こんにちは、ストロング宮迫です。
安全保障関連法案に関して全国各地でデモが起こっているとテレビで映像を見ました。また、そのデモの集会では「激しい言葉」が飛び交っているというニュースはネットで見ました。
※この毎日親技は2015年9月7日に配信したものです
どっかの大学教授が「暴力をするわけにはいかないが」と一応断った上で「安倍に言いたい。お前は人間じゃない。たたき斬ってやる」と叫んだらしい。
勇ましいねえ。
安全保障関連法案に関しては賛成でも反対でもどっちでもかまわない。ただ1点だけ、先日も、また1年前にもここで書いたマザー・テレサが言ったとされる「反戦集会には行かないけれど、平和集会には行く」のその意味をこれを機会にもう1回考えたらイイですね。
考えるのはあなたではなく、子供がですよ。子供はこれを聞いてどういう反応をするんだろう?
これも大事だとボクは思うのでまた引用するけれど・・・
今回のデモがどうだったかはわからないけれど「平和主義者は闘士」になりうるし、「自由擁護の闘争者は暴君」になりうる。
つい叫んだり、思いっきり喚いたり、ちょびアジったりしてたら、平和主義者は闘士に、そして暴君になる。
まるで求めていなかったまったく反対の性質のものになりうる。
勉強でいえば、教育熱心が暴力クソババアになりうるってことです。「もっと多く」は「物足りない」になるのですから。
件の教授の「お前は人間じゃない。たたき斬ってやる」なんかはきっと周りの熱情に押し出される形で、普段は小心者の教授がついうっかり「英雄気取り」で言ってしまったんだと思います。
こういう人は押し出される形で責任者になっても、たとえばデモの責任者になっても、あとではまるで責任を取らないから要注意です。それは戦前の歴史でもうさんざんあったことだからね。
過激なことを言って盛り上ったら、もっと過激なことを言いたくなっちゃうのよ、人は。ウケたら、さらに激しくなっちゃうの。
でも、良い子の子供たちは小さい頃から学ばねばなりません。言葉は一人歩きするから要注意だよって。等身大の自分から離れて自分の手に負えなくなっちゃうからね。
これはこの前ツイッターにも紹介したけれど、
【いつでもね、言葉遣いとか礼儀とかが身を助けてくれる。・・・やっぱり挨拶がいちばん大切なんですよ。挨拶って身を守る鎧だからね。百瀬博教】
百瀬博教 ON STAGE!!
http://t.co/XC56FYHyFW pic.twitter.com/YRTZqrdDE3
— ストロング@親技.com (@strong5050) 2015, 8月 31
ボクはこの百瀬博教さんのお話が大好きです。
いつでもね、言葉遣いとか礼儀とかが身を助けてくれる。
「どうもすいませんでした」って頭を下げれば済むことが「おう、いつでもやってやるぜ!」みたいになっちゃったらさ、殺られちゃいますよね。
相手の言葉にカッときて、殺りたくもないのに殺っちゃったっていうヤツには、刑務所でいっぱい会ってるわけですよ。
そういう人たちに暴力をふるわせない言葉。それはやっぱり挨拶がいちばん大切なんですよ。挨拶って身を守る鎧だからね。
だから、良い子の皆さんは、つい押し出されて「お前は人間じゃない。たたき斬ってやる」なんてできるだけ言わないようにしましょう。
まあ、そう思うときはしょっちゅうあるけどね、でも集会やワッショイワッショイってなっているところで言わないの。二十歳までにそれが身についたらいいですね。
今、2度目の決算発表延期という異例の事態に追い込まれている東芝でも、「お祭り野郎」がオラオラって言っている会議の録音が雑誌に出ていました。
・・・・スピーカーからの音声がひび割れるほどの大声で罵倒する上司。怒鳴り声の合間には、ドンドンと激しく資料で机を叩く音も録音されている。
上司:「全然話になってないって。何人(部下を)出して、いくら稼いでいくらになる。残りの7000万はこうやって出します。そういうのを出してこいよ。それが施策でしょ。(カンパニー社長が出席する)会議でテーマ(施策)はあります、(チャレンジ目標の達成は)できますと言ったでしょ」
こわーい。
この記事を読むとわかるけれど、怒ってる上司が次第に激昂していく様子がよくわかる。
親の皆さんもそういうことあるでしょ?
