのは、95年7月30日の中日戦(広島)以来、22年ぶり2度目。緒方孝市監督は「自分でも記憶にない」と力なく振り返った。

阪神は、9点差の逆転は球団史上初のおまけもついて、この試合に勝って4連勝として、広島を勝率で抜き去って単独首位に躍り出たそうだから、デイリースポーツの気持ちもわかる(^^)!

何回も歴史的なスコアボードを掲載したい気持ちはわかる(*_*)

さあ、ここからが本題だからね。

プロ野球のことはわからないけれど、子供たちにとっても親にとっても、こういう「歴史的な敗戦」ってね、すっごいダメージを受けるんですよね。

その最たるものは「入試での不合格」だけれど、日常的にもテストで予想外の惨敗を喫することがあります。

その想定外の無残な敗北も、言ってみれば、プロ野球なら「百何十試合あるうちの単なる1敗」だし、親子にとっては「久々の急降下」か「タマタマ出た1回か」のはずなんだけど、あとにあとに引きずってしまいがちな敗戦になりうる。

あれはなんといったらいいのか、「もう勝てないんじゃないか」「浮上できないんじゃないか」というような全人格を否定されたような気持ちになるものです。

経験上、いかなる言葉も慰めにはならない。気持ちを整理しようとしても整理はできず、よし!もう1回って思おうとしても、なかなかそうはならないんだな。

だから、ボクは翌日も旅先で今度は日刊スポーツを買ったんだ。タイガースにとっても、カープにとっても、翌日の試合がどう出るかで、ここからのペナントレースに大きな影響が出るように思えたから。

で、見たら歴史的敗戦の翌日タイガースが完封勝ちして「広島3連戦に3連勝し、5連勝でガッチリ首位をキープ」したらしい。

勉強における親子同様、カープも「歴史的敗戦」に対しては「たった1日」では切り替えられなかったらしい(+_+)

それも負けるだけじゃなく、どうしてもしたくなかったはずの「完封負け」だ( 一一)

きっと泣きたいはずだ!いや、泣いたに違いない!


心も折れたはずだ!

投げやりな気持ちにもなったはずだ!

もしかしたら人生をやめたくなっちゃったかも(-_-)

試合後の両指揮官のコメントは定番通り。

金本監督は「昨日ああいう勝ち方して、今日は本当に気を引き締めてやっていこうという気持ちは強かったんですけど、締まった試合になってよかったです。」と話した。

広島は今季4度目の零封負けで、2年ぶりに同一カード3連戦3連敗を喫した。昨季1度しかなかった3連敗は今季早くも2度目。

緒方監督は「うちの目指す野球を1試合1試合、やっていくだけ」と前を向いた。「チームの状態が悪くなったからといってどうのこうのはない。うちの目指す野球を1試合1試合、やっていくだけ」。

言う言葉、心構え、また出てくる答えは、歴史的な勝利をしたほうも、歴史的な敗北を喫したほうも、これ以外にはない。

親子の場合も、きっとそう考えるに違いないし、そう子供にも言うはずです。

でも、これから道は2つに分かれるぞ!

もちろん、ズルズル沈んでいく道と、もう1回立て直してノリノリアゲアゲの状態に再び行く道の2つです。

道は2つしかない。でも、その道は前に進まなきゃいけない。特効薬も魔法の薬もない。重く、恥ずかしい「歴史的な敗戦」の事実だけが浮いて感じられるのみ。

エライ先生のイイ話を聞いても効果なし。本を読み漁っても答えなし。

己の力で、または親子の力でこの歴史的敗戦を上回る勝利を勝ち取るしかない。

ただし、その時気を付けないといけないのは、今までと大きく変化させようとしないこと。歴史的敗戦を上回る「歴史的な勝利」を夢見だしたら、2つの道のうちの行っちゃいけない「ズルズル沈んでいく道」へのどこでもドアがスルリと開く。

緒方監督は言いました「チームの状態が悪くなったからといってどうのこうのはない。うちの目指す野球を1試合1試合、やっていくだけ」

勉強において「目の前の1試合1試合」とは、「今日の授業」のことであり、「今日受けた授業の復習」のことであり、「今週の週間テストに対する対策勉強」のことです。

歴史的敗戦のあとこそ、「ちゃんとできる」を丁寧に確認することです。

急いで一通りこなしたりせず、ムリして難しいほうに進もうとせず、1問ずつ「これは大丈夫、できる、できた」を1問ずつ拡大することです。今までより少しやる量を減らしてもイイ。その分、丁寧にやればイイ。

家を出た後に「あれ、オレ、鍵ってかけたかな?」って思うことがありますよね?

