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こんにちは、ストロング宮迫です。

いよいよ夏休みがやってきます。準備はよろしいですか?

繰り返し書いていますが、夏休みに入る前にエンジンを温め、噴かしておいてから、夏休みにゴーですからね。

夏休みに入ってからエンジンかけるのは周回遅れですから。
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ただ「頑張る」「頑張らせる」ときに忘れてほしくないことがあって、4年ほど前のロンドンオリンピックの頃にここに書きました。

実績がない者は夢を語る資格はない

「頑張れば夢は叶う」「やればできる」けれど、「頑張らなければ夢は叶わない」し、「やらなければできない」と。

だから、親はカンタンに「頑張れば夢が叶う」なんて言っちゃあいけないんじゃないかとも。

誤解しないでほしいのは、これは親が小中学生の子供に「お前のことだからお前が自分で頑張れ!」ということを意味しません。

これが親技のスタンスです。

「頑張れば夢は叶う」「やればできる」に向かう方向で、親の方に子供に「頑張らせてほしい」し、「やらせて」ほしい。

強制はできるけれど、長続きはしないでしょう。だから、子供と話し合い、約束を決めて、鉄の意志でそれを遂行する。

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頑張れない、やれないのは、子供自身の意志のせいでもあるけれど、親の意志の問題でもあるってことです。

「夢」は語るけれど、やれないなら、夢を語る資格はないことを明確にしてほしい。

厳しさです。

毎日の実績がない子供が語る夢に「子供が言うなら協力しよう」なんて「無条件での協力」はしないことです。

甘すぎる。

だってそれは確実に裏切られ、実行はされないのだから。
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「夢語る」→「協力申し出」→「裏切られる」→「説得」→「夢語る」→・・・・この愚かなサイクルを繰り返してはならない。
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同じ場所を進歩なくグルグルと回り続けるのはくたびれるし、親も子も「自分たちはやっぱりダメだね」と自分勝手な烙印を自分たちに押すことになるから。
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そうならないために実績が必要です。

今日15分頑張った実績が必要です。

もちろんそれは今日だけじゃダメで、明日も明後日も、ずっと続けていかなくちゃいけないことだけど、毎日15分しかできないなら、まずは毎日15分真剣にやる、毎日15分の実績を積み上げて行けと。

毎日15分じゃ、明日の確認テストで成果は出ても、入試問題は解けません。毎日10時間追い込んでいる奴らには到底追いつけません。

それでも、その子たちには、「毎日15分」「30分」「1時間」という頑張った実績が必要です。

ガンバル、やるというのは子供によってそれぞれレベルが違うけれど、実績もないのに1日10時間の勉強はできない。

なんとか1日頑張っても、翌日はすぐ「0」になる。

4年前のメルマガ「実績がない者は夢を語る資格はない」を書いた時に高校野球の日大三高の主将で、練習11時間の畔上クンのスケジュールを紹介しました。
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あれから4年。畔上クンは今年法政大学のキャプテンになってた!

東京六大学 2015 主将の抱負

よく見てほしいのは、当時の日大三高のメンバーが時を同じくして、慶應義塾大学と立教大学の野球部主将になってること。東京六大学の6校のうち、3校のキャプテンが日大三高ですぜ!

※この毎日親技は2015年7月13日に配信したものです

日大三高の小倉全由監督も監督冥利に尽きるのではないでしょうかね。

その小倉監督、「高校時代は補欠」で「あらぬ噂で1度は解任」されたとか。

小倉監督は決して「最近の若い子は…」という言葉を使わない。

「今の子は我慢を教わってないし、しかられ慣れてない。でも我慢の大切さを教えてやれば自分たちの頃より素直にやってくれますよ」。

大切にしているのはコミュニケーション。

千葉の自宅を離れて単身赴任で寮暮らしを続けているが、廊下で選手と擦れ違えば必ず声をかける。

選手が熱を出せば氷枕をつくり、医者にも連れて行く。風呂だって一緒に入り、失敗談も隠さずに話す。自然と選手との絆は出来上がっていく。

「もちろん理論は大切ですが、高校生は心をつかむこと。それがなければ絶対に育たないです」

上から押しつけるのではない。選手とともに歩む指導。

あなたに60人も70人も率いて130校の中で勝ち上がれるチームを作れって言いたいわけじゃない。
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1人か2人か3人かの子供と「コミュニケーション」とる。「声をかけ」、病気なら「医者にも連れて」行き、「風呂だって一緒に入り、失敗談も隠さずに話」せば、絆は自然にできあがっていく。

