こんにちは、ストロング宮迫です。
ここで中学入試の入試演習におけるチャレンジ問題を提示したところ、たくさんの方が解いてメールをくださいました。ありがとうございます。
ここでタイガー山中が皆さんに提示した【正解数と現在の偏差値の目安】がいただいた報告を見る限りではほぼパーフェクトの診断だったということが改めてわかりました。
この偏差値だったらこの正解数、逆にこの正解数ならあなたのお子さんの現在の偏差値はこのあたりという塾の模試以外の判断材料にもなると思いますのでまだの方はぜひやってみてください。
今回のチャレンジ問題をやった結果、多くの方が「もう1回やってみる」というコメントを書かれていました。
ただ一度やった入試演習では、時間配分の検証や問題選択の再確認以外で「同じ問題を繰り返し解く」必要はないというのが親技の考え方です。
間違った問題をもう1回、もう2回解くというのならよくわかりますが、一度見て知った入試問題をすぐまたやる意味は検証するという面以外ではあまりない。
ここで提示した中学入試のチャレンジ問題、年度の違うもの、入試種別の違うものが多数公開されていますので、もしやるならぜひそちらの新しいものにチャレンジしてください。
時間を計って、時間配分をし、問題選択をして取るべき問題を取る!これを忘れないようにやってくださいね。
なお、次回、ここでは今度は高校入試の入試演習で使えるチャレンジ問題を提示する予定です。中学入試と同様、この偏差値だったらこの正解数、逆にこの正解数ならあなたのお子さんの現在の偏差値はこのあたりという塾の模試以外の判断材料にもなると思いますので、どうぞお楽しみに!
それと何回も書いていますが、子供たちがどういう問題をやろうとしているのか、ぜひ親の方もこのチャレンジ問題やってみてくださいね。必要な時間は50以内で済みますからね。
さて、しばらく前にNHKBSで【奇跡のレッスン~世界の最強コーチと子どもたち~】という番組を見ました。ご覧になりましたか?
※この毎日親技は2014年11月10日に配信したものです
ボクが見たのは再放送だっったようで、反響が多く日をおかずの異例の再放送だったというコメントもネットでは見受けられました。
ボクが見た感想もこれは反響があるだろうなあと思いました。たまたまつけたテレビでやっていたのがこの番組の冒頭部分で最初から惹きつけられてそのまま最後まで見てしまったくらいですから。
少し番組内容を紹介すると
「奇跡のレッスン」は、プロチームで活躍する現役の「名コーチ」による短期集中レッスンに密着し、そのヒミツを惜しげもなく見せる全く新しいドキュメンタリー。
今回は、フットサル日本代表をアジアカップ2連覇に導くなど、世界トップレベルの指導力を誇る監督・ミゲル・ロドリゴが、東京・文京区の小学5年生を中心とした子どもたちのサッカーチームを指導する。
「サッカーで最も大切なのは決断力」と断言するミゲル監督。
一人一人の「強み」を見つけ出し、そこを徹底的に伸ばすという、ミゲルの独特のプログラムを通じて、子どもたちの顔つきがみるみる変わっていく。
例えば「決断力」を磨くトレーニング、プレイ中にゲームを止め、この局面でどうするべきか、その場で考えさせ、答えを与えない。そしてあくまで自分で気付かせる。
こうすることで自らの考えに「自信」が生まれ、「決断」のスピードが格段に早くなるのだという。世界が認めるミゲル監督と子どもたちの真夏の10日間に密着、父兄たちをも感動させた「子ども」の能力を伸ばすヒミツに迫る。
機会があればぜひ皆さんにも見てほしい。子供がサッカーをしていない人が見ても子供への接し方という意味では大いに参考になるはずです。
でね、この番組を見て、我が田に水を引くようで大変恐縮だけど、ミゲルさんが子供たちのサッカーでやっていたこと、子供たちに言っていたこと、この勉強版が私たちの「親子ノリノリ勉強法」通称ノリ勉だということです。
ボクは「こりゃあノリ勉そのものだわ」と何度もつぶやいた。今までにノリ勉をやってくれた方なら、もしかしたらわかってもらえるかもしれないんだけど。知らない人にはわからない・・・
ちょっと前になるけどノリ勉[算・数] 7日間を終えた方の感想を1つ紹介しましょう。
小6 こまさん
◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?
