こんにちは、ストロング宮迫です。
新学年は始まったばかりですが、もう実質の新学年の勉強はとっくの前にスタートしている!ってことは繰り返し言ってきたのでもう十分わかっていると思います。
この4月はそれらを踏まえてぜひ「伸びしろ」のことも考えて勉強は進めていってほしい。
タイガー山中は「伸びしろ」=「応用力」といい、これらをさらにわかりやすく「偏差値60を超えても伸び続ける力」であると定義しました。
今、同じ偏差値の子供だとしても、これから偏差値をアップしたいと思ったとき、スッと上がる子供と時間がかかる子供がいます。それが「伸びしろ」の違い。
これまで多くの方に読んでいただきましたが、新学期をスタートするにあたって、全6回の応用力を身につけるコツ&実践編をぜひ読んでおいてほしい。
以前読んだ方でも、もう1回じっくり読んでみてほしいのです。2年前に読んだとすれば、あなたは2年間で親として大きく成長したことでしょう。であれば、以前は読んでも気づかなかったことに今なら気づくかもしれない。同じ材料でも読み手の力量や成長によって違うものに見える。
子供たちは成績が上がると、同じ授業を聞いていても、同じ先生でも、以前とは違うものが見え、違うものに聞こえます。同じものを見ても風景は受け手によってまるで違う風景に見えてる。
同じ題材でも過去のあなたと今のあなたでは違う。理解も解釈も受け手の数だけ、成長の数だけ何通りもある。
子供たちが目指すべき
理解する→解ける→速く解ける→上がり!
これは親も同じです。親技ではみなさんにさかんに「早く卒業して行ってください」と申し上げてきました。親技では飛び級してもイイ。どんどん先に行ってくださいって。
同じ新聞を読んでもそこから引き出せる情報も取り組みも将来の予想も読み手によってまるで違ったものになる。その差はわかりやすく「成績」に出る。
でも読んだだけで、頭でわかっているだけでは、何も変わらない。成績も上がらない。それはホントは「わかってない」ってことですから。ツイッターにこんなのが出てました。
知る → 解る → 行動。知るの段階で満足してしまう人が多い。ネット社会では特に。行動してなンぼ。行動のための、知る、解る、なンだけどなあ。(小池一夫)
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2016年4月9日
「応用力を身につけるコツ」も事例を見て「わかった」ら、即行動して他の問題や宿題や各教科に展開していく。それができることが「わかった」ということであり、応用力があるってことだから。
親が「応用力とは何か?」の具体的な想像がつかなければ、子供には伝えられません。
「毎日親技」も、すでに読んでくれているものばかりですが、「成長してきた今のあなた」にどう見え、どう読めるのか、大事なのはそこです。
もしこれらが読む価値もない内容と判断されたら、遠慮なく思いっきり斬って捨ててくださいな。お互い真剣勝負でいきましょうよ。
ぬるい勝負を延々としても、親は変わらないし、子供の成績は上がらないからね\(^o^)/
さて、世の中、実に興味深いことが次々起こっているんじゃないですか。
ああ、ノリノリ紀香の結婚じゃないですよ(>_<)
※この毎日親技は2016年4月11日に配信したものです
違法カジノ店で賭博行為をしてオリンピックに出られなくなったバドミントン選手の話はその1つです。
その選手の記者会見ではそばにいて涙を流し、処分発表では深々と頭を下げた協会の専務理事を見るとお気の毒としか言いようがない。
日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事は2016年4月7日、都内で2度目の会見を開き、NTT東日本からの報告で、同社所属のリオ五輪金メダル候補・桃田賢斗選手が違法カジノ店で賭博行為をしていたことを明かし、涙ながらに謝罪した。
銭谷専務理事は「違法行為をやったことを認めた。どのくらいのレベルで賭け事をやっていたのか、金額は分からない」と説明。そして「非常に残念で…。再発防止を協会を挙げて取り組んでいきたい」と目頭を押さえて頭を深々と下げた。
ツイッターによれば、日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事は
バドの銭谷専務理事、自宅を売った金でコートを作り、役員報酬をカットして育成費用に充てて、必死になってスポンサー集めて賞金つくってこれからって時に馬鹿が闇カジノで手に入れた賞金と強化費を溶かしてたのが発覚して全部終了か。そりゃ泣くわ。
