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こんにちは、ストロング宮迫です。

ここんところ定期的に災害が全国各地で起こり、ニュースで映像を見るにつけ痛ましい限りです。

ウチも台風の影響で大雨と大潮が重なり、かつて床上浸水をしたことがありますが、後処理がメチャクチャ大変でした。命が助かっただけ幸せともいえるんですが、途方に暮れるとはあのことですな。

鬼怒川が決壊した茨城県では早速マスコミが避難情報を出したかどうかで批判を繰り返しているようです。

平成27年9月関東・東北豪雨は、2015年(平成27年)9月9日から11日にかけて関東地方および東北地方で発生した豪雨災害

消防庁による2017年10月18日現在の被害まとめ(台風第18号による被害を含む)によると、茨城県で15人、栃木県で3人、宮城県で2人の、計20人の死者が確認されている。また、全国で負傷者82人、住宅の全壊81棟、半壊7,090棟、一部破損384棟、床上浸水2,523棟、床下浸水13,259棟、非住家被害1,722棟となっている。

また国管理の5河川と都道府県管理の80河川で堤防の決壊、越水や漏水、溢水、堤防法面の欠損・崩落などが発生したことが確認されている。

※この毎日親技は2015年9月14日に配信したものです

でもね、行政とかに全面的には頼れない時代なんじゃないでしょうかね。頼りになることもあるけれど、それはあくまでも補完的な役割であって、もう自分で情報収集して自分の判断で動く。主体は自分です。

自分で動く際にひとりよがりに陥らないように行政などの情報を確認で使用する。あなたやあなたのお子さんのことについて、ホント誰も責任は取ってくれない。そういう時代がやって来たんです。

いじめで子供が自殺したなんてニュースもしょっちゅうあるけれど、だーれも責任は取ってくれないじゃないですか。

先日は現職警察官が殺人容疑で逮捕されるという事件がありました。警察官でいえば、勤務中に補導された少女から電話番号を聞き取り、脅すなどして性的な関係を迫った事件も数ヶ月前にありました。

前回ここで書いた司法試験の問題作成者の先生は好意を持つ女性に問題を漏らし、司法の仕事につこうと志す女性はそれをゲットしてイイ点数を獲っちゃった問題なんかやってることはメチャクチャです。

日本年金機構はおかしなメールを無責任にガンガンクリックして大事な情報を思い切ってお漏らししているらしい。

患者には出すけど、医者は飲まない薬なんていうのもあるらしい。

「患者には出すけど、医者が飲まないクスリ」

患者さんには普通に処方していても、自分では絶対に飲みたくない、家族には飲ませたくないというクスリはけっこうあります

かつて鶴田浩二は「傷だらけの人生」って歌で、

何から何まで真っ暗闇よ
筋の通らぬことばかり
右を向いても左を見ても
馬鹿と阿呆の絡み合い
どこに男の夢がある

と歌いましたが、まさに筋の通らない真っ暗闇の無責任時代だからこそ、逆に私たちは自由に自己の判断で好きなように生きていけるとも言えるのではないでしょうかね。

真っ暗闇の無責任時代だから悪い!とかではなく、だからこそ、自己の判断で思い切って好きなようにできる時代が来たとボクは解釈しているんですが、皆さんはいかがでしょうか。

鬼怒川が決壊した茨城県常総市では、河川の氾濫による浸水想定を示したハザードマップが作られていたそうですが、今回の災害でも十分に活用されていなかったとか。

そう、もうね、だいたい情報自体はそこらへんにある。あとはそれをうまく利用するかどうか。誰かがそれらの情報をうまく使って教えてくれるなんて持ってはおれない

あなたの町のハザードマップを見る 国土交通省

もう知っているか知らないかだけなんです。もちろん行政側にはそれらをわかりやすく周知、説明する義務があるし、できていなかったらなんぼでも批判したらいいんですが、それで問題は解決しないし、自分たちの命は守れないとボクは思います。

