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こんにちは、ストロング宮迫です。

しばらく前に「水事情」と題して、利根川で取水制限が始まったことを書きました

そのことが今週末のある塾の社会のテストに出てました出ました!とメンバーさんから報告をいただいたのがわかったのですが・・・
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子供の成績を上げたいと思って親技のページにきて、「水事情」についての記事を読んでいる人なんてほぼ皆無だと思いますが、「水事情」を投稿した際、これを機会に自分が住んでいる都道府県の水道事業について考えてみてはいかがでしょうかと書きました。

とはいっても、「水事情」なんて誰も興味ないですわねえ・・・
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※この毎日親技は2012年9月30日に配信したものです

そもそもこの水に関することを管轄するのはどこの省なのか?

紹介した「首都圏の水」情報を発信しているのは、「国土交通省」関東地方整備局。もちろんテストでは「関東地方整備局」は問われず、「国土交通省」が聞かれるわけですね。

国土交通省関東地方整備局「首都圏の水事情」の一番上を見てほしいのですが、「関東の川、みち、港、空港、まちづくりに関するポータルサイト」とありますよね?

道や空港は誰でもわかるから聞かれない。で、「川」が聞かれたというところでしょうか。
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この記事に関しては、他に

◆利根川流域1都5県(東京、千葉、埼玉、茨城、群馬、栃木)

◆日本の降水量は「梅雨期や台風期に集中」「河川が急流で降った雨が一気に流れ出す」ために、大量の雨が降れば「洪水」、日照りが続くと「渇水」となりやすい傾向がある

などがポイントになるでしょう。だからって、これを「暗記」しても頭には入らない

そうではなく、遊び感覚でいいので、身近な話題を興味を持たせて、親子で調べていくんですよね。なんでもいいから、興味が持てるなにか1つは提供したい。

だって「川は国土交通省!」なんて覚えたってすぐに忘れるのがオチで、できる子っていうのは、そうやって見たものをたいがい覚えているというところがポイントです。

どういう姿勢、目線、好奇心で見ているかどうかの違い。

昔は、そういうのって白書を本で買って読まなくちゃいけなかったわけですが、今やインターネットで首相官邸ホームページを見ればすぐにその場で見られちゃう。
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各省庁の白書は図はたくさんあるし、丁寧だし、ホゥーとかへーとかいうこともたくさんあるわけです。そして、誰でも見られる。各省庁が扱っているものというのは、究極私たちの生活に密接したものばっかりですからね。

先日行った家の中学生の机の本棚に「警察白書」がありました。聞けば、お父さんにススメられたとか。
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マニアックになりそうだったので、それ以上詳しくは突っ込みませんでしたが、身近な話題が親子で話し合っていくうちに、そういう部分に行き着いていくのは必然なんです。

水だって、毎日飲んでいる水は、誰が、そしてどこから、どうやってやってくるのか。知らなきゃ、知らないで生活に支障はないけれど、素朴な疑問として思えば、すごく知りたくなる。

読んだ人もスルーしているはずですが、

関東地方の年平均降水量は100mmありますが、
関東地方には約4100万人の人々が生活しており、
一人当たりの「使える水の量」は1300m/年・人と
全国平均5000m/年・人の26%しかありません。

この文章、1回読んで理解できるか?

どういうこと!?ってならないでしょうか。わからなかったら、国土交通省関東地方整備局に電話して聞いたら、それはそれは詳しく教えてくれます。

自分たちの生活に関わるたとえば白書はタダですぐ読めて、教えてくれる人もそこら中にいる。

では、足りないのは何か?

いわゆる「情報格差」と訳されるデジタル・ディバイドとは、一般に、情報通信技術(IT)(特にインターネット)の恩恵を受けることのできる人とできない人の間に生じる経済格差を指します。

でも、今子供たちに起こっている「情報格差」は、情報通信技術(IT)の差ではなく、

それってどういうこと?

どうしてそうなるの?

それはボクとどう関係があるの?

