こんにちは、ストロング宮迫です。

参議院議員選挙が終わりましたね。

今回の選挙のポイントは受験生はもうキッチリ押さえていることでしょう。

◆定数10増10減が実施
◆合区
◆公職選挙法改正 選挙権年齢18歳以上に引き下げられてから初めての国政選挙
◆参議院の議員定数242人の半数が改選対象

受験生は習った選挙制度を具体的に視覚的に確認できる機会があった!わけです。

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※この毎日親技は2016年7月18日に配信したものです

良かったねえ。机上で習ったことを視覚的に体験もする。それでこそ頭の中に収まったといえる。

授業でわざわざ実験をしてみせたり、最近は映像を見せたり、写真を見せたりするのはそのためで、ピンとこない感覚のところを揺さぶるんですよね。

この「子供のイマイチピンとこない感覚がわからない」と親技はキツイです。

親にはわかる!しかし子供はイメージできない!

このギャップに気づけば、親が説明をしまくったり、何回も同じことを言ったりしてイライラする回数が減る

仕上げにはちょうど都知事選挙もあり話題にもなっていますからテレビでもしっかり見て、合わせて地方自治体や首長に関するものも確認して「頭に収めれば」なおよし。

テキストや教科書で習ったことをいかに具体的にイメージでき、手に取るようにわかるか。「手に取れれば」イメージできるからね。

先の参議院議員選挙のテレビの選挙特番でいろいろな映像が流れていました。当選当確が出ての万歳三唱とかさ。

一風変わった当選コメントを出したのは青山繁晴さんでした。

どこの選挙事務所にもある「祝・当選の張り紙」「祈・必勝という政治家らの張り紙」「だるまやお祝いの花」はなく、当選しても万歳三唱もなかった・・・


青山さんの政治家としての仕事の評価はこれからとしても、この考え方、姿勢は受験生も大いに参考にしたらいいんじゃないですかね。

多くの政治家は当選がゴールになっていて、あとは自分が「おしくなるようにするだけ」なんていう人もいるんでしょう。

ピークが当選時だった!というわけです。受験生でいえば、合格時がピーク!

となれば、あとは下り坂・・・ピークを迎えた後の下り坂は急激な下り坂になります。堕落の仕方もハンパないってわけですな。

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しかし、入ってからがタイヘンなんだ!

入ったら、トップ当選もギリギリ当選もまったく関係ないことはすでにここ「ギリギリ合格は落ちこぼれるか?」で検証した。

ここにも覚悟を持って入学は高校生だけの話じゃないよと書いた。

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政治家でいえば、そうした「当選がピーク」とならないようにするために定期的に選挙がある!

子供たちには定期的にテストや入試がある。

ボクたちは1回きりの「選挙」に勝てばいいんじゃない。「連続当選」を目指してる。

敗北やギリギリ当選を糧にして連続して一定レベルの成績が収めるためには気を抜かずに継続してやるしかない。

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継続をするために意志の力だけでは弱いことは繰り返し書いてきた。成果がないと、オォっと感じられるものがないと、続かないし、続けられない。

その最初のオォっを出すまでが一番しんどいんですな。

1回でも経験して体験すると、親も子も「あんな感じ」ってわかるしその感覚を共有もできるんだけど・・・

その1回目のオォっを出した方からメールが来ているので紹介します。3か月間の報告です。一番キツイ、1回目の成果、オぉっという感覚がどんな感じなのか、どんなふうに出したのかを疑似体験していただきたい。

小3 生物大好きっ子さん

教材を購入させていただき3ヶ月が経過しましたのでご報告申し上げます。

現在小学三年生の父親で、毎日親技を駆使しているつもりではおります。

昨年7月から大手塾に通塾を始め、一年になります。

入塾後は4クラス中下から2番目が定位置で、偏差値も40-48程度をうろうろしておりました。

「当初はまだ入塾したばかりだし、テストにもなれていないからそのうち上がるさ・・・」と気楽に考えていました。

日々の勉強はもちろん!!・・・妻任せ。

妻は夕食の準備をしながら、「早く勉強しなさい。」の一点張り!いつもイライラが治まりません。

本人は毎日取り組むべき基礎問題集すらやったりやらなかったり、宿題だけは一応やるけれど、とりあえずやっただけで、全く身についていない状態で、家庭内はまさしく負のスパイラル状態でした。

