こんにちは、ストロング宮迫です。
11月が終わり、とうとう12月ですねえ。ついにといいますか、とうとうといいますか、激しい戦いが始まります。
この前、ご注文時にいただいたコメントでこういうのがありました。
中3 Aさん
中学2年で先取りして親カツ講座を受講し、いよいよ受験まで約100日というところまで来てしまいました。
今日までほぼ毎日CDが擦り切れるんじゃないかというくらい往復約1時間の通勤時間に何度も何度も聞かせていただきました。
メルマガを読んで、ただストロング先生が面白い方だという事だけで10の鉄則を申し込んだ3年前。
成績は中の上程度、勉強にそれほど興味のなかった親子がどっぷり親技にはまり、学年1位を何度も経験し、夢のまた夢と思っていた偏差値66の地域トップクラスの高校の安全圏を模試で毎回とってこれるところまで来ることができました。
3月には良い報告ができるように「最後まで気を抜くことなくフルセットで戦い抜きたい」と思います。(暗記しました笑)
CDってなにがすばらしいかって、擦り切れないこと・・・
何度も何度も聞いたら、もう完全に自分の言葉になっていることでしょう。ボクよりもうまく話せるんじゃないかしら。実にうれしいメールですなあ。
同じCDでも、1回しか聞かない人もいますからね。モトとるというのは、こういうことですよね。
あと100日、もう1つ上の段階を目指していってほしいですね。
で、こういう人もいれば、この時期にやっぱり後悔している親の方も多いんですよね。
この時期にこれかよ・・・と。こんなはずではなかったというやつです。
早くから準備をしようと考えていた親ほどこの後悔の溝は深く、他人が触ると大やけどをしてしまうくらいのものです。
まあ、後悔というか反省するのはいいんですけど、戦いの始まりますからねえ。あと1年待ってよ!ってわけにいかない。
できれば後ろを向いて恨めしい顔をしないで、前を向いて相対してほしい。
そんな方には、何回か前に触れた「大空のサムライ」の坂井三郎さんの娘さんの本に参考になるフレーズがありますので紹介しましょう。
※この毎日親技は2013年11月28日に配信したものです
そういう父の思考はいつも、「なぜこうなったか」からではなく、「今、何がなされるベきか」から始まっていました。
これも、戦時中に培った感覚です。
戦争中は、毎日がとんでもない事態の連続です。どんな想定外の事態であろうと、現に起こってしまったなら、これはもう仕方ありません。
ならば現状を把握し、悪化を防ぐために何がなされるべきかを判断するのが先決です。
どこに支障があるのか、その支障は自分の手ですぐ直せるのか、直せないなら何で代替し本来の機能を再現させるのかと。
飛行中に何か緊急事態が起こった時、「どうしてこうなったの」と感情的に自問していても、何の意味もありません。
父の口調を真似すれば、
「『どうして、どうして』と何万遍唱えても、遅い!』
唱えているうちに、愛機は燃料切れで墜ちてしまいます。しかし、なすべきことをして最後まで諦めなければ、多くの場合、生還を成し遂げられるのです。
父は、次の手順で対処したそうです。
◆何が起こったのかを認識する
◆今何がなされるべきかを定める
◆知識、技術、精神力の全てを総合して、即座に対処する
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いかがでしょうか?
何年も受験の準備をして、何冊も受験の本を読み、子供の勉強には人一倍気にしていたのに・・・・
自分のモノにしないまま、何冊もの問題集に手を付ける子供と同じことをしてる。
ただ受験を前にしたこの時期に、
「どうしてこうなったの」と感情的に自問していても、何の意味もありません。
まさにその通り。
今できることは
「なぜこうなったか」からではなく、「今、何がなされるベきか」
を考えることですよね。
これは受験は入試がゴールじゃないってことにもつながるんですが、入試後もあなたの「愛機」の飛行は続いていくわけですから、「今なされるべきこと」をしっかりと見定めて、それに全力を尽くすってことしかありません。
「過去を悔やむな!」ですね。
「今なすべきこと」をなしていると、その次に「なすべきこと」は自ずとわかってくる。
親も子供も先ばっかり見て「今なすべきこと」をないがしろにして、後悔したり反省したりしているけれど、それじゃあいずれ「愛機は燃料切れで墜ちてしまいます」。
受験生はこの時期、焦ったり、悩んだり、受かるかな?と夢想したりするのはやむをえないけれど、それは「今なすべきことをなした」あとにベットの中ですることです。
今日やる1ページはもう受験までは出会わない。考えて覚えてその1ページを食ってしまえ!
