こんにちは、ストロング宮迫です。

入試真っ盛りでボクも、息も絶え絶え状態ですが、あと1ヵ月半、今年も乗り切る!

そんな中、先日、それぞれ別の家庭の受験生がいるお父さんとお母さんから

「まあ、いろいろあるけど、結果がすべてだよね」

って言葉を同じ日に、別の場所で聞きました。

あなたも同じ感覚ですか? あなたもそう思う?

「結果がすべて」と思おうが思うまいが、まあどっちでもイイんですが、個人的にはボクは「そう思わない」ので、ここでは「そう思わない」理由を書きます。

ボクは、「いかなる経験も極彩色に彩ることができる」と考えてる。
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親技では「結果がすべて」というよりは、「イイ結果」も「悪い結果」も受け止めるっていうスタンスです。受け止めて次に生かす!ただただその繰り返し。

ただ、その繰り返しって面倒なんですよね。特に悪い結果が出たときなんか、まず最初は結果を受け止められないし、誰かのせいにしたくなるし、もうイヤだって誰でもなる。

でも、それで終わりにならないからさ。ゲームは延々と続く・・・

だから、時間をかけてでも、分析したり、振り返ったり、反省したり、後悔したりして、結果を受け止めることをまずしなければならない。しなければ、次が始まらないし、失敗を生かすこともできないから。

失敗なんか一度もしたくないって人には、ボクからはなにも言えない。言えるのは「頑張ってください」だけだ。

最終的には「あそこで失敗してよかった」と未来で言えるようにしていくってだけです。「あの時ダメだったことが今は生きてる」って未来で言えるようにする。そうするために「この結果を受け止める」んだ。

だから「あの時の失敗がすべての絶望の始まりだった。あの日からイイことなんて一つもなかった」なんて「今なっている」とすれば、つまり「あの時の失敗」がその後に続く失敗の連鎖になっている場合は、「あの時の失敗」の受け止め方も分析もたぶん間違っていて、反省と後悔は次に生かされなかったということになる。

「結果がすべて」というのは実際はそうなんです。事実そうなんです。だから「違う」って言いたいんじゃない。

だけど、「結果がすべて」っていう態度はものすごく厳しい態度ってことなんです。

厳しい態度で子供に臨むのはイイとして、もしそう言うなら、条件がある。特に子供には、「イイ結果」が出るように段取りをしてやったうえで「結果がすべて」って言ってやってほしいんです。

子供から「この問題がわかんないんだけど・・・」って聞かれたら、「授業はちゃんと聞いてるの? 先生にちゃんと聞いてみなさい」なんてウエスタンラリアットで返さないで、
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「どれどれ」ってまずは受け止めて見てやってほしいんです。

その問題がわかれば教えてやってほしいし、もしわからなければ、わかるためになにができるかを一緒に考えて、教科書やテキストをめくってやってほしい。

その時に「これは、こうで、ああで・・・」なんてイイ説明なんて必要ない。あなたの演説は誰も聞きたくないんです。「どこがわからないの?」って「わからないところ」を聞いて、それを説明してやればイイ。

「わからないところ」が「わかってる」なんてすばらしいことなんだし、それが解決するならグレートだ。

「これが全然覚えられないんだけど・・・」って嘆かれたら、「こうしたらどう?」ってなにかあなたのこれまで経験でやったことを試すように言ってやってほしいんです。「私ならこうやるんだけどね」っていう方法をしめして、できれば一緒にやって競争してみてほしい。

「やる気があれば、覚えられるわよ」とか「100回声に出して言えば覚えられるわよ」なんて余計で、やる気をなくすようなこと言わないでさ。

点数や偏差値という「結果がすべて」というなら、イイ点数やイイ偏差値がこうやれば出るって方法を子供に示したうえで、それをちゃんとやらせて、「ほらできるでしょ。だから私は言うんだよ、結果がすべてってね」っていうようにしてほしいんです。

屋根に上るには梯子がイイよって言いますよね?

「梯子なら納屋にあるよ」とか「ホームセンターに売ってるよ」ってアドバイスもするでしょう。

子供が補助輪なしの自転車に初めて乗るときは、転げてもいいような広場に行って、自転車の後ろをもって走って追いかけて補助してやるじゃない。

新しい自転車だけ与えて「誰でも乗れるんだからお前も乗れる」なんて突き放した言い方をする人に会ったことはない。

勉強も一緒でしょ。

授業を一生懸命聞いても、全部理解できて帰れるとは限らないんですよ。ちゃんと聞いてても家に帰ったら、できないなんてことはザラにある。

なのに「どういう問題がわからないのかな?」って気持ちにならないで、「授業はちゃんと聞いてるの?」なんてお小言で返されたら、反則ですから。

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家で子供に一生懸命勉強をやらせても、「やっていることが薄っぺら」だったら、成果は出ません。

ちゃんと子供を見て、今の子供にやらせるべきレベルのものをやらないと、テストを受けたらぶん殴られるから。

でも、それをやったらね、やったらとは「子供の頭の中が今どういう状態になっているのか」を探ったらね、それを続けたら、「ガラスのハートからテストっておもしろいよな!(^^)!」になる。

それらをやったうえで、「結果がすべて」という厳しい態度で臨んでほしい。

「結果がすべて」という親の子供の成績が悪いのはなぜだ?

