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こんにちは、ストロング宮迫です。

じいさんとばあさんが旅行に行ったお土産にとTシャツを孫にたちにくれました。

Tシャツには永平寺貫首である福山諦法禅師の揮毫で「流汗悟道」と書いてあります。

「流汗悟道」とは・・・

曹洞宗管長
永平寺貫首
福山諦法禅師

何においても真実をつかむには、自ら汗をかいて成しとげなければなりません。

知識で教えられても知識でしかありません。物事の真実は、その知識を実践し感じることによって会得されるものです。

仏教という教えがいくら尊いものであっても、教えを理解するだけでは観念です。

行ずること、実践することによって、仏法となり仏道となります。

姿勢を正し、呼吸を調え手を合わす。行じているその姿そのままが仏そのものです。

イイ言葉ですよね。

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※この毎日親技は2011年7月19日に配信したものです

親技者は、「姿勢を正し、呼吸を調え」机に向かう。その「行じている」姿は「仏」である・・・な~んて書くと「仏さん」に怒られるかもしれませんが、向かう対象はなんであれ、相通ずるものがあるとボクは思っています。

だって遊びたいですよ!

プールも楽しそうだし、山もよさそうだし。やりたいことは山ほどある。それなのにイヤな気持ちもありながらも、「姿勢を正し」て、頭をフル回転させて問題に挑むわけでしょう。

そばでは「悟りを開けぬ」親が鬼の形相で座り、子供の鉛筆の動き、目の玉の動きを見つつ、途中の式や図を省略していないかチェックして、声をかける。

親子にとって「行」そのものじゃないですか。

感情に任せて怒り飛ばしたら、進むべきノルマが終わらないんです。

グッとこらえて、我慢すべきところは我慢して、しかし、ヘタレた姿を見せたら一喝する。

そのバランス、タイミング。

週刊親技や『10の鉄則』を読んだだけじゃ、できはしない。

やり方を知って、こうしたらイイと知ったとしても、知っているだけじゃ「観念」にすぎない。成績も上がらない。

教育理論をよく知っていて、教育本をよく読む人が成績がイイ子の親とイコールじゃない。それは皆さんよくご存じのはず。

つまり、仮に「知った」としても、常に目の前の子供を相手にして「実践」して「行」じなければならない。

親技ではよく「子供が教えてくれる」とか「親の修行ですね」なんて言いますが、ボクらは手を合わせる代わりに、毎日子供に向かっているんだと思っているわけです。

お寺に座禅を組みに行くのも素敵ですが、お寺まで行かなくても、もう毎日目の前に子供はいるわけで、こいつらをどうしてくれようかと真剣に考えるのは座禅に匹敵するくらいのことじゃないかと。

ただ汗(その汗も「冷汗」のことも多いですが)を流しても、「道を悟る」には程遠い・・・

相手、つまり子供を変えようとするのではなく、自分、つまり親が変わる。これは大変難しいのです。

この心境になるまでに子育てが終わっちゃった!なんて人も、いっぱいいますから。

子供に対して「道を悟る」心境に近付いた時には、子供たちはもう大人・・・になっていたりしてね。

今、子供の勉強を見させたら、ものすごくうまくやれる!・・・なんてね。

でも、これは大人が「今私が子供だったら、すっごい勉強頑張るけどね!」と子供に言っているのと同じで、「あなたは今子供じゃないでしょ!」とツッこまざるをえません。

大人の視線で、大人になったあとでの考えで、「今私が子供だったら・・・」というのは反則技。

誰だって、一定の経験をして、いろいろと知った上であれば、こうしておけばよかった、ああしておけばよかったとは思うし、20年さかのぼれるなら、もう1回20年前からしたいと思う。

それをボクらは「リセット君」と呼んでいるのですが、「リセット」は人の人生にはありえないこと。

ありえないこと、またはあったとしてもそれは現場放棄ですから、あっちゃならないことでもあります。

「上書き」もできない。「リセット」もできない。

常に生きてきた、通ってきた道筋の延長にしか道はない。「消しゴム」で消せる人生なんていうのはないですから。


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しばらく前に今はもう高1になっているsasukeさんから電話をいただきました。

首都圏最難関のうちの1つの中学校に合格してから3年。学校の勉強はしっかりやって9割近い点数を取っているが、他のお子さんは塾にも通い、せっせとさらに上のレベルの勉強に励んでいる。

