oyawaza479
こんにちは、ストロング宮迫です。

ちょうど今の時期が文化祭っていう学校も多いのかもしれませんね。ボクの場合、文化祭や体育祭っていうのは「学校が休みの日」と認識していましたので、当日は学校では味わえない違う体験を学校外で積極的に行っていたものですが、ウチの子はみんな文化祭に行ってるなあ。

文化祭の感想を聞いてみると「おもしろかった」ということが多いので、学校外活動よりもおもしろいのかも・・・

タイガー山中からはボク自身の学校外での主たる活動をさも普通であるかのように子供たちには言うな!ってクギを刺されています。子供が天の邪鬼にならないためにね。

今年はウチの高校生の息子が知り合いの小学校5年生のお子さんを文化祭での学校見学案内人に指名されましてやったようです。ちゃんとやったのかなあ。校舎や体育館を見せられてもねえ、小5生も困っちゃうでしょう。やっぱりもし思っているなら「この学校に通えば・・・」なんて講釈も垂れてほしいところだけど。

そう思って息子に「お前の学校に通えばなんかエエことあるんか?」と前日に問うたら「自分次第です!」と身もふたもないこと言ってたんで学校案内人としては不適格ですなあ。

でも、学校見学って施設や理念を見るっていうより、やっぱりそこに通う生徒を見るもんですよね。だからその学校を知りたいなら、放課後の学校帰りの生徒を見るのが一番イイ。そこにすべてが出てるからね。

そういう意味ではどう学校案内したかよりは案内人の生徒その人の評価がその学校の評価にもなり得るってことですなあ。

我が息子が未来ある小学校5年生を失望させていないことを祈るばかりです。

さて、前回、「入試演習をする意味」と題して中学入試の問題、チャレンジしてみたらと提案したわけですが、中学入試を考えているなら小学校4・5年生、低学年の親の方にはやってみてほしい。高校入試をするので中学入試は関係ないって人もやってみてほしいと思っているくらい。

親は子供に「どうしてできないの?」って軽く言っているけど、今どきの子供たちにはどういう問題が問われているのか、50分でわかる。どんな感じかがわかるから。

子供がやる問題だけど、少なくとも何度かは真剣勝負で親がやってみるべきだし、親が肌で感じるべきだと思っています。今できなくても、このあとの正月休みにやってもいいんですから。親はスラスラ解けなくてかまわないんですよ。

というわけで、今回のチャレンジ問題は郁文館夢学園「平成26年度≪第1回試験≫算数」について1つの目安を出しておきます。

その前に、親カツ生から詳しい報告をいただいていますので紹介します。

小6 星さん

今回はメルマガに掲載されていた郁文館中学校の入試問題をやった結果をご報告したいと思います。

ちなみに、娘の算数の偏差値は、模試で1回目から

53.8⇒56.2⇒46.4⇒58.9

で親としては51~55のつもりでおりました。

結果は正解数13問。2(5)、3(2)、5(1)(2)(3)を間違えました。かかった時間は35分。

制限時間は50分で始めましたが、子供には5が難問だったようで、それ以外を終わらせ見直ししてから5に取り組み、(1)をなんとか解答欄を埋め、あとは考えてもわからないとのことだったので、35分で終わりにしました。

間違った問題の振り返りをすると、2(5)は1134円を本体価格と思い込み、税込み価格を求めていました。きちんと問題を読んでいないことがよくわかりました。

3(2)は娘が書いた式を説明してもらったところ、「あれ、数字が間違ってる!」と。改めて説明させるとすらすらと正解までたどり着きました。つまり、これがオマケ問題ってことですね。

5は、「まずは問題文からわかることを書いてみよう」と促し書かせている途中で「あ、わかった!」と。(1)が解けて勢いづいたのか、(2)(3)は一気にできてしまいました。

家で入試演習を行うと、偏差値の低めの学校なのだから全問できて当然、という気持ちが親の中にあるので、今回のように、問題に対する目安があると、やみくもに頑張らせなくていいのでありがたいです。

今後もチャレンジ問題はやらせたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

星さん、ありがとうございました。

「親としては51~55のつもりでおりました」とおっしゃっていますが、最初にタイガー山中が設定していたものとズバリ一致しています。

タイガー山中が設定していたのは以下の通り

偏差値40~50: 制限時間 50分
→ 11問/18問中
→ 3(2)、5(1)(2)(3)、6(2)+オマケ2つ

偏差値51~55: 制限時間 45分
→ 13問/18問中
→ 3(2)、5(2)(3)+オマケ2つ

偏差値56~60: 制限時間 40分
→ 15問/18問中
→ 5(2)(3)+オマケ1つ

偏差値61~65 : 制限時間 35分
→ 17問/18問中
→ オマケ1つ

星さんは「きちんと問題を読んでいないことがよくわかりました」とありましたが、実はタイガー山中も1問読み間違って不正解が1つありました。これがいわゆるオマケ問題ですな。

完璧でも2問は間違うという。

星さんの分析とタイガー山中の設定問題はほぼ一致しています。見直しの状態を読むと、星さんのお子さんが偏差値55の壁を越えるのにはあとわずかであろうと推定できます。

この壁は入試演習によって越えることができる。もっといえば入試演習でしか越えられないとも言えます。

星さんのお子さんがこの入試問題でかかった時間は35分ということなので、見直しを入れても1時間強、かかっても1時間半でクリアになったのではないでしょうかね。

これくらいの時間で見直しまで終わって、また次をやる。これにより壁を1つ突破していくわけですね。前回も書きましたが、入試演習1科目を5時間かけて見直しまでするような勉強は今の子供にレベルがあっていない、実に非効率な勉強になります。