怒ってたら、その怒っている状態からさらにヒートアップするってことが。振り上げた拳が自分の知らない間にどんどん上に上がっちゃうってやつです。
ボクもあります。だからね、お互い気をつけましょうねって言っているんです。
カッとなるのはいいんだけれど、カッとなって「言う言葉」が問題なんですよね。
でも、その出てくる言葉も普段考えていることが出てしまうののです。
先の物騒な百瀬さんの話でピンとこないなら、マザー・テレサの言葉でどうでしょうか。
中小企業のお父さんを支えてきたマザーテレサの言葉「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから」かくて今日の運命を迎えています
— 村西とおる (@Muranishi_Toru) 2015, 3月 23
今日迎えている運命は、自分が作ってきたもの。
最初は「思考」で、その考えていることが「言葉」になって出てきて、言う言葉が「行動」になってしまい「習慣」で定着して、「性格」になる。
性格って先天的なものもあるんだろうけれど、育った環境や付き合う人やそばにいる人によって「創られる」ものの比率も結構あるんじゃないか。
今の子供たちは普通に「死ね」って言葉をよく使うけれど、それが出てくるってことは「思考」の中にあるのかもしれない。いや、もう「死ね」は習慣になっているのかも。
であれば、このあとは「死ね」と平気でいえる「性格」になり、「運命」になる。その運命は自分が抗っているつもりでも、その気がなくても
「どうもすいませんでした」って頭を下げれば済むことが「おう、いつでもやってやるぜ!」みたいになっちゃったらさ、殺られちゃいますよね。
相手の言葉にカッときて、殺りたくもないのに殺っちゃったっていうヤツには、刑務所でいっぱい会ってるわけですよ。
に、ならざるを得ない。
百瀬博教さんがいう話は現代の「普通の子供」に、そう、つまりあなたの子供の間近に迫っているのかもしれませんよ。
勉強も大事です。
でも勉強と言葉遣い、どっちかに1つ「子供ために選べ」っていう究極の選択だったら、あなたはどっちを選びます?
勉強ですか? 言葉遣いですか?
いつでもね、言葉遣いとか礼儀とかが身を助けてくれる。挨拶って身を守る鎧だからね。
ちなみに成績がイイ子、何でも吸収して伸び続けていく子供はやっぱり言葉遣いもいいし、礼儀もちゃんとしているものです。
なんでかわかりますよね?
言葉遣いとか礼儀がちゃんとしていると、まず褒められるし、かわいがってもらえるし、ひいきしてもらえるし、丁寧に教えてくれるし、その他もろもろ得することが多いものです。
まさに「身を守る鎧」になる。
で、すごく損をしている子もいて、それは人懐っこい子なんだけど、言葉遣いとか礼儀がちゃんとできない子なんですよ。
せっかくイイものを持っているのに言葉遣いとか礼儀がちゃんとできないからはじき飛ばされる。はじき飛ばされた原因がわからないんですよ、こういう子は。
だから子供ははじき飛ばした相手を恨む。恨むから言葉が汚くなる。汚くなるから「行動」⇒「習慣」⇒「性格」に進んでしまう。
どこかで、誰かに注意してもらって、その進みを修正するか、変更しないといけない。言葉遣いとか礼儀がちゃんとしていて、人懐っこかったら、その「人懐っこさ」は社会で生きていく上で武器になるから。
それでいうと、究極の選択なら、やっぱり勉強より言葉遣いが優先ですな。
言葉遣いとか礼儀なしに、その上に築く勉強はもろくて崩れやすく、あっというまにやってきたことが無になるから。
ちゃんと石段は積み上げていかないと石垣は組めない。2段目までは何とか組めても、それ以上は積み上がらない。
やってもやっても勉強がダメなんですって場合は、1回そこを考えてみるべきかもしれませんよ。
ザルに水をいくら汲んでも、水は貯まらないですから。
中3 YAMATOさん
テスト名:休み明け実力テスト
点数報告:
数学57点→82点
英語69点→84点
順位82位→32位ワーーイ、1学期の期末試験からかなり上がりました。
私が焦ってあれこれやらせようとしたりして子どもとぶつかったり。途中であきらめかかったり。数日見なかったり。
いつもはそこで投げっぱなしにするのですが、この夏休みは意地になってやって。
前回よりも良い結果が出ると雰囲気もよくなりますね。テスト前によくなればいいのですが、結果が出るまではどんよりしたムードでした。
上がって喜びはしたものの、ちょいミスも多く、数英で合わせて10点以上落としていたので、取れていれば順位はもっとというのは欲張りすぎですね。
肩の荷が重すぎて疲れがどっと出ました。
中3という事もあり、夏に頑張った甲斐がありました。ありがとうございます。数英は今までで一番良い点です。
ストロング先生に言われて1つ上の学年のお子さんの昨年の実力テストを手に入れられたのもよかったです。
これから内申にかかわる重要な2学期の中間期末もこの調子でやっていきます。
親カツ8・9号の実践テクニックはまだできていませんが、後悔しない受験になるよう、伴走していきます。
これからさらに高得点の定着を目指して受験までがんばります。
高校受験の方にはぜひ昨年や一昨年のテストを手に入れてほしいと思います。
特に実力テストは前年のテストを見て、どういう感じで問題が出ているのかを知るだけでも、広く浅く聞かれる実力テスト対策の勉強になります。
問題を見れば、なにに重点を置いてやるかも割と明確になりますしね。
これだけ点数が上がったのは、ただテスト対策をやっただけではなく、中1・中2の復習も相当やったはずです。
基礎なくしてドカーンと上がりませんから。中3にとっては2学期の学習内容は入試でも最重要単元です。
夏休みにこれまでの復習がしっかりできた人はこれからは日々の勉強をしっかりやることが入試対策になります。