このページは2014年2月13日、17日、20日にお届けしたメルマガのうち「応用力を身につけるコツ」の部分をまとめたものです。

★前編

タイガー山中がかつて「いけドン法」を実践する中学受験の復テ対策講座と高校受験の30点上げよう会において講座生に対してレポート「時間短縮のマジック」「鮮度を保つための工夫」を書きました。

レポート「時間短縮のマジック」は「どうしてもA問題の正答率が上がらない!」「何回やっても時間短縮ができない!」という方向けに、そして、「1ヶ月前にやった問題でもすぐに忘れてしまう!」という方へはレポート「鮮度を保つための工夫」を書いたのでした。

そのことの経緯については一部「勉強したことをすぐに忘れてしまう」で紹介しました。

これらのレポートはタイガー山中が普段実践しているちょっとした工夫を紹介したもので、いけドン法とレポートを消化、実践することで偏差値60は十分可能であると、その実践を講座生にはお願いしてきました。

その上で今回はさらにハイレベルな親技「応用力を身につけるコツ」についてのレポートをタイガー山中がまとめました。復テ対策講座の講座生の方はメンバー専用ページにそのレポートをアップしましたのでご覧ください。

今後、いけドン法を駆使する復テ対策講座と30点上げよう会ではぞれぞれ「応用力を身につけるコツ」の工夫の事例を少しずつアップしていきますが、その第一弾が復テ対策講座で取り上げる今回の事例です。

ここではこのレポートでタイガー山中が書いた「応用力」についての考え方を一部抜粋して紹介します。「応用力」についてのあなたの考えのヒントになれば幸いです。

タイガー山中は言います。

「応用力」という言葉の響きに親の方が弱いのを私はよく知っています。

生徒さんの親に「最近、応用力が身についてきていますよ」と言ったときのうれしい顔といったらありませんから。

そんな「応用力」ですが、中学受験や高校受験でいう「応用力」ってどんな「力」だと思いますか?

イメージとしては、「偏差値60を超えるため」に必要な力と感じる方が多いかもしれません。

偏差値60にどうしても届かず、「うちの子、応用力がなくて・・・」と嘆くお母さんをよく見かけますから。

ただですね、私が思う「応用力」はちょっと違います。

たとえば、同じ偏差値60の二人がいるとします。わかりやすくするために教科を揃えて「算数」が偏差値60の二人です。

この二人の算数の「応用力」は同じといえるでしょうか?

まず言えることは同じテストで同じ偏差値(点数)を取ったわけですから、同じレベルの問題が解けたということは間違いありません。

とはいえ、二人の「応用力」は同じではないことに気づくでしょうか?

私が実際に多くの生徒を指導してみて気づいたことです。

同じ偏差値60の二人を指導して、さらに偏差値5UPしようとしたときの大変さには明らかな違いがあります。

ある子は時間がかかり、ある子はスッと上がったりする。同じ点数を取って、同じ偏差値の二人でも持っている「応用力」は違うのです。

この違いは何か?ということになりますが、言葉ではうまく言い表せないのですが、

伸びしろ

という言葉が近いように思います。

もちろん、偏差値50の二人であっても持っている力は同じではないということです。

親のみなさんが、わが子に身につけてほしいのはどんな「力」なんでしょう?

「偏差値60を超えるためだけの力」なのか?

「偏差値60を超えても伸び続ける力」なのか?

私が思う「応用力」とは、この「伸びシロ」を考慮した「偏差値60を超えても伸び続ける力」であると定義させていただきます。

入試を経るということは、学力的に同質の連中が集うということになりますが、その同じレベルの子供たちの中でも、入学後、すでにいっぱいいっぱいの子供と余裕のある子供たちが出現します。

同じ入試を経ているにもかかわらず、この違いが同質のレベルの連中の中で出るのはなぜなのかってことなんですよね。

それをタイガー山中は「伸びしろ」といい、応用力とは「偏差値60を超えても伸び続ける力」といっているわけですね。

入試を経て集った連中でも入試の際の得点には1番からビリまであります。しかし、その入試の時の順番は1年もすれば変わるし、入試でビリだったけど学校では1番へ、またその逆も起こる。

