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こんにちは、ストロング宮迫です。

この前、目の前で繰り広げられたことを語る前に記事2つ読んでいただきましょうか。

1つめはこれ。

ジョブズは子供にiPad使わせなかった?その理由

アップルの創業者、故スティーブ・ジョブズが漏らした一言がいまになってニューヨーク・タイムズで紹介され、SNSなどで次々とシェアされている。

曰く、「子どもたちにはiPadを使わせてない。デジタル機器使用はかなり制限してるんだ」

反応は、「わが意を得たり!」「あれだけ売りつけておいて何をいまさら」などさまざまだが、同紙によれば、IT業界の親ほど自分の子どものIT機器利用に厳しいという。

なぜか。記事中で「ワイヤード」元編集長、クリス・アンダーソンは「職業柄、IT漬けで危険領域に入った人間を間近に見る機会が多いから」と述べる。

例えば、「高校生になるまでスマホ禁止で、インターネットは見せない」はこの業界の親の間ではごく一般的。

時間制限も当然で、あるITアナリストの家庭では「月~金は完全禁止。ただし学校でコンピューターを使うようになる10歳以降は宿題用に時間を増やす」。

親の目の届くリビングルームでの使用に限るケースも多く、前出のアンダーソンは「子ども部屋には(ゲームやPCなど)ディスプレーのある機器は一切置かせない」。後悔する発言をネットに残してほしくないとSNSを禁止する親もいるという。

容認派もいるが、「絶対禁止にすると反動が怖いのでリビングでならば何時間でもやらせる」「ビデオ制作やプログラミングなどクリエーティブな遊びならいくらでも可」など、「無制限」ではない。

※AERA 2014年10月13日号より抜粋

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※この毎日親技は2014年10月27日に配信したものです

まあ、ボクたちが自分の子供に勉強をさせるときに他の親よりも慎重に行うのと同じですよね。喜びもおもしろさも知っている代わりに、怖さも厳しさもわかっているわけだから。

総じて自分の生きている領域について子供に示す場合は慎重になり、考えてから行うというもんでしょう。

もう1つの記事は総務省平成26年度青少年のインターネット・リテラシー指標等の結果を受けての記事です。

「青少年のインターネット・リテラシー指標」とは、総務省がインターネット上の危険・脅威に対応するための能力とその現状を可視化するため、これらの能力を数値化するテストを開発し、協力を得られた学校等において、そのテストを行った結果を示したもの。

主に

◆インターネット上の違法コンテンツ、有害コンテンツに適切に対処できる能力

◆インターネット上で適切にコミュニケーションできる能力

◆プライバシー保護や適切なセキュリティ対策ができる能力

などを可視化する指標ですな。

永江一石のITマーケティング日記
長時間ネットやる子はネットリテラシーが低いという総務省調査がオモシロス


インターネットの利用時間(平日)については、1時間~2時間利用する青少年が相対的に正答率か高い。長時間利用するにつれ、概ね正答率が低くなっていく傾向がある。

ということです。長時間ネットばかりやっているとリテラシーは上がりそうなものだがそうじゃないのだ。

長時間スマホばっかりいじってる子はフィルタリングや違法コンテンツの認知が低く、ネットのコミュニケーション力も低く、セキュリティの意識も低くなる。

わたくし思うに、スマホ化がここまで進むと(ネットに接続するのは80.1%がスマートフォンを一番使うという結果)、いつも言ってるようにスマホは自分の欲しい情報やサービスにピンポイントにいくものだから、ほかの情報は目に入らなくなる。ゲームばっかりやっていたり、1日LINEやってたり、FC2で無修正エロ動画見まくっていたりする子たちは、当たり前ですがリテラシーが低くなるのです。

すなわち馬鹿一直線!!

1日1~2時間くらいが適切。

アンケート内容はほかにもいろいろあって、家庭でのルールがしっかり出来ている子ほどセキュリティを理解し、リテラシーが高いという傾向もはっきり出てます。概ね、女子の方が男子よりリテラシーが高く、特に差がはっきりとでるのがネット上のコミュニケーション能力です。


・・・つまり長時間毎日スマホでネットばかりやってる男子はリテラシーが低くてコミニュケーション能力が低くなっていくということですな。えっと、わたしが適当に言ってるのじゃありません。総務省の調査データからの推測です。