いろいろな受験指南の単行本を読みあさり、親の力がとても大事なことは、わかっていたつもりですが、実際には子供と勉強する時間をなかなかとることはできず、妻も下の子供二人の面倒もあり、つきっきりでは勉強できませんでした。

私は妻に「もっと勉強するようにしむけてよ」とか「なんで一緒に勉強見てやらないの」などというものですから、当然のごとくけんか、けんか、大げんか!

そんなある日、子供から衝撃的な言葉が・・・

「塾で先生の話を聞いていてもちんぷんかんぷんでわからない。何で僕はこんなことしているんだろう」と。

子供の言葉を受け、妻と相談し、退塾も検討しました。

ところが本人は「塾は辞めない」ことを希望したため、退塾はせずもう少しがんばってみようと話をしました。

ちょうどその時「親技」を知りました。ストロング宮迫先生のメールに心底感動し復テ講座を購入、ノリ勉をスタートしました。

たとえノリ勉を初めても一緒に伴走してあげなければ意味がないので、夜の時間がとれないのなら朝やればいいんだ!「朝勉しよう」と一念発起し5時半起床、学校に行く前の約1時間20分を子供と二人勉強を始めました。

子供も最初は眠い目をこすりながら、集中しているのかどうかわかりませんでしたが、何か一つできたら「褒め」、また一つできたら「ハイタッチ」、「算数得意になってきたんじゃない」とか「漢字博士だね」と、とにかく子供を褒めて褒めて褒めまくってみました。

するとそのうち「だんだん勉強が楽しくなってきた」とか、「次のテストで一番上のクラスに上がれるかな」、「塾の勉強が楽しみ」などというようになったのです。

妻も子供のがんばりはもちろんのこと、私が「毎日一緒に勉強を続けているのが信じられない!えらい!」と褒めてくれました。

もちろん、子供の勉強のことで衝突することはなくなりました。

子供の中で何かが変わり始めているので、後は結果というご褒美だけ!

5月の復習テストは風邪を引いてしまい、残念ながら受けることはできませんでしたが、自宅でテストを行ったところ、二教科合計で最上位クラスの合格点に到達しました。

また先日行われたクラス分けテストは上から2番目のクラスの基準に到達しました。

本人はもちろんのこと、私も大いに自信をつけることができ、いかに親技を駆使した勉強が大事かを知ることができた実りの多い3ヶ月でした。

組み分けテストの内容で、国語は間違えた問題もある程度仕方ない内容でしたので、むしろよく頑張ったと思います。

算数は、Aレベルの問題の正答率が80%で、つまらないミスもありました(回答欄記入間違い、普段なら間違えないはずの時間の計算をミスするなどして正答率が下がってしまいました)。

タイガー山中先生もCD内でおっしゃっていましたが、ケアレスミスはケアレスではなく本当の意味で理解できていないからということなので、もう一度時間の計算をやり直すつもりです。

今回の算数はA問題の正答率が決して満足できるものではなく、B問題やC問題で所々点数がとれたにすぎず、本当の意味での基礎力をこれからしっかりとつけていかなくてはならないと思っております。

子供は当初の目標を達成したためか、テスト翌日からは何となく気が抜けたのかなという雰囲気がありましたが、もう一度決まり事を見直し、毎日欠かさず同じことを同じように繰り返しています。

これからもメール楽しみにしています。今後ともよろしくお願い申し上げます。

いかがでしたか?

この親子に訪れた前兆や「オイオイとうとうオレらにも来ちゃったな!」という感覚わかりました?

