今回はメンバーのゲンママさんのメールを紹介したいと思います。

少し長いメールになりますが、その試行錯誤の過程をよく見ながら、注意して読み進めてほしいと思います。

中1 6月

特に国語が平均点の半分・・・その他もやっと平均点のものばかりで。

小学生からずっと勉強をみてきましたが、効果がでず、国語などはすぐにあきらめてしまうので、何からやらせてよいのかわからずイライラして怒ってしまう。悪循環が続いています。

中1 9月

順位はほとんど変化なし。順番でいうと後ろから22番目。塾のクラスも一つ落ちた・・・

なんだかのっけからくらーーい感じのスタートですが、中1のこの頃の様子を今のゲンママさんはこんな風に振り返っています。

中1の頃

このサイトにたどり着くまで、子供にただだらだらと長時間、問題をやらせ、答えあわせもろくにせず、成果もあたえず、できなければ、なぜできない!と罵声をあびせるだけの日々でした。

中学へ上がり、数字で自分の子供の位置を把握してしまうと、なおさらその怒りの矛先は子供に向けられ、中学最初のテストが終わって結果が出た時の私を今思い返すと恐ろしいほどです。

鬼婆とはまさにあの時の私のことです。その怒り狂っている最中に実家の母から電話があったことがあります。

私は怒りにまかせて、子供ができない!なんでこんなにできないんだ!

と母にやつあたりしました。

母は冷静にあんたがそんなんだからできないんだよ・・・と。もうそんなにカリカリするなら子供の勉強なんて諦めなさい。勉強ができなくたって別に生きていけないわけじゃないんだからと、きつく言われました。

その時の私はそれで納得などするわけがありません。

ですが、私が悪いのでは?という疑問は残りました。そして、パソコンにすがりつきあちこちを検索。

ほどなく新勉強の常識、無料メルマガに辿り着きました。そのあとは『10の鉄則』を購入。出版されている本も購入。。。。。。

だが、落とし穴がありました。

やはり、私です。買って一通り読んだ私は、まず購入したことで満足。読み終えてなんだか中途半端にわかったところで、内容をきちんと把握もせず、なんとなく決まりを決め、親技のまねごとをしていました。

中1の平均偏差値が

数学 34.6
英語 33.9
社会 35.6
理科 35.2
国語 30.7

こういう状態のときの

・子供のモチベーション
・要求することに対する子供の反応
・勉強への取り組み

は大人が苛立つようなことばかりでしょう。

特に強い気持ちを持って成績アップを願っている親にとっては親技どころではないという心境かもしれません。

子供の目線に合わせてハードルを低く設定してやるというのは本当に難しい。結果、親技の「真似ごと」・・・・

この時期から悶々としながら進んできたゲンママさん。

試行錯誤しながら約1年。

中2 5月

もうすぐ親技を知ってから1年になるゲンママです。(実行できてたとはとても言えません)

1年のテスト結果はすべてエラーで大敗し、親技なんて、どーでもいいわい!と思い始めた昨今。

少し子供に変化が現れてきました。

今年の1月から進研ゼミも始めたのですが、3月までは、やはりやる気もなく、上手に活用できていませんでした。

が、先日のメンバーさんの報告を読んで親が再度やる気を出しヨーキチパパの「進研ゼミ活用技」を子供にも見せました。

こうやってやっている子もいるんだよと言うとかなり興味を示し、やる気も出てきたようです。

一番厳しい状態の中でも、あれこれ子供に投げかけていた様子がわかります。

悶々としながら、諦めかけながらも、メルマガやメンバーさんの方向や事例を読みつつ、なんとかならないかという気持ちは持ち続けたゲンママさん。

メルマガで紹介した方やメンバーさんの名前が至る所で見えますからもがきつつ、なにかをつかもうとしていたはずです。

そして、ヨーキチパパの「進研ゼミ活用技」が功を奏したのか?1つのキッカケになりうることが起きました。

同じ日のメールです。

中2 5月

昨日の夜は1週間前に塾で追試になった数学のテスト直しを30分時間を計ってやらせました。

2回目には半分でできるよと言ってやると、半分の時間15分でできました。

明日の朝起きてやれば15分でこの問題が確実に終わるんだから、15分早く起きてやってごらんと言うと、次の朝顔を洗ったあと、自ら初めて「お!10分でできたよ!」と言って喜んでいました。

