早速今回の相談を読んでいただいて私のバズーカ砲を受け止めていただきましょうか。
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中3 リエさん

毎回ぷっ♪っとおもしろく、時には目からうろこがぼろぼろとなりながら読ませて頂いております。今回はご相談がありメールをさせて頂いております。

長男が、受験を控えております。どう考えても今のままの成績では志望校の合格は望めない?と母親の私は思っております。

塾も家庭教師もやめてしまい、でも本人は「絶対合格する!!」「自分の力でやる!!」と言葉は立派なのですが、毎日勉強している様子もなく、そのとおりのテスト結果が返ってきます。

まだまだ本気のエンジンがかかってないようです。

最近は授業も真剣に聞いているようですが、いかんせん1・2年を遊びすぎたため積み上げの英語・数学が苦手で今の授業に付いてきておりません。

いろいろな教材がある中どれを選んだらよいのか悩んでおります。「今からこれをやってください!!」というものをお教え頂ければありがたく思います。

来春、中学に進む弟もおり、もう少し親も子供もリラックスした状態で(ストレスなく・・・・)日々の勉強ができればとも思っております。

まず、最初にハッキリ申し上げますと、

お子さんは、志望校合格には厳しい状況であるということ。

このことは、親であるリエさん自身もお気づきになっていることですから、驚きはしないでしょう。いや、もしかしたら、そうは言ってもストロングは「大丈夫ですよ」と言ってくれるのではないかと期待されていたかも・・・

ただこういう状況になっているお子さんはたくさんいるんですね。なので、あえて率直に申し上げました。どうぞお許しを。

こういう状況とは、

「絶対合格する!!」「自分の力でやる!!」と言葉は立派なのですが、毎日勉強している様子もなく

という状況です。

つまり、「言葉」と「行動」が伴わないわけですね。これって、子供時代のストロングそっくりです(>_<)

ヒジョーにタチが悪い。そして、志望校合格を達成できないのが、このタイプ。

まあ、ここまでは想像できると思います。でも、話はまだ続きがあります。問題はここからです。

不合格になってしまうことは子供たちにとってみれば、とてもショックなことです。しかし、このタイプの子はあまり凹んだりしません

そして、同じ失敗を繰り返すのです(◎_◎)

どうですか? 今春の受験について心配なのは十分承知しているのですが、さらに続いて心配しなければならないことがあるってことなんです。

親としては、ゾッする話かもしれません。いや、ストロングの言うことが信じれないかもしれません。でも、ストロング自身がそうでしたので、よくわかるのです(>_<)

親の方に知っておいてほしいのは、

失敗をしても、反省せずに同じ失敗を繰り返す子だっているということ。

もちろん、何かのキッカケで気付けば、話は変わります。でも、それはいつになるかはわかりません。事実、ストロングがそのことに気づいたのは大学受験が終わってずいぶん経ってでしたから。ストロングの場合は、かなり遅すぎると思いますが・・・・

そして、もう1つ親が知っておくべきことがあります。

親は、キッカケを与えることができるということ。

よく、「うちの子は親の言うことに聞く耳をもたいない」と聞きますが、それは「これまで言うことを聞かせるチャンスを逃してきた」ということに他なりません。そして、この状況は、学年が上がるにつれて、だんだん悪くなります。

リエさんの場合、親の自分はダメだとわかってるが、子供が自覚しないというのが悩みだと思いますが、子供はそんなものです。ある意味では、よくある普通の状態なのです。

問題なのは、親がダメだとわかっていることを子供に伝えられていないことなのです。

「今の勉強では、今度のテストは良くないハズ」そう思えば、お子さんにテスト前にあらかじめ宣言してやるのです。

そして、本当にテストが悪かった。その場合、得意げに「それ、見ろ!」なんて言う必要はありません。あくまで、親は子供の味方なのですからね。

なので、あらかじめ宣言するときに、「もし、お母さんの言う通りになれば、入試も今の勉強のやり方では難しいということよ」と付け加えておくことです。

そして、残念ながら、親の予言が当たってしまったときには、すぐに勉強のやり方の見直しをします。見直しをするキッカケになることを子供との会話に仕込んでおくのです。

つまり、子供と賭けをするわけですね。しかも、賭けに勝つことはわかっているわけですから、予め「親のオススメする勉強の方法」を賭けておいたらいいですね。

そうやって、方向修正を狙っていくのです。

これが、ストロングの考える「キッカケを与える」ということです。リエさんは、早急にここから手をつけるべきですね。

最後に、問題集についてですが、お子さんのレベルもわからないですし、なんとも申し上げられません。ただ、入試の迫った中3の今の時期でしたら、問題集選びのポイントは2つあります。

