oyawaza409
こんにちは、ストロング宮迫です。

日本で一番電力が消費される日といわれる甲子園の決勝戦も終わり、夏休みもラストスパートですね。最近は学校が始まる日が早くなっているところも多くあり、もう学校というところもあるようです。となれば、あと1週間!踏ん張りどころですぞ!
20160825
※この毎日親技は2011年8月21日に配信したものです

甲子園で優勝した日大三高の記事にこんなのがありました。

日大三、光星学院に圧勝
 
史上4校目となる全6試合での2けた安打、13安打11得点の打線を「本当によく打った」とたたえた小倉監督。

そのチームをまとめたのが、12月中旬から2週間行われる恒例の強化合宿だった。午前5時に起床、食事自艦以外は午後8時まで野球漬け。バットは1日平均2000回以上振り込むハードな内容だ。

部員が抱き合って涙を流すほどの厳しさだが、ノッカーのコーチが前腕を疲労骨折。54歳の同監督までも、手から血を流しながら激しいノックの雨を降らせる姿に「キツイなんて言えない」と互いの信頼感を高めた。

合宿というのはどのスポーツ、いや塾だってやっているところは多いでしょう。

その意味の1つは、この記事にあるような「あの地獄のような訓練に耐えた、やり切った」という感覚を味わうことでしょう。

「あれほど頑張れた自分」そんな自分に自信を持つ。また、逃げ出さずに仲間と励まし合って時間を共有するという意味もあるかもしれません。

夏休みの最後のラストスパート、「あの地獄をオレは耐え抜いたんだ!」と思うくらい頑張ってほしいものです。

年末や正月など冬休みまで待つ必要はないですぞ!

自信というのは、「成果」と「練習量」があって初めて持つことができるのですから。

さて、甲子園の大舞台で輝く高校生を見る一方で、ちょび悲しいニュースもありました。

2005年の甲子園決勝で駒大苫小牧高の田中将大投手(プロ野球楽天)と投げ合って準優勝投手となった選手が今年3~5月、大阪府枚方市などで、バイクに乗って女性18人から財布などを奪ったり奪おうとしたりして・・・被害総額は約164万円。

6年経っての栄光と挫折。

お隣の中国でも似たような話がありました。少し長いですが、読んで下さい。

2011年7月16日(土)サーチナ
金メダリストが物乞いにスーパーアスリート養成の影-中国

2001年の世界ユニバーシアード北京大会の団体競技とつり輪の2冠を獲ったこともある体操界の学生エースだった張尚武さん(27)が、王府井の地下鉄口で物乞いに落ちぶれていたことが、中国版ツイッターの呟きがきっかけで判明し、中国各メディアで騒ぎになっている。

ツイッターをみて駆け付けた記者らが確かめたところ、確かに本物の張さんだった。国の強化選手であったが、2004年のアテネ五輪の代表選手に選ばれなかったことで引退していた。

07年に北京市の体育学校から数万元相当の物品を盗んだ容疑で逮捕されスポーツ界を震撼させて以来、その消息は不明だった。報道によれば、張さんは脳血栓で倒れた父親の治療費のために、道行くひとに倒立などの芸を見せて投げ銭を得る日々という。しかし、治療費どころか生活を維持するだけで精いっぱいで、住むところも決まっておらず、生活は非常に苦しいという。

張さんがかつて所属していた河北省体育局の関係者は「局長だけでなく省の体操重量上げ柔道センターも彼を援助したいと思ったことはあるし、引退の時はいくばくかの金も渡してある。しかしこの種の問題は政策の規定上、解決が難しい」と話していた。中国ではスポーツ選手は農村から才能ある少年少女を地域ごとに、公的資金を投じてスパルタ式に教育してゆくケースが多い。

