早速読んでいただいて私のバズーカ砲を受け止めていただきましょうか。
今年もすでに終盤、今年1年どうだったでしょうかね?
今回今年の反省と来年の前進を踏まえて、少し大きなテーマで話をしてみたいと思います。
反論が合っても全然かまいませんから、気楽に、じっくりと、読み進めて今いる「現在位置」を確認して下さいね!(^_^)
まず、このメルマガは、
成績がイイ子の親だけが知っている!新「勉強の常識」という題名からも想像できますように、子供の成績を上げることを目標に創刊以来、ずっとお話をしています。
しかも、「親の頑張り」で上げてやろう!という魂胆です(^_^)
つまり、ゴールは「成績アップ」ということです。
そして、スタート地点ですが、これは各家庭によって異なります。決してみんなが同じではありませんからね。
このスタート地点ですが、今いる「現在位置」なんて考えると、わかりやすいと思います。
「現在位置」を示す指標はいろいろとありますが、ここでは少し長いスパンで「子供」と「親」の現状と「現在位置」を考えます。
「子供」の現状のとらえ方として、例えば次の2つがありますね。
◆自分から勉強しない
◆自分から勉強する
一方の「親」のとらえ方としても、次の2つがあります。
◆子供の勉強に口出ししない
◆子供の勉強に口出しする
これらはあくまでも例えばという例であって、これ以外のとらえ方ももちろんあるし、いろいろなとらえ方をしたらいいんですよ。
ただここでは皆さんからもっともよく質問されるモノを基準に分類しいています。
さて、上記の親子のとらえ方をすると、「現在位置」は以下の4つに分類されます。
(1)自分から勉強しない=子供の勉強に口出ししない
(2)自分から勉強しない=子供の勉強に口出しする
(3)自分から勉強する=子供の勉強に口出ししない
(4)自分から勉強する=子供の勉強に口出しする
たとえば1番は「子供は自分から勉強しない」し、「親も子供の勉強に口出ししない」という分類になります。
みなさんは何番でしょうか?
この1年、また振り返ってこの2年間とかの期間で、お宅の状況はどんなふうに変わってきたでしょうか?
そういう視点で「何番から何番になった」とお考え下さい。
さて、ここで質問です!
(1)~(4)の中で、一番タチが悪いのはどれだと思いますか?
えっ、ピンときた?
(1)の〔子〕自分から勉強しない=〔親〕子供の勉強に口出ししないを選びました??
これを選ぶ方が多いでしょうね。
子供は自分から勉強しない、けど親も無関心。確かに、成績アップからほど遠いのは事実です。
でも、だからといってタチが悪いとは、ストロングは思いません。
だって、こういう親子は、概して幸せそうですから(^_^)
きっと、親にとっても勉強より優先するものがあり、子供もまたそうなのでしょう。そういう方は、決して「成績アップ」というゴールを目指しているわけではないでしょう。
となると、もともとが違うゴールに向って走っているわけですからタチが悪いとは言えないわけです。
ストロングが(1)よりも心配するのは(2)~(4)のうち、いったいどれでしょう?
ハイ、実は、
(3)〔子〕自分から勉強する=〔親〕子供の勉強に口出ししないなんです。
???ですか。
子供は勉強へのやる気があり、親は口出ししない。理想だと思う方も多くいるはずです。。
では、なぜ心配するのか?
それは、一生懸命がんばっても、成績が上がらないパターンがこの(3)だからです(>_<)
ゴールはちゃんと「成績アップ」を目指している。そして、実際に成績アップができている。それなら問題はありません。そうなってれば、今、子供もさらにノリノリになっているハズです。
しかし、(3)のパターンで成績アップが達成されていないならば、または、これまで成果を得られなかったということは、明らかに、
「勉強のやり方」に問題があるハズ
でも、その間違いを指摘してやるべき役割の親は、子供の勉強に口出ししない。この状態だと、子供の努力は報われないのです。そして、いずれは諦めてしまう。
頑張っても報われない!頑張ったら一番報われる勉強でそれが起これば、子供のモチベーションなんて・・・
ストロングが心配するのはそこなんです。第一、もったいない!
この状態の方は、すぐに
「(4)〔子〕自分から勉強する=〔親〕子供の勉強に口出しする」へ変更すべきです(とストロングは思います)。
えっ、本当に(3)ではいけないのかって!?