お互いにそれぞれ忙しい夫婦が「お前がもっと見てやってくれよ」っていうのから始まる「家庭内負のスパイラル状態」は、どこの家庭でも起こっていること。

そのまま負のスパイラルを加速させる家庭も多いし、責任を押し付け合い、「誰かのせい」にしたい気持ちもよくわかる。

でも、それじゃ目の前の事態が改善されない・・・

そこで、出てきた「子供の衝撃のフルスイング」
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「塾で先生の話を聞いていてもちんぷんかんぷんでわからない。何で僕はこんなことしているんだろう」

オーマイガッシュ!ですよね。

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でも、この小3のお子さん、よくぞ言葉に出して言ったよね。

これを聞き出すまで親は苦労するのに、自分から言ってくれた!

すばらしい。

だから親はすぐさま対応策を検討した。まずは「妻と相談し、退塾も検討」。

しかーし、「本人は塾は辞めないことを希望」自分の現状を言葉で説明してみせた上で自分の意志も示した。

2度目の「すばらしい」だ。

で、「退塾はせずもう少しがんばってみようと話」になって、さてどうするか。

たとえノリ勉を初めても一緒に伴走してあげなければ意味がないので、夜の時間がとれないのなら朝やればいいんだ!

「朝勉しよう」と一念発起し5時半起床、学校に行く前の約1時間20分を子供と二人勉強を始めました。

今度は親へ、すばらしい!

泣きそうだわ。。。。。。。

この決意と覚悟。子供の伴走はかくもキツイ。メイいっぱい仕事して、その上で「5時半起床」だなんて・・・あんまりできないことです。

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以前もどこかで書いたけれど、タイガー山中が旧知の後輩と飲んでね、その後輩は酒好きで飲み始めたらベロンベロンになるまで酔っぱらい、いつもは明け方近くまで飲むのが当たり前のその後輩がその日は終電で帰ると言った。

「いま朝勉してるんですよ、5時半から。帰ります」

中学受験をする娘と一緒に早起きして塾の復習をしているらしい。その後輩、中小企業の社長さんなんで何かと付き合いもあって夜は遅くなることも多く、勉強を見てやれないので、誰からも邪魔が入らない朝にやっているそうです。

こういう方がね、親技にも増えてきてる。それも決まって「5時半だ!」泣けるわ・・・

増えてきているけれど、ボクはここ2週間でこの手の夫婦のやり取りを直接と又聞き合わせて3度も聞きました。

すなわち、ご主人が妻に子供の勉強について、「お前が何とかしろよ」「お前の責任分担のところだろ」「お前なにやってるんだ、ちゃんとやれよ」・・・

ボクはこれを責任分担、役割分担とは言わない。責任放棄、役割放棄と判定する。

もしご主人が妻(その逆でも)に「お前やれよ」って言うならば、目の前で一緒に「勉強してみせ」た上で「こうやればイイんだよ」って手本を示さないといけないんじゃないかなあ。

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ボクが聞いた3件はいずれもただひたすら「お前の仕事なんだから、お前がちゃんとやれ」って感じだった。

「やれ!」というのはかまわないんですよ。でも「こうしてやれ!」の「こうして」とか「こうやって」の部分はセットだ。

そうしないと「やれ!」と言われた方は拷問を受けた気分になるから。

で、「こうやって」を示さないで「やれ!」と言ったあと、どうなるかは予言できるよ。

事態はますます悪化する!子供の勉強がますます滞る。

そうなるしかないもの。

ご主人→妻
妻→ご主人

これは夫婦の関係だけの話じゃないよ。

親→子
上司→部下

でも一緒。おんなじだ。いずれの関係でも、「このように」を示さないでの「やれ!」は、良かったねえって結果にならない場合がほとんどです。

で、始末が悪いのは「こうして」の部分を示さないで「やれ!」と言う人は、すっごい怒るのよ「なんでやってないんだー」とか「やる気あんのかー」とか「自分の責任を果たせー」とか怒鳴るのよ。

「できない」ようにやらせているのに、メッチャ怒る!んですよ。
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しかし、このお父さん「生物大好きっ子さん」は、自分で早起きしてやっちゃおうって、された。

3度目、いや4度目か、いずれにしてもすばらしい!