そこに情報はあるんだから、あとは獲ってきて料理するだけ。料理の仕方は各自自由です。たとえば気象情報だって別に今は天気予報で解説してくれなくても予報図見れば、判断もできるわけだし。

さっきのお医者さんの

患者さんには普通に処方していても、自分では絶対に飲みたくない、家族には飲ませたくないというクスリはけっこうあります

なんて話も「ひでぇーなあ」って思うけれど、医者には医者の言い分もあるみたいです。

「患者には出すけど、医者が飲まないクスリ」

「これまで、多くの患者さんに認知症薬を出してきましたが、クスリを飲んでも症状が早く進行する患者さんをとてもたくさん見てきました。それでもクスリを処方するのは、ご家族から『ぜひクスリを出してほしい』と言われるからなんです。不安だから藁をもつかむ思いなのでしょう。そんなときに『クスリは意味がない』とは言えませんから」

「本当はクスリを飲まないほうがいい場合でも、何も出さなかったら患者さんに文句を言われます。日本は医療費が安いですから、患者さんのほうも『せっかく病院に来たのにクスリをもらわなきゃ損』という意識があるようにも思います。悪い評判が立つのも嫌なので、仕方なく出していることが多いですね」

でも、本当にイイお医者さんなら「不安で藁をもつかむ思い」の人にでも、その薬に意味がなければ「意味がない」と言うだろうし、文句言われても出すべき薬でなければ出さないでしょう。

行政も警察も医者も先生も、みんな「仕方なく」「文句言われるから」ポーズでやってる。でも、それができるのはそのポーズに気づかずに踊らされる人がいるからできるともいえます。その結果なにが起こるかと言うと、「情報難民」が出てくるんですよね。

ボクたちは情報を得て、チャッチャと取捨選択して決断して自分の進みたい道をもっともっと進めべきだと思いますね。

がんの治療法が確立したとされる日本でも、よりよい治療を求め、医療界をさまよう「がん難民」が生まれているというAERAの記事が出ていました。

AERAでは「がん難民」について、治療方針に悩んだり、よりよい治療をしてくれる医師や病院を探し求めたりして、途方に暮れながらさまよう人のこととあります。

なにゆえこのようなことが起こるのか? 2人の医師の意見を紹介しましょう。

なぜ「がん難民」は生まれる? 医師が指摘する2つの理由
AERA 9月13日(日)

勝俣:私は理由が二つあると思います。

一つは、加藤先生がおっしゃったコミュニケーションの問題。近年、医師と患者さんとの間のコミュニケーションはどんどん希薄になってきています。

なぜかといえば、医師が忙し過ぎるからです。私は一日20人弱のがん患者を診ていますが、他の医師と比べて少ないと思います。患者さんと納得いくまでとことん話し合うためです。

それでも、私は腫瘍内科なので時間に少し余裕がありますが、外科医になると一日100人近いがん患者を診る医師はざらにいます。そのような状況で患者とコミュニケーションをとるのは難しい。

そのため、医師と患者さんとの間にギャップが生まれ、話を聞いてくれないとか、見放されてしまったと感じてしまう場合があると思います。

もう一つは、情報の問題。

治療に関する正しい情報ががんの患者さんにきちんと届いているかといえば、必ずしもそうではありません。ともすると、「がんは放置したほうがいい」などという間違った危険な情報も少なくありません。

そうしたものが野放しにされている結果、患者さんは惑わされてしまうのだと思います。

忙しすぎてコミュニケーション不足、正しい情報が伝わっているかどうか。

これなんか完全に親子関係にも当てはめられる。コミュニケーションが不足してくると「ギャップが生まれ、話を聞いてくれないとか、見放されてしまったと感じてしまう」。

ギャップを感じていれば、正しい情報も伝わらない。伝わらないから不安は増幅される。

もう一人のお医者さんはこう言ってる。

なぜ「がん難民」は生まれる? 医師が指摘する2つの理由
AERA 9月13日(日)