そんなわけで年頃のお子さんのいる皆さまにおきましては、この調査データを元に家庭内のネットについてのルール決めをきちんと行いましょう。

でもそんなことできる親ばかりじゃ無いので二極分化していくわけですが・・。

無知は罪です。そして無知と貧困は世代を超えて引き継がれるのです・・・。

永江一石さんがここに書いていらっしゃるようにまさに家庭内のルールは決めても子供は一切無視してスルーする家庭もいっぱいあって、すでに「二極化」しているというのが現状ですね。

ここでは夏に二極化した海水浴場のことを書いたのを覚えています?
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どういうルールがあるのか、そのルールは守られているか、それによって集う人の客層も変わってくる。

当然ですよね。求められることやそのレベルが違うんだから。

スマホを扱う子供たちの間でも「逗子の海水浴場VS鎌倉由比ヶ浜」と同じ現象が思う起こっているってことですよね。

親である自分は「逗子や江の島」派なんだけど、子供は鎌倉由比ヶ浜に行っちゃってるという方も実は多いのかもしれない。

でも、たとえばルールっていうのは守って、または守らせて意味が出てくるわけですが、たとえば親が仕事で家にいないということで、作ったルールは形骸化して「なかった」ことになっている家庭も多いですね。

そうなれば、現象としては、親は「逗子や江の島」派でも、子供は鎌倉由比ヶ浜に行くってことも起こるでしょう。

ただ以前ここで書いたように子供に関して言えば、「お前がちゃんとしさえすれば解決する」という視点では1ミリも前に進まず、逆に問題は悪化するばかりです。

そこに「自分の何が悪かったのか」「自分の何がいけなかったのか」という視点が加わってはじめて子供を見る目が変わります。

「こんなに一生懸命働いてできる限り苦労はさせずに可能な限り習い事だってさせているのに。私は頑張っているのに」という親に救済の日差しは当たりません。

子供に「してやっている感」だけが強い親に明日は来ないのです。

なぜならそれはいつだって「私の苦労もわかってよ」という人任せの気持ちが主体だからです。「見て見て、こんなに頑張っている私を見て」病といってもいいでしょう。

スマホ等については、ここでも何回か取り上げて私たちの考えは書きましたので気になる方はご覧ください。
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さて、最初に書いたように「この前、目の前で繰り広げられたこと」を語るために2つの記事を読んでいただきました。

この前、タイガー山中とめしを食うべく、駅を降りて階段を下っていたその時、そのあたりでは最難関校の子供がボクらの前にいましてね。4人組でした。

バッチ見たら高校生でしたけど、その子らが階段を下りて真っ先に向かったのが今や「絶滅危惧種の公衆電話」でした

4人組のうち、3人が公衆電話で電話をかけていました。家にかけていたのかな。迎えにきてとか。

その最難関校は携帯は禁止です。

学校に持ってきちゃいけない。高校でもそういう学校も多いでしょう。しかし、みんな持ってきたりするわけですな。

ただ彼らは持ってきてないわけです。公衆電話でかけているからね。

ボクはすぐ次の言葉が思い浮かびました「いまどきの高校生が・・・」

と同時に毎年他の学校より2つほど頭が抜けた大学実績をキッチリ出しているその理由の一端を見た思いでもありました。

まあ、そういうことなんですよ。話は以上です。

彼らが携帯を持ってきていないからといって全員がそうだとは限らないだろって!?

まあ、そうですな。常に例外はいますから。ただその例外の割合がどれくらいいるのかってことですよね。

携帯を持ってくるのは禁止、結果携帯を持ってくるのが10%なのか90%なのか。まるで様相が違います。雰囲気も違うでしょう。客層が違うわけです。

同じ地区の中堅校、携帯を持って来るのはいいけれど学校に行ったら先生に提出、学校帰りに返してもらって帰る。ただ学校に行って提出していたのは最初だけ。だんだん面倒になって出さなくなった。

提出する子もいるだろって!?

ルールを守って提出する子もたしかにいます。あとはやっぱり例外の割合ですな。

携帯を持ってきちゃいけない学校で休み時間に携帯を出している子供がいる。「スマホ買ったんだ!」とか「これ見てよ」とかなんとか。スマホで授業中に通信ゲームをやっている子供いる。対戦してるんですな、授業中にクラス内で!

