oyawaza179.jpg

こんにちは、ストロング宮迫です。

最近では中高生でも部活帰りにパーティーを開くらしい。「パスタの食べ放題行こうぜ!」とかいうのを耳にしました。

「降誕祭とパスタの関連性は?」とか「お前、仏教徒だろ?」なんて野暮なことを言うのはおじさんだけです。

おじさんではなく、ウザいおじさんなら「「イヴ(eve)はeveningのことなんだぜ」とか「教会暦では日没を日付の変り目とするのでクリスマス・イヴは既にクリスマスに含まれている」とかWikipediaの聞きかじりで講釈を垂れるけれど、中高生は誰も聞く耳を持ってはくれない。

アーメン!

浮かれるのはどうも中高生だけではないらしい。アメリカの株式市場では毎年クリスマスを前に市場が上げ相場傾向「サンタクロース・ラリー」と呼ばれるものが起こるそうな。クリスマスの前にあると、なんか知らんけど「市場は上げ相場になる」と「日本の中高生がクリスマスにパスタの食べ放題に行く」のは同義であります。大人も子供していることは同じであります。

なんだか知らないけれど、世間はアゲアゲな今日この頃です。

相対的に受験生は世間に飲まれてサゲサゲの気分になるのでございます。結果として、世間に押された形で、塾の授業では先生がサンタクロースの格好で本日は授業をやることを強いられるのでございます( ̄ii ̄)

そして生徒にノリよく言う「メリークリスマス!キミたちへのプレゼントは入試で絶対出る入試演習プリントです」とかなんとか。

聞いただけでサゲサゲな気分になるのでございます。おもしろくもなんともないのでございます。「絶対入試に出る」とか言われてもそれほど欲しくないプレゼントなのであります…(;_;)

入試演習よりも、アゲアゲ気分でパスタ食べ放題がイイのはみんな一緒です。それでも今日1日受験生は頑張るべし!

サゲサゲ気分でも今日の1問、今日の1枚に全力を尽くす!

クリスマスプレゼントはお年玉とともに数ヶ月遅れで自分が自分に贈るんであります。

【merry】は【happy】の類語であります。「陽気な」とか「愉快な」とか「笑いと楽しみを誘うような」「お祭り気分の」という意味があるようです。

わかってますよ、全然「お祭り気分」じゃないのは。それでも言う「Merry 入試演習!」明日の一歩は今日の歩みからです。

気分を出してやるんです。入試演習も今日は「ふわふわサンタクロース帽子」をかぶってやるべし!

もしかしたらアゲアゲ気分になるかも!?

たぶんならないけどね (^^)♪

ああ、子供だけがかぶってもダメですよ。親はこれね!

サンタとトナカイはセットだから(>_<)

さて、そんなクリスマス・イブにとてもふさわしい相談が来ているので1つ紹介しましょうか。

小6、後期になりようやく地獄のような低い成績が上向きになり、遠かった志望校の合格圏内に11月終わり入るまでになっていました。

3か月上り調子で来た圏内だったので内心少しほっとした矢先、今月に入ってから2回連続最後の最後で模試が大失敗です。

子供も相当落ち込み、私も落ち込んでいる時間はないと強く思いながらもショックでたまりません。

あさってからは冬期講習です。塾の宿題・過去問・苦手練習・・・どれを取ればいいか頭がパンクしそうです。

塾の先生いわく 算数の宿題は全部してほしいけれど理科は志望校対策でいい。国語は・・・何も触れられませんでした。

やっと上がり明るい報告をさせていただけるかと思っていたので残念です。息子は決してさぼってはいませんでした。急落で何が何だかわかりません。

少しでもアドバイスいただければと思い相談させて頂きました。

いつも言うことですが、「最後の最後で模試が大失敗」とは、なんて運がイイ方なんでしょうかということですね。

「よかったですねえ~」

これがボクからのまずは第一声ですね。だってこれが本番であったら目も当てられませんから。

でも、本番の前に「穴」が見つかり、「課題」も出たんです。そしてその対策にこれから冬休みが充てられる。なんて運がイイ方なのか!

