こんにちは、ストロング宮迫です。
11月末を持って中学入試・高校入試とも来春受験生の方への『10の鉄則』、『親カツ講座「入試実践コース」等々の販売は終了しました。あとは受験に向かって前進あるのみ!
唯一、公立数学必須問題集のみ冬休みが終わるまでに仕上げる目標を設定しているので例年12月中旬まで販売しています。
受験生は入試演習真っ盛りですが、練習と訓練を積んだ受験生はだんだん入試問題に対する対処がうまくなってきているはずです。
入試問題に対する対処がうまくなるといっても、受験生が持っている実力以上の点数は出ませんが「実力通り」「実力のまま」にテストの答案で表現するのはなかなか難しいのは経験者なら知っている。
よくて持っている実力の8割の点数というのが妥当なラインではないでしょうかね。8割以上がコンスタントに出せればなかなかすばらしいとも言えます。
親技でいえば「できる問題も2問は落とす」というのはこのあたりのことを指しています。
その「実力通り」にテストの答案で表現するために大事ですよと言っているのが「見直し」です。
多くの受験生が「なかなか見直しする時間がなくて・・・」と言うわけですが、たった5分の見直しで、10点取れても「見直し」しないのか?ってことですね。
見直しの重要性はわかっているけれど、やらない子供というのは「見直し」をして間違いを見つけたことがない子供がほとんどです。
一方で、決定的なミスを「見直し」で見つけた経験がある子供は「なにかやらかしていないか」と間違いやミスを見つける目は真剣になる。
「たった5分」とはいえ、与えられた極めて厳しい制限時間の中での「残り5分」をどの部分に使うのかは本番に臨むにあたって大きな意味を持ちます。
テスト残り5分で問題をあらたに解いて得点を積み上げる子供はいます。が、極めて少ない。
まあ、科目による違いはあるけれど、ザックリ言って多くの受験生が「残り10分」でほとんど点数の上積みをしていない。
「残り10分=0点」なわけです。上の学校になればなるほどその傾向は強くなる。
それが本当かどうかは子供のそばで入試演習を時間を計りながら見たら、あなたも確認できます。
もし残り10分で得点の上積みが厳しいのであれば、だったら残り5分でいいから見直ししませんかってことですね。
ドラマ「遺留捜査」で主演の上川隆也さんがドラマの最後らあたりでたいてい「ボクに5分時間をくれませんか」なんていう場面があります。あれ、5分じゃなくて3分だったか。
まあ、何分でもいいんだけど、要するに「ちょび時間をくれ!」ってことです。こういう人はだいたい時間を守らない人なんで、たいてい3分とかじゃ全然終わらない場合がほとんどなんですが・・・
余談はさておき、ちょっとした時間「残り5分」、ボクにくれなくていいから、見直しに時間を使ってみませんかってことですね。
タイガー山中は言います「ミスは必ずといっていいほどする。ましてや重要なテストになればなるほど起きる!」
極限の緊張した場面でミスをするのは普通。ミスをしないようにしないように気をつけてもミスをする。
だったら「ミスをしても見直しで間違いを見つければいい」とタイガー山中は20年前から一貫して言い続けています。
まあ、すでに書きましたが、多くの受験生は「なかなか見直しする時間がなくて・・・」って言ってやらない。ゆえにタイガーはニンマリ、とまあこういうことであります。
やったらいいのに、やれない、やらない見直し。ぜひ受験生はこのことについて一度真剣に考えてもらいたい。
考えるときのキーワードは「私はテスト残り10分でだいたい何点上積みできているだろうか?」です。
ボクが人間的にかなりセコイと確信的に思っているタイガー山中の見直し法の1つとして言っているのが
「見直しはまずは間違った問題から」
なんです。
今、思いましたよね?
