こんにちは、ストロング宮迫です。

最近あまり言われなくなった気がするけれど、今日は月の最終金曜日だからプレミアムフライデー、略称はプレ金です。

これって今はやってないの?

プレ金であろうがなかろうが、もちろん親子で勉強して過ごすって!?

Oh,Yeah!まさに「プレミアム」ですなあ。

ちなみに、経済産業省によれば、プレミアムフライデーとは

個人が幸せや楽しさを感じられる体験(買物や家族との外食、観光等)や、そのための時間の創出を促すことで、

(1) 充実感・満足感を実感できる生活スタイルの変革への機会になる
(2) 地域等のコミュニティ機能強化や一体感の醸成につながる
(3)(単なる安売りではなく)デフレ的傾向を変えていくきっかけとなる

といった効果につなげていく取組

だそうです。

なんでもやってみようっていう取り組みにボクはケチをつけるつもりはありません。

ただ少し心配なのは、2つあって、子供たちは「Premium Friday」ってチャンと書けるんだろうか?(*_*)ってこと、

もう1つは、2002年度から本格的に導入された「学校の週5日制」は「学校中心主義からの脱却」だったわけですが、当初の趣旨と比べてどうなったかという点です。

当初の「学校の週5日制」の目標である「みんなで子どもの未来」を果たしてボクたちは「はぐくんで」きたでしょうかね。

「子供の未来」は、この10数年余りの間、それ以前よりも「はぐくまれて」きたのかどうか。

思いはそれぞれでしょうが、たぶん当初の趣旨から思えば、ずいぶんと遠くに来たんじゃなかろうか。きっとプレミアムフライデーも、どんどん推進されるけれど、たぶん当初の趣旨からは、いずれずいぶん遠いところに行くことになるような気がします。

あなたが「そこに行きたかった」のであれば問題はないけれど、あとで「そういうつもりはなかった」ってならないようにしないといけないですな。

まあ、「子供の未来がはぐくまれる」ならば、別にどっちでもいいんですけどね( ゚Д゚)

ひとまずはボクは「本日のなにげないPremium Day」を「幸せや楽しさを感じられる体験」にすべく、全力でかかろうと思います。

あなたに「プレミアムな日」が月末の金曜日だけに訪れるのではなく、「毎日がPremium Day」となるよう祈っています。

さて、本日はどうしても読んでいただきたい方の入試回顧を紹介します。

とてもイイ受験をされたと思うし、心から祝福したいと強く感じた方からのメールでしたので、皆さんにシェアしたいと思います。

どう思うかは、あなた次第です!どうぞ!

小6 かみかくしさん

ストロング宮迫先生・タイガー山中先生、こんにちは。いつもお世話になっております。

昨年、ひとり親家庭における中学受験の心構えなどについて、メルマガにてアドバイスをいただきました者です。

その節は親身になってお応えいただきまして、本当にありがとうございました。心強いお言葉をいただき、とても励みになりました。

にもかかわらず、なかなかPCと向き合う時間が取れず、こんなにもお礼が遅くなり申し訳ございません。

子供の進学先が決まり、やっと落ち着いてメールが書けるようになりました。

子供は5年生から▲▲中学への進学を熱望し、塾のある日もない日も、熱がある日も、手を骨折をしている時も、毎日一緒に休まずに勉強してきました。

以前のメールにも書かせていただきましたが、4年生の頃は私と口喧嘩になることも多く、深夜まで子供と話し合いになるようなこともあり、私も相談できる相手もおらず、こんな調子で本当に受験なんてできるのだろうか、私の対応が間違っているのでは、と悩んだこともありました。

そんな中で、ストロング先生のメルマガやご著書に出会い、もう一度子育てや自分の人生観、子供にどう生きてほしいのか、子供に伝えたいことは何なのか等々、真剣に考える機会をいただきました。

