oyawaza359.jpg
こんにちは、ストロング宮迫です。

中学入試が一部の地域を除いて多くは終了しました。とはいっても高校入試は前期系が真っ最中ですし、2月の後半以降からは順次、公立高校の一般入試が各都道府県で始まります。

私たちにとってはこれからが入試の後半戦というところです。

中学入試を終えた方からは受験生活の総括したメールも数多くいただいております。

小6 Kさん

●●中学(特選)、▲▲中学、◆◆中学校、合格しました。

勝因は、教えていただいた通りに、夏休みに塾の課題そっちのけで予習シリーズの五年の頭から図形のできなかった問題をやり直したことです。

さらにできなかった物は2度3度と。

苦手な社会、理科の暗記物も夏休みに四科のまとめで一通り終わらせてしまい、夏休みは苦手なものばかりやっていましたが、秋には図形が好きになっており、早稲田系の過去問も合格最低点が取れるようになりました。

最後の合不合の偏差値は四科目60という感じでしたが、過去問との相性がよく、最後まで楽しそうに難しい図形や物理の過去問を集中してやっていました。

色々教えていただいたおかげで後半が楽な入試でした。

不真面目な会員でしたが…、本当にありがとうございました。

Kさんは「夏休みに塾の課題そっちのけで五年の頭から図形のできなかった問題をやり直した」ことを勝因に挙げておられます。

実はカンタンそうでこれがなかなかできないんですよね。

塾に通えば、宿題もあり、課題も出る、夏休みなんかだと特別選択講座なんかもあって、その宿題も出るとかになると、消化不良で中途半端にやりかけのものが大量に発生します。

それが長いこと机に座っているんだが、成績が・・・・という悩みの原因になることも多い。

そこを「塾の課題をそっちのけ」で我が子にとっての課題をこなす。

親が子供をしっかり見ておかないと、取れない作戦で、まさに親技の真骨頂。子供のことを把握していない親がこうした作戦を取れば、大やけどをする可能性も高い。誰もできる大技ではないんですよね。

だからぜひ真似をしてくれ!とは言わないけれど、ヒントにしてほしい「消化不良で中途半端なまま入試に向かう怖さ」についてを。

Kさんはご自身を「不真面目な会員」とおっしゃっていますが、子供にとっては「最高に真面目な親」だったといえると思います。

入試を終えたら、「いったい今回の入試はどうだったのか?」 結果はもちろんですが、入試に至るまでの過程も踏まえてしっかり考えることが新しい中学校生活の親技の材料や課題を見つけることになり、蓄積されたご家庭のノウハウになるでしょう。

上位の学校に行けば行くほど、厳しい戦いが待っています。

首都圏最難関校に進学したSさんは、昨年10月にいただいたメールで進学先での中学校生活を振り返り「勉強以外は、本当に、人がうらやむほど学校生活を満喫しています」とした上で、

勉強については

振り返ったら後ろに居るのは…という状態で、下から数えた方が良いという位置。

さすが、大手塾で鍛えられてきた精鋭達はテストの勉強の仕方がとても上手なんです。

定期テストは「満点続出」という…今はそんな感じなので、出来たつもりでもポカミスがあったら、あっという間に順位がた落ち…。

これには親子で本当にカルチャーショックというか、びっくり仰天というか、すごいなぁと感心してしまいました。

学校の方も「中一は順位ではなく評定8.5を目標に」といっていたのですが…その意味がやっとわかりました。

本当に高得点争いで、ちょっとあやふやな部分があったらすぐにがたがたと崩れてしまうのでした。

一学期は期末で頑張っても、中間が悪すぎるので順位も評定もなかなかあげることが出来なかったのですが、明日から二学期の中間テストが始まります。

二学期はまたリセットされるので、もうちょっと上を目指そう!と少しはノートを開いています。

今までの様に適当にしていては点に結びつかないと悟ったようなので、その上で頑張る気になったようです。

もちろん、夏休みの課題も落とさず期日までにあげて1ポイントでも下駄を履かせてもらえる努力を始めました。

非常に高いレベル、ある意味では日本の中学校の中では最高レベルに近いところでの競争ですから、間違いなく熱い闘いが繰り広げられてる。

その高いレベルでの競争が日常となれば、「普通のレベル」は断然高くなる。子供にとってはイイ環境です。かなりしんどい環境ともいえますが・・・

熱い戦いの中で勝ったり負けたり、上がったり下がったりしながら、もまれてお子さんは1年前よりもさらに一層たくまくしくなっていると想像します。

しかし、ねぇーなんです。気持ちを切り替えるのはホント難しいの!これは親も子も一緒。

子供以上に何年も辛苦して中学入試を迎えた親の方は「ようやく中学入試が終わった。やれやれ。解放されたー!」という気分が非常に大きい。志望校に合格したとなれば、なおさらそうなる。

気を引き締めねばならないとは思うけど、虚脱感に襲われるといいますか、「終わった感」も強いですから、切り替えがうまくいかない場合だって出てきます。

それを修正できるかどうかは、ひとえに中学入試でどれだけ各家庭における我が子に対する親技のノウハウが蓄積できているかにかかってくる。

親技っていうのは「さあ、やろうか!」でスタートできません。

なぜなら、親技を駆使するためには、これまでの接し方、かかわり方、子供との距離感・信頼関係、子供の今の学習状況と習熟度、勉強の習慣、勉強のやり方、授業の受け方などさまざまな要素が前提となって、初めて親技を駆使できるのだから。

合格体験記を読んでその通りにやっても、あなたのお子さんは同じ結果になりませんよね?