それに比べて我が子は・・・なんて話をしました。

その後いただいたメールです。

ストロング宮迫先生

もう3年以上前になりますが、中学入試では、大変お世話になり誠に有難うございました。

先生のご指導のおかげで合格できたと、今でも本当に有り難く存じます。

また、いつも、参考になるメルマガを有難うございます。ストロング先生のメルマガによって、日々精神に喝が入ります。

勉強のことだけではなく、ものの見方考え方によい影響をいただいております。(しかも、笑って楽しみながら……でも、最後にドキンとなります。)

また、先ほどは、大学受験に向けての勉強の進め方をご指導いただき有難うございました。

大学入試に向けて、今から注意しなければならないこととか、いわゆるエリート塾に通われているお子様たちとの進度の格差を気にしながら、どうしたものかよくわからないまま、今日まで来てしまいました。

この進度の格差が、どんどん広がっていったら、高校3年生の春にはどうなってしまうのだろうと。格差の末広がりの行く末を思い、腐心しておりました。

この高校1年生の夏も、地方への旅、2つのクラブ活動、それぞれの合宿、夏休みの宿題と夏期講習、訪問する海外でのハードな行事などなどで、あっという間に過ぎ去ってしまうのでしょう。

一体いつ勉強するのでしょう。

家庭での習い事のピアノとヒップホップダンスは、夏期も続きます。日々爆睡する娘にそろそろ大学入試へ向けた不安が、もこもこと起きだしてきました。

ストロング先生のおっしゃる通り、これからは、年に数回、模擬試験を娘に勧めたいと思います。

その成績で、「ガツンと一発」早いうちに撃ちのめされれば、それに越したことはないと思います。

懸命に臨んだ中学入試を経て3年。あるものはすでに大学入試に向けて、先へ先へと進み、1日の生活の大半を勉強に費やすものもいる。

一方で、sasukeさんのお子さんのように学校の勉強はしっかりとこなした上で、旅に、部活に、合宿に、ピアノにとせっせと励むものもいる。

ボクの個人的な意見として、sasukeさんには、

「いいですねえ!」

って申し上げました。全然勉強なんかしないで学校のテストはボロボロで、あれこれ励んでいるじゃない。

まあ、意識の高い親技高段者のsasukeさんからすれば、勉強一本で「いわゆるエリート塾に通われているお子様」と比較すれば、愕然としたりもするでしょう。

でもね、机に座って勉強をする以外にも、子供たちにはいろいろと勉強してもらわなくちゃなりません。人との関係、身体の鍛錬、少ない時間の中でのスケジュール管理、成績の維持管理、熱中できるものの選択、恋に友達。

それぞれのことに目標があって、もう芸能人並みに忙しく、あれこれ好奇心いっぱいに取り組んでいる。

本当に疲れ知らずの今しかできない。

すっごくイイことだと心からsasukeさんには申し上げた次第です。

その後のsasukeさんはどうなった!?

親技を超えていった人で触れました。

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そうしたある種の雑多な経験の中で大学で何を学びたいか、どんな道に進みたいのかのヒントも得られるではないでしょうか。もっといえば、「私はこう生きたい!」という芽生えも出てくるキッカケになるのではないか。

いくつかの道の経験が次の道へ導いてくれる。

一番偏差値が高い学校に行きたい!それもいいけど、「これがしたい」「あれがしたい」「あの先生に習ってみたい、付いてみたい」勉強と勉強以外のことがこれから間違いなくリンクし合ってくる。

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44歳になってボクもつくづく思うのですが、ボクの興味関心の対象範囲って、15歳くらいから22歳前後ときの対象範囲からそれほど広がりを見せていません。

つまり、高1くらいから大学卒業まで。あの頃、浅かったかもしれないけれど、興味や関心を持ったそのことだけが今残っている。

ふり返ってみて、あの頃からずっと追い続けていることだけが今の自分を創っているとさえ思えます。

大人になって、もっともっといろいろとチャンスも時間も、また子供のときに比べれば使えるお金もずっとあったはずなのに、興味関心の対象が広がっていないのはボクの資質の問題もあるでしょうが、あの頃の感性が特別だからではないか。