体操などは、3、4歳ごろから、家庭から離されて集団生活の中で厳しい練習が課せられ、本物の才能を得るために振るいにかけてゆく方式で、練習を優先させるために基礎学力に問題があり、また、幼少期から闘争心を煽って競争させてゆく教育法によってモラルや公共性を欠く人も多いという。

このため途中で怪我や成績不良で脱落、あるいは中途引退した後のスポーツ選手は普通の就職や企業は難しく、困窮生活に追い込まれることは少なくないようだ。

張さんも少年時代は体操の練習のため、学校にきちんと教育を受けさせてもらえず、また練習中に体を痛めても、完治しないうちにさらに練習をさせられた結果、怪我が悪化し引退せざるを得なくなったことに恨みをもち自暴自棄になった、とメディアに語っていた。(編集担当:三河さつき)

親にとっては、非常に示唆に富んだ話ではないでしょうか。野球だとか、体操だとか、サッカーだとか勉強だとか、なんでも持っている才能を過酷な訓練でさらに磨き、突出させる。

それはいいとして、そこに集中するあまり、「モラルや公共性を欠」いたり、「練習を優先させるために基礎学力に問題」があれば、競技人生が終わったあとでその反動がくる。

モラルに勉強にスポーツに公共性に基礎学力をバランスよくなんて考えていては全国大会やオリンピックで通用しないのかもしれませんが、平均寿命を生きるとすれば、人生は限りなく長いものです。

「一瞬の栄光」「一回の合格」「一回の優勝」などというものは、長い人生からすれば、大海に一針のごとく。

ゆえに指導者は若いうちは例えば野球でいえば「勝つ野球」を目指していたが、のちに「育てる野球」に転化していく。高校生や中学生の部活が教育の一環と考えるならば、長い目で見るならば、そうならざるを得ない。それは自分たちが毎年送りだす卒業生をずっと見ていれば明らかなことであろうと思います。

まあ、中には「勝つ野球」のみ若い頃から年齢を経ても標榜し続け、いろいろなチームを転々とする指導者などもいますが。長い年月ずっと監督を続けておられる方というのは、どこかでそういう質的な転換を図ってこられた方ではないかと感じます。逆に考え方の「質的な転換」を図れなければ、長年子供たちを指導する立場に留まり続けることも難しいのではないかとも思います。

「今日勝つ」ことを捨ててでも、教えておきたいことがある。「結果良ければすべてよし」ではなく、良い過程を経て結果を得ようとする。ただ、ここからが難しいというか、矛盾した感じもするでしょうが、そこを抑えた上で、「勝ちにはこだわる」。

これなんですよね。親技で言っていることも。

「合格がすべてじゃない。けど合格にこだわる。」

良い過程を経ていれば勝ち(合格)なんてどうでもイイ!

そうじゃない。「良い過程を経る」といういことはたいていの場合「良い結果」をもたらすものです。「良い結果」をもたらすから「良い過程」と判定できるわけで。

やっぱりそこもバランスになるわけですが、「勝ち」はすべてではないが、「勝ち」にはこだわる。

皆さんの解釈とは大きく違うでしょうが、ストロングにとっては、それこそが「文武両道」なんだと考えています。

相変わらず野球の例ばかりで恐縮ですが、ぜひ読んで下さい。

2009年06月01日「文武両道とは」氏原 英明

奈良県屈指の進学校・郡山高は、その「文武両道」を実践しているチームである。中村泰広(阪神)福田功(元中日)などのプロ野球選手だけでなく、奈良県下で、いく人もの教師がおり、幹部クラスを輩出。大手企業の幹部だって、少なくはない。

しかし、郡山は勉強ができて、野球が強い学校というだけではない。進学校だから、文武両道を実践しているのではなく、勉強と野球の両面で、自分の持っている力を上手くリンクさせ、両面で結果を残しているチームなのだ。この郡山で指導歴47年を誇る森本達幸監督に、文武両道の意味を問うと、こう話してくれた。