私が朝見たときにはもう机に向かって勉強を始めていました(いつもやりなよ!と言わないとやらないので気が付いたらやっていただけでも大進歩!)。

自分でタイマーをかけてやっていたようです。

これがストロング先生が言う子供を見るっていうことなんだな、変化を見逃さないってことはこういうことなんだなと目の当たりにして感動しました。

子供は「確実にできる!」と思える問題には比較的自主的に取り組みます。この現象はいきなり出たのではなく、あれこれ働きかけをしてきた結果として起こったのでしょう。

ゲンママさんは見逃さなかった!キッカケなんて計算してできる場合もありますが、ほとんどの場合がひょんなことからだったりします。

それを見逃さない!

子供も1つのキッカケで少し変わりますが、親もその姿を見て次のステップに進む原動力を得る。

1カ月後・・・・

中2 6月

子供ではなく、やっと親が少し変われたかなという感じです。

B6サイズのノートに毎日何をしたか記入し、自信をつける元になった音読はかかさずやりました。

この頃はちょうど前期の中間テストの時期ですが、中学1年の1年間を通して30台だった偏差値がグンと上がりました。

中2前期中間テスト
偏差値

数学 34.6 → 56.3
英語 33.9 → 50.0
社会 35.6 → 51.5
理科 35.2 → 52.3
国語 30.7 → 36.4

前回のテストは全て偏差値30台でした。今回のテストは国語以外が50台にのり国語も30台でしたが、内容はかなりよかったので、親子ともども、がんばれば結果がでると実感しました。

成績が上がるときには前兆やキッカケがある。それが1カ月後には出たんですね。

ゲンママさん自身にも大きな変化がありますよね。

国語は悪かったけれど、

「内容が良かった」

と素点や偏差値以外の尺度でちゃんと子供を見ていること。

これはそばで見て親技を駆使している人しか使えないワザです。

そしてテストが悪かったころの勉強は、

勉強法としてはただ教科書・学校のワークをながめているだけ。

親の方も一度できてしまうと、テストの前にはそれはこの前できたからいいかとつい手を抜いてしまうのですが、テストで間違ってくるところはそういう所だったり、テストの前の日に手をつけられなかった教科が穴になってしまうということがあった

だから、

今回は前日に1時間ずつ全ての教科をまとめ、学校のワークを中心に目標点を決めて勉強しました。

そばで見ていて気づいた問題点を活かしたわけです。

教科書やワークを眺めているだけの勉強から前出の時間を意識しての繰り返し、それも早起きしての。

ちょっとどころかすごい変わったんですね、子供も。

でも、ずっと一緒にやっているものからすれば、そんなに変身したように見えない。よその子のなら、「あら大きくなって!?」となるところですけど、我が子は見えない・・・

そして、このあとの

中2前期の期末テストでは、

数学57.4
英語54.4
国語52.0
理科53.3
社会46.0

頑張ってますねえ。

もう安心!?満足!?大丈夫!?

いえいえそうはいきません!

親技を駆使する親は

「ドンヨク」ですからねえ(≧◇≦)

さて成績が以前よりもアップして今度はどんな問題が起きたのか?

しかし、紹介するにはあまりに長すぎて容量オーバーでメルマガが配信できそうにないので、この続きは次回にお届けします。

どうぞお楽しみに!

ゲンママさんはメルマガに登場した親の方々の試行錯誤を読み、励まされ、参考にされて今回登場されました。

皆さんになにか1つでもヒントにしていただければ、また元気づけられれれば嬉しい限りです。