1つめは、1ヶ月程度で全部できる量の問題集を選ぶことです。場合によっては、単元に分けてやっても構いません。

2つめ、「6割、2割、2割」を目安に問題集を選びます。

お子さんにとって、

6割の問題は、既に解けるレベルであること。
2割の問題は、少し時間をかけて解くレベルであること。
2割の問題は、誰かに習わないとできないレベルであること。

これを1ヶ月で仕上げるのです。お子さんの状況によって、この割合がうまく当てはまらない場合もあるでしょうが、少なくとも、誰かに習わないとできないレベルの問題の割合が2割以上にならない問題集を選ぶことです。

一言でいえば、難しい問題集をやらない、基本をやるということですね。ぜひ一度本屋さんでお子さんの今の状況を頭に入れた上で、見てみてください。

受験生にとって、これから大変な時期です。子供たちには、悔いの残らない受験であって欲しい!

そして、親のみなさんには、もっと先も見据えて、今春の受験が次につながる受験になるようにして欲しい!このように、ストロングは願っています。
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うれしい報告

[復テ対策] メンバーさんからの報告

小5 女王の教室さん

ストロングさん、いつもポジティブでご丁寧なアドバイスありがとうございます。久々の嬉しい報告です。

模試が一昨日ありましたが、偏差値62と60台に復帰出来ました。半年間の偏差値50を何回か切った低迷を抜けて。色々半年間の試行錯誤がありましたが、この夏が勝負と思い取り組みました。

その中で良かったアドバイスやポイントは、

・夏に弱点補強をする大事さ

・イケドン法は、繰り返ししやすさに有り

・子供との約束

です。

最大の弱点は、字がきたなく数字が読みづらくポカミスが多い、計算間違いも多い、しかも一桁の足し算で。スピードを気にしすぎて早くやることばっかりやって、多くのミスの連発でした。

勉強以前の話と腹をくくりました。

まずタイマーで測るのは封印しました。ゆっくりとしかしミスなくやるように誘導しましたが、一ヶ月以上かかり、ミスが減ったのはこの最近です。

計算力も重要なのでiPAD上の一桁足し算や、二桁x一桁掛算暗算をどちらがミスしないか競って毎日やり、また夏季講習の計算問題も毎朝一緒に競ってやりました。こんな基礎からでしたが効果てきめんです。

また、算数と理科は、弱点単元を10位過去のテストデータから識別し、ストロングさんのノルマ式により私がいる土日や夏休み中に取り組みました。この時大変役立ったのが過去のイケドンシートです。お陰様ですべて体系的に弱点補強出来ました。

何より重要なのが子供との約束です。

まず私が「早く」と言ったり怒鳴ったら罰金を払うことを約束しました。また子供が反抗的になることが多過ぎるので、親は先生だと思って逆らわない、勉強を見てもらう場合は、当たり前と思わず丁寧語で頼むこととしました。

テレビの録画の女王の教室も見せながら、、、、。ここまで来るのに夏休み中には色々家庭内事件もあったのですが。

途中でストロングさんにさらに相談したいこともあったのですが、そばで見ている親が一番わかっているはずとも思い、子供と決めた決まりと目標で取り組みました。

感触としては、今までとは違う息子の変貌の様子です。

計算ミスも減り、字も丁寧になり、その結果のいい成績でした。しかも余裕が出たせいか他のポカミス対策も自分で認識してできるようになり驚きです。

何より夏にほとんど遊ばず取り組んだ息子の頑張りの成果です。人より努力するしかないとの説明に納得して。

でももう一回いい成績を出すまでは安心しません。イケドンのタイマーも様子を見ながら復帰します。 今後さらなる向上を家族で考えて取り組みます。私の教え方含めて。本当にいつもメルマガ含めて感謝一杯です!

2回連続で成果が出れば本物と親技では言っています。

「勉強以前の話と腹をくく」ってやったことが結果的には生きてきたってことでしょう。みんな勉強以前の問題を抱えているのに「勉強勉強」とか「テストが模試が・・」と言い続けています。

でも、勉強以前の問題を抱えたまま勉強しても成果はない。これはハッキリしています。

もし仮に勉強以前の問題を抱えたままテストでイイ点数なんか取ったりできたら最悪です。だって結果が出たらそれでいいと思うだろうし、もう後戻りして正しくて行くことが難しくなりますから。そうした一時的な結果は身を滅ぼすもとになります。

良い過程で良い結果を!が親技が目指すべきところですから。

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