— 緑茶 (@Greentea315) 2016年4月8日
選手の環境作りに相当力を入れてやっていた方らしい。そしていよいよオリンピックでメダル候補も出るかもの矢先の出来事だったとか。
人を育てる難しさっていうのか、親目線で考えても胸が苦しくなるような話ですね。
成績もグングン伸びて、結果も出し続けた上で事件を起こすのと同じ話ですよね。
でも、もう結論はハッキリしているとボクは思っていて「結果と過程」のバランスが崩れるとこういう事象が出てしまう。
過程の中に含まれるのはイイ練習だけでなく、生活習慣や考え方、生き方も含まれるから難しくなるし、失敗は常に起こる。
どうしてもイイ結果で出ているときは見逃されがちだけど、やっぱり過程に事件が起こる問題点が潜んでる。本人はわからない。誰が身の乗り出して指摘して是正させるか。
「スポニチ」によれば、
今回記者会見した二人の選手は「海外遠征の際、合法カジノ店に足しげく通っており、協会関係者は金遣いが荒くなった桃田を約2年前に口頭で注意」していたそうで、「遠征をともにした代表選手からは2人の行動に疑問の声も上がっていた」ともいうから、目に見える形で芽はすでに出てたってことですよね。
実際、お父さんは手を上げてまで、身を乗り出して是正にも踏み込んでいたらしい。
桃田が小学5~6年生のときに通っていた「香川バドミントンスクール」代表の吉川和孝(65)は、教えに嫌な顔を一つも見せず従う姿を覚えている。
そんな吉川は最近になって初めて桃田を本気で叱ったという。平成26年12月ごろ、プレーから張りが失われ、体形も緩んだ。
その後、桃田の父、信弘(51)は上京し、手をあげてまで桃田を叱咤(しった)した。2人が激怒したのは、田児と一緒にパチンコやキャバクラに入り浸っていると聞いたからだ。
それでも修正できなかった。
それくらい誰も口を挟めないくらいの周囲を圧倒する実績が出ていたってことなのでしょう。指導者や親の無念を思うと、しんどいですなあ。
まあ、こうした失敗を糧にもう1回舞台の上に上がってきたらいいんですよね。子供はみんな失敗するから。親だってするんだからね。
ボクらはこうした事例から学ぶしかない。イイ過程を経てイイ成果をだそうって。
でも、すごい実績を出そうとすれば負荷がかかるから、どうしてもどこかに歪みが出る。
すごい実績がガンガン出始めたとすれば、または歪みを気にしてたらすごい実績が出ないとすれば、つい周囲は「ええい、ままよ!」って気になってしまう。スポーツも勉強も「辞める」という選択まではできない。
もったいないって思っちゃうからね。理屈では、頭ではわかってるんだけど、いざ実践となると難しい。
ボクは、だから、何かそういう選択があれば「過程」のほうを選択しようって決めてる。
けど、オリンピックで金メダルとかが目の前にぶら下がったら、その決めた選択ができるかって言われると心もとない。
だからね、親はいつもこのことは考えておいて、心の片隅に置いておかないといけないんじゃないでしょうかね。
疲れないこつ pic.twitter.com/oMWHlRIs0p
— 池田修 (@ikedaosamu) 2016年4月6日
努力を瞬発的にしようとすると間違いが起こりやすい。すごく頑張った感じがあると、すごいご褒美も欲しくなる。ましてや結果が出たとすれば。
でも、人生は長いからね。「今日だけ」乗り越えていけばいいわけじゃない。オリンピックも受験も終わったらまた始まる。
人生は4年に1回のオリンピックを延々と続けるようなもの。引退はない。
だからね、松下幸之助さんの言葉が身に染みる。今こそ「ウサギとカメ」の昔話を思い出して「本当にわかった」にしなけりゃならない。
もう1つの興味深い話題、セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長が突然の辞任を決断したその2カ月ほど前、「週刊東洋経済」(2016年3月12日号)でのインタビューを読んだ。
生え抜きの営業畑のエースで、収益の悪化が目立っていたヨーカ堂の立て直しを期待され、2014年にイトーヨーカ堂社長に就任した戸井氏がわずか1年半で突然の辞任したことに関連して鈴木氏はこう話してる。
──戸井氏には鈴木会長の期待が大きかったと思います。社長就任前の手腕も目立っていました。
それで、「やれ」と言ったのにね。彼は、「はい、わかりました」と言っていたけれども、それが実際にはわかりきれていなかった。わかったつもりだったんだ。
例え話をしよう。「冬になったら寒いよ。寒いから、きちんと下着を着なさいよ」と。相手は「はい、わかりました」と言うけどね、実際に寒くなってみないとそうしない。本当に寒くなってきた頃は「寒すぎる」感じで、もう風邪を引いている。