大久保:私は07年、42歳の時に睾丸がんを発症しました。しかし、幸い「がん難民」にはならず、標準治療を受け社会に戻ることができました。

私個人の経験と、多くのがん患者さんから聞いた情報を交えて話をさせていただくと、がん難民が生まれる背景には二つあると思います。

まず、患者にとって、医療が「非日常」だということ。そのため、知識も情報もない中で最善の選択をするには相当な壁があります。

もう一つは、親戚や友人たちが「あの治療のほうがいいんじゃない?」などと、親切心からお節介を焼くことです。そうすると、自分の選択は正しいのかと迷いがちになります。

この方の意見も受験を控える親には意味がある話に思えます。数年に1回の受験は「非日常」の出来事ともいえるわけで、ゆえにピンとこない。これは親にとっても子供にとってもです。

ただし、医療も受験も今の時代「知識も情報もない」といえるのか?

どこにでもあちこちに情報は山のようにあるじゃないか。そう、あるんですよ、情報は。取りに行ったか行かなかったかだけで。情報を取りに行った人の中にはその取りに行った情報の渦に飲みこまれてしまって「迷いがち」になっている人もいる。

一方でその「非日常」の医療や受験を「日常」に落とし込んでセッセと情報を取り込んで、行動に生かして実施している人もたくさんいるわけだし。

結局は、「情報難民」とはただその情報の取捨選択の判断ができないってことです。そしてこの情報の取捨選択ができる人が主観的にではありますが幸せに生きていける。

どういうことか?

「最善の選択」かどうか、「正しい情報」かどうかなんて結局わからないじゃないですか。

医者には医者の考えがそれぞれあるでしょう。「ガンは除去すべし」とか「放っておくべし」とか。で、それぞれ専門家として、その根拠があるのでしょう。それのどっちが最善で、どっちが正しいかなんて千差万別で患者もわからないし、専門家の中でも意見が分かれているわけでしょう。

誰が決めるんだ、最善だ、正しい選択だと。そこには「私のとってはこれが正しい」ということしかないのではないか。

親は勉強を見るべきだ、いや親が勉強なんか見てちゃダメだなんていうのも、それぞれの立場で見解が違う。赤ん坊はうつ伏せで寝かせたほうがイイとかなんかもそう。災害で逃げるべきだと家にとどまるべきだも、最終的には結果が出てからじゃないと最善だったかどうか正しかったかどうかは決められないんじゃないでしょうか。結果的にああしてよかったとはあとで思うことだから。

すなわち「私にとって最善で正しいと思える道を選ぶ」これしかない。その際、いろんな情報を得て、専門家の話を聞く。

でも、取捨選択できない・・・どっちもよさそうに思えてね。だからね、徹底した周知とかわかりやすい説明の問題じゃないですよ。

ただ自分が決めきれないだけ。それなのに「もっとわかりやすく説明して」とか文句言っても仕方がない。あなたの人生なんだから、あなたが決めるの!好きなようにしてイイの。自由です。

「親が勉強なんか見てちゃダメだ!」って思えば、このメルマガなんか読んでちゃダメなんです。取捨選択を自分でしないと。あとは自分で取捨選択をして決めるときに、すべての分野で専門家にはなれないから、医療なら誰、教育なら誰と誰、災害なら誰とある程度自分の好みに合ってそうな人はあらかじめ選んでおくべきです。

えっ、その好みに合っていた人がヒドイ人だって後でわかったって!?

であれば、残念ながらあなたの選択及び決定は最善にも正しい選択にもなりえないでしょう。でも、真剣に学んで、選んで、決めたことなら、仮にその選択及び決定が最善でなく、間違っていたとしても、やり直したらイイ。考え直して改めたらイイだけだから。

ただし、災害や医療ではその選択が命に直結するから、それらを自分で決める前に、練習として命にはかかわらないことで何度かやっておいたほうがイイですね。

また、自分の選択及び決断を支えるときに役立つ自分の好みに合ってそうな人を選ぶとき、権威とか先生とか肩書きを信用しないことです。もう日本では肩書きの信用は崩壊しています。仕事で取引するときにはまだ役立つかもしれないけれど、人生の選択をする助けとなるのは、肩書ではなく、なにを言い、なにを書き、なにを示してくれているかだけです。

