こんにちは、ストロング宮迫です。
怒涛の中学入試が続いていおります。すでにたくさんの方からご報告をいただいておりますが、順次返信をしていますので、まだの方はもう少し待ってくださいね。
前回、告知しました親カツ講座の値上げについて、サーバーの関係もあり、ご迷惑がかからないようにどこかの時点で自動的にページが切り替わるようになると思います。
紙ベースの親カツシートやCDは発送はしなくてもよいとういう「実物の発送が必要ない」デジタル系の方は従来通りの価格で販売しておりますのでよろしくお願いします。
昨年の暮れからストロングは遺書、といっても財産分与をどうするとか家をどうするとか、そういうものではなく、のちのちに子供たちに読んでもらいたいなあと思う「申し送り書」みたいなものを書き始めました。
今は伝えきれない、伝わらないであろう事どもを年齢を重ねたのちに読んでもらうための一人の人間の感想を述べたようなものといえばわかっていただけるでしょうか。
ストロングは今年48歳になりましたが、同世代の人はまだこれから20年以上はあって・・・と、ずいぶん先のことまで考えて設計して生きているという人がほとんどですが、ストロングには5年も先はちょっと考えられないですなあ。
もう死はすぐそこにあるような気がしています。なにゆえそう思うのかはわからないし、体調不良で死にそうであるということも全然ないんですが、そろそろ子供たちにまだ言えていないことなどを申し送り書に真剣に書いて残しておこうっていう気分なんです。
そうした気分ですから、柔道の斉藤仁さんが54歳で亡くなったと聞いていろいろと思うところもありました。
日刊スポーツによれば、亡くなる前日19日の昼、容体の良くない斉藤氏に妻が声をかけたそうで、
「今日は稽古休ませる? 子どもと一緒にいる?」。
斉藤氏は力を振り絞って「行け」と言った。「それが最後ですね」と妻。厳しく、優しく、いつも柔道一直線だった斉藤氏らしかった。
ストロングならきっと「休んでそばにいてくれ」と言うでしょうねえ・・・最後はそばで見ていたいもの、子供は。
「行け!」が最後なんて・・・ちょっとそこまで強くなれないような気がします。そこまで強くならないといけないのか・・・
ただ以下の話を聞くと、そうであったがゆえにこのような話も出てくるのかなあと感じます。
デイリースポーツから。国士舘大学の柔道部監督で金メダリストの鈴木桂治さんは
「あの熱血指導は忘れられない。大学2、3年の頃は夜中の3時まで練習したし、浴場では『ところで今日の寝技だけど』といって、みんな裸のまま寝技の練習をしたこともあった」と猛練習の日々を思い出しながら
「自分の人生の道を切り開いてくれた人。すべて自分の中に生きている」と、感謝の言葉を並べた。
また、鈴木さんは恩師でもある斉藤氏の高校1年と中学1年の二人の男の子について
「個人的な思いをいえば、息子さん2人を国士舘で預かって、国士舘の柔道を継承してもらいたい」
と恩返しを誓ったそうです。
こうして親以外の信頼できる誰かが「預かってきっちり育てます」と言ってくれる人っていうのは、なかなかいないですよね。それくらい預かって育てるのは大変だし、難しい。
でも、そう言わしめる方だったんですね、斉藤仁さんは。
『棺を蓋いて事定まる』人間の真価は死んでから決まると言われますが、亡くなっても物語は子供たちが引き継いで続いていきます。細々とでも末永く長い物語になりますように。ご冥福をお祈り申し上げます。
さて、たくさんいただいている親カツ生からの報告のうち、1つ紹介しましょう。
すでに受験が終わった方も、これから受験に向かう方も、来春以降に受験に向かう方にもぜひ読んでほしい報告です。
感じてほしいのはその姿勢です。
親カツ後期のJママです。
受験前日、ストロング様の教え通り、家族からの合格証書を作成し息子に手渡すことができました。良かったら添付画像を見てくださいね。(文章はほぼそのまま使わせていただきました^^)
文字通り3年間家庭学習においては一日も休まず頑張ることができました。
受験直前には、身内の入院等々、勉強どころではない状態が続き、私自身も気力で生きている状態となりましたが、日々習慣にしてきたことの重みは、どんなアクシデントがあろうとも、揺るがないことがわかりました。
息子も、何が起ころうとも動じず、自分のやらなければいけないことに集中してくれたと思います。
初日、午前の第二希望、午後より第一希望、二日目も、先ほど全て合格をいただきました。