奥さんだって下にまだ小さい子だっているんだし、形としてはお父さんがやるのが理想としても、なかなか決断できなんですよ。

決断できなかったら、どうなるか。

下の小さい二人の兄弟の面倒を見るのは外せない。お母さんはそれにかかりっきりだ。お父さんは仕事で夜が遅い、もしくは不規則。日常生活における必須のもの、優先順位が高いものを役割分担で分けていくと・・・

小3のお子さんの「塾での勉強」に対する優先順位は総じて低くなる。

「学校の勉強はできてるんだから、塾はまあね」となってもおかしくないし、それはボクがよく聞かされる親の言葉だ。

ギリギリの生活スケジュールのなかで、優先順位の高低がつくのは致し方ないし、誰も文句は言えない。

だから、もしお子さんが「塾で先生の話を聞いていてもちんぷんかんぷんでわからない」という状態で、家族やその周辺の方も含めて誰も塾の勉強に対して手を打ったり助けてやれないなら、退塾すべきだとボクは思う。

塾の勉強は子供の立場から言えば、プラスの、余計に乗っかってるものです。その余計な勉強をあえてして、かつ「ちんぷんかんぷんでわからない」という状態のまま、続ける意味がないと思うから。

それくらいなら「余計な塾の勉強」なんかハナからしないで、学校の勉強だけはしっかりやって、イェーイって感じで「オレ、イケてるよ」って思って生活して公立中学に進んだ方が先のことを考えても断然イイと思うから。

なにかをプラスしてマイナスになるくらいなら、しないでプラスマイナスゼロのほうが、先で「頑張る時」に良いスタートが切れる。

生物大好きっ子さんの報告には、あなたが学ぶべき過程が順番に丁寧にちゃんと書かれてた。

★なにが起こっているのかという事態の把握
※多くの場合は子供が自分の口では説明しない、またはできないため、親が推測しなければならない
 ↓
★事実の受け止め
※子供のやる気や誰かのせいではないと受け止める
 ↓
★話し合いして、子供の意思確認

実は多くの読者もここまで行っている人は多い。

でもここまでだったら問題や課題は解決しない。

未完なんです!

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続きがある。

★話し合いして、子供の意思確認
 ↓
★できることを確認して即実施

これだ。

「塾をやめたくない」と子供が意思を表すのはイイ(すばらしい)として、親がそれを「無条件に信じる」って形でこの話が終わると、「ちんぷんかんぷんの授業」の問題は解決しないからね。

子供が意志を表明したら、親は行為で確認しないといけない。

その際「5時半に起きて、この問題集をやりなさい」では、せっかくの意思表明がいずれ「嘘をついた」って結末になる。

やるって言ったのに、やらない!っていう結末です。

決意表明したら、それがウソにならないように、もっといえば、子供にウソをつかせないように、できれば親子で一緒に決意を形に表す行為を実行する。

5時半に起きてやれよ!起こしてやるから」ではなく、

「朝勉しよう」と一念発起し5時半起床、学校に行く前の約1時間20分を子供と二人勉強を始めました。

これだ。

親技者が朝勉をする傾向が高いのは、夜の勉強は仕事や付き合いなんかで不確定になりやすいからだ。

でも、朝の5時半なら「そこにいて、できる」予定が確実に立てられるから、だから忙しい多くの人が朝勉になる。

「やります!」という子供の意思表明をウソにしないように、かつできそうなことをやらせるわけですよね。まあ、誰もができないことです。

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ただ、まだ終わりじゃないよ。

継続するには成果がないと、続けられないんだ。

「さあ勉強をやろう!」って開始し始めたときって、まだ成果ってないでしょ?