それがなによりの証拠です。

この子にとって最高の問題集が、あの子にとっては最悪の問題集になりうる。

この子にとって最高の塾が、あの子にとっては最悪の塾になりうる。

この子にとって最高のカリキュラムがが、あの子にとっては最悪のカリキュラムになりうるのです。

そういう意味では中学入試で手がかからなかった子供が仮に中学入学後につまづけば、中学入試に関わった蓄積がない分、子供の把握や打ち手が遅れる場合もある。

だから、親技を駆使するかどうかは置いても、子供と話をし、勉強や部活、人間関係の状況をよく観察しておかないといけない・・・

いけないというよりは、いざという時のためのリスク管理だとボクは思っています。

それまで何もしてないければ、親技を駆使しようと思って3ヶ月後にようやくスタートラインになりうる。

さあ、これからは高校入試。

先日、高校入試関連のサイトを運営している方と話しましたが、今掲示板に多くの中学3年生の受験生が書き込みをしているそうです。

相当な数ですよ!!!

ボクは見せてもらいましたが、

●●高校の普通科を受けるんですが、内申31なんですが、何点くらい取れば受かりますか?

とか

倍率を教えてください

とか

県の統一模試で320点だったのですが、大丈夫でしょうか?

とか

面接ってどんなことを聞かれますか?

とか、とにかく基本的な、知っている人に聞けばあっさりわかる目安のことや、各県のサイトにいけばカンタンにわかることを夜な夜な掲示板に書き込んでいるんですね。

このメルマガを読んで下さっている家庭ではこのようなことはないと思いますが、受験に臨むにあたって基本的な情報や対策についてなにひとつ知らずに入試直前を迎えている受験生が全国に結構な数いるのかもしれません。

相談したり、不安を打ち明けたりする場所がないのかもしれません。

中学3年で人生で初めての入試を迎える子供たちも数多くいます。どうぞ親の方にはその相談や不安を受け付ける窓口であってほしいと願わずにいられません。

頑張れ、受験生!!

sb_ld_soudan.gif
うれしい報告

ノリ勉、終わったよ!報告

小3もりえんたさん

◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:

入塾して3ヶ月、私も参戦し、二人で復習テストに向けて頑張ってきましたが、難しい問題を乗り越える時にかなり時間がかかり、やがて私が教えてあげれなくなった時の不安もありました。

同じやるでも、効率良く 自分の力で問題を解ける方法はないかとノリ勉をやってみる事にしました。

今までも繰り返す事をしてきましたが、どんな風に繰り返し、そして難問を勢いをつけて飛び越えさせるのか、この親技を知った事で私に自信が生まれました。

実際、まだ1サイクルしかしていませんが、塾で理解出来なかった問題を手とり足とり教えずに何なくクリアしていきました。

とても大きな成果だと感じています。

◆子供のそばで勉強を見るってやっぱり非常識でしょうか?あと、親にとって学ぶべき点はありましたか?:

今までもつきっきりだったので、これでいいのだろうか?という思い、主人の『塾の勉強に親が首を突っ込まない方がいいのでは』という意見、でも、これでいいんだ!と正直安心しました。

そして、今までは必死すぎて見えなかったのですが、我が子の頑張る姿を自分が観察出来るようになりました。

そして何より、怒る事が減りました。

褒めるって大事なんだ、分かっていましたがなかなか出来ず、後で褒める為に種をまく作業、勉強になりました。

◆先輩たちの記録は読みましたか?それは参考になりました?:

読みました。

でも、私が一番参考になったのは、最終プチテストを終えた後のストロングの妥協しないと言う言葉でした。

特に問題なく最終日まで行き、いざテスト、これが字が汚い&ちょいミスで81点。

我が子は『もう今日は疲れた、寝たい』と言いましたが私が納得いかず、一息つく間も与えず『2回戦スタート』とタイマーを押しました。

結果、頭を左→右と何度も振り、見直しをし98点、『ママはこれを期待してたんだよ!!』と肩をたたくと我が子は満面の笑みを返してくれました。

ノリ勉を繰り返す事によって又違う問題が出た時は先輩方の記録を読み返そうと思います。

もりえんたさん、7日間のノリ勉ご苦労さまでした。

今回いただいた報告の中で

「今までは必死すぎて見えなかったのですが、我が子の頑張る姿を自分が観察出来るようになりました」

この部分は皆さんも大いに参考になるのではないでしょうか。

実際に勉強をするのは子供。
テストを受けるのも子供。

子供が頑張ることが大前提です。

ただ頑張れ!と言っても頑張れない。

そこで親の役割が出てくる。でもだんだんと親のほうが主役になっちゃう。

「私はこんなに頑張っているの、あなたは・・・」なんて。

脇役が主役にとって代ってドラマがうまく進むはずがない。

脇役も大いに頑張るんです。でも主役になっちゃいけません。

そこに気づけると少し楽になるんじゃないでしょうかね。

  • ノリ勉
  • 10の鉄則
  • 中学受験コース
  • 復テ対策講座
  • 30点上げよう会
  • 公開テスト対策講座
  • 親カツ講座(夏まで
コース)
  • 親カツ講座(入
試実践コース)