慰めでもなく、無理したポジティブシンキングでもなく、本当に心からそう思います。

「ショックでたまりません」は心から同情もしますが、「よかったよかった、本番でなくて」が率直な感想です。

問題は、これから対策の時間も与えられ、やれることもあるのに、ショックでなにもできませんでした!となることですね。

そもそもちょっと上がったくらいで「内心少しほっとした」りするから、今回のような事態を招いたんじゃないかと一度冷静に考えてみてほしい。

残念ながらいかなる受験生にも「ほっとする」時間なんてないんです。絶対がない受験の世界で「これでもか!」というくらい詰めていく必要があるのがこの時期だから。

「いかなる穴ももうない」といえる受験生なんてそれほどいるわけじゃないんだし。その「ほっとした」ツケを2回連続で払わされたと考えたらイイですね。あとは入試まで締めていくんです。

もう1つ、子供が落ち込むのはわかる。「ダメかもしれない」って気になるもの、最後の模試でコケたら。

その時にそばにいる親はなにを子供に差し出せるかが勝負でしょう。

これまでの蓄積があるでしょう。これもやってきた、あれもやってきた、模試や入試演習やプリントやノートの束が目の前にある。

もしそれらがなければ、言ってやれる頑張りがなければ、一緒に落ち込むしかないけれど、そうではないわけだから、やっぱり子供には「よかったよかった、本番じゃなくて」と心から言ってやることです。

そしてこの最後の撃沈模試は子供にとっても良い戒めになったんじゃないでしょうか。クリスマスや正月気分に浸ってはおられないという気にさせてくれたんじゃないでしょうか。

その気分で1ヶ月勉強できたら、足りなかった分もずいぶん取り戻せもし、補強もできるでしょう。

あとはなにをやるか。

そのためにも撃沈した2回の模試のなにができていなかったのかをしっかり見る必要があるでしょう。

秋以降、受験生は「入試演習⇒穴発見⇒単元の復習⇒入試演習⇒」このサイクルで中学入試も高校入試もやってきたはずです。

塾で受ける模試は「入試演習」の一環です。その入試演習が撃沈したということは単元の大きな穴が見つかったということでしょう。基本はできたのか、基本も落としたのか。それによって戻るところは変わってくるけれど、見つかった穴は、それも衝撃を受けたほどの穴ならば、すぐにその単元の復習を今まで使ってきたテキストでやらなくちゃいけません。

使い慣れたテキストで復習して確認したら撃沈した模試の問題はできるのか。できるなら次へ向かうし、不安なら撃沈した単元の入試問題を塾の先生にピックアップしてもらってやったらイイ。それが冬期講習のテキストに出ているならすぐやる。

「塾の宿題・苦手練習」とあるけれど、それらはいずれも入試演習をしてできなかった「穴を埋める」作業としてやるものでしょう。穴を埋める作業をやってそれを確認するのが「過去問」演習になる。

全部やれればいいけれど、すべてこなせればいいけれど、全部に手が回らないのはどの受験生も一緒。だから模試や入試演習をやって試すことで空いている穴を早めに見つけ、見つかったものは突貫工事ででもやっつける。

その作業の繰り返しであり、親技を駆使する親であれば、ノルマ式でそれをこなす。優先順位の高いものからやっつける。たとえ時間切れになっても優先順位の高いものから順に撃破した状態で入試に臨む。

【参照メルマガ】ノルマ制の学習計画

これが勉強の単元に向けての作業で片側です。

勉強は両輪で進む。

各単元を基本から勉強し、最終的に入試問題ができるまで引き上げるのが勉強の進め方の片側であるとするなら、もう片側は模試や入試演習で時間配分や問題の取捨選択をお子さんがどうやってきたか、すなわち満点を目指すべきじゃない模試や入試問題を制限時間の中でどうさばいたのかの検証作業がいる。

親技ではテストではおおまか大問の通過時間を記入するやり方を推奨していますが、1番を何分で通過したのか、2番は? 加えてかかった時間と子供の正答率の関連、かけた時間にあたいする得点が上がっているかどうか。

捨て問はどれに設定したのか? その選択は見直ししてみて正しかったと言えるのかどうか。もっとこうすればよかったというものはなかったのか。

50分のテストで得点したのは30分だけなんてことになっていないか。20分も時間が残っていて得点は「0」だったのに「できる問題」を前半で4問も落としている!?なんてことはないのか。