「はい、わかりました」と言っている時点では実はまだ暖かいんだよね。仕事にはそういうときがある。そんなこと、あなたの仕事(雑誌記者・編集者)だって、全部同じでしょ。
親も子供も一緒だ。ボクもね。
本当にわかってたら、子供の成績なんてすぐ上がる。今よりは絶対に上がる、わかってればね。
でも、下着はつけずに風邪をひいちゃうんだな、これが。だから何でも新しい気持ちで「わかってるよ」と言わずに見て聞いて考えてみようってわけです。新学期だからさ。
でも、カリスマ経営者であり「わかってる」鈴木敏文会長も息子の話になるとまるで「わかってなかった」らしい。
セブン会長、引退会見で見せたお家騒動の恥部 https://t.co/On2UwLTepK #日経ビジネスオンライン
— ストロング@親技.com (@strong5050) 2016年4月11日
鈴木会長:何で息子の話が出てくるのか分かりません。(息子に世襲させたがっているという噂が)社内でも飛び交っていると聞きまして、ビックリ仰天なんですよ。
そんなことを言ったことはありませんし、息子もそんなことを考えたことはないと言っていますし、ましてや(息子は)セブンイレブンに直接タッチしたことがありません。
(息子は)技術屋ですから、そんなことは考えていません。それなのに、(息子が世襲するという噂が)まことしやかに社内で言われているのは、いかに私の不徳の致すことかと思っています。
ビックリ仰天している「流通の神様」にこちらがびっくりさせられたよ
( ̄ii ̄)
「絶対的な皇帝」の立場に数十年もいて、社長を思うように挿げ替えられる人の息子がそこにいれば、本人は1回も言ったことなくてもカリスマの下で働く子分どもが動くことはあるだろうし、社員は「そうなんだろう」って普通は誰だって思うもの。
まあ、これは鈴木氏の言い訳なんでしょうけどね。ここまでの話の結果として、残念ながらみんな誰も「自分のことは実際にはわかりきれていなかった」ってことになるじゃないか。
つまり「わかったモン勝ち」ってことです。
ああ、一人ぜ~んぶわかってる人を発見しましたよ\(^o^)/
究極の学習 pic.twitter.com/3hBLAsH229
— 池田修 (@ikedaosamu) 2016年4月7日
まあ、これが「せぃ~か~い」ですな。
『10の鉄則』の感想、続々と・・・
小5 ぷぅさん
購入するかどうか迷った1年でした。受験の年になり、もう迷ってる時間はないと思い、おもいきって購入しました。
毎回のメルマガを読んで、一応は理解はしていたつもりでしたが、まだまだ私自身ができていないことだらけだなと反省させられることが多かったです。
ついつい忘れがちな鉄則を手元に置いて、頑張っていこうと思います。
小3・小4 ともちゃん
はじめまして、メルマガ毎回楽しみに拝見しております。
今回、「10の鉄則」入手前に、「親子ノリノリ勉強法」を入手し、実行しました。
それまでは、ダラダラと難問ばかり解かせでいた我が家(そのわりには、成績は一向にあがらず)、子供にとっつても親にとっつても救いの手でした。そこで、まだまだ親技を磨きたいと思い、「10の鉄則」を入手致しました。
一番に効果が現れた技が、鉄則8です。集中力がすごい!!
テンポ良く課題をこなし、今までは、長かった1時間が、あっという間の1時間になっていました。
子供も疲れる暇も無く、親子共々ノリノリのまま終了という訳です。今では、勉強だけではなく、だらだらしていた朝の身支度も時間を計っています。子供もゲーム感覚でとても生き生きしてます。
そして、やりっぱなしだった問題も、しっかりと見についている様に思います。なので鉄則9は、おのずと実行されている様です。
学習時において、だらだら・集中しない・なかなか先に進まないなどありましたが、ほとんど解決してる様に思います。
この方法で実際に学校や塾のテストも良い点数が見れる様になりました。
小5 hanaさん
メルマガはもう3年以上読んでいて、頭ではわかっているつもりでしたが・・・
とにかくこれから実践あるのみ。自分が怠けそうになったら、この本を何度も読み返し、みなさんの報告をはげみにがんばり続けたいと思っています。
「理解したつもり・・・」は子供のテストと一緒で点数が取れなかったり、できるはずが取れなかったり、点数が乱高下したり・・・
どうすべきかの答えはもう決まっています。それを我が子にどうしていくか。
子供は勉強を頑張る! 親は子供が勉強を頑張れる環境を整えることに頑張る!