それは入試後、学校に入ってからの頑張りもあるけれど、その子供が持っている「伸びしろ」にも関係してくるというわけです。

これは学力や偏差値で余裕のある学校に進学したほうがいいという意味ではありません。

なぜならタイガー山中の言う「応用力」は鍛えればドンドンつくものだから。そして応用力をつけるにはある視点が必要だとタイガー山中は言います。

それは子供の答案に表れる。

レポートから続けましょう。

先日、N能研の5年生のお父さんから相談がありました。普段からそばについて勉強を見ているそうで復テ対策講座の「いけドン法」を実践されており、成果も出されています。

内容はこんな感じです。

小5の娘についての相談

現状:N能研の5年生で偏差値は64

相談内容:最難関校を目指しているが合格圏内に入るには算数で偏差値を5上げたい。うちの子には「偏差値をさらに5上げる力はあるだろうか?」

成績でいうと、すでに上位10%ぐらいには入っているわけですが、さらに上を目標にしたいそうです。

でも、伸びシロはあるのかな?

といった相談です。

そこで、算数の公開テストを見せてもらうことにしました。成績表ではありません。

偏差値は64だとわかっていますし、これからの伸びシロは現状の偏差値だけではわからないというのは先ほども述べました。

私が参考にするのは・・・・・

レポートの引用はこれくらいにして、テスト分析をしたタイガー山中が「伸びしろ」という観点から注目したうちの1つがこの問題でした。

実際に親のみなさんも解いてみてください。ストップウォッチ(キッチンタイマー)で時間を計ることを忘れないように!

分数を習った小4であれば解ける問題ですから、親がチャレンジした後はお子さんにも解いてもらいましょう。

小学生の問題ですが、中学生だってチャレンジしてみてほしい。ちなみにN能研の5年生の正答率は50%ほどでした。

そして、この問題を解いてみたら考えてみてほしいのです。

この問題、どのくらいの時間で解くべき問題か?と。

それがタイガー山中の言う「伸び続ける応用力」と強く結びついていきますので。

実際に皆さんがやった結果をお知らせください。その皆さんの報告メールをもとに「伸び続ける応用力」について次回もう少し解き明かしていきたいと思います。

Let’s Try!この問題ですよ!

報告まってま~す!

メールを送ってくださった方にはタイガー山中のレポート13ページのPDF版「応用力を身につけるコツ」をプレゼントします。

なおプレゼントは2014年2月16日の日曜日をもって締切とさせていただきますのでご了承ください。

次回、お楽しみに!

★後編

前回、タイガー山中の「応用力を身につけるコツ」についてのレポートの話を書き、皆さんから1つの問題をやっていただくようにお願いしました。

たくさんの方に参戦していただきました。ちゃんと数えていないけれど、400名を越える方が実際に親子で解いて報告をしてくれました。

一部では中学生のお子さんも参戦してくれてうれしい限りです。今回は小学生の問題を取り上げていますが、その考え方は中学生、高校生にもストレートに通じる話なので親の方はそのつもりで読んでくれるといいんですが。

さて、400名以上の親子が参戦してくれた問題はこれでした。

分数を習った小4であれば解ける問題とはいえ、チト面倒くさい問題ですよね。

実際、

小4 tomokokoさんからは

親はなんとか正解にたどり着きました。子供は途中で「わかんないーー」と暴れギブアップです。

小4 はるひろさん

4年の息子は、途中で計算間違いから答えがでず、ギブアップです。

小4 ふなふなさん

むずかしかったです、子供はできませんでした。ペコリ

などなどが続出していました。

解けた人を見ると、

小4 sambalさん 子供の解答時間 : 5分20-29秒

これなんかお子さん頑張っていますね。すばらしい!まあ、真正面からガリガリ解いていくと、猛スピードでも4分から5分はかかってしまう問題ですよね。

小5でみていくと、

けんぴんさん 子供の解答時間 : 5分40-49秒
ののうえさん 子供の解答時間 : 3分20-29秒
くまさん   子供の解答時間 : 3分50-59秒
りれるるさん 子供の解答時間 : 3分 0- 9秒