まあ、引き返して確認したら、だいたい鍵をかけてる場合がほとんどなんだけど、歴史的敗戦のあとはこの強迫観念が常に身体に付きまとってくる。やってもやっても、穴の開いたバケツに水をくむ感覚が出てくる。

だから、だからこそ「あれ、鍵ってかけたかな?」ってならない勉強を心がけることです。

「もうお前のことはわかりすぎるくらいわかったぞ!」って進む。あいまいな部分を残して進まない。

家の鍵をかけたら、指さし確認を声に出してする「カギ、よーし!」ってね。

勉強における問題なら、ボクは必要に応じて「お別れボックス」というものを作って「ええか、この問題とお別れしてもエエんやな?」って子供に問う。

子供はお別れボックス行きになるいけドンシートをもって「旅人算1【2つの地点から2人が進み、途中で出会う】という基本中の基本問題さん、キミはやっつけたのでお別れだ」って宣言して、お別れボックスに入れる。

漫画か冗談みたいに思うかもしれないけれど、歴史的な敗戦を喫して、全人格を否定されたような気分になっている場合、この「指差し確認」ならぬ、「問題さん、やっつけたので、サヨウナ!サヨナラだけが人生さ!」的なやり取りが子供を生き返らせることがある。

ちゃんと積みあがった事実、それはいけドンシートやノートになるでしょう。やっつけた印がテキストに記されることもあるでしょう。なんでもイイ。きちんと丁寧にやっつけた事実に印やスタンプ(ボクの場合は岡山で作った【ストロング宮迫スタンプ】だけど)でダメ押しもするんだな。

タイガー山中なら「Goodスタンプ」だ。

いけドンシートみたいに1枚もので、ファイルに止めていくものなら、ファイル全部をやっつけたとしたら、ファイルにステッカーを貼る。

それは「鍵は出る前にちゃんとかけました」って声に出してする「指差し確認」行為の意義と同じです。

歴史的敗戦を喫すると、多くの親は「そのことを口に出すのを憚る」けれど、ボクは何度も繰り返しその話を持ち出して、子供に言います。

これはその人や親のの成り立ちによって、違うと思うから、あなたにそうしてくださいっていうつもりはないですよ。

でも、ボクは避けて取るやり方ではなく、ガツンともう1回ぶつかるほうを選ぶタイプってだけですから。

「お前さ、5回の時点で9点差がついてて、万に一でも負けないだろ? でもさ、いるんだよ、世の中には万に一を実現したやつがさ」

とか

「志望校判定でD判定ってことは受けちゃいけませんよって警告だよな、普通に考えれば。じゃあE判定は、何の警告だ? 受験をやめなさいかなあ?」

とかね。すごくキツイと感じる方もいるかもしれませんね。

もちろん、子供の性格や能力や信頼関係度によってその度合いは異なるけれど、ボクは目を背けないで、背けないばかりか、あえて傷口に塩をスリスリするタイプです。そうしたら、痛いじゃん!

「痛いってことは生きてるってことだよな!」とか、「これがホントの臥薪嘗胆だぞ」とか「子供ってさ、都合の悪い事実ってすぐ忘れるからさ」とか「オレは必ずリベンジするからな、テストごときにコンピューターにちゃっちゃっちゃって入力されて、ハイダメで~した!なんていわれるのが我慢ならんのだ」とか子供に話していく。

そして、いつか今回の歴史的敗戦を「笑い話」にもっていけるようにする。黒の石を白にひっくり返すように。

絶対にひっくり返す!黒のままにしておかない。実際にはね、現実には、「石が黒のまんま」ってこともあるんですよ。ひっくり返らないことがね。どうしてもダメって場合もあるんです。それは仕方がない。やり切ってダメなら諦めがつく。