「間違った問題がわかってれば苦労せんわ!」って。
あなたのツッコミは正しい。
でも、生徒にはそうさせるんだな。
タイガー曰く「問題見なくても間違ってると思われる解答があるぞ!」いうわけです。
特にこの方法は理系の科目で数字で答える問題には有効ではないかと思いますね。
実際の答案用紙の画像を使っての説明になるので公開は2つのメンバー専用ページに限定しておきます。ぜひお試しあれ!
親カツ講座 後期メンバー専用ページ
【裏技】テストの見直しテクニック
公開・実力テスト対策メンバー専用ページ
【最終ステップ】テストの見直しテクニック
どうぞタイガー山中が申しておる趣旨を理解して活用くださいませ。
テスト「残り5分」で間違いが2つとか見つかったらエライことですから。
さて、先日のプロ野球で京都大学から初めてドラフト指名された選手については皆さんニュースでよくご存じでしょう。
なんでも三井物産の就職内定を辞退してプロ野球に行っちゃうとか・・・これを惜しいと思うか、すごーいと思うかはあなたの価値観次第ですな。
そんな田中投手のインタビュー記事が毎日新聞に出ていました。受験生、特に再来年以降の受験生には肝に銘じてほしいことが満載でしたので、旬な話題のうちに紹介しておきます。
※この毎日親技は2014年12月4日に配信したものです
全文は毎日新聞記事で読んでください。ここでは受験生に知っておいてほしいことを抜粋して紹介します。
京都大学受験に際しての高校時代の話ですね。
2014年12月01日 毎日新聞
ロッテから2位指名の京都大4年・田中英祐さん「やる気があれば追いつける」力の入れ方も、勉強が7割、野球が3割。野球部は、あくまで部活の一環という位置付けで、授業のあと1時間半ほど練習。自主練習もせず、その後は受験勉強をしていました。
ただ、時間を有効に使うため、宿題はできるだけ昼休みに終わらせ、帰宅してからはやりたい勉強をしていました。
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引退までは基礎勉強しかしていませんでした。学校からもそれでいいといわれ、学校のプリントや一通り網羅した基礎的な参考書、問題集などを解いていました。
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暗記は得意やと思います。コツはアウトプット。赤いシートとペンで単語を隠しながら、文章の流れで空白を言えるようにしたり、通学路で自転車をこぎながら全部流れで言ってみる。日本史なら「何年になに、その後になにがあって」というふうに。覚えたことを思い出す作業の方をちゃんとやっていた気がします。
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センター試験のあとは1日9時間ぐらい勉強しました。先輩から、先にやると「やることなくなるで」といわれて残していた赤本を、テスト形式にして京大理科3時間を3セット。ばっと3時間解いて採点して、休んでまた解く。
テストが始まったらもう解くしかないと自分に課しました。一通り終わると、青本をやりました。
「しんどー(しんどく)」なってきたら、暗記科目に切り替え、アウトプットしてきちんと言えたらすっきりする。「あー」とか「うー」とか言いながら。それが息抜きでもありました。あと鏡の前で20分ぐらいシャドーピッチングをしたり。
いかがでしょうかね。
この記事の題は「やる気があれば追いつける」となっています。確かにそうです、やる気さえあれば!
ただボク的にはここには注釈がつく。
なにもしていない「0」の状態からでは、やる気があっても「追いつけない」可能性が高いってことです。
田中投手は部活もほどほどに「受験勉強をして」いたんです。
「時間を有効に使うため、宿題はできるだけ昼休みに終わらせ、帰宅してからはやりたい勉強」をしていたんです。
加えて「引退までは基礎勉強しかしていませんでした」。
You understand?