中には

くらさん   子供の解答時間 : –分50-59秒

という方もいましたが。でもって、

小6を見てますと、

ぽかさん   子供の解答時間 : 1分20-29秒
モモママさん 子供の解答時間 : 0分50-59秒
けらぴさん  子供の解答時間 : 1分30-39秒
あいちゃん  子供の解答時間 : –分40-49秒

などとなっていきます。特に計算問題は学年が上がるにつれてタイムも早くなる傾向があるでしょう。

ちなみに正解の答えは「1/4」でした。

では、前回も書きましたが、

この問題、どのくらいの時間で解くべき問題なのか?なんですね。

「伸び続ける応用力」を提唱するタイガー山中に言わせますと、この問題であれば、

小5で偏差値60を目指す子であれば1分30秒以内が目安、小4だと2分以内、小6の受験生の秋ぐらいになれば1分を切るようになって欲しい

これがタイガー山中の見解です。

タイガー山中は言います。

「応用力を身につけるコツ」には大切なチェックポイントの1つ、それは、正解だった問題の解き方はベストだったか?ということです。

テストでは正解すればOKと考えがちですが、さらに点を取るためには「解き方」にもこだわる必要があるのです。偏差値60を超えても伸び続ける力を身につける親技では。

1つの段階としてこの問題がいくらかかろうが正解できる。それはすばらしいこと。それで十分だという方はそれでいい。

しかし、この問題に5分以上かかって正解した段階で止まっていたら、いずれ成績は頭打ちになります。

そこから正解したけど、もっといいやり方はなかったかどうか、そこを考えるのがポイントです。

レポートでタイガー山中は

私が子供たちに「解き方の改善」をすすめる1番の理由は、時間短縮ではありません。もっと大きなメリットがあります。

それは、ミスが減る、なんですね。

時間短縮するための解き方とは、言葉でいえば、「シンプルな解き方」または「無駄のない解き方」となるでしょう(一緒のことかな)。

「シンプルな」「無駄のない」なんて聞くとすごくハイレベルな感じがしますが、それほど難しいことでありません。

式を書くなら長いよりも短い方がシンプル。余白に筆算をするなら問題分の遠くよりも近くに書く方が無駄はないといえますから。

そんなちょっとした工夫をしていくことこそが、「応用力を身につけるコツ」になります。いろいろな工夫を1つ1つ積み重ねていくことで「伸びシロ」を広げ、レベルアップするのです。

この工夫は、「偏差値60以上」の話に限ったことではないことにお気づきになるでしょう。

偏差値50の子にとっては、工夫の余地なんてまだまだあるでしょう。偏差値40であればさらに簡単に見つかるはずですし、その分成果を早く出すことができます。

この話、興味のない方には全然興味がわかないと思います。それでいい。

興味のある方は考えてみてください。

子供たちは毎日この手の計算問題を1日10問とか宿題でやらされていないでしょうか?

ここまで複雑でなくてもこれに類する問題を毎日毎日やっている。ではこの手の問題を毎日やってそれで子供に力はついているのか?ってことです。

タイガー山中は子供に毎日計算問題なんかいっさいやらせない。そんなことをするくらいなら、ほかのことして早めに勉強を終わっちゃおうぜ!なんて・・・

なぜ毎日する必要がないのか?