目的を持って勉強することが、こうも、子どもを意欲的にするのだと知りました。何のために勉強しているかがわかっているから、不安なく、もくもくと取り組めるのだと思いました。
◆親にとって学ぶべき点はありましたか?
今まで、ずいぶんともったいないことをしてきたなぁと思います。もっと、子どもの頑張りのひとつひとつを褒めてあげていれば…。
思えばいつも、上からえらそうに言っていたなぁと思います。出来て当たり前だと思っていました。本当にもったいないことをしていました。
◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?
今までは、やらされていた勉強が、自分からやる勉強にかわったので、子どもはヤル気満々でした。私もイライラせず、頑張る子どもを応援するぞっ!と思いました。
今までも一緒に勉強してきたのですが、やり方次第で子どものヤル気ってこんなに違うのですね。まだまだ、失敗もありますが、頑張ります。いつも、親身になってアドバイスしてくださり、ありがとうございました。
ミゲルさんに教えてもらった子供たちが変わったのと同じような現象だとボクは思います。
こまさんが言う「今まではやらされていた勉強が、自分からやる勉強にかわった」なんてまさにミゲルさんが目の前で見せてくれたことでした。
番組紹介であった
一人一人の「強み」を見つけ出し、そこを徹底的に伸ばすという、ミゲルの独特のプログラムを通じて、子どもたちの顔つきがみるみる変わっていく。
これって子供を指導する人はよく見ることができるわけですが、「強み」って「今自分ができること」と言い換えたら言い過ぎだろうか。
「今自分にできること」を必死にやると、やっぱりできるし、速くもできる、うまくもできる。その出した成果を親は素直に褒めてやる。
それで「子どもたちの顔つきがみるみる変わっていく」ホントですよ。決して難しいことではないし、誰にだってできる技です。
ただ親や指導者は子供たち自身が「今自分にできること」をやらせないんだな・・・
多くの親や指導者は「自分ができて当たり前と思っていること」を目の前の子供にやらせようとする。それでできないと怒る。キレる。
「こんなカンタンなことができないのか」「こんな当たり前のことがわからないのか」とかね。
こまさんの感想にあった
思えばいつも、上からえらそうに言っていたなぁと思います。出来て当たり前だと思っていました。本当にもったいないことをしていました。
ここですよね。ただねえ、大人だって、言われなきゃあ気づかない場合だってあるからね。
親技のノリ勉の初日は「できる問題」をやるプログラムなんですが、この初日の親からの報告で「できる問題」をやっているはずなのに「正答率が50%」なんていう報告を見るとボクはキレるわけです。
なにやってるんですかー!ってね。
子供には「問題文をよく読みなさい」って言いますよね?
あなたも子供と一緒で全然ノリ勉の冊子読んでないじゃないですか!この野郎!とか、
ノリ勉初日ダメだったのは子供ではなく、あなたです!あなたが0点!とか返信する。
ここがわからないとこれから子供になにやっても、どんなに時間をかけてもダメだから。
だからお金を払ってくれたお客さんですが、ボクは思い切って罵倒します。
ただ親もいい歳した大人でしょ?
大きな組織で責任ある仕事だって任せられている人もいれば、社会的にエラい人と言われる立場の人もいる。自分におおいに自信を持っている人だっているわけです。
それがお金を払って、かつプライドを傷つけられるようなコメントを「ストロング」なんてふざけた名前を名乗っている人間に返信されるのはあまり気持ちの良いことではないですよね。
でも、ミゲルさんに言われるなら受け入れられるというのであれば、ミゲルさんに教えてもらったらイイ。それだけのことです。
どうすべきかというのはもう決まっている。そして、あなたがそれをできていないことも明らかな今、誰の指摘なら受け入れられるかって問題です。ただそれだけなんです。
だから、親であるあなたが探すべきなのは「誰に言われたいか」の「誰」ってこと。
じゃあ、もう1つ紹介しましょう。
中1 ヨーゼフさん
◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:
苦手な数学で、やるべきことをやればイイ点数が取れた!と実感できたこと。
◆親にとって学ぶべき点はありましたか?:
褒めるべき時にきちんと褒めること、褒めるポイントを見逃さない!(反抗期でも褒められると嬉しいらしい。)
約束をしたらフォローを忘れない、約束を守らせるのは親の役目!