その親の子供は親に対してなんと思ってるか?

書いてもいいけれど、書かない。一言で言えば「ペッ」と唾を吐いている感じの内容を親に対して思ってる。手助けをしてもらっているとも感じていない。

だけど、言われるのは「結果がすべて」だ。つらいのう、子供も。

先生と生徒、親と子なんかの関係でいくと、「結果がすべて」という言葉は、先生でも親でもなく、実際にテストを受ける生徒や子供自身が自ら口にすべき言葉なんじゃないか。

指導者や導く側が言うべき言葉じゃないんじゃないか。ボクはそう考えています。

いろいろと努力もして、失敗もしてきて、そのうえで子供が「まあ、いろいろあるけど、結果がすべてだよね」って言ったとき、その言葉は輝く。

問う側がまるで責任を押し付けるかのように、努力不足を指摘するがごとく、言うべきことじゃないんじゃないか。それは先生や親の敗北ってことにならないか。

かつてここでは「2年間の灰色の受験生活のあとにきれいな花は咲かない」と書いた。

2年間灰色だったが、合格すれば幸せになれる!皆そう思いがちだが、そんなことはありえない!

2年間灰色で不幸だった者は合格しても灰色なんだ。

種をまいて、
芽が出て、
大きくなって、
花が咲いて、
実がなる。

花が咲くことがクライマックスじゃないよ。

種をまくところから苦労や楽しみがあり、クライマックスがある。

芽が出たときにも心配や楽しみもあり、クライマックスがある。

それぞれの過程に、1日に、クライマックスがある。一喜一憂があり、泣き笑いがある。

わかろうがわかるまいが、あの手この手でこの2年間はビューティフルでワンダフルでエキサイティングな日々の連続なんだということをこれからも語っていくつもりです。

2年間溜めに溜めても2年分の喜びをいっぺんに味わうなんて器用なことは人にはできないんじゃないでしょうか。

合格して喜び続けて6年です!なんてやつに会ったことはない。

小説の最後の結末だけ読んでも、映画の最後だけ見ても、つまらない。結果がすべてなんて、つまらない。

漁師は魚を釣れるかどうか決めることはできない。

じゃあ、漁師は神頼みするのみか?

答えはノーだ。

漁師が魚を釣るためになにをするか、どんな準備をするかは考えればわかるでしょう。

To travel hopefully is a better thing than to arrive.

written by Robert Louis Stevenson

希望をもちつつ旅をするのは、 そこに行き着くことよりも楽しい

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うれしい報告

いよいよ開講!2017親カツ講座「夏までコース」

初回号即発送「受験1年前に確認すること」
2/20 3月号「志望校をいかに決めるべきか?」
3/20 4月号「夏休み前までに何をすべきか?」
4/20 5月号「公開・実力テストの結果を合格につなげるためには?」
5/20 6月号「夏休みの準備として親がすべきこと」
6/20 7月号「後悔しない夏休みにするために親がすべきこと」

親カツ講座(夏まで
コース)

『10の鉄則』の感想、続々と・・・

中2 甘い母さん

田舎の公立中学に通う中2の息子の母です。

私たちが住む県は、皆さんのようにいわゆる私立の「お受験」がほとんどなく、親子で初めて立ち向かうのが「高校受験」という所です。

中2は下の子です。上の子(高1)の受験に失敗しているので、色々悩んだ末、この会にたどりつきました。よろしくお願いいたします。

進研ゼミも問題集も買って与えてそれっきり。

勉強したかどうかの基準は部屋にいた時間。(その時間のうち、半分くらいは寝てるかも)こうやって満足していたのは私だけでした。

上の子の受験には家庭教師も付けましたが、失敗して当然だったかもしれません。塾や家庭教師を検討する前に、もう少し私が利口に立ち回らなければいけなかったと後悔しています。

高校受験と大学受験を控えた我が家はまさに待ったなしの状態。

新年を迎えるにあたり、自分にもムチ打っていかなければいけないと思っています。

成果を感じさせる勉強の「きっかけ」を作ってあげることかな…と思います

ただ、テスト分析が自信がありません。現在通塾はしていなく、親が客観的にできるものなのでしょうか?

テスト分析は普段の勉強を見ているから使える技です。

なので普段勉強を見ていないのであれば、駆使することは難しいとお考えください。

通塾していようがいまいが、テストを受けなければ現在の位置や単元の理解度は知ることはできません。

塾のテストや学校のテストもある、通信教育だってテストはあります。

そのテスト、「さあ受けるぞ!」というときは、できるかできないかの勝負は決まっています。

なので結果についてあれこれいうのであれば、結果が出る前にあれこれいうべきなのが筋なのではないでしょうか。

だってテストは受ける前にどういう結果が出るかはあらかじめわかっているわけですから。

テストの結果を見て、何も言わないのであればそれでよし。

しかし、あーだ、こーだ言うのであれば、テスト前の勉強から見られてはいかがでしょうか?ということですね。

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