こんにちは、ストロング宮迫です。
7月も終盤、いよいよこれから受験生は完全に入試モード!!入試演習も始まって、オイオイ入試問題全然できないじゃないか!ということもたびたび出てくるはずです。
ちゃんとステップを踏んで入試演習をする!これが基本です。
何度でも言う
まだまだ志望校の過去問はしてはいけません!
なぜだか、わかりますか?
だって、過去問をするためには、そこにいくまでに順番があるからです!子供に過去問をやらせて、合格最低点にも全然届かなくて、自信を失った!なんてことになったら、エライことです。
入試問題には、やり方があります。これを知らないで受験に行くのは、素っ裸でジャングルに分け入るようなもの。勝つべくして勝つ!入試は、そういうものだとボクは思っています。
親技の後期親カツ講座では、「勝つべくして勝つ!」受験テクニックを紹介しつつ、募集をすでに開始しております。
後期親カツ講座第一弾8・9月合併号では、「子供の学力はそのままで点数を上げる!」受験テクニックと題してすぐお届けし、
9/20 10月号で「受験3ヶ月前に親がすべきこと」
10/20 11月号で「受験1ヶ月前に親がすべきこと」
11/20 12月号で「受験本番!後悔しないために親がすべきこと」
と続きます。
後期親カツ講座の内容は、大きく
■ 入試演習の意味と活かし方
■ 過去問の意味と活かし方
■ やってはいけない入試演習とは
これからバンバン始まる入試演習を前にぜひ知っておいてほしい、身に付けておいてほしい内容です。
先輩親カツ生からの報告
のんきな親父さん
受験の最終結果の御報告です。
昨年の10月末から親カツ講座を受けさせて頂きまして、先週末からの中学入試も結果がほぼ出揃いました。
親カツ講座を始めたときの子供達の偏差値は18で、一般模試でびりから2番目と3番目と言う情けない状態で、私立中学の入試は塾からは絶望的なことを言われていた時期でした。
それでも、自分の子供達の能力を信じてここ3ヶ月近くを親カツ講座を頼りに12月後半からは塾も休ませて子供と共に頑張り抜くことができました。
前置きが長くなって恐縮ですが、結果は、息子が第一希望であった○○中学で、娘は、第二希望の△△中学で無事合格を頂くことができました。
また、娘の方は第一希望の□□中学の補欠?にもリストされているようでひょっとしたらこちらにも縁ができるかも知れません。
何はともあれ、子供が短期間で実力が上がったことを自分で実感しているようで、また、勉強の楽しさも分かったようで、二人とも勉強に取り組む姿勢が合格後も変わっていないのが、何より嬉しいことかも知れません。
本当に良い講座とメールでのアドバイスをこれまでありがとうございました。
特にメールで頂きました国語についてのアドバイスはとてもありがたくて、既に12月に入っていましたが何とか中学入試国語読解法も全て読ますことができて、あきらめていた国語の点がかなり上がったように感じています。
はなはだ簡単で恐縮ですが、これまでご指導頂きましたこと本当にありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。
歯がゆいことに、緊張する入試においての受験テクニックは、入試前にチョロっとやってできるものではないんですな。
今から頭に叩き込んで、これからのテストでは、本当に使えるかを実践しながら試していく。この期間が必要です。奮ってご参加ください。
さて、もうここ10数年、テストも、入試も、そして夏期講習も「序盤の入りが大事」とここでは繰り返し書いてきました。
7月末までに流れができれば、8月は勝手に流れていく。親が忙しいなら序盤のこの時期から7月末までは気をつけて見てやることです、と。
夏休みを通常の40日間と考えて、盆休みを考慮すれば、ザッと、
第1ターム:今日7月21日から7月31日
第2ターム:8月1日~8月14日
第3ターム:8月15日~8月28日
くらいになることもすでに書いた。
第1タームの成果を見て、第2タームでやる課題の内容を修正する。夏期講習を受けるにしても、家庭学習をするにしても、「7月の第1ターム」が難しくて未消化が多いようなら、「8月前半の第1ターム」は、やる問題のレベルを下げて消化率を上げるようにするとか、カンタンすぎるなら、第2タームでレベルを上げればイイ。
つまり、「なにを言うか」より「なにをするか」なんですよね。
朝から仕事でいないので、子供が家で一人になって、ゆえに学習するところを指示して仕事に行って、帰ってきたら「なーにもできてなかった」なんてことは7月中に修正しなきゃいけない。子供のやる気の問題じゃないからさ。
役割分担と役割放棄は違う。まるで違う。そこを勘違いしていると、夏休みはおジャンになります。
おおむねこの夏も第一タームが終了した。さあどうする? そのまま流すか、軌道修正するか。あなたの手腕が問われます。
メンバーさんはすでに繰り返し聞いていただいていると思うけれど、お悩み相談室(音声セミナー)の中の「夏休みの勉強シリーズ」は聞いて頭に叩き込んで8月に突入してほしい。基本的なことですからね。
8月に課題として出てきそうな問題はすでにここに採りあげているから予習のつもりで読むのもよし。
夏休みと意気込んできたけど、なんだかなあ・・・という方は、この前ボクがテレビで見た映画をおススメしておきます。
これね↓↓↓ポスターからもうイイですなあ~!(^^)!