ノリ勉になるかイラ勉になるかは親次第。親のプラスαの時間がキーポイント。ハードルは低すぎるくらいがちょうどいい。子供の立場になって考えよう!などなど、学ぶべきことばかりでした。
◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:
3日目(実質2日目)までは苦痛極まりなかったです。子供の反抗的な態度に辞めたくなりました。
4日目から子供の抵抗感が薄れてきたこと、私自身も慣れてきたこと、ストロングさんに毎回アドバイスを頂けたことで、後半は楽しめました!
楽しいと思えたなんて、正直、ビックリしています。
ヨーゼフさんは「ハードルは低すぎるくらいがちょうどいい」と書かれています。
でも誤解しないでほしいのは「ハードルは低いほうがいい」ってことではないということです。
いつも書きますが中1の子供に「九九を言ってみようか」ってやらせてちゃんと言えたら「すごいなあ」って褒めたらどうなるか。
中学生は怒るにきまってるんです、バカにするなって。
だから「ハードルは低すぎるくらいがちょうどいい」は親の目線から見て、親が思う「これくらいは・・・」という気持ちからもう一段階下げてやらせるくらいがちょうどイイと解釈してほしい。
私たち親技でやっていることはミゲルさんの「奇跡のレッスン」とは違って、あまりにも当たり前すぎて「奇跡のレッスン」とは呼びませんが、その趣旨を理解してやっていただけると「親にとってタメになるレッスン」くらいにはなるでしょう。
なんで、ここでノリ勉のことを長く書いているかというと、値上げするからです(^^)
とにかくやってもらいたいノリ勉なんですが、現在1日に10人から30人くらいまでの幅がありますが、毎日全国のどこかで誰かがノリ勉をやっていて報告がきます。
そのノリ勉の報告には購入1ヶ月以内の方には24時間以内に返信するとお約束していますから、それが30人とかになったら、ちょび大変なんです(ToT)
報告だって夜の8時に送る方もいれば、深夜2時の方もいるし、朝5時という方もいる。また大晦日であろうが元旦であろうが始める日によっては関係なくなるから、バカンスにも行ってられないというのが現状です。
今年は治りが悪いギックリ腰にもなりまして、タイガー山中に数日返信を代わってもらうという初めての経験もしました。少し自分に対する負荷を減らしたいとも思います。
というわけで、少しノリ勉参加者は減らしたい・・・
ノリ勉参加者を減らすためには値上げするのが一番イイかなとのことで値上げします!どうぞ理解できないでしょうが、ご理解ください。
ノリ勉は2004年に始まった当初、「おせっかいコース」と「自分でガンバルマンコース」に分けていました。そして、今のように冊子でお送りする形でなく、毎回その日のプログラムをメールで送っていました。
な、な、なんと、そのときのノリ勉の1科目の値段は1,500円(*_*) その後、冊子になり、2,000円⇒3,000円⇒・・・と進んで今の6,000円に落ち着いて6年とかになるのかな。
今回の値上げですが、
ストロングへの報告・返信がない「自分でガンバルマンコース」なら今まで通り6,000円の価格はそのまま、
これまで同様、購入後1ヶ月間は24時間以内に必ず返信する形式の「おせっかいコース」は値上げして9,000円とさせていただきます。
「自分でガンバルマンコース」1科目6,000円
「おせっかいコース」1科目9,000円
「自分でガンバルマンコース」の方はストロングとの直のやり取りはなくなりますが、これまで10年以上にわたって参加してくださった先輩たちの失敗談をあらかじめ学ぶことでプログラムの趣旨を理解してくだされば十分うまくできます。
なお、値上げをするというと、消費税増税の駆け込み需要のようなことになったりすると目も当てられません。今でもいっぱいいっぱいなんですから。なので値上げはしばらく先の来年1月1日からとします。
2ヶ月弱ですが猶予期間はあるかと思いますので駆け込みで購入されたり、これを機会に「とりあえず買っておくか」というような無駄なことはなさらないでくださいね。
「とりあえず」買った人がボクに罵倒されたりしたら到底耐えられませんし、たぶん後悔することになると思いますから。
親技はストロングとタイガー山中の2人きりですし、後継者もできそうにないので、気合の入ったイイ仕事をするための処置とご理解いただければ幸いです。
ボクらは教育業界のちょっとした隙間にいさせてもらえればそれでいいのですから。
最後に来年から値上げとなるノリ勉の感想をもう一丁紹介します。
小5 あすかさん
◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?
