ノルマ式勉強法は親技で永らく推奨・実践している勉強法ですが、これからの受験生はぜひ教科の枠を取り払って単元で勉強する、この「ノルマ式勉強法」を参考にしていただきたいですな。

「この夏こそは」と夏休み前に誓ったそのことを忘れずに必ず成果を出しましょう。

どうぞ!

「夏休み」といえば、みな「学習計画」を立てる!これ定番。

ストロングもまずは形から入るので、その気持ちはよーくわかります。

計画といえば、一日のスケジュール表が頭に思い浮かびます。

頭ひねって、「やっぱり勉強は涼しい午前中だよなあ」とか環境に思いをはせたり、普段は使いもしない想像力を働かせて、計画表を作るのにけっこう時間をかけたり。小学生は色塗ったりしてね。

7時「起床」、10時~12時「勉強」、テレビの時間はこれだけ、食事はこの時間!とやってみると妙に盛り上がります。

几帳面な子供は、10時50分~11時、10分休憩なんていれたりしてね。おい、そこまでするか!ってなもんです。

人間は計画を立てているときが一番幸せ!

しかし、いざ夏休みが始まるとまったく計画通りにいかない。

親が仕事でいなかったりすると、10時からの勉強予定は初日から「自由時間」に予定が変わっていたり。昨年そうだった人は、今年も間違いなくそうなるハズ。

子供が日々の学習スケジュールを立てていたら、賭けたらいいですね。

「これを守ったら、フェラーリを買ってやる!」とか「風船で空を飛んでやる!」とか。

だって絶対勝てるから。\(ΘoΘ)ノ

ということは、子供がスケジュールを守っていないのを怒るとすれば、夏休み中ずーーと怒鳴り続け。怒るとわかっていながら、また作る?

けど、中にはいますぞ。スケジュールを守れる子供も。鉄の意志を持ったスチール君。

でも、それは成績の良し悪しじゃなくて、まあ、なんというか性格。もしお子さんが、ちゃーーんと計画を守って、「成績がイイ」のなら文句なしです。そのまま続行。

で、でも、ただ「時間」を守っているけど、成績が・・・って方は、勉強のやり方に問題ありですぞ。

じゃあ、「成績がイイ子」はどうなのか?

やっぱり、成績がイイ子は「計画通りにできるんだろうな。賢い奴だったらやるだろうな~」ですって?

はい、発表しましょう。

ストロングの経験からお話すれば、

成績がイイ子は、1日の学習スケジュールをつくらない!

・・・・( ̄  ̄)

つくらないとは、どういうことか?

もちろん、学校などに提出する場合には、適当につくっているみたいですが、そのスケジュールに沿って勉強をしたりはしないようです。

なぜなら、スケジュールって日々変わるから、時間をかけて先のことまで予定を立てないわけです。

決めるのは、前日か当日。しかも、昨日までの進み具合を見計らって親が決めるわけ。

「今日は、算数をこの単元まで終わらせよう。」ってな具合にね。実行しない計画を立てるのも「時間の無駄」だけど、予定が変更することがわかっていて、ず~と先の計画を立てるのも「時間の無駄」。

だから、優先順位を決めといて、上位のものから片付けていく。時間でなく、内容で計画を立てるわけ。

それを親技では「ノルマ制の学習計画」と呼んでいます。

ちなみに、これまでの常識である「何時から何時まではこれをやる」と計画するのは「時間制の学習計画」。

ノルマ制の学習計画とは、自分にノルマを課す学習計画

ノルマなんていうと、厳しい営業マンを想像したりして、ちょっとイヤな響きですが、どうせ計画立てるのなら、これがオススメです。

ノルマ制ですから「この問題集を1冊仕上げる!?」なんてことをすると、見ただけでも辛そうだし、子供もゲップしてしまう。

そうじゃないんです。

ここでいうノルマとは、

克服すべき単元をその必要性(弱点度)の高いものから10コ挙げるだけ!!!

もちろん、何を選ぶかがポイントになってきます。

いいですか!欲張らず10コだけですよ。

「ノルマ制の学習計画」の立て方の手順とポイントをカンタンに言うと

(1)教科の垣根ははずして選ぶ
 ↓
全ての教科の中での弱点を探すことが大切!
 ↓
(2)新しいものを優先して選ぶ
 ↓
最近習った単元、最近やったテストを優先して選びます。かすかにでも記憶に残っている可能性がある新しい単元の方が、学習効率も断然よい。当然、効率のよいものからやるべきです!
 ↓
(3)事実を重視する
 ↓
自分の弱点?と考え込む前に、最近のテストの結果を見ること。最も簡単で確実な方法です。
 ↓
(4)感覚を重視する
 ↓
次に重視するべきは、自分の感覚です。自分の嫌いな単元や苦手だと思っている単元を選びましょう!

※子供の「わかる」という感覚はアテにならないものですが「わからない」という感覚は、ほぼ間違いはありませんから。
 ↓

こんな感じです。この要領で書き出した10の単元を克服することがノルマとなります。

あとは、

□ノルマを10コ挙げる

□ノルマの順番を決める

□用紙に書く(大きい字で)

□机の前に貼る

□ノルマを達成したら赤ペンで線を引き、右に所要時間を記入する

□ひたすらノルマを達成していく

ハイ、机の前に貼るまでの制限時間は1時間です。

守ってね!

計画を作るときに大事なのは、

するかどうかわかりもしない計画に時間はかけないこと!
(o^v^o)

もう1つ大事なことがあって、ノルマを書き出しら、すぐに一番のノルマに取り掛かること。ここまでがセットです。

え、質問?

Q)どこまで出来たら「片付けた」「ノルマを達成した」ことになるの?
全てを完璧にするまで?

A)いやいや、そこまでやる必要はありません。
テスト前のように、該当単元のテスト勉強するんです。

できれば、短時間がいいです。例えば、1時間とか。

そして「ノルマを達成できたか」の判断は、テスト問題を使う。該当する単元のテスト問題を再度やればいいわけです。

そのテストで以前よりも正解が増えていればOK(ノルマ達成)です!

目標点を決めるなど、状況に応じ決めて下さい。

達成できなければどうする?

そのときは、明日テスト勉強から再度やって、再テストする。ただし、時間は最初の半分でやるわけです。

「ノルマ制学習計画」は、1日の勉強でノルマをいくつか達成できるわけです。ということは、1週間もあればノルマ達成になるハズ。つまり、結果がすぐにわかるのです。

もし、10コ以上できたらどうするのって?

そ、そ、それはすごいことです!

次のノルマ10コを探してもいいし、もう1回ノルマをより深く勉強してもいいでしょう。

もし、10コのノルマを達成できなかったら?

例えば、10コ中6コしかノルマを達成しなかったとすると「時間制の学習計画」と結果は同じになるでしょうか?

仮に6コしか達成できなくても・・・・

その6コは自分にとって最もやるべき勉強の上位6コをやったことになります。

だから、意味はあるのです。

え、1つさえもできなかったら?

ノルマ書き出しただけ?

そんな方は、それは言いにくいですが「終わり」です…

チーン(;_;)

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