oyawaza219.jpg

こんにちは、ストロング宮迫です。

入試は結果が出て白黒がハッキリでる勝負ですから、うれしい報告は読んでもよかったですねえとなるんですが、ダメだったという報告を読むと、やっぱり身につまされます。

親子でしんどい思いをしている中で送ってくださる報告ですから、余計に身に沁みます。

ボクは自分の受験のことでよかったなんて思いをしたことがないですからフラッシュバックのように自分のことを思い出したりしますしね。

最近いただいた2通のメールはいくばくかの受験の過程を知るものとして泣かずにはいられませんでした。プライベートな情報も沢山入っているので、ここでは紹介できませんが、同じようにしんどい思いでこの受験期を振り返っておられる人もいることでしょう。

それでもあえて申し上げれば、踏ん張ってこの経験を消化して新たな一歩を力強く踏み出してほしいと切に願っています。

IMG_0825.JPG
もう何年も前になりますが、テレビのドラマで言っていた言葉を紹介したことがありました。

人間も箸とおんなじや。研いで出てくるのは塗り重ねたもんだけや。

実に味わい深い言葉だなあと思ってここでも紹介したのですが、受験をうまいこと乗り切れなかったボクが年月を経て自信を持って言えるのは、

確かに人間には塗り重ねたものだけが出てくるってことです。

一定の時間、長い時間をトータルで見たら、やっぱり本人がやってきたものがストレートに出てくる。ごまかしがきない。塗り重ねたものがそのまま出る。確かにそうなんです。

でも、短時間、短期間のスパンで見ていくと「塗り重ねてきたもの」と「外に出てくる色や模様」には、かなり濃淡があるように思います。

あるときは、塗り重ねてきたもの以上のあざやかな色や模様が瞬間的に出ることもあるし、あるときは、きっちり塗ってきたはずなのに、その色や模様がすぐに出ずに、くすんだ色や模様で出ることもある。

一瞬一瞬、又は短期間の時間では、塗り重ねてきたものがストレートに反映されずに、色や模様の濃淡が出ることがある。

受験生にとって受験期という期間が一瞬だったとか短期間であったとかは今は決して思いもつかないだろうけれど、これから生きて振り返ってみれば、瞬間的に出た濃い色や模様、くすんだ色や模様も、結果的には、時間の経過とともに本来の塗り重ねた色や模様に戻っていく。

受験期はたとえてみるならば、水に食塩を入れて溶かすのと同じ。

水に食塩を入れて放置すれば、時間の経過により、自然と均等に溶けていく。食塩が許容量より多ければ溶け残りも出る。

ただ私達はそこにある種の意志や強引さを持って、「かき混ぜ」たり、「水の温度を上げ」たり、「水の量を増や」したりして、何とか少しでも多く食塩を溶けるように、また溶ける時間を早くするようにしているだけ。

受験やスポーツという限定された範囲、ルール、時間制限のある戦いというのは、実はその濃淡が非常に出やすいものだといえると思います。

子供は餓鬼。彼らはまだ人生を生きているわけじゃなく、瞬間瞬間だけを生きて、その瞬間をつないでいく。

だから、その瞬間的に出た色や模様、すなわち受験の結果、勝敗の行方だけを見て、「あざやかだ」「くすんでいる」と判断しがちです。それは子供だけでなく、親も同じかもしれない。

でもね、親は、大人は、時間と経験の積み重ねにより、瞬間ではなく、長い目で見たトータルの人生を見る意味を知っています。親は、瞬間に出た色や模様だけでなく、そこで与えられた結果の意味や教訓、それらを今後に生かす知恵を持っているはず。