なんだか「基礎しかやっていませんでした」ってショボイ感じがするけれど、「基礎はやってたんかい!」ってなもんです。でも当然でしょうな。
なにもしてなくて、ある時やる気になって勉強を始めたわけじゃないってことです。「何を勉強したいとか、どこの野球部で野球をしたいという目標はなかった」けれど基礎の勉強はしていたんです。
「学校からもそれでいいといわれ、学校のプリントや一通り網羅した基礎的な参考書、問題集などを解いていました」これだけのことは最低限やっていた上で、「やる気があれば追いつける」です。
そこを勘違いしないでもらいたいですね。
野球漬けで一切勉強はしなかったけれど、部活引退後にはやる気になって猛然と勉強して京大に行った!なんて話になっていないことに注意を払ってください。
毎日30分の勉強を真剣にするとして、1週間で合計3.5時間です。わずかな時間です。
6日間勉強しない子供が追いつくために日曜日にまとめてやるとすれば3.5時間勉強すれば追いつける計算になります。単純にね。
朝9時から12時半までか、昼の1時から4時半まで。夜するなら6時から9時半までです。できそうだ!
1週目はそれで追いつけるかもしれないですね。2週目もなんとかなるかも・・・
でも、3週目、4週目はどうでしょうか。4週目まではもたないというのがボクの考えです。
毎日30分勉強できない子供が1週間で1日とはいえ3.5時間勉強するのはかなり大変です。ましてやそれを続けるのは困難といえます。
やったとしても、ダラダラしたり、いい加減にしたり、机に座ることが主眼の勉強になることも多い。しまいには毎日もやらないけれど、追いつくための週末のまとめ勉強もできなくなる、それが通常のコースです。
誰が歩んでもたいていはそのコースになる。意志で長時間の勉強をするのは骨が折れるのです。だからたいていは挫折する。
「オレはもっと意志を強く持たねばならない!」なんて思ってたりする。意志の問題じゃないのに・・・
だから毎日30分。30分が無理なら15分でもイイ。1日15分なら1週間で合計1.75時間。
先の例に習って計算すると、6日間勉強しない子供が追いつくために日曜日にまとめてやるとすれば日曜日に1.75時間勉強すれば追いつける計算になります。
2時間弱、なんかこれはできそうだ!確かに!やれるかも・・・
つまり1日15分の勉強だったら、週末だけに猛追する連中に追い越される可能性はあるということです。
しかし、それが毎日30分になれば1ヶ月で振り切っちゃう。
では、毎日1時間真剣に勉強する子供なら1週間で合計7時間。1日で7時間の勉強、それもただ机に座っているだけじゃない有益な勉強をするのはなかなか難しい。
毎日1時間勉強なら1週間で振り切っちゃう。15分単位の勉強でこんなに違ってくるんです。
そもそも毎日短時間の勉強ができないものがまとめて勉強なんてできはしない。
よってここまで丁寧に計算してきたことは話を分かりやすくするためで、本当は無意味なことなのです。だってできないもん!
そのことをこの記事から学ばなければこの記事の価値がわかったことにはなりません。
また、この部分は受験生に響くことになるでしょう。
センター試験のあとは1日9時間ぐらい勉強しました。先輩から、先にやると「やることなくなるで」といわれて残していた赤本を・・・
入試前に「やることなくなるで」はまさに本当のことでよくわかっている先輩がいらっしゃる。まさに持つべきものは「友」ですなあ。
図書館に行ったら、夏休みに「赤本」を開いている連中がいっぱいいる。言ってあげたいですな「今赤本やってたらやることなくなるで~」って。
第一、早くから赤本や志望校の過去問やっても、できないはずなんです。夏の段階で過去問やってできる連中はいますが、そいつらは当確のやつでごくわずか。
この時期から赤本や過去問ができるようにこれまでの勉強をしてきたかどうか。
今年もたくさんいるはずです。入試1ヶ月前になにしたらいいですか? 入試1週間前になにをしたらいいですか?という人が。
なんでも早くからやればいいってもんじゃない。時期がある。田中投手はセンターが終わってから赤本に取り掛かった。実に王道を往く受験勉強ですな。
最後のもう1つ。
暗記は得意やと思います。コツはアウトプット。赤いシートとペンで単語を隠しながら、文章の流れで空白を言えるようにしたり、通学路で自転車をこぎながら全部流
れで言ってみる。
「コツはアウトプット」はまさに受験生には金言で、アウトプットなき勉強に成果なし!授業のシャワーを受け続けても成果なし!