それはこうして出た1問を深く掘り下げて考えて、やるからですよね。正解したけど、もっといいやり方がないかって考えさせるってことです。

別に毎日考えなきゃあいけない問題ではないですから。

「シンプルな解き方」または「無駄のない解き方」をすると、時間短縮は大幅にでき、その上ミスも減る。狂ったように繰り返す必要もなし。

1回解れば、次回もそう考えようとする。勉強はいつだってやっているんです。ならばいつもやっているその勉強の中でこうした試みをすればいい。

それをしていれば、わざわざ計算問題を毎日する意味がないといのがタイガー山中の考え方ですね。

この手の問題を5分以上かけて10問もやって、正解する。そりゃあ充実感はあるでしょう。やった感もあるかもしれない。毎日やっているという自負が出てくるかもしれない。

しかし、それは応用力とは全然関係ないことです。誤解を恐れずに言えば「ただ頑張る力」があるだけなんですね。

「ただ頑張る力」があれば、時間をかければ、ある場所や段階までは行き着けます。しかし、それ以上は・・・・

すなわち、「伸び続ける応用力」は見ている視点が違うってわけです。

親がそばで勉強を見ている人でも丸付けだけをしている人だっているでしょう。そこには正解した、不正解だったという観点だけで子供を見ている場合も多い。

繰り返しますが、ウンウンうなって頑張って正解した、それはまずはすばらしいことです。

が、そこで止まっていては先がつかえるってことです。ウンウンうなって頑張ることが勉強になっていては、限界がくる。

この手の問題をウンウンうなって10問やれば50分かかります。その上、疲れます。くたびれます。もう今日は疲れた・・・なんてね。

中には正解できなくて暴れたり・・・する子供もいる。

しかし、1分でササッと済ます子供はどうでしょうか?

わかりますよね?

こういう工夫をいつも考えている子供、いつも考えさせている親、そういうことを教えてくれる先生の中で育ったらどうなるか?

わかりますよね?

正解し不正解だったで一喜一憂している間はすぐに成績には限界がくる。それはわかりきったことなのです。すでにわかっていることなのです。

小学生から中学生、中学生から高校生への進む中で勉強のステージはグッと上がる。その上がったステージでスムーズに対応できる子供とできない子供が出るのも、こうした問題、今回は計算問題を事例に出しましたが、できるかできないか、正解か不正解かの違いじゃない。

小5であれば、時間がかかっても基本的にみんなできるんですから。

ああ、これは計算問題だけの話じゃないですよ。文章題だって同じです。すべての科目に通じる話です。正解不正解で終わらずにもう1つ踏み込む過程があると、繰り返しやっても間違うとか、1か月前にやったことを全部忘れてしまっているなんていうことも少なくなる。

勉強のストレスが少なくなっていくんです、親子とも。

中学受験、高校受験にかかわらず、入試後に同質の集団でえらい差がつく原因、またあまり勉強時間が多くないはずなのに成績がイイ子の要因の半分以上はこの部分が大きくかかわってきます。

量が増え、レベルが上がると、今までの時間では対応できなくなりますが、それを乗り切るために時間を増やす対応だけで臨むか、それとも工夫して考える作業を増やして臨むかもタイガー山中の言う「伸びしろ」に大いに関係してくるでしょう。

頑張っても頑張っても、繰り返しても繰り返しても、ちょっと数字が変わるとダメ!という場合も、「応用力を身につけるコツ」がかけている場合がほとんどです。

なお、今回なにゆえに親の方にも解いてもらうようにお願いしたのか?

わかりますよね?

小5 蒼星さん

親の解答時間 : 1分40-49秒
子供の解答時間 : 1分40-49秒

家族3人で同時に解きました。時間は娘・私・主人の順(それぞれ1~2秒違い)でしたが、3人とも解答が違い、お互いに確かめ算をしたところ、私のみ正解でした。

娘は終わった瞬間はとてもうれしそうでしたが、答えが間違っていることがわかり、一転、ショボン。それでも家族で同じ問題をやるのは楽しかったようで、「またやりたい!」とのこと。わたしとしては、普段の様子から娘がこんなに早く解けるとは思っていなかったので驚いています。