すばらしい(ToT)

子供は言うでしょう「みんなスマホ持ってるよ」ってね。

悩みますなあ、親は。

まあ、親のほうから学校に所在確認がしたいから持たせたいっていう意見もあるわけで、どういうルールがイイのかは別問題です。

タイガー山中家の高校生、スマホ持っていません。タイガー山中は「買ってやりたいなあ」って思っているそうです。

ただ、「買ってやる」理由がないのだとか。

なので「スマホ買ったら、こうなるよ」って提案をしてほしいと子供には言ってあるそうです。いまだ親として魅力ある提案「それなら買おう」って思える提案は子供からなされていないそうですが。

スマホって月に6000円とか7000円でしょう。それはつまり小遣いが1ヶ月最低7000円ってことですよね。これ以外にいくらかもらっていれば、月に1万円を超える子供も多いでしょう。

月に子供に7000円出すには理由がいりますわね。

どの家でも出せない金額かって言われればたいていは出せるのでしょう。でも、ガキに月7000円は無条件では出せないなあというのがボクの率直な感想です。

スマホでネット授業を見るから!

グラッとくる理由ではありますよね。勉強で使うのなら・・・と。

で、子供は30分ほど授業を見て、3時間ほどエロ動画を見ているとしたら・・・

ウチの子、テレビは見ないんですよっていう親がいる。

そうでしょうね、スマホで動画見てますから・・・なんてね。

携帯は禁止という学校があってもいいし、自主自立で自分で管理するフリーの学校があってもイイ。どっちでもいい。

しかし、二極化はする。同じ学校でも違う客層のグループが出来上がる。一番影響を受けるのはやっぱり勉強でしょう。

手にはたいて何でも手に入る宝物があるけど、それを置いて勉強するっていうのはよっぽどしっかりした子供でないと無理です。ケジメって親でもなかなかつけにくいのにましてや子供はね。

「海水浴場の客層を偏差値で例えると」という記事を紹介しましたが、駅構内全体を撮影してスマホと制服の着こなしを見たら、偏差値別にきれいに分けられるはずです。

逗子海水浴場は「安全で快適」を求めて条例を改正しましたが、改正してもそれが実際に実施されなければ、とても歪んだ客層になってしまうでしょう。

ルールがないところではプライドと責任が明確でないとまわらないし、ルールがあるところでもそれが守られないならダーダーになる。

ルールの問題ではなく、それを守らせる意識と実行力ってわけです。

ああ、ルールっていっても「親が家にいないときに宿題を終えておく」なんていう相手に求めるときはそのルールを決める前に「それができる」ということを確認した上でないとルール「だけ」決めても子供は守りませんからね。

そもそもできないことをルールで縛っても、そのルールは破られるってことです。

二極化ののうちのどっちに行くかはあなた次第。

どっちになるかは「行こう」って思うほうに行けるんじゃなく、「今までしてきた」ほうに行くことになります。

「そっちじゃないよ」っていってもダメですからね。
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うれしい報告

『10の鉄則』の感想、続々と・・・・

小5 ユッキさん

6ヶ月前に入塾してから成績があがらずにいたのですが、原因がわかりました。塾にまかせっきりではいけなかったのですね!カモネギだったことにだったことに気が気がつきました。

鉄則4の成果を出さなければ退塾と子供に宣言し、日々のやるべきことを監督しはじめて3週間ですが、成果が出つつあります。

親がどう関わるべきかが見えてきました。

気合入れて頑張るのはイイことです。

そして子供の現状を把握してそばで見て作戦を伝授したら、子供は過程に責任を持ち、親は結果に責任を持つ。

親の言うようにやったのに結果も子供!では筋が通りませんから。成果が出なければ3カ月で退塾というのは、親に向けられた刃です。頑張って張り切っていきましょう!

小6 ひげさん

ストロングさんの著書「新勉強の常識」を」読み、理解していた「つもり」でしたが、さらに技があった、という感じです。

特に「欲張らないこと」というくだりは随分身につまされました。

最近は落ち着いてきましたが、問題は「(いわゆる)反抗期」なので、一筋縄ではいかないようです。この状態の中でいかに「親の言うことはあなたの得になるよ」と認識させることがカギのようです。

あと気になるのが「色ボケ」。どうも学校の友達の間でも「男子」のことが気なるようで(ウチの子は女子)、受験校(女子校)がご不満な様子・・・。

このあたりはさすがの鉄則に解決策は無い様でちょっと困っています。

「色ボケ」は多くの子供が陥るものですが、勉強には百害あって一利なしと断言できます。「色ボケ」は受験体制を総崩れにさせる凶器になりますから、細心の注意を払いましょう。

友達同士で話すのは止められないとしても家庭での管理は徹底しましょう。

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