「上から押しつけるのでは」なく、子供と共に歩み、子供の「心をつかむこと」。でも、「それがなければ絶対に育たないです」。

あなたの子供が外部で「小倉監督」みたいな人に出会っているなら、任せればイイ。でも、出会っていないなら、あなたが「小倉監督」になるしかない。
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甲子園で優勝するからすごいんじゃない。優勝しても、増上慢に陥らず、実績積んで東京六大学の3つの大学でキャプテンを務められる人間になっているのがすごいんです。

小倉監督もすごいけど、選手だって頑張ってる。

しかし、11時間の練習ができる子供も、最初は15分か30分だったんじゃないか。

段々だんだん実績積んで、褒められて評価されて、我慢を覚えて11時間練習ができるようになったんじゃないでしょうかね。

その鍛錬も甲子園や入試が終わってから「終了ー!」ってならずに、そのあとも同じくらいか、もっと練習をした、できる人間になっていたとことがすごいんです。

エサをぶら下げて短期的な勉強を積み重ねるのは可能です。騙して、ウソついて目の前のゴールをちらつかせて勉強させることもできるでしょう。

でも、3年後、6年後にそのやってきたことの結果は明確になる。
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親がしたように子供はなります。長い年月をかけてそれは明白になる。

あなたのこの夏休みにやる種まきが、3年後に花になり、実になる。その花や実があなた自身の臨んだものかどうかは、あなた自身が決められるのです。

心してかかられよ!
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うれしい報告
これから始まる入試演習では今まで習ってきた単元の勉強よりも1ランク上、2ランク上の勉強に突入します。

入試演習をやると、オイオイ入試問題全然できないじゃないか!ということもたびたび出てくるはずです。

この入試演習を始める時期から受験生の本当の苦悩がはじまっていくのです。覚悟しておきましょう!

それでも順調に子供が入試演習をこなせるのであればイイ。

しかし、そうでないなら、親の出番です。

ご存じのように受験では合否のボーダーラインの1点の線上にライバルたちがウヨウヨいます。

あと1問、あと2問取れていれば・・・

そういう話はこれまで何度も聞いてきたことでしょう。入試というのはそれまでに受けたテストでもっとも緊張するテストといえます。

それでも入試問題が1番からカンタンな順番に出てくれれば、受験生にとってこれほど楽なことはない。

しかし、入試問題はカンタンな順に問題は並んでいない。入試で大問1つにかけられる時間は多くて5分。絶対的に時間は足りない。

それを極限の緊張状態の中で冷静に問題の取捨選択を的確に行い、時間配分を行わなければならない。

皆が取る問題を落とせば厳しくなる。できる問題を落とせば、「あと1問取っていれば・・・」になる。

「実力をつける」と「入試問題を有利にさばく」

この2本立ての作戦実行があって勝利が自分に引き寄せられる。実力をつける勉強、それだけでは入試は戦えないのです。

力があっても、最初のほうでやっちゃいけない問題に引っ掛かって余分な時間を費やせば・・・・どうなるかわかるでしょう。

一発勝負の怖さがそこにあります。ゆめゆめ準備を怠るなかれ。

その準備はこの夏休みから始まるのです。勝つべくして勝つ! 

その「勝つべくして勝つ!」受験テクニックを紹介する後期親カツ講座「入試実践コース」
https://www.oyawaza.com/oyakatu2.php

受験までの残り半年を親カツ講座で乗り切っていきましょう!

後期親カツ講座 第一弾8・9月合併号では、

DVD「子供の学力はそのままで点数を上げる!」受験テクニック
 
と題してお届けします。

これからバンバン始まる入試演習を前にぜひ知っておいてほしい、身に付けておいてほしい内容です。

今から頭に叩き込んで、これからのテストでは、入試でも使えるように実践しながら試していく期間でもあるのです。

また、8月末までは公開実力テスト対策講座も親カツ後期講座の中で学んでもらって、夏休みにやる「広く浅く」の勉強のやり方も知ってもらう。

「実力をつける」と「入試問題を有利にさばく」この二本立ての対策を進めていくのです。

詳しくは、親カツ講座「入試実践コース」をご覧ください。

なお、親カツ前期からの継続生の方は、お得な特典がありますので、すでにご案内した継続生専用ページからお申し込みください。
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