ただ、この問題をどのくらいの時間で解くべきなのか、については、自分を基準にしてしまうと、もう少し早く解けなきゃいけないのかな…と思いました。

小3 くりまんさん

親の解答時間 : 2分50-59秒
子供の解答時間 : –分–秒

子供はまだ習っていないので「解けない」の一言。普段から子供には、計算は速く正確にとうるさく言っている割には、自分では上手くできないものですね。

親子が真剣勝負する価値はなにものにも代えられません。そうして初めて子供の頑張りもわかるし、成長も実感できる。

できもしない指示をガンガン飛ばしてしまいがいちな自分を律する基準もわかる。

親ができなくても、子供の目線で共に考えるという視点も生まれるでしょう。

小4 はるひろさん

親の解答時間 : 3分20-29秒
子供の解答時間 : –分–秒

問題の取り組み方を細かく見ていくことで、より効率的に問題を解け、時間が浮き、結果より多くの問題が解ける。これも応用力なんですね。

ウチは毎日数時間勉強に費やしていますが、N研偏差値55が上限です。
問題数を解くだけでなく、工夫を凝らす必要性を感じました。

工夫して楽しようぜ!工夫したらミスも減った!楽してミスが減るなんて!それが原点。その喜びを知っているかどうか。

小6 hikaさん

親の解答時間 : 0分30-39秒
子供の解答時間 : 0分30-39秒

いつもメルマガを読ませていただきながら、参考にさせていただいております。ありがとうございます。

子供と同じ答えで1/4となりました。因みに親が32秒、子供が34秒でした。息子は、今年受験を終えたばかりで4月より第1希望ではない学校に進学します。

しかし、本人悔いはないそうで、今自分で中学の勉強を予習し始めています。塾とのご縁は不思議なもので、勉強する楽しみを教えてもらったそうです。

この方のお子さんなんか楽しみですよね。

あとは計算だけでなく、文章題でも図形でも応用していくだけ。計算は早いけど、他はねえ・・・・なんてならないようにしていただきたいですな。考え方は同じですから。

今回のタイガー山中の話があなたの今日からの勉強の参考になればうれしいです。

復テ対策講座の講座生の方は、この計算をどう考え、どう落とし込んでいくかの「応用力を身につけるコツ」をさらに詳しく解説してきますから、レポートにあった課題の問題5問にチャレンジして送ってください。

復テ対策講座生はこちらのレポートを見てくださいね 

そして、計算以外にも、次は中学受験でも重要単元の速さの文章題を取り上げていく予定ですから、各単元で考えるべき「応用力を身につけるコツ」に役立ててください。

これを機に復テ対策講座を受講したいという方はこちらから

たくさんの参戦、ありがとうございました!!

★まとめ

前回までタイガー山中の「応用力を身につけるコツ」についてのレポートについて2回に渡って紹介しましたが、本当にたくさんのメールをいただきました。改めて御礼を申し上げます。

いただいたメールを数えてみたら全部で応募参戦が442名でした。

で、タイガー山中があの問題で示した目標タイム

「小5で偏差値60を目指す子であれば1分30秒以内が目安」

をクリアした方はお子さんの学年にかかわらず86名いました。だいたい20%。参戦した方にはこの数字を報告しておきます。

さて、問題は、そこでも申し上げましたが、この話は計算「だけ」の問題じゃないってことです。

すべての教科、すべての単元に通ずる話だということを感じた方は家庭学習の中身が変わってくる。

この前、テレビで落語でブッダ ~落語がわかる 仏教が楽しくなるというのをやっていました。

途中から見たのでちょっといい加減な記憶ですが、『縁起』という言葉は【原因に「縁」って結果が「起」こる】という意味で【あらゆる出来事が絡み合って世界は成り立っている】というような説明がなされました。

このことはいまさら皆さんに言うまでもないことでしょうが、それに続いてベトナムの禅僧・ティク・ナット・ハンという方のお話が出ました。

それについて書いてあるブログがあったのでそこから紹介します。

福聚山 本経寺「見えるもの、見えないもの」

「ここに雲が見えます」

ある僧侶が、一枚の紙を聴衆に示して、こう言いました。

はて?