だから、勉強も頑張るんです。少なくとも学校の勉強はしっかりやる。その上で、今の感性が捉えるものにどんどんチャレンジしてみればイイ。

個人的には、今チャレンジして「おもしろい」と思ったものしか20年後には残っていないと思うんです。

たとえば、社会人になって25歳にでもなれば、好きなだけ映画を見ることはできるでしょう。

でも、25歳じゃあ、遅いかもです・・・

同じ映画も、16歳で見た感じと25歳で見た感じでは全然違いますから。

もしかしたら、そんな違いはないのかもしれない。でも、ボクは違うような気がしているんです。だから、生徒たちを映画にも連れていく。

勉強せずにじゃないですよ。

6時間勉強するところを4時間勉強して、2時間は映画を見る。

受験生になれば、それもなかなかできないけれど、受験が終われば、そういうのもあってもいいんじゃないか。

ただ子供たちに見せる映画を選ぶのもなかなか難しい。内容もボクの好みや好き嫌いが出やすいし、外国映画では、エロシーンがサラっと満載なんてこともある。

だから、1回は自分一人で見とかなきゃいけない。どうしてもドキュメンタリーっぽいものが主体になるけどそれは仕方がない。「映画を見る」そのキッカケが子供たちに与えられればイイ。

お金を払って、あの暗闇で目と耳を澄ますんだ。何人かの生徒たちを映画に連れていったことはここでも書きました。

イイ悪いを言いたいんじゃない。大の大人が大真面目に大金をつぎ込んで人生をかけて真剣に作った90分を、たった1,000円で見られる機会を持ってほしいだけ。

今年の夏は、どうするか・・・

「ええか、お前ら。得とか損とか言うんじゃない。見るんじゃない!感じるんだ!ユーアンダースタンド? OK?」

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勉強もあれもこれもちょび背伸びして全部いったれやー!

ガキどもに暇はなし!迷わず行けよいけばわかるさ!

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うれしい報告

◆親カツ前期【繰り返しやっても上がらない】

算数の先生から、「基礎基本ができていない」、先生から「四回同じ問題を解いてからテストを受ける子がいます」といわれ、うちは基本問題を中心に7~8回、苦手単元は10回以上といてからカリテを受けます。

さらっと書きましたが、めちゃめちゃ大変です。

それでやっと人並みの評価7をとれます。2~3回では評価が5、4に下がります。

算数漬けですが、苦手なことは大人もやりたくない、子どもなら、なおさら(ひとりで算数をやらせると2~3回が限界なようです)、一人ぼっちで戦わせない、と思い、母親の私が隣について勉強しています。

週刊 親技からのお知らせ

さあ、いよいよこれから夏休みに突入します。

受験生は完全に入試モード!!

入試演習も始まって、オイオイ入試問題全然できないじゃないか!
ということもたびたび出てくるはずです。

ちゃんとステップを踏んで入試演習をする!これが基本です。

また、よく入試が終わった後に、こんな声が聞かれます。

あの子が受かったのに、大丈夫といわれていた子がどうして・・・

入試前の模試や実力テストでの判定と入試結果がつながらなかったりもするわけです。

なぜこんなことが起きるのか?

それは、持っている実力を受験会場で出し切れなかったから!

実力が足りなかったから・・・もしそうなら納得もできます。

でも、実力は足りていたのに・・・

そんなことがあってはなりません。

入試問題には、やり方があります。

これを知らないで受験に行くのは、素っ裸でジャングルに分け入るようなもの。

勝つべくして勝つ!

入試は、そういうものだとストロングは思っています。

後期親カツ講座では、「勝つべくして勝つ!」受験テクニックを紹介しつつ、いよいよ次回から募集を開始いたします。

受験までの半年を親カツ講座で乗り切っていきましょう!

後期親カツ講座第一弾8・9月合併号では、

「子供の学力はそのままで点数を上げる!」受験テクニック

と題してお届けします。

内容は、大きく

■ 入試演習の意味と活かし方
■ 過去問の意味と活かし方
■ やってはいけない入試演習とは

これからバンバン始まる入試演習を前にぜひ知っておいてほしい、身に付けておいてほしい内容です。

入試はまだ先だろうって!?

歯がゆいことに、緊張する入試においての受験テクニックは、入試前にチョロっとやってできるものではないんですな。

今から頭に叩き込んで、これからのテストでは、本当に使えるかを実践しながら試していく。この期間が必要です。

詳しくは、親カツ講座「入試実践コース」をご覧ください。

なお、親カツ前期からの継続生の方は、お得な特典がありますので、すでに案内している「継続生専用ページ」からお申し込みください。

必ずや、親のガンバリで受験に勝つぞー!!オリャーーーーーーー!

とにかく子供のやる気を待っていたら手遅れになる。受験は先行逃げ切りが鉄則!子供が自覚するのを待つのは時間の無駄。子供がやる気になるのは受験直前ですから!

  • 親カツ講座(入
試実践コース)
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