フフフ、いい質問ですね(^_^)
ストロングは、
(3)〔子〕自分から勉強する=〔親〕子供の勉強に口出ししない
の状態になるには、ステップがあると考えています。そのステップこそが、大切なのです。
もう、おわかりですね。
(2)自分から勉強しない=子供の勉強に口出しする
↓
(4)自分から勉強する=子供の勉強に口出しする
↓
(3)自分から勉強する=子供の勉強に口出ししない
こうやって書けばカンタンですが、ここに至るまでには長い長い道のり、時間があります。しかし、この道筋はちゃんと見えていないといけないし、知っていないといけない。
次回のテストが上がればいい!ただそれだけならば、単発的な話をするなら、手段なんてどうでもいいし、深く考える必要はないんです。
でも、子供のこれからの人生に思いを巡らせ、1つ1つステップアップしていく、目標に近づいていく、自分に自信を持って歩み続けていく・・・・
そんなイメージを持っているならば、ストロングが使っている言葉で言えば、
永続的に成績を上げていくためには必要な道筋があり、その王道は(2)→(4)→(3)だとストロングは思っているわけです。
「自分から勉強しない」から「自分から勉強する」にする。 そうやって(2)→(4)へ。
「子供の勉強に口出しする」から「子供の勉強に口出ししない」にする。そうやって(4)→(3)へ。
このステップで(3)に辿り着いてこそ、「成績アップ」には、理想なのです。多くの方は(2)→(4)へのステップのところにとどまっているはずですけどね。
そして、それぞれのステップで「子供をその気にさせる」テクニックが必要となります。これが、このメルマガで毎回紹介している「親技」なのです。
親が子供をその気にさせて、成果を出す。
そうすれば、気を良くしてもっと頑張る。
そうやって、ゴールである「成績アップ」が達成できるのです。
でも、不思議なことに今まで見てきた「成績がイイ子の親」には、
(4)〔子〕自分から勉強する=〔親〕子供の勉強に口出しする
で留まる方が多い・・・・ということも付け加えておきます。
いつも言うことですが、スポーツでも勉強でも、子供でも大人でも、誰かに追い込んでもらわないと、なかなか自分自身で追い込めないからです。
自分自身で追い込んでいるつもりでも、師匠や先生からみれば、もっといけるはず!に見える。
もう限界です!と思っても、そこに「怖い」師匠や先生や親がいることで、もう一歩追い込む。
この「もう一歩」追い込む作業をするために、
(4)〔子〕自分から勉強する=〔親〕子供の勉強に口出しする
にとどまる「成績がイイ子の親」も多いのです。
とはいっても、それは価値観の問題ですから、どう行くかはあなた次第。成績の推移は常に気にしている親も、2年前1年前から親子の勉強形態や役割がどんなふうに変化してきたかは無頓着な方も多い。
1年の終盤ですから、年を越すにあたって少しそんなことも考えてみたらいいですね。
自分の「現在位置」を確認して、どういう道筋を進もうとするのか?
くれぐれも現状を嘆いても、何も解決しません。「成績がイイ子の親」には、ステップがあるんですから!
あなたは1年前よりも少し進歩していますか?
[30点UP] メンバーさんからの報告
中2ママさん途中経過です。
前回は前期のテストが終わってのメールなので2か月ぶりくらいです。前回のメールでの助言は正直、きつかったです。
でも、「ああ、そうだった。息子のためにって塾入れたのも、親技やったのも姉ちゃんの時の事をベースにしていた。薄々、合わない気がしていたけど別にどうしようと思わなかった。」と気が付きました。
それから息子と話し合い、週2で行っていた塾を英語はやめ、数学は個別に切り替えてわからないところを教えてもらうようにしました。
英語は私がワークとノートをチェックするようにしました。そんな中、前期の成績表がきました。
数学は3でしたが到達度が70%と全科目の中で1番でした。そこは褒めることができました。
が、理科と技家で2がついてしました。
そんなものかと思っていたら未提出の大量の理科のプリントを発見しました。
夫婦で話し合い、「このままではダメだ、とにかく身の回りを片付ける習慣と物や時間の管理をしっかりさせよう」となりました。
部屋と机とカバンの中身を片付けてること、プリント類はきちんとナンバー通りに整理すること、朝は自分で起きること、提出物は必ず期限を守ることなどを夫婦で息子に叱りました。
それからは言われたことをきちんとし、自主的に課題なども勧めるようになりました。理科のプリントはいつの間にかひとつ評価が高くなって返ってくるようになりました。
今週、後期の中間がありますが、2週間前の発表の前に国語と英語の課題は終わりました。
数学はA問題を集中的にやり、発展はまだ手つかずですがほとんど終わっていました。
今までは課題をこなすことが精一杯でそれを終わらせたあとに数学、その他の教科をさらう感じでしたが、今回は私にも息子にも余裕がありました。
数学は1次関数と図形なんですが、図形の証明のところ以外はA問題をやりこめたと思います。
週2の塾通いから解放されたのも大きかったと思います。それがないぶん、どれだけ家で集中してできたかと思うと口惜しささえ感じます。
その前に息子は学習面ばかりでなく、生活面をもっとしっかりさせるべきでした。穴の開いたバケツで水をすくっていたのですね。それは成果も出ないのは当たり前だったのでしょうね。
またテストの結果がでたらご報告いたします。
勉強をするってことは学ぶってことですから、その態度や姿勢はものすごく重要になります。
態度は悪いけど、成績がイイなんてことは、ちっともよくないことです。
学び続けて、伸び続けるためには、それにふさわしい態度と姿勢が必要です。それを飛び越えて成績がイイを獲得するのは「次がない」ことを知りましょう。
1つ1つです。