聴衆は何も書かれていない一枚の紙を見つめながら、不思議な気持ちで僧侶の言葉に耳を傾けます。

もしあなたが詩人なら、この一枚の紙の中に、雲が浮かんでいるのを、はっきり見るでしょう。

なぜなら、雲がなければ、雨が降ることはありません。
雨がなければ、樹は育つことができません。
そして、樹がなければ、私たちは紙を作ることができません。

つまり、雲は紙が存在するためにはなくてはならないものです。もし雲がなければ、この一枚の紙は存在することができません。

だから、私にはこの紙の中に雲が見えるのです。

テレビで聞いた話もこの話でした。

私たち親も「詩人」にならなきゃあいけないんですね。

1枚の紙を見て他に何が見られるか、何を感じられるか?
1問の問題を見て他に何が見られるか、何を感じられるか?

「紙しか見えない」親が子供に教えれば、子供もたいてい紙しか感じられないでしょう。

だから「子供に応用力が・・・」と嘆くなら、それは全部ブーメランのように親に返ってくる話なのです。

小5のくらさんは報告ではこうコメントされていました。

親の解答時間 : 50-59秒
子供の解答時間 :50-59秒
計算問題が応用力につながっているのですね。

くらさんは「計算問題を見て応用力を感じた」、まさに「紙を見て雲が見える」というティク・ナット・ハンさんの話に通ずるところでしょう。

親が気付かなければ、そこに塾や先生などの外部の人が存在し、親が気付かない刺激や指摘を子供にしてくれることで子供は親が持つ視点以外のものを学んで親を越えていく。

あとはあなたのお子さんに誰がその視点を与えてくれるか?

親技ではその「誰が?」のところを「親でしょ!」と言っているわけですが、それは各家庭がそれぞれ決めたらいいことだし、外部の力も大いに使ったらいいですから。

もし「親の私が・・・」と思うなら、単なる丸付けおじさんや丸付けおばさんにならずに、今回やっていただいたように1問でもいいから親子で競争して一緒に解いてみることです。

それがすべて始まりだから。

今回442名応募参戦者中、タイムで
親が勝利 139名
子が勝利 147名
引き分け  51名
※その他は子供が低学年等で問題が解けないなどで不戦敗

これ見ると、子供、頑張ってますよねえ。子供って親に勝つって結構なモチベーションになりますよ。

勘違いしてほしくないのは、応用力をつけるのって楽しいことですからね。

お前ならコイツ、どう攻めちゃう?
やっぱこっちからでこうでしょ!
いやいや、それはクソ作戦だな!
ひでぇー!クソ作戦なんかじゃないよ!
じゃあ勝負するか!?
よーし!!

・・・・なんてね。

親が真剣勝負で負ける!なんてすばらしいことでしょう。

今回のレポートでいろいろ伝えたいことはありましたが、その1つは、応用力は応用問題や難しい問題をやることだけでつくのではなく、基本的な問題をやっても応用力がつく子供、もしくは家庭があることがわかるでしょう。

いや、むしろみんな難しいことやりすぎ!もっと基本の問題をきちんと、その本質を理解するべきだというのがストロングの考えです。

応用力って難しく考えないで、ラクしてミスが少なくなって速くできる!夢みたいな攻略法って考えたらいいですね。

タイガー山中のレポート「応用力を身につけるコツ」の問題提起が計算「だけ」の問題であるとならないことを切に願っています。

なお、復テ対策講座生の方、また中学受験コースの方へは、それぞれ専用ページで今回課題の5問の解答と通過時間を書いた模範解答をアップしましたので見てみてください。

復テ対策講座生の方は第4講座に、中学受験コースの方は応用編第3講座にアップしています。

考えてほしい点は「正解だった問題の解き方はベストだったか?」です。ぜひ模範解答と比べてみてください!

すでに解答を送ってくださった方にはのちほどタイガー山中のコメントをつけて返信します。もうしばらくお待ちください。

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