【参照メルマガ】残り10分を無策の0点にしてはならない
oyawaza479
要は判断が難しい模試という枠組みの中でその時、下した判断や取捨選択や時間配分がうまく機能したのかどうか。この検証がもう片側のもので、これなんかは落ち込んでいるよりも先にもう結論が出ていないといけない。

入試は、この「各単元を入試レベルまで仕上げていく作業」と「制限時間の中でいかに自分の力を100%出すか」の二本立てで挑むことになる。

その二本立てをこれからの限られた入試までの時間の中でどういう組み合わせ、比率配分でやっていくかは撃沈した模試2回分の分析をして初めて決まるものです。

「入試演習をして、答え合わせをして、解きなおして、できるようになりました」では穴の修復にはならない。

テキストはできるのに入試問題になるとできないならば、その単元の単元別の入試問題演習で入試レベルの聞かれ方を訓練しないといけない。

「入試演習⇒穴発見⇒単元の復習⇒入試演習⇒」のサイクル

違う言い方でいえば

「テキスト⇔単元別の入試演習⇔総花的な入試演習」のサイクルで行ったり来たりしていくものです。

「入試演習をして、答え合わせをして、解きなおして、できるようになりました」では入試実践テクニックの訓練にはならない。

1番は5分かかって全問正解で15点、2番は15分かかって1問正解で5点・・・これを見ていくことで、満点を目指して全部を獲ろうなんて愚かなことはしていなかったことを明らかにし、かけた時間と得点をお子さんに見せ、もっとこうしてみようかと提案する。

その入試実践テクニックの訓練は日々の勉強の中でもすぐにできることです。

1問に10分もかけてもイイ問題なんて入試問題にはない。もし10分かけてその問題を解くなら、余分にかける5分とかの時間を他の問題を捨てることで作りださないといけない。

最後の模試で撃沈する場合の大きな要因は大きくは2つです。

1つは出題された単元の勉強が入試レベルにまだ達していない。これを穴があいているという。すぐにできていなかった単元の単元別の入試演習をする。必要ならテキストに戻って基本の確認。

もう1つは時間配分と問題の取捨選択ができていないということ。全部を獲りにいって失敗しているパターンです。テスト結果が撃沈となった場合はたいていは「できる問題」を落としまくってる。

なんでこれを落としたんだ!っていう問題を間違えまくってる。

それは問題が難しかった、時間が足りなかったとみんな言い、そう結論付けるけれど、そうではなくて「できる問題」「獲るべき問題」を問題がテスト全体が難しく、時間が足りないという事態の中で獲り切れなかったとなってる。

テスト全体が難しければ、全部をやろうとすれば当然時間は足りなくなる。テストが難しくなればなるほど問題の取捨選択と時間配分の重要度は上がるんです。

それなのに強弱もつけず、捨て問をも設定せずに万遍なく獲りに行けば、急いで、焦ってやることになるぶん、できる問題を落とす傾向になるのは当然なんです。

はたしてそれら2点はどうであったか?

テストを終えて帰って子供の答案用紙に書いてある通過時間を見れば、テスト結果や偏差値が出る前に、良かったか悪かったかはすぐわかる。

結果を見て「落ち込んでいる」ということはその作業は行われていないであろうと推測できるわけです。

結果が悪ければ、すぐに次の課題がわかるわけです。どういう意図でやろうかと考えて臨めば、その課題もおのずと明らかになるというのはそのためで、「一生懸命勉強を頑張りました!」だけでは、次の課題が見えてこない。

あなたがさぼっていないこと、お子さんがさぼっていないこともよくわかっている。でもやっていることに戦略がないと、とにかくぶつかってみましたとなってしまう。

そうじゃない。「右斜め45度からぶつかってみましたが突破できませんでした。少し角度を変えて勢いをつけて60度の角度からぶつかってみます」とか「右からはダメだったので左から攻めてみます」とか課題をもって臨まないと結果が出たときに課題が見えてこない。

入試は
「★テキスト⇔★★単元別の入試演習⇔★★★総花的な入試演習」

このどこの段階が詰まっているのかがわからないと、この冬休みになにをやるかは決められない。各単元で段階は全部違うから。

親技で、この時期の受験生に対して、もうこれからは算数とか理科とかの教科ではなく「単元で考えるべし」というのはそのためで、習熟度によって「どこの★」をやるかは単元で変わってくるので。

