こんにちは、ストロング宮迫です。

米朝の首脳会談はいったん中止となったようですが、記念に製作された会談の記念硬貨は引き続き、ホワイトハウスのギフトショップで売られているらしい。

※この毎日親技は2018年6月1日に配信されたものです

会談に向けて攻防が続く米朝の交渉で盛んに出てくるのが「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」で、この前聞いたら、中学生も知ってた。すばらしい。!(^^)!

【CVID】は頭文字をとったもので【Complete,Verifiable,Irreversible,Dismantlement】の略らしいが、アメリカはその見返りに北朝鮮に対して「完全かつ検証可能で不可逆的な安全保証(CVIG)」を与える用意があると言っているとか。

【CVIG】は【Complete,Verifiable,Irreversible,Guarantee】の略だそうですが、それにしてもあの独裁国家に対して「安全保証をする権利」がアメリカにあるんでしょうかね。まあ、その「安全保証の中身」はいまのところわからないのですが・・・

なにか物事を動かすときに見返りを与えるのは外交でも、家庭でもあることですが、特に勉強においては「エビで鯛を釣る」方式はたいていのちのちに禍根を残すことになるとボクは考えています。エビで鯛は釣れないし、仮に釣れたとしたら、それは将来を邪魔する経験に必ずなるとも思っています。

子供たちには成功体験が必須だけれど、その成功体験の中身が「エビで鯛を釣る」体験だと、子供たちは再び繰り返し「エビで鯛を釣ろう」とするようになります。タチが悪いのはそれを繰り返すときは今度は「エビでマグロを釣ろう」とし、次は「エビでクジラを釣ろう」とするように、出すものは同じなのに得るものはより大きなものになっていくことです。

子供に何を与えるか・・・そこを私たち親はよくよく考えないと。

成功体験でも良い過程の成功体験をしないと、まぐれやビギナーズラックを最初に経験してしまうと、そのあとの道に迷う可能性が高まるから。

親技で子供のテストを素点や偏差値だけで評価しないのはそのためだし、親がテスト分析をして「やったことができたかどうか」を確認するのは素点や偏差値にはいまだ反映されていないが、良い成功体験を積ませるための材料を分析して知って子供に示す。

あなたには見えていないだろうし、順位にもまだ反映していないけれど、「ほら、この問題はちゃんとできてるってことは、やってきたことの成果が出てるってことよ」って。

子供たちの戦いは繰り返しここで書いているように「長い長い闘い」ですし、「終わりなき戦い」ですから。

もう1つ、最近の話題ではアメフト問題がありますが、先日、サッカーの三浦知良選手が日経新聞の「サッカー人として」というコラムで次のようなことを記していました。全文はこちらから読んでいただくとして、皆さんに読んでもらいたい部分を抜粋します。

“サッカー人として”  2018年05月25日(金)掲載

理不尽だけではトップに立てない 三浦知良

・・・練習は理不尽、監督の権限は強大、全員が命令を百パーセント聞き入れる。悩ましいのは、そんな組織もある程度強くなるということ。規律は高まるから、高校レベルだとそれで勝ちもするし、先輩・後輩の縦関係が薄れて〝緩く〟なった高校が弱くなった逸話もある。

でもそのやり方でJ3からJ2、J2からJ1へと上がっていくのはできても、J1優勝となると難しいよ。

つまり、土俵がかわり、レベルが上がると、指示を受けてやります、言われたから服従しますという受け身の取り組み方ではトップ争いには加われないってことですよね。

サッカーでいえば、まずは「J3での戦い」があり、その次に「J2での戦い」があるんじゃない。その次は次に「J3での上位争い&J2下位チームとの入れ替え戦の戦い」であり、その次には「J2での戦い」があって「J2での上位争い&J1下位チームとの入れ替え戦」・・・というように同じから「J3」「J2」に所属していても、上に向かって行こうとすれば、意識も戦い方も練習も変わっていかなきゃいけない。