だから成果を親が、そばで勉強を見ているものが作ってやらないといけない。成果が出るものをやらなければならない。

親技では日々の勉強では、それを正答率や時間短縮で出して子供に示せって言ってる。

「正答率が上がったね」「1回目よりも速く解けたねえ」ってさ。

こういうのをそんなショボイ成果で褒めたって子供はやる気にならないよ!って多くの人が思ってるが、間違いだ

だって喜ぶもの、子供は。

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生物大好きっ子さんは、それらも取り入れた上で、最初の成果が出るまでの間を

子供も最初は眠い目をこすりながら、集中しているのかどうかわかりませんでしたが、

何か一つできたら「褒め」、
また一つできたら「ハイタッチ」、
「算数得意になってきたんじゃない」とか
「漢字博士だね」と、

とにかく子供を褒めて褒めて褒めまくってみました。

するとそのうち「だんだん勉強が楽しくなってきた」とか、「次のテストで一番上のクラスに上がれるかな」、「塾の勉強が楽しみ」などというようになったのです。

わかります、この子供の心境の変化。勉強がわかり始める、わかるかも!?っていうとき、同じような現象が子供たちに起こる。

たしかに学年が上がって、⇒小学校高学年 ⇒ 中学生となると、生物大好きっ子さんのお子さんほど早く反応が出なくなる。それは確かだ。

それはやる量も多くなり、難易度やレベルも上がるからね。

だから学年が上がっていく前に、早めに自己肯定感も高めてあげておいてねって言ってるし、学年が上がれば照れも出てくるからさ。

でも、褒めてもシレっとした顔でいるとか、褒めたのに「こんなのできて当たり前でしょ、カンタンなのに」って言ったとか、とかく子供がつれない反応を見せても、気にしないことです。

ボクは子供の反応は気にするなって言ってる。

目の前で起こった事実に基づいて褒めてるのであれば、反応なんかなくてもイイ。

褒めるときは、褒められるときは、子供のリアクションや顔色なんか気にしない。事実に基づいてしっかり褒める。子供が気持ち悪がっても成果を褒める。

日々の勉強で成果出して、正答率が1回目よりも良くなれば「いいねえ、すごいよ」って言う。「おっと2回目、時間も20秒短縮!すばらしい」って言う。

子供が能面みたいな顔をして、うれしそうな顔をしなくても、成果が出たらその事実を口に出してしっかりと言えと。

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ときどき「1回目の正答率100%、2回目も正答率100%だったら、褒めることがないんですけど・・・」って言ってくる人がいるので、ドロップキックしてやりたくなる。

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連続して完璧にできたら、メッチャすごいに決まってるじゃないか!

「もうこの問題は生涯やらなくても大丈夫なくらいに仕上がってるね。上がり!すご-い!こういう上がり問題をもっと増やそうねえ」って言えよ。

ボクなんか「上がり印鑑」なんか作っちゃって押すね。そういうのを楽しんだ者勝ちっていうんですよ。

話を生物大好きっ子さんのメールに戻します。

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まとめるとこうなる。

★なにが起こっているのかという事態の把握
※多くの場合は子供が自分の口では説明しない、またはできないため、親が推測しなければならない

 ↓↓↓

★事実の受け止め
※子供のやる気や誰かのせいではないと受け止める

 ↓↓↓

★話し合いして、子供の意思確認

●ここで終わると「やるって言ったじゃない」と後に言うようになるよ

 ↓↓↓

★できることを確認して、親も伴走しながら即実施
※子供の中で何かが変わり始めているので、後は結果というご褒美だけ!

 ↓↓↓

★病気で受けられなかったが自宅でテストを行ったら最上位クラスの合格点に到達
※正式な結果ではなかったが、子供が自分のやっていることに自信を持つのに大いに役立ったハズ
※親もこのままやっていけばイイんだと確信に近いものが出たハズ

 ↓↓↓

だから「朝勉」は加速する。同じ勉強時間でも以前より集中して頑張るなどが出たかも・・・

 ↓↓↓

★クラス分けテストは上から2番目のクラスの基準に到達
※やっぱり成果が出ちゃった!予想通り!前兆通り!