習ったり、自分で勉強したら、それをアウトプットする。そこでちゃんとアウトプットできるかどうかチェックする。できなかったら戻る。またチェック。最後はアウトプットで締めとなるのが勉強です。
田中投手が「通学路で自転車をこぎながら全部流れで言ってみる」をやったように暗記科目のアウトプットなら机に座らずに立ってでもできる。歩きながらでもできる。車に乗ってできる。
まさに親技でいう「隙間時間勉強」ですな。
受験生に時間がないのは本当だけれど「死んだ時間」「腐った時間」が山ほどあることからすれば、時間がないのは本当か?と疑っていくべきことでしょう。
そして、長時間勉強、1日10時間勉強するためには
「しんどー(しんどく)」なってきたら、暗記科目に切り替え、アウトプットしてきちんと言えたらすっきりする
しんどくなったら、科目を切り替えて気分を変えることができないと、長時間勉強は無理です。
休憩でゲームしている連中は長時間勉強はできません。理科やって疲れたからゲームで休憩ではなく、理科やって疲れたから社会で気分転換という感じでないと長時間勉強は難しい。
そろそろ決着がつく時期がやってきました。
今までやってきたことに白黒つけようじゃないか!その準備はできている!はず・・・なんですが。
Are You Ready?
あすやさん
ご無沙汰しております。8月にノリ勉でお世話になったものです。
受講当時は「親目線がなおってない、そんな親の子はつらいんです」とのお叱りにガーンと落ち込みながらも、これまでの自分の態度を反省し、一からやり直すつもりで「一緒に」勉強をし続け、約3カ月が経ちました。
その後のご報告と改めてご相談を致したくメールさせていただきます。お忙しいところ長文で恐縮です。
我が家は中学受験は全く考えていないものの、その先の高校受験に向けて、日々の勉強をもっと実のあるものにしてほしい、勉強の楽しさを知ってほしい、という思いでいます。
小4までは家でZ会の通信教育をしていたのですが、1回さらっとやって終わるだけで、大して身になっていませんでした。
そして4月から本人の希望で進学塾に通い始めましたが、わが子には少々レベルが高く、1学期の間は毎週の確認テストも4点~6点(10点満点)というのが普通になっていました。
これでは通塾がもったいない、なんとかしたいと思い、ノリ勉を購入しました。
ノリ勉を受講してからのこの3カ月、週1回の塾の宿題を、まずは1回提出用にやり、その後は私が宿題の中でピックアップした問題をあと2~3回ノリ勉式でやり、プラス当日の朝はさらっと復習するようにしました。
その結果、確認テストでは10点満点を連続5回継続中、そして単元終わりにある復習テストではクラスでたった一人の50点満点をとってきました。
正直、こんなに早く、こんなにはっきり結果がでたことに驚いています。
同じ問題を繰り返しやって落とし込む、ということがこれほど大切で、結局はこれが近道で、やったら確実に成果があるのだと、実感しました。
今では、宿題1回をなんとかやっただけだった1学期の結果は必然だったのだ、ということがよくわかります。
実際、勉強している様子をずっと見守っていますが、鉛筆の動きをみていると、息子の理解度が上がっていることがよくわかりますし、息子は塾から帰ってテストの点数を母に報告するのが楽しみになっているようです。
いつも当日の理解度ではかなわない(息子いわく)天才君にも点数勝った!と、とても自信をつけています。
元々は面倒くさがり屋で勉強も好きではないので、宿題を何度もやっていると感じると本人は嫌がります。そこで学校の宿題の自主学習にこれをあててやり続けました。
学校の先生には「難しいのを頑張ってるね」と褒められ、塾の成績は上がり、本人は自信を付け、一石二鳥どころか三鳥にも四鳥にもなっています。
先日塾長との個人面談があり、算数の先生からの報告に「1学期は授業についてくるのが少し大変そうでしたが、最近はとても意欲があって、確認テストも順調です」とありました。(省略)