oyawaza482
こんにちは、ストロング宮迫です。

11月に入りまして、受験生の雄たけびがあちこちで聞こえるようになりました。雄たけびには猛々しいものもあれば、もの哀しいものもあり、それぞれの受験生の心情がよく表れているなあと思います。

受験生には、

やってもやっても終わりが来ない勉強
どうしようもなくせりあがってくる不安
勉強して何か意味があるのかとうい疑問…etc

ありとあらゆることが浮かんでは消え、また浮かぶことの繰り返し。

頑張っていない受験生には決して起こらないこうした受験生の叫びに何度となく答えようとしてきましたが、これがなかなか難しい。

結局、ボクが言えることは、この前も受験生に手紙を書いた際に引用したのですが、たとえば隆慶一郎の「死ぬことと見つけたり」の一節に尽きる。

「死ぬことと見つけたり」下巻224ページ

所詮失うもののある方が負けなのである。

失うべき何物も持たない方には負けはないのだ。彼等は勝つことさえ望んではいない。

勝っても負けても、やるべきことをやる。それだけのことだった。

この態度は決して「負けてもイイや」という投げやりなものではない

勝ちにこだわり、追求し、やるべきことをやる。やるべきことをやれば、結果が出たあとで次にやることは決まってくる。自然に決まってくる。

やるべきことをやれば、次の道も、次の道標も見えてくる。

だから、ただ1点、目の前の「やるべきことをやる」。それが安心につながるし、安定を導くことになる。

「今やるべきこと」、それが受験生に見えていればいい。見えていなければ、親が見られるように手伝ってやれ。「それだけのこと」なのだから。
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これからたくさん聞かされることになると思いますが、勉強を頑張っていない受験生の不安には誰も答えられません。

ガンバレ、受験生!

受験生を頑張らせろ、親!

で、泣きながらでも歯を食いしばって頑張っている受験生には、時にこんな曲でも聞かせてあげて下さい。よくご存じだとは思いますが・・・

この前、この【CD】Eternal: The Best of Liberaを中学受験に挑む小学生に聞かせたら、泣いていました・・・

いろいろと思うことがある子供たちには、言葉がわからなくても、なにがしか訴えるものがあるんでしょうなあ。

動画は2分40秒。勉強の休憩中に見せて、「さあ、やるよ!」っていえば、また頑張る。特に受験に対して不安も心配もない子供たちにはあまり効き目はなさそうですがね・・・

念のため、歌詞の日本語訳も付けておきます。

彼方の光
私がどこへ行こうとも遠くどこまで行こうとも
いつだってあなたは輝いている

夜の闇をとおりぬけて私に呼びかけるように
私がどこへ昇ろうとも遠くどこまで昇ろうとも
私を空の上へ高くさし上げてくれる

嵐の夜の間私を抱き上げてくれるように
精霊よ来たり給え天の御使いを送り給え
精霊よ来り給え空を越えはるか彼方へ

私が泣いているときはいつだって
遠くどこまで離れていようとも
あなたは私の声を聞いてくれる夜のとばりが下りるころ
あなたの希望の光は私の道を照らしてくれる

精霊よ来たり給え天の御使いを送り給え
精霊よ来り給え空を越えはるか彼方へ

「勝っても負けても、やるべきことをやる」奴には精霊が降りてくる。そうボクは思っています。

今日は1問でも2問でも昨日よりも出来る問題は増えただろうか?

今日は1つでも2つでも昨日まで覚えていなかったものを覚えただろうか?

昨日よりは確実に頭に入っているものが増えただろうか?

なんとなくあやふやなまま問題をやっても、覚えても、明日にはつながらない。今日やったことは受験までに2度と出てこない!

今日処理すべし!!

今日1点、明日1点、今月はあと25日だから+25点!

今日1点を積み上げるために今日の3時間の勉強がある。ファイト!
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うれしい報告

『10の鉄則』の感想、続々と・・・

小4 ぼよよんさん

3年生までは毎日勉強をしていましたが、4年になってから、宿題の量が多いといって勉強を拒否するようになり、いまでは、土日にしか勉強しなくなり、塾のクラスもどんどん下がっていって後がない状態となりました。

そんな子どもを何とかしたくて購入しました。

10の鉄則を読んで、自分のやり方は、勘違いの間違えだらけだったことに気が付きました。

今までは出来れば当然、間違えれば叱責、というパターンでした。これでは、勉強もしたくなくなるんだということが鉄則を読むまでわかりませんでした。

今となっては、一問でも間違えると、もうやだ、といって、途中で鉛筆を投げ出し、やめてしまいます。

そんな子供にヤル気を出させることを、機嫌を取るのとを勘違いし、機嫌を取ることは絶対にしないと心に決め、やらなきゃダメだと強制していたのが良くなかったのだと反省しています。

今から、周りに追いつくために、自分の態度を改めようと心の底から思いました。子供の機嫌を取るのではなく、ヤル気を出させることから始めようと思います。

でも、時間に限りがあるので、できることはセットで進めていきたいと思います。(何をセットにするかが難しいですが。)

子供をヤル気にさせる所が一番難しい。ここは時間がかかる。

やれば出来る、勉強した分だけ結果が出ると思わせるように鉄則2、3,5,6,8、9を並行稼動させて、1ヶ月後の+10点を目指します。

基本は親である自分の態度を変えて子供に接します。

「ああ、間違っていた」と気づき、よーし、今までとは変えてやっていくぞー!その意気やよし。

ただ今までの負の蓄積があるでしょう。

親は切り替えたつもりで、「新たな自分」になったつもりでやっていても、子供には何年も前の「親のまま」であるわけです。

だから、最初が一番キツイ。子供に親が変わったことを知ってもらうまでが産みの苦しみになる。

多くの親はかつての負の蓄積があったことをすっかり忘れて、こんなに子供のことを思って、親も変わろうと思って頑張っているのに、やっぱり子供は変わらないという結論を「すぐ出す!」

今までの「出来れば当然、間違えれば叱責」、これをしないよというメッセージを伝えるのが大変なのです。

一番てっとり早いのは子供に謝ることです。

「ごめんね」と。「あんなことをしていたら勉強がイヤになって当然よね。お母さん、間違ってたわ。ホントごめんね」と。

子供に対する威厳や権威がなくなっちゃうって!?

もともとなかったんです。いや、ないことにすでに子供が気づいている。

だから、「一問でも間違えると、もうやだ」となっちゃう。

親が変わらなければならないのは当然として、それを態度とメッセージで小学生にもわかるように示す。

親の本気度合いが問われます。ファイト!