問題は、歴史的敗戦を喫して、ショックを受けて、ダメなような気がして、ズルズルと後退することだから。グッと踏ん張る。

そのために「今日は、1問、2問、3問・・・7問やっつけたな」って事実とその事実を目に焼き付けていく必要がある。

そういう意味でね、歴史的な敗戦を乗り切るのは、休養や休みなんかじゃなく、「毎日試合がある」ほうがいいんですよ。毎週テストがあるほうがやることができるから。1つ1つ確認しながら、自分の動作や行為やルーティンをもう1回再確認して、丁寧にやり切る機会が与えられるからね。

歴史的な敗戦のあとにやってくるのは、先に書いた2つの道の分かれ道だけれど、行っちゃいけない道に進んだ時に待ってるのは、さらなる惨敗でも敗戦でもなく、試合放棄が到達地点であり、終着駅です。

試合放棄で到着する場所には、「仕方がない」というあきらめの境地はないんです。あきらめの境地っていうと、なんだかダメなような感じがするけれど、やり切って諦められたら、次の新たな進むべき道が見つかるというのと同義だから。

行き止まりの道へ行くか、次なる枝別れの道があるところに進めるか。それは敗戦のあとの姿勢で決める。

そりゃ苦しいですよ、歴史的敗戦を喫すれば。恥ずかしいしね。でもね、みんな喫してるんですよ、歴史的敗戦と感じることなんて。なにを歴史的敗戦と感じるかが違うだけね。

ただし、惨敗のあとの立て直しは、漫画か冗談みたいな行為を含めて、チームで当たらないとしんどいです。たった一人で乗り切るには苦しすぎる。

だからね、親子でタッグを組んで、指差し確認しながら、ハイタッチしながら行くんですよ。

どうせ行く道でしょ? 嫌々行っても、ノリノリで行っても、どっちみち行くなら、ノリノリアゲアゲがいいじゃない?

ノリノリアゲアゲにするには、擬人化するのが一番子供に受ける!

「旅人算1【2つの地点から2人が進み、途中で出会う】という基本中の基本問題さん、キミはやっつけたのでお別れだ。あなたには少しキレというのか、味わいというのか、そういうのがなかったですね。ボクはもっと激しい恋がしたいんです」もし子供たちがこんなふうに取り組む問題を捉えるようになるとね、もう歴史的な敗戦って二度とやってこないようになる。

ホントですよ!


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うれしい報告

小6 にこにこさん

■実践したこと:ABC分析

・A問題は、時間を半分にできるようにしました。

・問題数が多いので、量より質を重視して、似てる問題は、削りました。

・Aが出来るようになったら、BをAにするべく、すぐに塾の先生に聞いたり、解説をみて理解をし、何度もあまり間をあけずに繰り返ししました。

・問題をよく読まない事があるので、いけいけどん!を、うちでは、引け引けどん!と、たまに言ったりして、線引きを意識させています。

■成果の報告:

問題の量が多いにも、かかわらず、今までの集中力とは違い、確実にこなす時間が短縮されているのがわかります。

いけどんをやっていない教科は、集中力がないときもありますが、いけどんをやると、目つきが変わります。本人も、時間を短縮することに、一生懸命です。

具体的には、毎回のテストで、Aは100%になりました。Bは、85%→90%と上がってきています。

クラスでも、上位に入ることが出来て、本人も、大変よろこんでいます。

また、理科については、宿題を3回繰り返すのみですが、高得点を取れるようになってきました。長時間の勉強も、苦では、なくなってきたみたいです。

国語、理科に関しても、わからない問題、再度やったほうがいい問題は、自分から、今度、この復習がやりたい、と言うようになりました。

本当に、ストロング先生のお蔭です。

復習テスト対策では、ないですが、公開テストの結果も、今までになく良い点が取れました。

公開テスト対策は、なかなか思うように進みませんが、本人もやる気になっているので、私も、頑張れます。

これからも、コツコツとやっていきます。ありがとうございます!

うれしい報告ですなあ・・・成績が上がっているのは。

でも、「ストロングのお陰!」ではないですね、ハイ!!上がることをきっちりやらせている、にこにこさんのお陰です。

「引け引けどん!」いいですねえ。家庭でオリジナルな技が出てくるようになるのはノリノリの証拠。

家でやったことがきっちりテストでできるのは壁があるのですが、その壁はあっさり突き破ってしまったご様子。

あとは鮮度を落とさないように!ですね。気を抜かずに夏休み前までを走り抜けろ!!

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