また、そうした苦行の1教科5時間勉強が壁の突破に有効ならまだ意味があるんですが、今子供が越えなければならないすぐ目の前の壁を越える訓練にはならないってことです。

星さんのお子さんでいえば、2(5)はオマケ問題で仕方ないとして、あとプラス10分で、いかに3(2)、5(1)(2)(3)にたどり着けるかでしょう。

特に、最後まで終わらせて見直ししてから5番に取り組み(1)をなんとか解答欄を埋めて終えたようですが、あと10分、もしくはあと5分考え抜いて5番の(1)がなんとかならなかったか。

これは次回に向けての検証の意味にもなりますが、次はそこが課題になるでしょう。

最初に【偏差値51~55:制限時間45分】としていましたから、星さんのお子さんでいえばあと残り10分ありましたよね。

実際に見直しでは、2(5)は「思い込み」、3(2)は「改めて説明させるとすらすらと正解までたどり着き」、5は「まずは問題文からわかることを書いてみよう」と促し書かせている途中で「あ、わかった!」となった。

なので、入試演習の残り10分で親と一緒にやったこの作業をどれかの問題に絞ってでも一人でやってみることがこれから求められてくる。
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「わからない」となったときにどうするかはすでに答えはあるわけですから、それを残り10分で粘ってやってみる。最初は親が入試演習中に「わかることを書いてみよう」とささやいてやってもいいんです。「答えが出ないものは思い込みがないか確認してみたら?」と言ってやってもいい。

最終的にはそうしたささやきなしで自力で行くことが求められますが、残り10分でどれだけ正解数を増やせるか。そこが入試では勝負になります。

多くの受験生が最後の10分はバタバタするばかりで得点の上積みができません。ほぼ同じ学力のライバルが競っている中で、残り10分で「わからない」問題をいかに自分に引き寄せられるか。10分で何点、何問正解を導けるか。

合格ラインを確実にあっち側に越えるための10分です。これが運命の分かれ道になります。

そうした訓練においても今回やった学校の問題は偏差値40弱とされながらも最適な問題の1つと言えるでしょう。

星さんのお子さんが見直しの際にやった「5(1)が解けて勢いづいたのか、(2)(3)は一気にできてしまいました」は入試でも起こり得る。というかこれを起こすための訓練が入試演習の意味でもあります。

この大問の1番がわかるとその後がポンポンとできるというのは他の教科だってありますよね。残り10分で3問取れるということは稀ですが、残り10分を無策の0点にしてはならないってことです。

覚えていないとできない問題は知らなければお手上げですが、条件を整理して解ける可能性が増やせる算数なんかでは大いに逆転の可能性はあるってことです。

次回、残り10分でわからない問題のうちの1つを「まずは問題文からわかることを書いてみよう」と子供ができれば一歩前進。その時は解けないかもしれない。でも、最後の10分が勝負と思ってやれるわけですから。

多くの受験生は制限時間50分を決してフルには使いません。みんな40分ほどで終わってる。残りの20%の時間を捨てているわけです。2年も3年も頑張って勉強してきたのに・・・

もったいない。そこに私たちがこだわる入試実践テクニックの意味もある。みんな難しいことをやり過ぎです!!

えっ、この学校の問題、できてクリアしたよって!?

じゃあ、もうワンランク上の学校を使って入試演習をしたらイイ。ランクを上げていったらいいだけです。ただし、ランクを上げるのは少しずつ。偏差値でいえば2から3単位で上げるんですよ。

この2ヶ月の入試演習で子供は新たな子供に生まれ変わる。今までの子供とは違う、制限時間の枠組みの中で入試問題に直に触れて見直ししたらできた問題を制限時間内で取れるようになる。

考えてもわからない、解説見てもチンプンカンプンの入試問題にかかりっきりになっても、子供は生まれ変わらない。

生まれ変わってノリノリになって年を越す。もう一山あるけれど、その先の山は目の前のヤマを越さなければ越えられないのですから。

ガンガンやりましょう!入試演習。子供にあったものをね!

親カツ講座後期生の方は今回の入試問題、タイガー山中の解答解説がありますので、必要な方は親カツ後期メンバー専用ページをご覧ください。

実際に入試演習をやってみよう その1
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うれしい報告

中1 マル母さん

成果の報告::

ぎりぎり目標達成できました!

5科合計455点(目標450点以上)。
前回435点だったので、何と20点アーップ!

順位は学年9位で、これも10番以上アップ。うれしいです。

特に力を入れた英語(94点)と数学(98点)は、A問題100%だったので、う~ん納得しました。

ケアレスミス(と思われた)が多い子だったので、どうしたらいいかと悩んでいました。
 
親技を駆使して、2回連続アップをめざします。ありがとうございました。 

 
きっちりいけドン法を駆使して、その結果がこんなふうに出るとやってうれしいでしょうねえ!!

おめでとうございます。

450点というのは1科目ちょいとミスすると、難しくなりますからねえ。

数学英語とも、これからさらに本格的になってきます。気を抜かずに連続450位点目指して頑張ってください。

そして、勉強のやり方が身について、基本がわかってくると、英語も数学も今までよりも少ない時間で同じ点数がキープできる可能性は大です。

普段、チョコチョコやっているだけで特に試験対策が必要なくなったりもする。

その分、試験期間中には他の教科に時間をかけられる。どんどんと好循環が生まれてきます。

ぜひその境地に立てるように、今は猛勉強して、自分のスタイルを確立してください。

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