「J1で戦う」ってことと「J1で優勝争いをする」のだってレベルが1つも2つも上がるってことでしょう。

ある学校に所属しているからといってみんな同じレベルじゃない。ザっと見ても、同じ学校に、「落ちこぼれチーム」「平均点チーム」「上位チーム」「トップ争いチーム」など幾層にも分かれて生徒は存在する。そこから上に上がろうとすれば、ちょっとずつ自分たちも進化していかないと、上では通用しない。

塾でイイ成績をとって、1つ上のクラスに上がったけど、そこでは通用せずにすぐに逆戻りしてしまったなんて、みんな経験していますよね。でもそれは試行錯誤して1つ1つ解決していけばイイだけですから。

その意欲、前向きな努力を引き出すためには成功体験が必要だし、小さくてもイイから成果がいります。そこの親がかかわる意義があるし、これから子供たちが歩いていく道の第一歩や第二歩くらいまでは親が伴走してやったらどうでしょうかというのが親技のススメです。

誤解を恐れずにいれば、成功体験や成果を引き出すために、最初は勉強に対する強制もあるし、親が司令塔になって指示するように権限も強大であっていいとボクは思っています。ただしその際、強制するときは「量は少し」にして、権限が強大ならば「テスト結果の責任は親にある」としてくださいっていってるだけで。

「J3での戦い」から「J3での上位争い&J2下位チームとの入れ替え戦の戦い」にするためには規律はいるし、まだ自分たちで考えられないから指示も出す、強制もする。そこから上のレベルに上がっていく中で、親と子供の役割もそれも少しずつ変化していく。戦い方も変わっていく。親の役割、親がやれることはどんどん減っていくのが理想でしょう。

子供が自分から自主的に目的意識をもって勉強していくなんてことはあり得ない・・・とボクは思っていて、そうなるためには準備も基礎力も理解力も必要で、そこに行き着くまでに成功体験も成果も知らなくちゃいけない。

それらを踏まえて、皆さんには「イイ考え方で受験には臨んでもらいたい」と願っています。

また将来につながる成功体験にするために、日々の勉強のやり方も大事にしてもらいたい

勉強において、下手な鉄砲は、数打っても当たりません。無暗に打ってもダメなんです。

さあ、この6月、親技では天王山月間と名付けています。天王山は夏休みにあらず、6月であると。

多くの子供たちは、これまで習ったことを、すでにみんな結構忘れています!日々の復習も忙しいでしょうが、今まで習ってきたことを忘れてちゃ実力テストや模試であらら・・・っていう結果が出ちゃう。

受験生が1年の間でもっとも頑張らなくちゃならない月、それが6月です。頑張っていきましょう!
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うれしい報告

[算・数] 7日間を終えての感想

小5・5月 ゆきみ大福さん

◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?

勉強の仕方がわかりました。塾からも解きなおしが大切、といわれていましたが、問題をもう一度やるなんて・・という感じでとりあえずざっと問題をやり、間違えたところをもう一度やっておしまいでした。

テストでもできていたはずの問題を間違える・・・本人もなぜ間違えるのかということはわかってきたようです。

◆子供のそばで勉強を見るってやっぱり非常識でしょうか?あと、親にとって学ぶべき点はありましたか?:

親が見ていると子供の真剣さが違います。必要なことだったんですね。私にとっても勉強の仕方がわかったことは大きな成果です。

◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?

いや~、正直最初は楽しくなかったです。子供が頑固に同じ問題をやるなんてヤダ!!と反抗して、ノリ勉2日目にして一回挫折したからです。

GW後半から仕切りなおして何とか7日間終わりましたが、4日目あたりから結構ノリノリで楽しくなってきました。いつもの子供のマネをしてやると本人的には受けたみたいです。

最終テストは95点でした!

子供には「このやり方はストロング先生が教えてくれたやり方だから、絶対効果があるんだからね!」といい、来週の塾の定例試験に向けてこの方法で点数upを狙いたい、です。

ありがとうございました。

テストになると、今度は量との戦いになるでしょう。それが次のステップ。全部をこなす時間はないかもしれません。

そこでぜひノリ勉を思い出して、親技を発揮してほしいと思います。できる問題を絶対の落とさない!それが鉄則ですから。

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