●ここで終わると「あの頃は頑張ってたんだけどね」と後に言うようになるよ

 ↓↓↓

★「だんだん勉強が楽しくなってきた」とか、「次のテストで一番上のクラスに上がれるかな」、「塾の勉強が楽しみ」などというようになった

 ↓↓↓

★テスト返却から組み分けテスト分析

1「国語は間違えた問題もある程度仕方ない内容でしたので、むしろよく頑張ったと思います」と素点だけで判断しない
2「算数は、Aレベルの問題の正答率が80%で、つまらないミスもあり」で、次回へ向けての課題が明確になった
3「ケアレスミスはケアレスではなく本当の意味で理解できていないから」を普段の勉強かた再確認
4「今回の算数はA問題の正答率が決して満足できるものではなく、本当の意味での基礎力をこれからしっかりとつけていかなくてはならない」

 ↓↓↓

★妻も子供のがんばりはもちろんのこと、私が「毎日一緒に勉強を続けているのが信じられない!えらい!」と褒めてくれ、子供の勉強のことで衝突することはなくなりました。

 ↓↓↓

★次回のテストに向けて
子供は当初の目標を達成したためか、テスト翌日からは何となく気が抜けたのかなという雰囲気がありましたが、もう一度決まり事を見直し、毎日欠かさず同じことを同じように繰り返しています

「家庭内負のスパイラル状態」でも「家庭内正のスパイラル状態」でも、その状態はその場にとどまっていない。常に加速していく。時間とともにますます加速していく。

「家庭内負のスパイラル状態」はますます「負の状態」へ進み、「家庭内正のスパイラル状態」は「ますます正の状態」へ進む。つまり、イイか悪いかどっちかになりやすい。

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流れを変えるのは、学年が下になればなるほどカンタンだし、早ければ早いほどラク。

「家庭内負のスパイラル状態」を3年放置したら、そこからなんとかしようとしたら、だれかが仕事も家事もその他のすべてもほっぽり投げて「子供にだけ」すべての生活時間をつぎ込む人が家庭内に必要になる

そうまでしても、「正のスパイラル状態」に戻せるかどうかもわからない。

それくらいの力仕事になる。それくらい子供って、「負のスパイラル状態」になってこじれたらタイヘンで面倒くさい。

こじられせた人たちでは、どんなに決意しても子供を変えられないっていうことだってあるから。

生物大好きっ子さんは、テスト分析で出ている課題をさらに意識して朝勉が続けられれば、次回はもっと良くなると断言します。

次は、素点自体は変わらなくてもイイんです。イイ点数の獲り方、A問題の正答率が90%以上の獲り方ができればよし!それが2回連続してできたら、B問題にチャレンジしていけばイイ。

同じ中学受験でも小5だったら、こんなにスムーズにはいかなかったかもしれない。

小3で、算国の2教科、ゆえに取り組みも集中してできやすく、散漫にならずにできる環境にあった。

でもね、仮にそうだとしても、小5や小6になれば、こうスムーズにいかないとしても、この生物大好きっ子さんのやり方、進め方は大いに参考になる。

4教科、中学生の5教科になれば、やることはもっと多く、あれもこれもある。

ただ、「やれるかも」って感じられないと、次がないじゃない。

だから、ある程度最初は科目も絞ってやったほうが成果が出やすいし、成果を感じやすいって話なだけです。

5教科すべて頑張りました。成果ってあったのかなあ・・・

そうなるくらいなら、4教科は今まで通りの勉強、1教科たとえば数学は親が伴走して集中してやり、成果を出す、もしくは成果が出そう、いけそうな感じまでをまずは出す!これが優先だと親技では言っています。