ウチでは息子たちは家を出て夏休みでも帰ってこないし、娘は10日間も合宿とかでいないし、嫁は嫁で仕事か用事があるとかで夜の9時過ぎに久しぶりに家に帰ってもだれもいない・・・
で、仕方なく一応用意はされてたメシを食ったんですが、侘しくて、テレビをつけたら、この映画「Eddie the Eagle イーグル・ジャンプ」をやってた。
途中からだったけれど、わかりやすい映画だったので、ぜひあなた、いや、あなたのお子さんにどうかなと思った次第です。
ベタな演出で子供にもわかりやすいし、受験に挑む子供たちになにがしかのインスピレーションを与えられるんじゃなかろうか。
映画のポスターに刻まれてる「Two Underdogs One Dream」というのも好感が持てるしね。
ボクはこの世代だから(+_+)
わからない人は気にしないでくださいね。
この映画は実在の人物がいる伝記コメディーという分類になるそうですが、カンタンにいえば、「猫ひろし」がオリンピックに出るために、あまり盛んでないカンボジアに日本国籍を離脱して帰化して出場したような話ですな。その国で競技人口が極端に少ないとき、また気候が競技自体になじまないとき、「シロウト」でもオリンピックに出場が可能になるというような。
彼はジャンプの選手としては「デブ」でもあったらしい。
しかし、「成功しないことで彼は世界中の人々に愛されることになった。失敗するほどますます人気者になった」とWikipediaにはある。また、こののち1990年には、エドワーズ現象に応じて国際オリンピック委員会(IOC)は、後にエディ・ジ・イーグルルールとして知られるようになるルールを定めた(オリンピックに出場を希望するものは国際大会において上位50人もしくは上位30パーセント以内に入っていることが必要というもの)ともある。
まあ、ことの経緯はいいとして、この映画の中で「近代オリンピックの父」と呼ばれるピエール・ド・クーベルタン男爵の「参加することに意義がある」「成功することではなく努力すること」という言葉が繰り返し挿入されてた。
JOC(日本オリンピック委員会」のサイトでこの言葉が解説してくれてる。
「参加することに意義がある」にこめられた思い
ところで、クーベルタンの言葉として有名な「オリンピックで重要なことは、勝つことではなく参加することである」は、実は彼の創作ではありません。英米両チームのあからさまな対立により険悪なムードだったロンドン大会(1908年)中の日曜日、礼拝のためにセントポール大寺院に集まった選手を前に、主教が述べた戒めの言葉でした。
「オリンピックの理想は人間を作ること、つまり参加までの過程が大事であり、オリンピックに参加することは人と付き合うこと、すなわち世界平和の意味を含んでいる」と考えていたクーベルタンはこの言葉に感動し、英政府主催の晩餐会でこの言葉を引用して「人生にとって大切なことは成功することではなく努力すること」という趣旨のスピーチを行いました。
以後、オリンピックの理想を表現する名句として知られるようになりました。
うん、社会に出るのも、受験も、みんな「人間を作る」ためであり、究極は「人といかに付き合うか」に行き着く。そこで大事なのは「成功」でも「合格」でもなく「努力すること」にも同感する。
もっといえば「成功」や「合格」や「失敗」や「不合格」で、「何を感じるか、感じたか」に尽きる。
でも、その視点は「子供にはないし、わからない」んだな。「あなたを創るため」に目の前に勉強がある。越えられる時もあれば、越えられないときもある。いずれにしても、真面目に、できれば楽しむように気を付けて、努力を継続して続けるべし。努力ができたことも、できなかったことも経験としてきちんと認識して自己を認識すべし。
努力を継続することで、勉強に対する向き不向きがあることもわかる。何かに真剣に取り組むことは、それで成功するためではなく、「ボク、これはしないでおくわ!」っていう消去法にもつながるとボクは考えています。
やりたいことがない!と嘆く必要はない。だってこれまで何も成し遂げていないのだから。なにもないなら目の前のことを頑張るべし。頑張ってうまく行けばそのまま進めばいいし、やってダメなら「この道はボクには向かない」って消去して捨てればイイ。
そうやって自分が進む道は少しずつ狭まってきて見えてくるなんてこともあるんじゃないでしょうかね。
およげ!対訳くんサイトより
目についた
山にはとにかく登ってみなさい
あらゆるところを隈なく探し
脇道だからと省略しないで
たとえ細い道だとしても
知ってる道があるのなら
みんな辿って行ってみなさいClimb every mountain,
Search high and low,
Follow every byway,
Every path you know.