今なすべきことさえわかったら、今持っている
知識、技術、精神力の全てを総合して、即座に対処する
操縦席に座っている受験生はそれがわかんなくなったりしているときがあるから、指揮官の親はしっかりそのことを子供に叩きこまなくちゃなりません。
手を動かさないで天井ばっかり見ていても事態は打開されませんからね。
最後にもう1つ注文時にいただいたコメントを紹介します。
小5 Kさん
塾に通う5年生の娘とともに親技の旅を続けています。
2年生で10の鉄則、4年生で復テ対策・公開・実力テストを購入させていただきました。
昨年末に復テ対策と公開・実力テストを同時購入し、次のテストに向けてとりあえずC問題の切り捨てだけ実行したところ、なかなか越えられなかった偏差値60の壁をスルッと越え,上のクラスに上がれたのには、本当に驚きました。
3年時の勉強のやり方が変えられず、4年になってからも宿題プリントを全部やるのが習慣となっていた為、C問題に時間を取られ、A・B問題が未消化だったとわかりました。
次のテストでもクラスキープし、これでいける!と思った矢先、実父が病を発症しました。
・・・昼間は、専業主婦の私が家業と介護補助をすることになり、自分自身がいっぱいいっぱいになってしまいました。
娘へのフォローは、塾の送迎・丸付け・試験前のコピーくらいでほとんど手放し状態でした。
その父が他界し、葬儀、49日の準備、お墓探し、と続くなか、あっという間の1年に呆然としてしまいました。
同時に塾からの「新6年生の保護者会の案内」に、違う意味でのあっという間の1年に焦りを感じています。
現在の成績は、範囲のあるテストで、50半ば、直下のクラスに戻り、実力テストでは、50を切る状態です。
復習テストは4科ともA問題B問題90%以上の出来で、クラスでも上位に入っているのですが、月例テストでは取りこぼしもあり、あと数点でクラスアップできず、だったのが段々とクラスキープぎりぎりになってきています。
親の力不足で、復テ対策の道半ばで頓挫させてしまい、現在、1からの再スタートを始めたところです。
成果も出せていない恥ずかしさもあるのですが、親カツは絶対受講すると決めていたので購入させていただくことにしました。
10の鉄則を購入したのは、娘が2年生の頃。本を読まないから読解力が育たない、というステレオタイプな相談をしてストロングさんから嗜められて以来読書への口出しはいっさいやめました。
今では、学校で友達と本を貸し借りするのが楽しいようで女の子が主役のシリーズ物から大人向けの殺人ゲームのような本まであっという間に読み終えています。
父の状態が一番悪かったときも、深夜お茶を飲みながら、ストロングさんのメルマガを読むのが楽しみでした。
「山あり、谷あり、ゴルフあり」「ひとは情熱がなければ生きていけない」「フクシ伝説」など色々なジャンルの本を楽しく読ませていただきました。
次は「赤めだか」と「大空のサムライ」を読みたいと思っています。
ストロングさんがタイガーさんを説得して、親技講座を起ちあげてくださらなければ娘と私の塾生活は、かなり悲惨なことになっていたと思います。
本当にありがとうございます。
そして、どうかこれからも、どうかよろしくお願い致します。
子供のことだけ考えてってわけにいかないのが私たちですよね。仕事もあれば、付き合いもあるし、介護も・・・
大事なときに介護や家業でお子さんの勉強から手を放さざるを得なかったのは痛恨かもしれませんが、人には「今なすべきこと」がありますから。
「何が起こったのかを認識する」をしっかりやって、あとはできる範囲で、その代わり「知識、技術、精神力の全てを総合して、即座に対処」したらいいですね。
子供の勉強に関することのヒントって私たちの身の周りにいっぱいころがっていますから、なにを見ても学ぶ人は学ぶ。
さて、あなたは「今日なすべきこと」ってわかっています?
『どうして、どうして』と何万遍唱えても、遅い!』んですよ!
テスト上がったよ!報告
中2 花梨さん
ストロング先生 いつもありがとうございます。
ついに??期末テストの点数があがりました わーい。
今回の期末テストで53点UPです!平均点と順位はまだ発表になっていないので中間テストからどれくらいよくなっているかはこれから分析をしますが子供がうれしそうで気をゆるめると涙が出そうでした。夏休みに勉強しなかったせいか休み明けの実力テストはめためた。気を取り直してのぞんだ前回の中間テストでも今一歩。
私もこれはマズイと奮起していけどんシートはりまくってのぞんだ期末テストで中学生活で最高の総合点。12がつも冬休みも気を抜かず連続UP絶対めざします。
ありがとうございました。
中2のこの時期からは内容も難しくなってだんだん頑張った努力に点数が比例しなくなってくる時期です。
3学期も大変ですが連続してあげてこそ親技です!ファイト!