もうノルマ式でなにをやるかはすぐに書き出せるでしょう。この2回で撃沈した単元は優先順位が高くなる。すぐやるべし!冬期講習でやる単元ならそれでやったらいいし、冬期講習でやらないなら家でやらなくちゃならない。

入試実践テクニック、時間配分と問題の取捨選択は塾では見てくれないので入試演習を家でやって親が見てやらなくちゃらない。

入試前日のの最後の最後まで

「テキスト⇔単元別の入試演習⇔総花的な入試演習」のサイクル

を行ったり来つつしながら、制限時間内で「できる問題」を確実に獲る訓練が続く。

だから言う「Merry 入試演習!」

明日の一歩は今日の歩みからです。ノルマが1つ達成されたら不安が1つ解消される。不安は「0」にはならない。

でも大きな不安は優先順位が高いものから取り除いていく。これが入試まで精神の安定を保つなんでもない秘訣です。

やるしかないんだよ。やるしか!そうする意義が入試にはある。行けばわかるさ!

sb_ld_soudan.gif

【志望校をどちらにすべきか迷っています】

第1志望を諦めずにがんばっているのですが、塾の先生からは、「そこまで第1志望に執着しなくても他にも身の丈にあった良い学校がある。正直厳しいでしょう。」と言われてしまいました。

ただ、第1志望校の過去問が、3年分解いたうち、算数・理科が受験者平均点を超えるが合格者平均点より下、国語は2年分は合格者平均点越え、社会は合格点を頂ける回もあるという感じです。

このまま、志望校に沿って息子の足りないところを補強していけば、合格者最低点に届くようになるのではないか、という期待もしてしまいます。

合不合で志望校とはかけ離れた偏差値をとっていたとしても、もし、過去問が合格者最低点をクリアできるようになったとしたら、合格の可能性はあるのでしょうか? それとも合不合の偏差値を基準に考えるべきでしょうか?

メンバー専用【音声セミナー】

うれしい報告

『10の鉄則』の感想、続々と・・・

小4 前向きママさん

ボロボロです…まったくできていませんでした。

「早く解ける」まで落とし込んだつもりなのに、テストの点に結びつかず、苦慮していました。

先生のアドバイスで、実は「わかる」ができてなく、「解ける」をわざと時間をかけ、「早く解ける」ようになったかのように「見せかけて」いたのではないか、との疑惑が浮上しました。

「わかる」を丁寧にやって、本当に「わかる」状態になっているのか、しっかり確認していきます。それができれば、「早く解ける」のステップまで進んだときに、本当に娘自身も成果を感じ、やる気を出してくれるはず。

「何をどうやれば点数に結びつくのか」、それがすなわち「勉強のやり方」であり、それを何としても早いうちに見つけなくてはならないと思います。

つまり、娘は「勉強のやり方がわかっていない」ということなのですね。

息子でうまくいったからと、同じ「勉強のやり方」を娘にあてはめても、うまくいくとは限らなかった。

これに気づくのに、(小4の4月から)9か月近くかかったわけです。何たることでしょう。

でも、気づけたのですから、これから私は生まれ変わります!

まずはひとつ、上記のやり方でやってみます。

ノリ勉はうまく進んでいますでしょうかね?

「これが原因かな?」と仮説を立てたら、とにかく実行してみてすぐに確認です。兄弟は同じではありません。同じやり方でうまくいく場合もあるけれど、たいていは同じやり方でいくと、引っかかる。

それを親が頭ではなく、身体でわかるのには結構時間がかかる。だからこそ、勉強は子供ではなく親の修行になる。

会社で同僚や部下にそれぞれ対応しているように親は子供にそれぞれ対応する。約束事や決まりという土台は同じでも、励まし方も叱り方も、勉強のさせ方も違うはず。

気づいたらすぐやっつけましょう。

  • 10の鉄則
  • ノリ勉
  • 中学受験コース
  • 復テ対策講座
  • 30点上げよう会
  • 公開テスト対策講座
  • 親カツ講座(夏まで
コース)
  • 親カツ講座(入
試実践コース)