早速、読んでいただいて私のバズーカ砲を受け止めていただきましょうか。
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さて、今回は前回からの続きとなります。前回のメルマガ「変化を見逃さない」では、偏差値30台からひょんなことをキッカケに前兆を見逃さずに成績アップにつなげたゲンママさん。

1つのキッカケで子供も変わるけど、実は親もその姿を見て次のステップに進む原動力を得るという話が前回の内容でした。

引き続きゲンママさんのメールを紹介したいと思います。

中2 11月

明日はいよいよ2年になってから3回目の定期テストです。

2年の1回目の前期中間テストでやっと「成績あがったよ」の報告をさせていただき、9月の2回目・前期期末は点数は下がったものの、偏差値はあがったのでやれやれと思っていました。

が、前回はやはり中学2年の中だるみで夏休み明け、他の子が勉強をさぼったのが要因で自分の子供がまずまずだったのかなぁーと思いました。

問題の我が子は中2年になって塾が1クラス上の子達と仲良くするようになりました。

できる子は、日々淡々とやってますね。。。

先日、我が家に遊びに来ていたときにI君がS君に「S君、今日勉強やった?」とチェックの一撃!

S君も「ちょっとね。教科書とノート見ただけだけど・・・」と軽くかわしていました。

9月のテストが終了し、次のテストまで2ヶ月以上ある時期の会話です。

私は耳がダンボ状態。「やっぱりできる子は普段からやってる!!!」

子供もそれから少し意識を変えたようです。R君には自分からも「社会、どこまで進んでる?」と聞くようになったようです。

そして、テスト4日前、S君とO君と一緒に帰ってきた我が子は道中、歴史の問題を出し合いながら歩いてきたそうです。

そして一言。

「やばい!みんなすげぇ細かく勉強してる!」

「え?じゃぁ、全然会話がわかんなかったの?」と聞くと、

「いや、よく考えればわかるんだけど、みんな早い!」との回答。

それって「わかる→できる」まで到達している証拠・・・

話の内容としては次のテスト範囲になると思われる問題なのですが、確かに教科書には余談のような形で書かれている内容です。

その内容については「それは次のテスト範囲だからそれについては焦らなくていいよ」と指示しました。

が、やはり自分自身の見解の甘さが子供の成績不振につながってるなぁと改めて思わせるきっかけとなりました。

私の中ではこれだけやれば50点満点で35点ぐらいとれるだろうと思っても、まわりがそこまでやっていれば当然先生も問題のレベルをあげてきます。

現に塾でも先生が息子の通っている中学校の社会の問題は受験問題レベルですとおっしゃっていました。

事実、私はトップレベルの高校出身者ではありません。どちらかというと学区で2番目程度のレベルです。息子のめざしている学校もトップレベルではないので、私と勉強していってもなんとかなるかな?と思うのですが、下の妹が来年中学入学。

今のところ塾でもなんとか1番上のクラスなので高校は公立トップ校をめざしたいと親子で考えています。

最近の私と息子との会話を聞いていた下の妹は「お兄ちゃんの友達。みんなすごいね」と今から少し焦りの色をみせています。

「大丈夫かなぁ」とちょっと弱気なのですが、とりあえず塾で1番上のクラスにいて、なるべく家が近くの同じクラスの子と一緒の曜日にあわせてみんながどこまでやってるのか探らなきゃだめだよ。

今は中学の基本になることをやっているんだから今からしっかり先生の話を聞いてわからないものをそのままにしちゃ駄目だよと漠然としたアドバイスをしてしまいました。

今回のテストは仕方ないのですが、やはり社会・理科はもっと深く勉強し、理解度を高める必要があるなぁと反省しました。

今さらながらメンバーさんの軌跡を穴があくほど読み返し、今までただワークとチャレンジを解いていただけのテスト1週間前を教科書とノートの確認、暗記に変えてみました。

少し成績があがってくるとメンバーさんのやっていたことがわかるようになってきました(成績が低空飛行のときはいまいちイメージが明確にならなかったのでわかりませんでした。情けなや)。