よくね「そんな1教科だけになんて絞れません!」って言われる。「ほかの科目は大事じゃないっていうんですか」ってさ。

そんなことは言ってないんですよ。

親がそばについて、集中して伴走する科目を絞ってやったほうが成果も課題も見えやすくなって、次へつながるんじゃないですかって言ってるだけでさ。この後加速していくためにもまずは親がそばについてみる科目を1教科から始めてみてはっていう提案だから。

算数だけ勉強して、国理社は一切勉強せずにテストに臨むなんて、しちゃいけない。

その場合は算数を親子で伴走して親で集中して取り組むのは算数だけにして、国理社は今まで通りの試験勉強をしてテストに臨む。

テストはさ、それはどんなテストでもそうだけど、「ノー勉強」つまりなんにも対策もせずに受けるのが一番無駄になるんですよ。

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基本だけはやって臨むとか、単語だけは覚えて臨むとか、なにか1つでもやって臨まないと、次に活きない、何も生み出さない。

次に活きない、何も生み出さないテストを、何時間も受けるのは、その時間は子供に必然的に「キミはダメな人だね」って烙印を押し続ける時間になっちゃう。

それくらいなら欠席して遊びに行った方がいいんですよ。妙な劣等感を持たされずに済むから。

まあ、子供たちがテストを受けずに済むなんてことはあまりないから、実際はなにか1つでも対策してテストを受けるってことが次善の策になる。

生物大好きっ子さんが最初の復習テストをたまたま「病気で受けられなかった」ことは実はかえって良かったと思われ、「自宅でテストを行ったら最上位クラスの合格点に到達」したのがわかったから、次回への弾みにもなったともいえます。

塾に通っている方が前年もしくは前々年のテストの過去問を家でやってみて行くのは理に適っていて、受ける前に「イケるな」って確認していくわけだから。

どんな敵が目の前に現れるかわからない状態でテストに行くより、「だいたいこんなのが出るんでしょ?」って感じで行く方が気分もラクだからさ。

同じ問題は出ないにせよ、「こんな感じだよ」ってわかっていければ、それに越したことはない。

テストで1回成果が出ても終わりじゃない。次々襲いかかってくるからね。

ずっと戦い。1年中リーグ戦なんです。勝ったり負けたりしながら負け数よりも勝ち数を多くして、勝ち越しを目指していく作業。

仮に今回負けたとしても、そこに課題や反省の材料が出て、日々の勉強にフィードバックできるなら、負ける意味もある。終わりじゃないからさ。

松浦静山「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし
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勝っても負けてもな―にも対策もせずに、なーにも考えずにリーグ戦に参加するのは、もったいないです。もっともっといろんな学びや気づきがあるからさ。

あとは気づこう、学ぼうって思えるかどうか。どうせなにかでそれらは学ばないといけないんだから、ちょうど目の前にある子供の課題でクリアしちゃいません?

仕事に打ち込んでいる「仕事人」こそ、子供の勉強を見ると、新しい視野が開けるってボクは思っています。

やるかやらないかはあなた次第です。

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うれしい報告

『10の鉄則』の感想、続々と・・・

小4 santaさん

緻密な計画を立ててやることをもっとも苦手としている親なので大いに反省そしてプレッシャーを感じています。

さんざん話し合いもして、本人が受験の必要性は感じているのに、それが積極的に勉強するという行動になかなか結びつかないのは、理屈では納得していても本当のところ頭で納得していないからなのでは?と思ったり、いやいや納得しているけれど実際の勉強量が多くてげんなりしているだけなのかな?と思ったり、本当のところがよく分かりません。

(省略)最近では勉強しようというと、頭痛や腹痛を頻繁に訴えるようになり、それすらもイライラしている自分が本当に尋常ではないと思いながらも、今ここで諦めたらいけないと、なだめたり叱ったりして無理やりやらせていました。