残り2校、願書を出した分は全て最後まで受験し、全勝を目指してもらいたいと思います。
昨日、合格発表で、あまり受験に熱の入ってなかった我が家の夫が、一番号泣しておりました。家族で役割がそれぞれ違いますが、この3年自然に皆がひとつになっていたんだなと改めて感じました。
息子もホっと一安心のようすですが、これからも日々の勉強を続けて「家庭学習10,000時間」目指していきたいと思います。
これもひとえに、ストロング様の言う通りにやってきたお陰だと思います。
春から同じように努力してきた子達が集まる学校で、なかなか上を目指すのは至難の技だと思いますが、これからも続けることの大切さ、どんなことがあっても動じず、まだまだ子供に関わり続けたいと思います。
本当に色々ご指導いただき、ありがとうございました。
皆さんに感じていただきたいのは、見ていただきたいのは
3年間家庭学習においては一日も休まず頑張ることができました
もちろんここです。
こうして受験が終わって言えるかどうか。そこです。また、添付画像で送っていただいた入試前にお子さんに渡した『合格証書』、これを見たら・・・
ここにそのJママがお子さんに渡された『合格証書』の全文を紹介します。
合格証書 ○○○○殿
あなたは、この三年間、毎日休むことなく、朝晩家での勉強をよく続けてきましたね。
元旦や旅行先でも、林間や修学旅行で早朝出発する朝も、運動会で疲れた日も、休まず勉強を続けてきた努力は、あなたのこれからの人生において、掛け替えのない力となるはずです。
これまで、誰にも負けない頑張りを見せてきたあなたは、とても立派で、父母の誇りです。
ここに家族から、三年間頑張った合格証書を授与します。
明日から五日間、とうとう受験本番です。合格するのがあなたの使命じゃありません。結果がどうあれ、合格するだけの勉強を、三年間やってきたあなたは、その過程で、既に合格なのです。
緊張しても失敗しても大丈夫。
今までやって来たことを、思う存分、答案用紙にぶつけて来てください。
この三年間、一緒に勉強させてもらったこと、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
平成二十七年一月十六日
Jチチ・ハハ
これはストロングも泣いちゃいましたなあ・・・
結果が希望通りになったからすばらしいんじゃない。もちろんそれも大事ですばらしいけれど、入試前にこう言い切れて受験に子供を送り出せたことがすばらしいとストロングは思います。
とりあえず子供に勢いをつけるために言ってるんじゃない。子供が積み重ねてきた実績に基づいて「家庭の合格」がストレートに出せるところがすごいんです。
ゆえに合格を勝ち取った後もその勢いでまだ2連戦、そして歩みを止めずに、これからも日々の勉強を続けて「家庭学習10,000時間」を目指せる。
お見せできないけれど、この『合格証書』を授与されているお子さんも写っていましたが、実にイイ顔して写ってました。
親技でいう「合格するのがあなたの使命じゃありません」を真の意味でやりきった方が今年の受験報告の第1号であったことを大変うれしく思います。
さあ、迷わず行けよ、受験生!
キミだけが持っている『合格証書』を大切にしまって!行けばわかるさ!
『10の鉄則』の感想、続々と・・・
小5 地方のママさん
冬休みはこの『10の鉄則』を参考に過ごしました。
特に、鉄則8が役に立ったとおもいます。娘は机に座っている時間は長いけれども、どうも勉強がはかどっていないということが多かったので、『10の鉄則』を読んですぐに時間を切って算数に取り組むようにしました。
まだ実践して、2週間なので効果はわかりませんが、本人は全般的に苦手な算数のなかに少しできる問題ができてきたかも。。といっていました。
まだ、取り組んでいない鉄則があるので早急に実践していきたいです。
受験学年が迫ると、あれもこれもとどうしても親の方が焦ります。
だから、早めに準備をしておくということになるわけですが、そんなことを言ってももう受験学年になっちゃった!
あれもこれもで成果が出ているならば、それもよし。
問題は、あれもこれもで時間を費やしているのに成果が出ず、以前となにも変わらないこと。
それはマズイです!!
苦しい受験期を乗り切るには、わずかでも成果がいる。成果があるから頑張れる。成果があるから前進できる。
成果なしで前進せよ!は拷問ですぞ!!