今回、この変化点が勝負の分かれ道です。

図形の証明も学校の先生の説明がわかりづらいようで、わからない問題は私が問題集の解答片手に説明しましたが、やはりバトルになりました。

塾で先週末対策授業をやってくれたので昨日、一昨日、前回まで何度となく間違えた同じ問題を解かせたらすらすら解いていました。

やはり塾に頼らずにはやっていけません。

しかし、今回私の意識レベルの低さという問題が浮き彫りになりました。

どこまで深くやっていいのかわからず、ついついこんなところまで出るわけないだろうとたかをくくってしまうんです。。。

ABC分析も息子には解けないだろうとレベルをCにすると、ほとんどの問題がC問題になってしまいます。

メンバーさんの報告を読んで私が今までC問題だと思っていたものは実はBで、今までBだと思っていたものは実はAレベルだと意識をかえて勉強させなければいけないと気づいたとき、これから下の子を自分が行ってた学校より上のレベルの学校を目指せるように支えていけるか不安になりました。

親の認識の甘さがやればもっとできる子のランクを落としてしまうのではないか?と・・・

実際、ここ2・3日息子と一緒に教科書とノートを確認していると問題集で私が【うーん。ここは難しいなぁ。】と思うような理科の実験の記述問題もしっかりノートに書いてあるではありませんか!

なんだ、授業でちゃんとやってるじゃん!それじゃ、これはA問題だよ!

と愕然することにあいなりました。

一昨日、昨日の息子との学習で教科書の太字は一般常識(超A問題=できる子は小学生の時にわかっている)と位置付けしなければまずいなと焦ってしまいました。

いまごろこんなことに気づくアホな親につける薬があったら処方していただけないでしょうか?

できる子の親への道のりは果てしない感じです。

このままでは本来できる子さえ突き落とす親になってしまいそうです。

今更泣いても明日は定期テストなので、今日は気を取り直して基礎・基本の確認を徹底して、明日はねばり強く頑張ることをアドバイスし送り出したいと思います。

少しでも、成績あがったよ。の結果報告がしたいですが、かなり弱気モードです。しゅん・・・

ずいぶん長いメールを読んでいただきました。でも頭の中で考えていることを率直に語っていただいている感じはよくわかっていただけたのではないかと思います。

タイガー山中も「これはいいねえ!」と。

「鬼婆」から「いけるぞ!母」、そして「弱気な母」とジェットコースターで上に下にといくのはみんなと一緒です。

だって未知の未知ですからねえ!

このメルマガでは何度か取り上げたことがありますが、ゲンママさんが今悩んでいることはいわゆる「悩み」とはちと違うものです。

つまり、ステップが上がって、レベルが上がって、子供も変わり、親も変わり、「見える風景」が変わったということ。

勉強の仕方も落とし込みの仕方も少しずつさらに上のレベルに向けて変わっていきます。変えていかなければなりません。偏差値30台のときと同じ勉強ということはあり得ない。でも、こなせる問題の量なんかも以前とは違ってきているはずです。

ゆえにこれは「悩み」ではなく、必然的に起こる問題です。通るべき道を通ってる。

成績が上がると普通のレベルが変わる。

普通のレベルが変わると成績が上がる。

まさにこのことがゲンママさんに今起こっていること。ゲンママさんが2番手の学校出身だったとしてもまったく問題はありません。だって子供とともにステップアップしていけばいいわけですから。

もちろん課題はどんどん出てきます。でもそれは上のレベルに行こうとすれば、当然です。

今まで以上にノートもしっかり見て、学校が何をやっているのかを把握し、「わかる→できる」までの時間を短くする。

で、すでに気づいているようにこれからはC問題だと思っていたものは実はB問題で、今までB問題だと思っていたものは実はAレベルの問題に昇格していきます。

それはあれれ・・・と悲しむべき問題ではなく、成績が上がったことによって起こったハッピーな出来事です。

シュンとなる必要はなく、まずレベルが上がって良かったね!と喜ぶ。

そしてもっと上の目指すならば、これから意識をかえて勉強させなければいけないということです。

今まで子供に難しかった問題ができる問題に昇格するということはすごいことなのですが、実はそれを親がわかって把握できているということがもっとすごいことなのです。

そうやって的確に分析ができれば、次にやることはもう見えているわけですから。

おっしゃるように親の認識の甘さがあれば子供のランクを落としてしまう、まさにそうです。

子供にとって適当な負荷をかけていかないと子供の伸びはあるところで止まってしまいます。

ラクでイージーなことばっかりやっていたら、それ以上伸びないでしょ?