あきらかなエラーですね。とりあえず本人の負荷を減らして体調不良を治したいです。

そのために、鉄則を読んでから一念発起し、塾に相談をしてみました。(好きだった社会が地理になってから異常に苦手意識を持つようになり、腹痛や頭痛も増えたり、塾も休んだりし始めたため、今現在必要な最低限の課題は何か、進め方のアドバイスなどを相談しました。

結果、意外にも丁寧にアドバイスいただき、今までの宿題の進め方が間違っていたことも分かり、課題も減らすことができました。

その直後に控えていた復習テストでは、基本問題のみに的を絞り、なんとか偏差値50を取れて、そこに関しては本人も苦手だと騒がなくなってきました。)

あとは一番時間的に負荷がかかっている算数も基本問題のみに絞ってやらせることにしました。見ているとあせって雑に解いたりして、結局基本も応用もどっちもおろそかになっているようでしたので。

こちらについても近日中に塾に相談するつもりです。(今のところ親の判断で勝手に宿題を減らしているので)そのせいか少し最近は頭痛が減ってきたように思います。

塾の宿題をこなしきれない状態の場合、やはり家庭でその内容を減らすなり、難しいモノをやらないなどの策が必要です。

もちろん宿題を塾に提出しないと叱られるとか怒られるとかの問題も出てくるので親が前面に立ってやって、塾と相談するのが大前提です。

家庭で宿題がこなしきれなくてどうにもならない、基本だけは繰り返ししっかりやらせますから、少し通常の出た宿題を減らしてやってもいいでしょうかとキッチリ相談する。

その際、これだけはやらせます(体調不良になったり塾を休みたくならない程度)はしっかり約束し、それについては親の責任でやらせること。

鼻血が出ようが腹が痛かろうがやってこい!なんていう塾は基本的にない筈です。

宿題は塾で習ったことを定着させるためのものですから、全部できないときは絞ってやる!これは絶対です!

そのあと授業を受ける態度を改善するとか、基本はできるようになったら少し応用をやってみるなど様子を見て増やせばイイ。

成績不振の状態で「とにかく宿題を一通りやる!」そういう姿勢は中学受験では最悪の結果になる。特にテストで結果が出ていない場合は、親が先頭に立ってやる宿題を絞る指揮をとる。

子供はやらなくてはいけない・・・と思って苦しんでいるのですから。

中学受験はしたいけど、勉強はしたくない、できない!これが普通の小学生の姿です!!

中1 koukichiさん

勉強にやる気がでないことや、必ずやらないといけないことに対しても完璧に仕上げないのは、子供のせいだと思っていました。

どうして我家の息子はこうなんだろう?

何回も思ったこのことは、結局親の子供に対しての向き合い方次第だったのかと反省しました。

実行できていなかった鉄則 = 鉄則2、3、5、7、8、9

たくさんで、落ち込みますね。「勉強する習慣づけ」に対しては、1日30分は解決策になりそうです。

イイ点数、イイ偏差値、イイ順位などプライドがくすぐられる成果を取った時、初めて誇らしく思いこれを維持したいと思う。

そのとき、それを維持する努力がいかなるものか、又その期間がどれほど長く続くかは気づかない。

一方で、努力して誇らしい成果を出した後で初めてそこから落ちる恐怖を味わい、心配が出る。

きちんと仕上げないと、クラスが落ちる。しっかりやらないとこの成績は維持できない。

多くの子供たちは、「成績の維持」に四苦八苦するほどの、落ちる恐怖で寝られない夜を過ごすほどのすごい成績を取ったことがない!!

すごい成績を取ったことがなければ、「テストまでに仕上げなければ・・・」と思いはしない。すごい成績を取らせたことがないのに「落ちるわよ」では効かない。

落ちたくないくらいの成績、これをまずとらせるのが難しいのです。

ということは、自ら尻を叩き、自らニンジンをぶら下げ、走ることはない、ほとんどの子供は。

始めよう!30分の成果のある家庭学習から!それが第一歩!

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