子供と必死で受験勉強をしていく中で、もちろん志望校に合格できるように持っていくことが目標であり、毎日歯を食いしばって頑張っている子供の成績は絶対にあげなければいけない、という重圧で本当に息が苦しいくらいの日々だったのですが、苦しさの中でも子供が輝きを失わず、私も子供を見失わずにすんだのは、週に2回届くストロング先生からのメルマガのおかげだったと思います。

子供と、覚悟を持って真剣に向き合う。今日の子供をちゃんと見る。

ストロング先生に、育児の基本姿勢をいつも思い出させていただきました。本当にありがとうございます。

塾の先生には

「できる子は自分で勉強するもの」

「テキストに、お母さんの書き込みがこんなにある子は初めて」

「合宿に自作のテキストを持ってきた子は初めて」等と、

4年生の頃は苦笑されることも多かったのですが、5年生の夏から偏差値も65を切ることがなくなると、「個別のテキストはどうしますか? お母さん作でいきますか?」と真面目に聞いていただけるようになりました(笑)

塾の先生との距離感やお付き合いの仕方も、ストロング先生からご伝授いただき、おかげさまで大変良好に進めることができました。

塾のない日でも、質問したいことがあると先生のいらっしゃる教室まで追いかけて行くようなこともあったのですが、一度も嫌なお顔はされず、とてもよくしていただきました。

本当に、周りの方々に恵まれた受験生活だったと思います。

子供は、第一志望の▲▲中学には合格をいただけませんでした。

あんなに呆然とした顔の子供を見たのは初めてだったと思います。

「ない・・・」と言ったきり、何も言葉はなく・・・顔を見ると静かに涙を流していました。

私も周囲の音が消えたように感じ、気付くと泣きながらただ子供の手を強く握りしめていました。

「残念」「悲しい」「悔しい」などという感情は全く湧いてこず、ただただ「ない」という気持ちとも言えないような気持ちだけでした。

子供と二人で黙って坂を下り、電車に乗り込み・・・家へと帰る道中、掛ける言葉に迷う私に、子供が唐突に「よしっ、切り替えた!◎◎中学で頑張る。◎◎中学で一番目指すよ!」と。

決して、出木杉君のような子供ではないのです。あーだこーだと小うるさい子供なのです。

「あんなに頑張ったのになんで・・・」とか、「今までやってきたことは無駄だったんだ・・・」とか、言ってもおかしくないような子供なのです。

かなり無理をしていたと思います。

でも、憧れ続けた学校から不合格をいただいても、まだ無理をできる力が残っていたこと、これまで努力してきた自分を全く否定しなかったこと、私は我が子ながら誇らしく思いました。

ストロング先生のメルマガにあった親からの合格証書に感動し、私も▲▲中学入試の前夜に子供に手書きの合格証書を渡しました。

合格することが子供の使命ではない、という言葉が私の身に沁み、2/1までの過程を死に物狂いで親子で走り、泣き、笑い、苦しみ、楽しみました。

結果だけを求めてこなかったこと、それが不合格になっても子供が自信を失わなかったことにつながったと思います。

ストロング先生、いつも大切なことに気付かせて下さりありがとうございます。

分かっているのに、受験の荒波の中でグルグルと回るうちに忘れてしまうこと、何度も思い出させていただきました。

先日、子供がこれから6年間お世話になることになった◎◎中学の招集日がありました。

帰り道、「僕が受かった陰には、行きたくても不合格だった子がいるんだよね。だから絶対頑張らないとね!」と吹っ切れた子供の言葉がありました。

生活がガラリと変わり、想像以上に大変だった受験生活ですが、親も子も得たものは大きかったと思います。

今は、中学生活に向けて親子で数学と英語に取り組んでいます。私は英語が苦手なので、この機会に一緒に一から勉強してみようと思っています。

これからも、しっかりと子供を見ていこうと思います。

ストロング先生、私たちの受験生活を支えていただき、本当にありがとうございました。

大変遅くなってしまいましたが、お礼とご報告のメールをさせていただきました。長文で申し訳ございません。

先生、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。お忙しいことと思いますが、くれぐれもお体ご自愛ください。ありがとうございました。