だからといって、子供の今とかけ離れた負荷をガンガンかければ、子供はつぶれてしまいます。

だから試行錯誤して得る「子供の現状」に意味がある。それができれば、次がわかるんですから。

さて、そんなゲンママさんが「いったいどのレベルまでやればいいのか?」と心配なら、どれか1教科決めて本屋に行き、教科書準拠の問題集を3冊ほど買ったらいいです。

買って、1つの単元を見比べて、「どんなのが出ているのかなあ?」って眺めてみればよろしい。

それとあわせて学校でやっている教科書、ワークとノートを一緒に見る。少し時間があるなら、これまでに習った単元、まさにそばで見てきた単元の問題集の部分を3冊見て、すでに終わったのテストも見ちゃう!

となれば、もうどういう問題が出るかなんてわかっちゃう!!あーーこういうことかってわかることも山ほどある。あとはそれをやる!

公立中学校のテスト、もっといえば公立高校の入試問題なんていうのは学習指導要領の範囲の中で出題されるわけですから、問うことも問われることも似たようなものになるのですから。

3冊も問題集を買っちゃうと、問題数が多くなるでしょう?

わかっていると思いますが、それをそのままドカーーンと出しちゃダメですよ。問題集を3冊も買ったのは、これからどういう問題「どんなのが出ているのかなあ?」を見るためです。

その中から選んでやらせるんですぞ!!あと4カ月、そうやって試行錯誤してやれば、中3の最初の試験で総合で偏差値55超えも見えてくるというものです。

中1から中2の今までずっと成績が変わらないのであれば、シュンとならなきゃいけません。落ち込まなくちゃならん!

が、ゲンママさん、あなたは鬼婆からここまで来たのです。もっとできるはずだし、もっと楽しくなる!

レベル上がってますよーーー!!

だって言っている相談は悩みじゃなくて、レベルが上がって必然的に起こる問題なのですから!

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うれしい報告

[親カツ(後)] メンバーさんからの報告

中3 

いつもご指導ありがとうございます、はるママです。

早いもので、こちらは2学期に突入、実力テストが終わったところです。

「やったー!!」と「ははっ(苦笑)」の2つの報告をさせてください。

まずは「やったー!!」から

中3の我が子・・やっと、やっと、実力テストで400点超えました!!

突出した教科はありませんでしたが、ブレーキになった教科もなく、5教科すべて80点をちょっぴりずつ超えて、410点台まで上がりました。

我が子は、あと12点はとれたはず、と分析しております。

範囲は3年1学期と1年1・2学期でした。やることは、弱点補強と思い出し作業、と休み前から決めておりました。

先日のメルマガを参考に、3年1学期の中間・期末テスト、1年1・2学期の実力テストをいけドンに落とし込みました。

そして

◆学校の受験対策テキストで弱点補強、必ず確認テスト

◆1年生の夏に使っていた夏休みワークで思い出し作業 (正答率にこだわり3回以上やった単元あり)

◆2014入試問題の英語のリスニング20県分、国語10県分

ただ、学校の宿題も多くあり、検定も受けたいということで、入試問題の理科・社会は、夏休み前に20県ずつをやったきりでした。

我が子は、自分の集中力と相談しながら時間配分を考え、午前・午後・夜と3回に分けて、毎日10時間ほど机に向かい、頑張りました。

(ほかの受験生さんはもっと勉強しているんだろうと思いますし、こんだけやってこの点数!?と思う方もいるでしょうが、我が子にはいっぱいいっぱいでした。)

結果、リスニングは満点、古文はどこかの県の入試問題と同じものが出題されたそうで、それも全部正解してきました。

3月末に「実力テストであと20点欲しい」とストロング先生に相談したことがありましたね。

その時のアドバイスを毎日読み返し、このやり方でいい!! やってることは間違ってない!!と、私自身に自信をつけさせていました。(夏休みになり、塾通いする子が一気に増えたもんで焦っていました。)

また思春期で、なかなか感情を表さない我が子とは、ぶつかり合うこともしばしば・・・上手くいかないこともありましたが、なんとか点数に結びつけることができました。

やること、やらせたいこと、やらなければならないこと、優先順位をつけてこなしましたが、時間が足りない!! 足りない!! 足りない!! と感じました。

これからの6か月間は、ますます短く感じることでしょう。

次の実力テスト、中間テストが確実に取れるように、目の前のことをちゃんと見極めていこうと思います。

これからもご指導よろしくお願いします。

※夕飯を作る時間なので、中2の「トホホ(苦笑)」編は、後日ご報告します。

万遍なく点数を取ってくるのがこのお子さんのすごいところです。親子の努力の賜物ですねえ。

目的も明確ですし、中3受験生としての他県の入試演習も進んでいるようでなによりです。

お子さん、よ~く褒めてあげて下さいね。

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