筋の通らない真っ暗闇の無責任時代を嘆く必要はない。真に自由で、自己の判断で好きなように生きていける態勢が整ったのだから。

しかし、ますます情報難民は世の中に増え続けていくでしょう。「誰かに決めてもらいたい人」も大勢いるからね。そしてその「誰か」の選択が最善でなかったり、正しくない選択だったら、思いっきり「なにやってんだ!責任とれー!」って騒ぐ。

でもね、残念ながら、誰もあなたの人生やあなたの子供に対する責任は取ってくれないの。誰にも「これ」が最善か正しいかはわからないんだから。わからないのに「責任とれー!」って叫んでも、ダメなんですよ。

自分で決めて進んでいくだけです。あなたのお子さんに対してどう接し、なにを与え、どう頑張らせるかはあなたが決めないと、一緒に生活する人が決めないと、他人はどうしようもないです。

親であるあなた次第です。決める際にはちゃんと信用できる人をアドバイザーにするんです。そうやって考えてみると意外とアドバイザーなんかいないもんです。運よくそばにいたなんてことは万に1つもない。探さないと。

とってもいい時代がやってきました。誰からも文句を言われない個人で自由選択ができる時代が筋の通らない真っ暗闇の無責任時代の到来によって訪れたのですから。

もうなにかに身をゆだねて生きていると「情報難民」にしかなりえません。あなたはまだしもあなたのお子さんはそうなる。決めないと自分で取捨選択して判断してね。

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うれしい報告
今年から公立高校入試数学問題集「マッハ50」は親カツ講座の後期コースの中で提供することになりました。

例年通り今月9月末くらいから親カツのメンバー専用ページ内で問題集とタイガー山中の完全オリジナル解答を提供します。

公立高校入試問題集「マッハ50」は入試問題全体に対していかに問題選択と時間配分をするかという親カツ入試実践テクニックの前段階の問題集になります。前段階とは「この手の問題は正解した上で5分で解いてね」という「基準」を知り、それをクリアする段階です。

いきなり入試問題を全部ドーンとやってもできないので、入試問題を小分けにしてやる入試演習です。ただ小分けの入試演習も段階を経て行わないと意味がないので公立高校入試の数学の問題集のうち、受験生にはどうしても取ってほしい問題を提示しました。

親技のマッハ50の意味はただの「問題集」でなく「正解した上で5分で解いてね」という基準と実際にその時間でできる根拠を示したところ。

皆さんにとってこの教材が必要かどうかを判定するためにチャレンジ問題を用意しました。

この問題が時間内にできるかどうかで必要かどうかを決めてくれ!」というわけです。

数学の一番最初の問題1番です。問題数は7問。いずれも中3の夏休み前までには習った範囲ですから受験生であれば十分、いや、軽~く解けるはずです。解けないとヤバイからね。

マッハ50で示す目標タイムは5分です。地域トップ校を目指す受験生なら3分程度でやった上に全問正解するでしょう。

まあ、無理なことを言うつもりはないし、入試問題全体の内容から判断すれば受験生であれば目標タイムは5分で十分でしょう。

答えはこちら

じっくりと丁寧に解いてこの時間で全問正解してほしい。親の方も受験生の気持ちを思い出すために是非チャレンジしてください。

これを間違えたり、5分を越えるようであれば・・・勝負所でグダグダ、総崩れになる可能性がある。5分で全問正解して、1番を通過した後で勝負どころで時間をかけてじっくりとやり、ライバルを蹴散らす。そのためにも5分で行ってください。

ゆえにこのマッハ50は入試実践テクニックの前段階なんですから。

どういう途中式や考え方で5分以内でできるのかは自分で考えてください。

  • 親カツ講座(入
試実践コース)
  • 10の鉄則
  • ノリ勉
  • 中学受験コース
  • 復テ対策講座
  • 30点上げよう会
  • 公開テスト対策講座
  • 親カツ講座(夏まで
コース)