「郡山高校に入学することはすごく難しいことです。すごい競争がある。いろんな学校がある中で、郡山で野球をやりたいといって入ってきてくれたことはすごくうれしいことですし、そんな生徒たちを誇りに思います。ただ、私が思うのは、郡山では野球の練習をして、勉強をしようと思ったら、学校の授業と通学の時間でしか勉強することはできません。だから、大事になるのは集中力なんです。野球をする時間も、勉強をする時間も短いけれども、集中してやれば力になる。通学の電車の中で、集中して勉強していることが、野球の集中力にもつながる」

進学校の生徒は、中学の頃から猛勉強をしてきたから、勉強に慣れているという特徴はある。だから、電車の中で勉強をしようという意識が働くが、森本監督の言うように、集中力という部分に目を向ければ、文武両道の本来の意味はそこにある。

つまり人間の本質は、ひとつということなのだ。2時間の勉強の集中力と2時間の練習の集中力は、なんら変わりはない。逆に言いかえれば、勉強をやってもダラダラやるのであれば、その集中力は野球にもつながる。緩慢なプレーはそこから生まれる。野球で集中力を持てれば、勉強でも同じように集中力が保てるはずなのだ。

ただそれが、野球を主とする学校は、そのプライオリティーが野球に向いているだけで、つまり、進学校が「文武両道」と呼ばれるのには、そのプライオリティーが並列だということだけなのである。

進学校で野球の練習をして、勉強をしようと思ったら、「学校の授業と通学の時間でしか勉強することはできません」

まさにそうでしょう。並列なわけですから。勉強だけやっている連中、スポーツだけやっている連中は、倍の時間以上を1つに集中する。

どっちがいいはない。選択があるのみです。ただ「集中してやる」はどちらも共通。

さて、あなたはどっち派ですか?

ちなみに、郡山高校の森本達幸監督は先ごろ勇退されました。

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うれしい報告

『10の鉄則』の感想、続々と・・・

小4 anchanさん

さらっと読むと、そうだよねと言うことばかりのように思えたが、一つ一つ検証するとできていないことばかりであった。

まさしく頭で理解していても解けない問題のように・・・

また自分の思考には全くなかった鉄則もあり目から鱗的な感じもあった。

鉄則の実行もまた勉強のように1日にしてならずで、コツコツとトライ&エラーしなければならないと言うことが想像できる。

塾に通えば順調に成績が伸びるものとおもっていたがそうでないこと。

親がいかにして子供のモチベーションを上げてやる仕掛けを作ってやるかにかかっていることがわかった。

さてどうしかけるか・・・

とりあえず塾の出す宿題にひーひー言いながら暮らしている毎日を、勉強の優先順位、スピード、解ける実感にこだわった短期集中勉強に切り替えることが必至と考えています。

親子ともどもストレスを適度に発散しながら楽しく勉強できるのが理想なのですが、ローマは一日にしてならず!地道にトライ&エラーを始めてみます。

起死回生、特効薬的なノウハウがないものか期待していたのですがそんなに甘くありませんね・・・・

起死回生も、特効薬もないんですよね・・・それはホントにその通りです。

10の鉄則は「特効薬じゃない!」ことは間違いありません。

ただ親と子の勉強を通じてのかかわりの大原則、家でいえば、基礎の部分、それを10コにまとめただけのもの。

でも、うまく言っていない家庭の親子は10の鉄則がてんでできていないことも間違いありません。

一瞬うまくいくこともあるんです。偶然に・・・

でも、続かない。基礎がガタガタで原理原則を無視すれば、良い結果は続かない・・・これは当然でもあります。

「鉄則を買った方がイイですか?」というご質問には、すべて「買わなくてよろしい」

とお答えしています。自分で考えてやったらイイんですから。

いつも言っていますが、鉄則を買う前に「我が子をよーーーく観察してほしい」。

その表情、点数に順位、親への態度や言葉遣いに答えの半分はある。答えは子供が持っているのですから!

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