しんどい気持は重々承知の上であえて申し上げると、だからこそ、瞬間的に出た濃淡だけで「今」を判断すべきじゃないし、そこで出した答えは微妙に違う答えになりがちです。

いずれ塗ったものは必ず、塗り重ねてきたものは必ず出てきますから。

悔しい思いをしている子供に親はぜひ話してやってほしい。「今のお前にはわからないだろうが・・・」と。「いずれ塗り重ねてきたものが出てくるから」と。

今回の受験の結果は出た。勝敗も出た。しかし、それはあくまでも瞬間的な色や模様の濃淡が出ただけ。でも、子供はそこに我が人生の色や模様が出ていると思いがちです。

喜びが爆発して飛んで行った人はいずれ地上に降りてこなければならないし、悲しみで打ちひしがれた人は、立ち上がらなければならない。

平常の自分になって、新たな一歩を踏み出すのにかかる時間は人それぞれにしてもです。

みんなに春がやってくる。夜が明けない夜はない。

でも、季節がめぐっても自分がバックすれば、いつだって冬だし、日が昇っても、自分がバックすれば、いつだって夜になる。

大丈夫です。最後は塗り重ねたものだけが出てくるんだから!

あなたのお子さんを入れてくれた学校がイイ学校です!我が力で決まった進むべき道を自信はないかもしれないけれど、自信を持って堂々と進んでほしいと思います。色や模様を塗り重ねる努力を忘れないで。

なんだか今回は意味がわかんなかったという方もいるでしょう。あなたは悪くありません。

ただただ受験が終わった受験生は己の道を淡々と歯を食いしばって進んでほしい。それだけです。

キミの色や模様はキミだけが作ることができる。これからも、もっともっと頑張れよ!
oyawaza012.jpg

★応用力を身につけたい

応用力を身につけるコツ[まとめ]

応用力は難しい問題をたくさん解くからつくわけじゃない。実に当たり前のことなのに誰もそうは思っていない、ふ・し・ぎ!

塾に通えば必ず応用力がつくわけでもない。応用力をつけるにはポイントがある。やる気のある親ならできますよ!

◆数字がかわるだけなのに間違える
◆類題になると解けない
◆やったのにすぐ忘れる

そんな中学受験生へ
復テ対策講座「応用力を身につけるコツ」その1

アップしています!じっくり読んでくださいね。

sb_ld_soudan.gif
うれしい報告

ノリ勉、7日間終わっての感想

小5 さつきさん

◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:
  
集中力、そして目標をもってがんばる姿が見られたこと。なんといっても子どもの喜ぶ顔が何度も見られたことです。

◆子供のそばで勉強を見るってやっぱり非常識でしょうか? あと、親にとって学ぶべき点はありましたか?:
 
今までぜんぜん見えていなかった彼女の成果が見る見るよくわかりました。今まで全く褒めてあげていなかったこと、非常に痛感しました。実は6日目くらいにまた注意ばかりしている自分に気づきました。
   
すかさず娘の反応も変わります。「後でやる。いいの!」と。がんばっている娘を目の前に、これではいけない!私にとって学ぶべき点『認める』『褒める』この2つ、絶対です。

◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:
 
なんといっても喜ぶ顔が見られること。難問には一緒に考え、一緒に解ったこと。これに尽きます。

ノリ勉を始めて1週間が過ぎました。こんなにびっちり付いているのに、1度も嫌がることなく、がんばってくれています。

時には1時間以上かかってしまいますが、「まだやる?」と聞くと「やる!」と。無理させてはいないかとこちらが心配になりますが、そのやる気にも答えてあげなきゃと、絶対に成績を上げてやりたいと思ってしまいます。 

なかなか数学的知識が身に付かぬまま1年半の塾生活が過ぎてしまいました。今まで難問に差し掛かるとわからないまま「まあいいや」で済ませ、私が顔を突っ込むと必ず不機嫌になっていましたが、この勉強法を始めてから「わかった!」の声を何度も聞きます。これはやめられません。 

成績としてまだ効果は確認できていませんが、この方法をしばらく続けていこうと思います。やはり褒めること、認めることがいかに大切か、気づかせてくださったストロング先生にはとても感謝しております。

ありがとうございました。

7日間、丁寧な毎日の記録拝見しました。さつきさん、あなた自身が自分で気づいたんです。決して無理に褒めたわけでもありません。

褒める材料をさつきさんが作ってあげたのです。今度は成績が上がったよ!報告をぜひ聞かせてくださいね。

  • ノリ勉
  • 10の鉄則
  • 中学受験コース
  • 復テ対策講座
  • 30点上げよう会
  • 公開テスト対策講座
  • 親カツ講座(夏まで
コース)
  • 親カツ講座(入
試実践コース)