ボクは自分の子供には「なにかやりたいものを見つける努力」よりも、目の前の仕方なくでも与えられたものをまずは手にとって食べてみて、イヤならもう食べないとか捨てなさいという消去法によって自分の道を見つけるほうをずっと求めてきた。それを消極的とは思わないから。
ただ映画になったり、ドラマになったりするものは、いずれも「したいことを諦めずに最後までやり続けて、うまくいった」ことが物語になる。
でも、ボクは子供たちに自分の物語が映画になったり、歴史になったりするなんてことはハナから求めてない。ただただ「努力して経験して感じながら人間を創って、いかに人と付き合うか」。
消去法でもね、人は自分の道をなんとなく見つけて歩むものです。あなたの理想じゃないかもしれない。だけど、考えてみてくださいよ、あなたの理想というものを。それは果たして理想なのか?
あなたにとっては理想でも、子供にとっては真逆かもしれないじゃないですか。
同じ映画を見ても、まるで違う見方がある。ぜひ親子で見ていただきたいですな。親子でタッグを組むときのちょっとした軋轢についても感じるところがあるはずです。映画で登場する天才児「マッチ・ニッカネン」のキレっぷりもいいし、彼が吐く言葉もシビれるよ。
時間がないとは言わせない!「たった106分の映画」だからね。
今日あなたが子供と取り組む勉強には意味がある。壁を越えられようが越えられまいが明日につながるはずだ。
ただし同じ間違いは繰り返さない。昨日と同じ間違いは繰り返してはならない。昨日うまくいかなかったことは、たぶん今日もうまくいかないから。
二度同じ間違いを繰り返すのは、ただのアホ!
三度同じ間違いを繰り返すのは、ただの唐変木!
四度同じ間違いを繰り返すのは、同じところをグルグル回るグルグルパーだ!
五度以上同じ間違いをしつこく繰り返せば、それは習慣になり、運命となる!
人は、たった5日間で絶望できるぞ!さあ、飛べ!記録なんて関係ない!自分が満足できるジャンプをするんだ!
先輩親カツ生の報告
ストロング先生、タイガー先生、こんにちは!ふんばるです。
「いけドン法」、「復テ対策講座」、「親カツ前後期」とお世話になり、このたび、おかげさまで第1志望の中学に合格を頂くことができました。
いや、あえて傲慢を承知で言わせて下さい。
「合格を頂いた」のでなく、「実力で勝ち取った」と。
親としては、いくらやってもやり足りない思いでしたが、息子は入試の1日前には
「やるべきことは、全てやった」「こんなに努力しても合格させてくれないなら、こっちから願い下げだ」
などと、戦闘意欲満々でした。
幼い頃から引っ込み思案でおとなしい性格の息子に、こんな闘志があったなんてと、目を見張る思いでした。
それほど第1志望に思い入れがあったのでしょう。
思い起こせば6年の秋から、成績が急降下し、あまりの辛さに親の私が「もう●●は無理だよ。○○、いや▲▲でもいいじゃない。どっちもいい学校だよ?」と、何度か言ってしまったことがあるのです。
親カツ生として恥ずかしいんですが。しかし、息子は一切耳を貸しませんでした。
塾でのテストで判定が「再考」になっても、絶対●●志望を変えることはありませんでした。
だからと言って、バリバリ勉強する、というわけでもなかったのですが(汗;
そして迎えた当日。
引率した主人によると、終了後「疲労困憊という様子で出てきた」と言うのですが、息子曰く「まあまあ出来た。ほとんど埋めた」とのこと。
もっと突っ込んで、「今まで努力してきた、それを十分解答用紙に表現できた?」と聞くと、「うん」と力強く頷いてくれたのでした。
7割はできたのではないか、とも言っており、本人は合格を確信していました。
それを聞き、私も、今まで最大限の努力をしてきて、それを十分発揮できたのなら、合格できるだろう、と思ったのです。
もちろん、そんなに自信満々なのに、不合格になってしまったらどうしよう??という不安は拭いきれませんでしたが。
そんなわけで、息子の受験番号を見つけたときは、ガッツポーズ。
「やっぱり」「当然よね」と感じたのでした(ほんとに傲慢ですみません;)。
親子二人三脚で、精一杯勉強してきて、本番でその成果を遺憾なく発揮し、合格した。
本当に最高の結果になりました!!本当にどうもありがとうございました。
今回、ふんばるさんのお話を直接お聞きして、確かに「合格を頂いた」のでなく「勝ち取った」といっていい受験生活でした。
塾よりもはるかにきつく、厳しい家庭学習を追求し、入試演習をち密に積み上げたふんばるさん。
ある意味、塾に通うことが「息抜き」にもなっていたという話は、さもありなんで、子供はロボットじゃないんだな、効率追求一本やりではダメなんだとおしゃっていたのが印象的でした。
親カツ講座でやっていたこと、その月にはよくわからなかったことも入試が近付くにつれて、「ああ、こういうことなんだ」とその意味がよくわかったとも言ってくださいました。