30分、集中して学習できる子供だったとわかった。絶対解けそうにない問題をどうやって乗り越えればよいか、その方法が見えた。
文句を言いながらも、最後までやりとげることができた。
◆親にとって学ぶべき点はありましたか?:
いつも、欲張りすぎていたのだということに気が付いた。今後の学習について、共働きでも、子供にどのように働きかければよいか、なんとなくわかった気がする。
鉄則だけでは、なにをすればよいのか、多分わからなかったと思う。
◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?
正直、イライラすることはあったが、成果が出ると楽しかった。
テストは98点。時間も30分だと少し余裕があるくらいだった。まずは算数のノリ勉を続けていきたい。
また、国語の勉強法(一緒に解いて答えについて話し合う)も試してみたい。一度に4教科は少し自信がないので、1教科ずつ増やしていければと思う。
成績上がった報告ができるよう、努力します。ありがとうございました。
欲しくなったって!?
できれば値上げした後で買ってください。今日も報告が10数件・・・メルマガ書いたら返信しなくちゃなりません。意外とというか、結構忙しいんですよ(ToT)
[算・数] 7日間を終えての感想
小2 ノリダーさん
◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:
たくさんありますが、一番の収穫は親自身である私の気づきと意識の改革かなと思います。
まだ低学年ということもあり、今までもわりと素直に勉強に取り組むことには抵抗のない娘でしたが、やり方を変えて集中して取り組んだら娘もこんなに楽しそうに取り組めるんだなと思いました。
また、今まで取り組むことに抵抗のあった「解けない問題(解けそうにもない問題)」が、プログラム後半の方法で子供がこれほどまでに楽しそうにやる気になるとは思ってもみませんでした!
はじめは「えー、解けない問題やるのおー?」といっていた子供も、次第に本当にノリノリになり、次の日に先生役をする洋服まで悩みながら嬉しそうに選んで私との勉強時間を楽しみにしていました。
ここまで楽しそうにするとは!
プログラムが終わってからも、「ストロング先生、もうおわっちゃったの?もっとやりたーい」と言っていたので、娘がどうしても解けるようになりたいと思っていた問題を数日かけてまた再現しました。
子供はまた先生役の服選びを嬉しそうにやってました(笑)。
あと、時間を意識することと丁寧に解くことを子供も私も当たり前のこととして思えるようになったことも、良かったと思います。
◆親にとって学ぶべき点はありましたか?:
やはりただ勉強するだけでなく、正しいやり方でなるべく子供に楽をさせて勉強することが大切だと本当に思いました。また、子供をほめたり、やる気を出させることがいかに大切かわかりました。
今考えてみると、今まであまり重要視してなかったです。
◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:
子供のみならず私もとても楽しかったです。怒りそうになると、「あ、そうだ。今はノリ勉だった。怒らないように、冷静に冷静に」と自分で切り替えることもできました。
また、そのほかの私にとって大きな収穫だったことは、子供がこんなにも可愛かったのか!と再認識できたことです。
親を信じてくれてこんなに楽しそうに一生懸命やってくれて、本当に心の底からかわいく思えました。こう思えただけでも私にとっては大きな収穫です。やってよかったです。本当にありがとうございました。
また続きの応用編も頑張っていきたいと思います。楽しみです。