前の相談の時も書きましたが、もう1回書いておくと、成績がイイ子のお母さんだから、うまいこと、ボクやタイガー山中を立ててくれていますが、残念ながら、ボクやタイガー山中は何の役にも立てなかったし、なにもできなかった・・・

ただただ「かみかくしさん」が

子供と、覚悟を持って真剣に向き合う。今日の子供をちゃんと見る。

を「本当に息が苦しいくらいの日々」でも、やり遂げた、それだけです。

すばらしいし、すごいし、誰もができないことをきちんとやり遂げた。

時間もなかったと思うし、忙しかったでしょうが、許された時間の中で「こんな調子で本当に受験なんてできるのだろうか、私の対応が間違っているのでは?」とずっと自らに問い続けた結果は、子供の受験後の振る舞いで出ていたとは言えないでしょうか。

それでも熱望した第一志望校の夢は叶わなかった。

なんて残酷なんだ!入試は!

今年もたくさんの入試報告をいただいておりますが、あれほど頑張ってきたのに「なにゆえ入試という制度はそれを見てくれないのか?」と思う話がいっぱいある。

だからね、ボクは全国のあちこちに行って、そんな子供たちの耳元で叫んであげたい気分なんです。

キミはさ、勝負に勝って、試合に負けただけだ!ってね。

彼ら彼女らがこれから臥薪嘗胆して、みなさんのお子さんのライバルとして、3年後、6年後に隣の机に座っていることでしょう。ゆめゆめ油断するなかれ。

彼ら彼女らはすでに走り出しています。走ってるっていっても「月末の金曜日だけ」に走ってるんじゃないよ。

代り映えのしない日常の中で「幸せや楽しさを感じられる体験」を勉強だけじゃなく、部活や習い事やその他の活動の中で見つけ、積み重ね、勤しんで「オレ、イケてるでぇー」で毎日毎日毎日毎日走ってる。

まさに「Premium EveryDay」だ!

間違ってはいけないのが「Premium Dayがありそうな場所」に向かって走るんじゃないってこと。

走ってることが、走れていることがPremium Dayになるから、すごいんであってね。

[Something given as a prize]としての「Premium」じゃなく、平凡な毎日を走ることで自分でPremium Dayにするんだ!

周りの世界は変わりはしないが、自分が見える世界を変えるんだ!

曜日や時間や場所はPremiumにはなりえない。何曜日でも、何時でも、どこでも、「今日という名のクソッタレな日」を子供たちが自分でPremiumにしていく!親はそれを手伝うのみ!

そうするためには小さな勝利がいる。小さな勝利の積み重ね。

だから、ここでの[Premium]の意味は、[Something given as a prize]ではなく、[Go for a prize]でいきたい。

個人が幸せや楽しさを感じられる体験、それをたとえば「買物や家族との外食、観光等」としてたら、毎月の月末金曜日にしかできないけれど、それは日々のやるべきことでも、可能なんじゃないか。難しいけれどそれを目指すべきなんじゃないか。

Prizeは与えてくれなくても、獲りに行く!毎日ね。ときには獲れない日もあるけどね。

それをやってこられた方が「かみかくしさん」だったってわけです。

こうしたあなたのライバルは、あなたのお子さんの3年後、6年後のライバルとしては相当手ごわい相手になるってことを頭に入れておいてください。

毎日走ってるから、1年くらいじゃ、全然追いつかない場所にすぐに行っちゃうからね。

負けてられないよ!

さあ、いくぞ、Go for a prize!Premium EveryDay!

中学受験コース

中学受験では、どういう偏差値の学校を目指すにしろ、少なくとも大きな峠を最低限3つは越えなければなりません。

対象:中学受験を目指す親

・「基本の峠」の越え方
・「応用の峠」の越え方
・「発展の峠」の越え方

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