など「なぜなぜ」の素朴な疑問をもつ子供と持たない子供の差ではないのかとボクは思っています。

例えば、「2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する」を見ると、『エコノミスト』誌が現在から見通す40年後の日本全体の状況は暗いとしても、その中に明るい見通しの人と暗い見通しの人が存在する。
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では、あなたの子供は明るいほうか、暗いほうか

中学生が警察白書を読んでいたからすごいとかすばらしいと言うつもりはないけれど、中学生くらいになれば、それくらいまで突っ込んで知りたくなることは出てくるのだと思います。

すでに「情報格差」は好奇心によって追いつけないくらいの差をつけている。

先日、ウチのオヤジがドイツに出張したことはすでに書きましたが、そのときの写真をアップしてくれないかと言ってきた人がいる。親や大人が言うのであれば、無視したでしょう。

だって面倒なんだもん・・・でも、子供が見たがっているので・・・・と言われるとねえ。かなり面倒だったんですが、写真の一部をアップしたのがこれ
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2012国際鉄道技術専門見本市

2012「IAA国際商用車ショー」
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その子供が求めていた要望にどれだけ応える写真だったのか、わかりません。

これを見て、その子供が何を感じ、何に思いを馳せるのかはわからないけれど、もし仮にドイツには行けないけれど、外国の最新の電車が見てみたいという気持ちはわかる。

知りたい!知りたい!知りたい!!すべて知りたい!

そうなる。

去年の2月、ある親に頼まれて、電車好きの中学生の勉強のモチベーションアップの一環として地下鉄事情を調べました。今回、「2012国際鉄道技術専門見本市」の写真をアップしていて、それを思い出した。

そのときに調べた際の資料の一部がこれです。今や世界の列車が見られますからねえ。
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せっかく調べたものなので、何人かの中学生にまとめたものを見せて話をしたのですが、これらを見て電車の姿形に満足する中学生もいれば、地下鉄の路線図に興味を持つ中学生もいれば、中国の怒涛の勢いを感じる者もいる。

そして、ある中学生とストロングが話し合ったのは、中国の高速道路と鉄道網がどんどん東南アジアに伸びていること。

教科書は、中川八洋先生の「地政学の論理」
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台湾とともに日本が注意を怠ってならないのが、中共の東南アジアに向けて伸びる高速道路網と鉄道の建設情況であろう。

なぜなら、これらこそ、ベトナム、ラオス、ミャンマーに侵攻する中共大部隊のLLOC(地上兵站輸送船)だからである。


必ずや、ベトナム、ラオス、ミャンマー3カ国は、今世紀前半中には、中共の属国になるだろう。


中共が、東南アジアに強大な陸軍部隊を投入する高速道路と鉄道を図に示す。・・・

この教科書「地政学の論理」に沿って、地図を見ていくと、ちょび怖くなる。本当に属国化されるのかどうかはともかく、相手を飲み込んでしまうためには、これくらいのお金と情熱と意志を持って行うのだということは中学生でもわかる。

まあ、別になんだってイイ。とにかく深く深く掘り下げていく。掘り下げていくと、マニアックになっていくと、実におもしろくなってくるという体験、快感、それが重要なんじゃないでしょうかね。

で、何に子供の好奇心の目を向けられるかは親次第。

Are you ready?
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うれしい報告

『10の鉄則』は、成果が出るまで実践しはじめてから最長で3ヶ月というのが私たちの考えですので、来春の1月受験を前提にした処置です。

また、親カツ講座についても、

10/20発送11月号「受験1ヶ月前に親がすべきこと」
11/20発送最終12月号「受験本番!後悔しないために親がすべきこと」

となっていますので、その月、親が子供にしてやれる課題をこなすためには、中学受験の方は10月末が限度一杯、高校受験の方は11月一杯が限度と考えています。

こうしたやっておくべき課題というのは、受験が迫って慌ててやってもあまり効果がないんですなあ・・・

ホント受験生の親は毎日大変ですが、

「受験前日になにをやるのか?」

までをきちんと考えて臨まねばなりません。

そして、気が早いと思われかもしれませんが、当然ながら、受験後のことまで視野を広げておいて、「今」を過ごさなければなりません。

だって受験で人生終わるワケじゃありませんからね!

と、その前にまずは受験ですけどね!

合格への道は1日でならず。

  • 10の鉄則
  • ノリ勉
  • 中学受験コース
  • 復テ対策講座
  • 30点上げよう会
  • 公開テスト対策講座
  • 親カツ講座(夏まで
コース)
  • 親カツ講座(入
試実践コース)